リグレットさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

リグレット

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ヒポクラテスたち(1980年製作の映画)

3.5

現在のテレビや映画に多数出演するバイプレイヤーたち勢揃いの青春映画。以外にヒリヒリ、ビターな作品。

祭りの準備(1975年製作の映画)

3.8

高知県の狭い村社会で生きる若者。彼の眼差しに写る村社会は時に破廉恥、卑屈の極み。田舎育ちのミュージシャンや映画人ならこの作品に共鳴するはず。

ラヴソング(1996年製作の映画)

3.6

マギー・チャンは『花様年華』のイメージが強かったけど、今作の大陸出身で野心溢れる女性役は今見ると凄い新鮮でいい役回り。エリック・ツァンもヤクザもんだけど女性思いの実にいいキャラクターを好演。

雨にゆれる女(2015年製作の映画)

1.8

半野さんの音楽はジャ・ジャンクー作品など大好きなんすけど、自ら脚本・編集・音楽・監督まで手がけた今作はかなりいただけないなー。大野いとさんの演技、設定や展開など色々と観ててシンドいなと。
半野さんは映
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残像(2016年製作の映画)

3.8

かつては革命を信じた男が紆余曲折を経て自分なりの信念を見つけ、次の世代の種に水を撒こうとするも、党はそれすらも許さなかった。後の歴史が彼の公正さを判断したのがせめてもの救い。
前作の『ワレサ 連帯の男
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.9

タイムループは置いといて、アメリカの片田舎と善人の話は世知辛い世の中なだけに余計に身に染みる。

カラー・ミー・ブラッド・レッド(1965年製作の映画)

2.0

ハーシェル・ゴードン・ルイス作品の中ではゴア描写が少なめ&薄め。
作品のテーマも映画学校1年生が考えそうなテーマで目新しさもなく。キャストの演技やキャラ設定も含め全体的に薄ら寒い内容。『2000人の狂
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ジュリエッタ(2016年製作の映画)

3.6

アルモドバルの視点で描かれる男たちが実に支えとなる女性が必須!みたいな感じで。いやまあ実際そういう男が一般的には多いんだろうな。
過去のアルモドバル作品と比べると秘密度やどんでん返しは少ない分、ひとり
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ブラインド・マッサージ(2014年製作の映画)

4.1

ロウ・イエ監督作品の中でも『ふたりの人魚』の次に好きな作品。
日本のマスコミなんか特に好きそうな障がい者はみんな真面目で一生懸命生きているという描き方をロウ・イエがするはずはない。
実際の盲人と俳優を
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

作品自体があまりにトム・フォードの生い立ち(保守的なテキサス育ち/自身はゲイ/ニューヨークに進学/鬱や自殺願望の苦悩)を投影したパーソナルな作品であるにもかかわらず、極上の芸術作品に昇華させた監督とし>>続きを読む

ロスト・マネー 偽りの報酬(2018年製作の映画)

-

うーむ、The会話劇過ぎて英語だけだと理解出来んかった。また日本公開されてタイミングあえばまた観たい。
2019/1/23 GSC Cinemas Pavilion KL,Malaysiaにて鑑賞

スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ(2018年製作の映画)

4.6

ブロードウェイのステージに1人立ち、ギターとピアノを用いて自身と曲の生い立ちを語る。BOSSとアメリカの歴史が交錯する奇跡のような一夜の記録。
2曲だけ嫁のパティ・スキャルファも参加して"Toughe
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気球クラブ、その後(2006年製作の映画)

3.4

園子温監督には珍しい青春映画、ちょっと作風が行定勲監督感ある。
上を目指す者、下で待つ者、下で待つ者に恋い焦がれながらもそっと見守る者。真ん中はない。

タイトロープ〜アウトサイダーという生き方〜(2013年製作の映画)

3.0

平成のテロリストがイキった選手をきれいにぶん投げる姿にプロとアマの差を一瞬で把握するなど。

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.5

色々と芸の細かいところなど19年越しのサーガを完結させたシャマラン監督の執念に拍手。ヒットしてお家手放すことなくなりそうでえがったね。
タイトルからもうサミュエルが主人公だろうくらいな感覚で観に行った
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少年(1969年製作の映画)

4.0

己の状況を誰よりも俯瞰して見ている少年のあまりに早く大人にならなければいけなかった境遇たるや。
弟がお兄ちゃんの言葉をただ繰り返している姿の妙な説得力と画の強さたるや。
小山明子はこの頃33歳前後だろ
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トロピック・サンダー/史上最低の作戦(2008年製作の映画)

3.1

モデルになった俳優disり過ぎ問題。そして俳優たち自らによるハリウッドのおちょくり合戦in戦場みたいな。
アジアの舞台の描かれ方はえらく乱暴な感じした。

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.3

内容はまあ一晩経ったらパーっと忘れてしまいそうだけど、ジョルジオ・モロダーが手がける音楽の数々がはやり神懸かってる。80年代MTV隆盛の時代にそれと同じくしてミュージックビデオのような映画を構築したジ>>続きを読む

PMC ザ・バンカー(2018年製作の映画)

2.4

同じくハ・ジョンウ主演の『テロ・ライブ』は観てないけど今作観てこの監督はとういう撮り方や編集するんだなとなんとなく想像ついた。全体的にわちゃわちゃし過ぎて退屈、緊張感も長続きしなかった。
2019/1
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.4

映画館のスクリーンを出てしばらく経っても感動と興奮、そして困惑が交錯している。
捕虜収容所における捕虜と軍人の関係、タップダンスにおけるジーン・ケリーやフレッド・アステア、そしてその時代の映画たちへの
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LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)

3.2

『俳優は俳優だ』で映画スターになる男を演じたイ・ジュンがこの映画でも俳優役を演じるなど確信犯なキャスティングは面白い。ユ・ヘジンやマ・ドンソクなどイケメンじゃないけどキャラの濃いおっさんが主演で活躍す>>続きを読む

運命のボタン(2009年製作の映画)

3.2

70年代アメリカの世界観やスクリーンのテイスト、ファッションなど掴みはOK。前半の不気味テイストのままだったら尚良かったのだが、スピってるストーリーになってきた後半が残念。
ウィン・バトラーと嫁、オー
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.1

VICE JAPANにモデルとなった稲葉氏のインタビューが掲載されているのでそれと合わせて読むと面白いよ。
https://www.vice.com/jp/article/bj5dz8/inaba-t
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の・ようなもの(1981年製作の映画)

3.5

まだ大人と女子高生が付き合っても淫行でなかった時代の物語。主演の伊藤克信ってどこかで見たことあるなーって思ってたら、昔ズームイン朝でヤクルト押しのキャスターだった人か!クソ懐い!

家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.3

カットバック、必要以上に大きい効果音、構図など映画全編に不穏、観る者の居心地をあえて悪くするような撮り方。
窓を開けると煙突から大きな煙が出て、決して青空が映ることはない。時代的にバブルよりも前の時代
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イップ・マン外伝 マスターZ(2018年製作の映画)

3.9

アクション&プロレスのスターが集まったこれはオレたちの『アベンジャーズ』!ドニー・イェンが出演の本編のシリーズも含めて今作はかなり上位の出来!監督がユエン・ウーピンなだけあってアクションシーンだけなら>>続きを読む

LIVE FOR TODAY 天龍源一郎(2016年製作の映画)

3.8

日本人レスラーのなかでアントニオ猪木とジャイアント馬場に唯一フォール勝ちした日本人レスラーでありながらも自らが理想とする革命を追い求める天龍源一郎。これまでのキャリアや歴史をなんとも思わず時にはマスク>>続きを読む

恋の紫煙(2010年製作の映画)

3.7

タバコが結びつける恋。カッコつけてない自然体の香港とそこに暮らす若者が描かれていて一言で言うなら“粋”だね!

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

2.0

ネタの面白くなさや展開、キャラの魅力のなさ、そしてNYの薄っぺらい描き方などなどリメイク・リブート作品としては近年の中でも飛び抜けて面白くないし嫌いな部類。

パピヨン(1973年製作の映画)

4.1

ダルトン・トランボ後期の脚本作品。彼が権力と闘った生き様とマックイーン演じるパピヨンの服従しない姿勢は重なるものがあるし、トランボも筆に力が入っただろう。

泥棒成金(1954年製作の映画)

3.3

ケーリー・グラントの松崎しげる感ある黒光り。

ビル・マーレイ・クリスマス(2015年製作の映画)

2.6

Jenny Lewisが麗しいホテルスタッフ役でビル・マーレイとの絡みが熟年不倫っぽくて素敵。日本のテレビ番組バラエティーでありそうな“有名人の集まる◯◯”Meets 夜もヒッパレみたいな。

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.9

昔新文芸坐のミシェル・ルグランオールナイトでまさに上映時間が朝の5時過ぎスタートでこの映画を観たぶりの2度目。
今作の音楽を手がけているミシェル・ルグラン本人が出演して自らピアノを弾いているシーンが胸
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.5

最後クレジット見て音楽がトレント・レズナー& アッティカス・ロスってのにハッとさせられた、なるほどなー。
『クワイエット・プレイス』や『ミスト』を彷彿とさせるようなディストピア映画で目新しさはあまり感
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.2

綺麗な母ちゃんニコール・キッドマン。
(劇中で)若い頃の役を演じるウィレム・デフォー、若いメイクが凄くて綺麗なジャイアンみたいになっていた、綺麗なウィレム・デフォー。
2018/12/23 TGV C
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