reifさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.2

サクサク第三部完結まで。原作フェードアウトでこの辺りは知らない話です。周防さん - 須藤 - 太一の「東大かるた会」ラインがよろしいですね(男の世界が好き)。現実でも名門なのかしら。「耐える男」太一…>>続きを読む

早春(1970年製作の映画)

5.0

八月にツイッタ引退された蔵臼金助さんが、『スリー・ビルボード』公開の頃にそれを置いてご覧になっていたのが『早春』でした。スコリモフスキ三本目かな。『シャウト』はジョン・ハートで溺愛、『イレブン・ミニッ>>続きを読む

ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.5

下の句、いいじゃないですか! 試合のシーンが多いからかな。学園ドラマが全然ダメってことかも。上の句でチラ見せだった真剣佑がいい!! ほぼ棒立ちでとつとつと話すだけ、体軸がブレない。さすがサニー千葉の息>>続きを読む

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.0

青春は遠く…、と言いたいけどこんな熱い青春ではなかったのだ、どのみち。マンガ原作つながりと思われる相伴。公開時、めちゃくちゃ評判高かったのは知ってます(邦画に冷淡)。わたくし的には、「それほど?」でし>>続きを読む

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.6

それなりに楽しみにしていた『聖☆おにいさん』が劣悪で不満を煮えたぎらせながら夜中に甘リンク貼りの仕事をしていたら出てきた。プライムビデオの中にスターチャンネルが出来ていて(!)、うちの一世代前の Ap>>続きを読む

聖☆おにいさん(2018年製作の映画)

1.0

これで金を取るのか、というか金かけて撮るのか、と唖然とした。立川ご当地というから街を歩くシーンを見に行った、四畳半から出やしねえ。パンチとロン毛の二人漫談だけ。マンガからフェードアウトして久しく、その>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

3.8

「映画館に行きたい!!」、立川シネマシティに観たい映画がかからず、映画館禁断症状でもう何でもいいからとレイトショーでやっていたのがこちら。ごめんね、不遜な態度で。韓国映画を映画館で観るのは初めて(ごめ>>続きを読む

血と砂(1965年製作の映画)

3.5

金木犀香る秋にまだ戦争映画をやっております(相伴)。岡本喜八といえば戦争映画の印象が強い。『独立愚連隊』が好きでね。その気っ風のいい日本男児(絶滅品種)・佐藤允が「板前」、炊事しないけど…。ソーギヤが>>続きを読む

太平洋奇跡の作戦 キスカ(1965年製作の映画)

3.5

大日本帝国海軍のダンケルクだ! そもそも南方戦線以外に北方戦線があったことを知らない、自国に対して無知で興味がない態度を反省する。南でも北でも玉砕=全滅しまくるんですね、恐ろしいわ大日本帝国のメンタリ>>続きを読む

ヒッチャー(1986年製作の映画)

5.0

これツタヤ取り寄せっておかしいですブツブツ。傑作じゃないですかー! ルドガー・ハウアーの青い眼と恐ろしい笑顔が嫌いな人はいないと思う(真剣)。魅力的すぎるサイコパス。エロい話である…。男同士の恋愛の精>>続きを読む

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.2

※ネタバレありますが歴史的事実でありジャケからしてアレなので伏せるまでもない

終戦記念日にこれを観るのが風流らしい(キョロキョロ)と知ったのが今年で、一週間遅れという間の悪さに恥じ入りながら鑑賞。日
>>続きを読む

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.5

相伴。台風 13 号の通過を待って地元映画館の最終日のレイトショーに滑り込み、危うく見逃すところでした。観られてよかった。ジェンダーものって真面目でしょう。僕は映画に教化されたり励まされたりしない。真>>続きを読む

質屋(1964年製作の映画)

5.0

復刻シネマライブラリーで出てすぐ買って積んでたらツタヤにも入ったという。復刻シネマライブラリーの立ち位置がちょっとわからない。シドニー・ルメットの傑作と名高くどうして観る気になったか忘れてました、収容>>続きを読む

泥棒貴族(1966年製作の映画)

4.9

復刻シネマライブラリーですかね、観たかったんですこれ。マイケル・ケイン×シャーリー・マクレーンのクライムコメディ、というかテイストがルパン三世! マイケル・ケインが怪盗します、ああもう超かっこいい黒装>>続きを読む

ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.8

ロードショーに行くつもりで逃したのを、信頼するレビュアー様が誉めていらして「絶対観るリスト」上位に鎮座していた。何はともあれマイケル・ケインが現役の爺さんなのです。美しい爺め。口の端の上げ方が、若い頃>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.5

トム・クルーズ撮影中事故死の訃報がいつ入ったとしても、我々が驚くのは欺瞞となるだろう。やりたいことをやってください、トム・クルーズ。あなたが危険にアディクトしていることを見せつけられた。怖いよ!!! >>続きを読む

バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー(1984年製作の映画)

3.8

『Ready Player One』派生。主人公が初デートに向けてお洋服を悩んで決めて彼女に高評価でやったね!という誰かの服、「わかんねえ…」と(いつものように)置いていかれました。特定してくれたネッ>>続きを読む

荒野の七人(1960年製作の映画)

5.0

西部劇に苦手意識があります。タイトルの見分けがつかない…。映画界隈で『七人の侍』とセットで論じられることが多い『荒野の七人』。荒野じゃないやん、メキシコやん…。原題 The Magnificent S>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

再見を期しつつもなかなか取り組めない筆頭『七人の侍』。長尺だから。「休 憩」があるから。以前から憧れていた午前十時の映画祭で 4K 版がかかる! 日曜朝八時に起きられた、行ける! と勢いで行ってきま>>続きを読む

WALK WITH ME マインドフルネスの教え(2017年製作の映画)

4.2

マインドフルネスっていかがわしい、という自分の色眼鏡を検証するために観る、わけないじゃないですか。カンバーバッチのプロダクション SunnyMarch 製作だからです。深みに進んでいる…。これがたぶん>>続きを読む

メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮(2015年製作の映画)

1.5

昔ひじょうにどうでもいい人が話題の一つとして、

「『メイズ・ランナー』を観ました。ディズニーなので安心して楽しめました」

と言ったのを聞いて「一生観なくていいリスト」に入って、今の疑問は、ディズニ
>>続きを読む

メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

1.5

事情:先日シネコンの長くうんざりする予告で「好きな男」が瞬間映り、「あっ、ベン・メンデルソーン」とドキッとしたらエイダン・ギレンだったという。浅はかな愛。『メイズ・ランナー 3』でしたので義務が発生し>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

4.0

スピルバーグのこぶもう一つ。これは大人になってから観て傑作認定したのを久しぶりの再見です。導入がいいねぇ。郊外の自宅の車庫から出て、街を抜け、街の外に出るとどんどん車が減ってゆく。主役は巨大なディーゼ>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.0

先日、額を床に打ちつけたこぶの一つとしておすすめいただきました。スピルバーグの出世作。子供の時、テレビで見て死ぬほどビビらされた。「海は鮫がいるからもう海で泳がない」と決めた(かわいいわね)。余談とし>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『マグノリア』で魂消て「一生ついていきます PTA」のわりに勤勉ではなく初劇場鑑賞で感無量です。いやなんかめっちゃ正統派のヨーロッパ映画でした。アメリカ製作なのにどうして。巨匠かよ PTA。美麗かつ静>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

5.0

ウェス・アンダーソン三本目。可笑しくてふっと寂しい作風の人でいいのかな。たたみかけるシンメトリー! シンメトリー! シンメトリー! 絵本みたい。絵本って真ん中に縦線があるでしょう。主役は「黒い犬」こと>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.7

テレビ見ないスポーツ見ないオリンピック見ない自分は名前しか知らない人の話を相伴で。華やかな女子フィギュアスケートの世界にスポ根で成り上がったホワイト・トラッシュの女の子の栄光と失墜の物語…、というには>>続きを読む

第三の男(1949年製作の映画)

5.0

数年前に『市民ケーン』と一緒に買った、「…観てないんですか?」ヴィンテージ編。本屋の店頭、くるくるワゴンの名作ライブラリー。

お値段、定価で¥290(+税)

版権は大丈夫なんでしょうか。

(昨日
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.0

「バラのつぼみ」は『市民ケーン』ですよ、と知恵の恵みを受け(ありがとうございます)、ついに観た。「…観てないんですか?」どこじゃねーですよ、映画人生最大の課題はこれです。という話をしていい?(映画の話>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

5.0

王道は王道なり。参りました。ベン・メンデルソーン出てるからってスピルバーグ封切りで観るのかー、と限りなく不遜な態度で臨んで申し訳ありません大変失礼でしたゴンゴンゴン!(額を床に)。凄かった!

ゲーム
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

自分は LGBT(国際的に最近は SOGI と言うそうです)に好意的、というより親和的な立場で、「当たり前になってほしい」。この映画については、

スフィアン・スティーブンス Sufjan Steve
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

先に宣言しておく、アベンジャーズに一片の思い入れもない。
「またそんな、初日に行くくらい好きなくせに」
違います。マーベルはパイが大きいから一瞬でネタバレ言説が溢れ返る。それを無化するために初日に片付
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

バーフバリが足りない。凱旋するならもっと祝祭的にアタマ空っぽで「バーフバリ! バーフバリ!」したかった。何なんだその判子は!! 笑った!!

というのはさておき、第二部の見どころは恋(あんなん惚れるわ
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10億ドルの頭脳(1967年製作の映画)

3.9

ケン・ラッセル(メジャー第一作)、雑だな。タクシーでヘルシンキに行かないでしょー! ハリー・パーマー第三作、マイケル・ケインは安定の滴るセクシー。お相手が世紀の美女フランソワーズ・ドルレアックですから>>続きを読む

素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

4.5

相伴で現代の邦画、と云っても舞台は '70〜'80s。末井昭の業の深い人生の自伝、魅力的だった。『写真時代』は世代が違い、自分にとって末井さんは『パチンコ必勝ガイド』編集長。弟が購読していて、テレビ番>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.8

こんな邦題にしなければならないほど日本人はチャーチルを知らないのか。一目見たら忘れない葉巻咥えたアイコンを、チャーチルを。原題 Darkest Hour から、「世界が闇に覆われんとした時(の希望)」>>続きを読む