reitengoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ある用務員(2020年製作の映画)

3.2

連続し続ける元気のいい乱暴に乱暴。疲れる。がカットカットにキレイ見もあり最後まで見終える。最初の方の音のショボさとか般若の演技の微妙さもまぁ良しと。

天使のはらわた 名美(1979年製作の映画)

3.7

ぶっ飛びすぎてて驚く。ホラーなエロ映画というか。モンド映画というか。細かく止まる粒子の荒い絵の連続にマンガの細かさも楽しい。いいものを見た。終わりの音のダサさに驚く。

ジャイアンツ(1956年製作の映画)

3.5

ジェームスディーンのアイドル映画くらいに舐めてたら奥行き深い映画で驚く。この頃のカラーフィルムの色味はタマに絵画か!と思うようなベタっとした味わいがある。壮大なテキサス草原と相まって美しい絵が出てきて>>続きを読む

(1955年製作の映画)

3.4

安定の哀愁。お金の話。「もしも」を沢山考えさせられる。

さよならテレビ(2019年製作の映画)

3.6

ドキュメンタリーは嘘を付く、のが当然なのであり最後にしても驚きはあったが中途半端な逃げな終わりにすら感じる。「テレビ業界の話」と切り別けられるものではなく日本で多々起こっている事象なのだなとすら思う。>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.5

古田新太の顔とその変化は見ててヒリヒリする。キャスティングが素晴らしく何処で見つけたんだろ...と驚くばかり。展開の変化に驚き映画の中に没入している自分に驚く。泣く。溢れるカレー。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

「結婚」に対して女性各々の環境の違いを心のすれ違いと同期を丁寧に描いていて好作。階級を扱っているようで上下・善悪が曖昧なのもいいし「女って!」みたいなモノもない。男を一方的な悪にもしていない。「ドライ>>続きを読む

ミニミニ大作戦(1969年製作の映画)

3.4

前々から見たかった本作。ミニクーパーの躍動は思った通りだったがーまさかのパトカー/アルファロメオ・ジュリアが元気なことよ。カッケー。が....まぁこんなもんか感というかいすゞ・ジェミニ感というか...>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.4

長さは感じられず見れたものの物足りなさが残る。アル・パチーノとジェレミー・アイアンズは活き活きと描かれ深みもあった(リドリー・スコットと年齢近いから?)が他の人物、特にレディガガが単なるヒステリックな>>続きを読む

ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

大変知的だしダグラス・トランブルやクラヴィルクスの描写は見事な発見。やや白ける恐竜のCGなんかもあるけど....でも超える発見。コヤニスカッティ的な絵も楽しい。でもまぁブラピと息子さんの話は真摯さは感>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

3.4

ラストに向けての無音オーケストラの感情の揺さぶりが凄い。そりゃコレをオーケストラ入れてライブ上映するのが毎年したくなるわなぁ....と納得。

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.6

20年くらいブリに拝見。学生時代に見たときは全然おもしろさがわからなかったが今みると大変カタルシスを呼ぶ作品で驚いた。

何人かの高校生たちの時間変化が描かれてて驚く。特にタクシー運転手になる彼は自分
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.2

前半のテンポ感の悪さが目立つ。タイトルロゴの出し方の安っぽさと薄い「浅草キッド」の曲の使い方。ALWAYSよろしくなCGくさい浅草。ポスター・看板はイイ感じなのに登壇者の文字の安いフォント表記。枕はが>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ズルズルと真綿で締められる感覚の鋭さ。日々ある不安の延長が鮮やか。締めの着地も気持ち悪く絶望感への誘いが心地よかったです。

ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

3.5

振り切った絵の連続。生々しい暴力。清々しく楽しいものの園監督のベタつく中途半端さはやや疲れるし退屈。ただ投げ切る出演陣・美術面の気合は見事。

恋人たちは濡れた(1973年製作の映画)

3.6

海岸沿いの草むらで恋人たちが青姦してるとこでボルタンスキーとオーバーラップ。それぞれのセックスのシーンが強く印象に残るが特に砂浜でのソレは人なのか動物か肉の衝突なのか。黒く大きく遮られる遮蔽物。白く揺>>続きを読む

赤い暴行(1980年製作の映画)

3.7

ロマンポルノというジャンルを軽々と超えててビビる。

実在バンドとグルーピーの営みがリアルで楽しい。ラリークラークの「KIDS」に近い。出演実在バンド・デビルの演奏がイイしボーカルの雰囲気もカッコいい
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戦争のはらわた(1977年製作の映画)

3.5

ペキンパー最高峰で期待大。が....イマイチ乗り切れず見終える。が。過剰な男臭さと過剰なスローモーションの相性の良さ。長く付き合いたい一本。

ラストキング・オブ・スコットランド(2006年製作の映画)

3.3

フォレスト・ウィテカー/アフリカモンド映画好きとしては楽しみにしていたが....なんかイギリス人がグランドツアーよろしく「アフリカでハメ外しちゃったわーアフリカの独裁者ヤバ目だったわー」的で薄っぺらな>>続きを読む

アルジェの戦い(1966年製作の映画)

4.0

凄まじい映像体験。爆弾テロ・都市ゲリラが「現実的」を超えて「そのまま描かれて」いる。爆破テロに対しての道徳的な重々しさはなく淡々と爆破が進む様や近所の爆破テロに対して「ガス爆発じゃ?踊ろうぜ♪」→その>>続きを読む

バンクシーを盗んだ男(2017年製作の映画)

3.2

見終えてナレーターがイギーポップで驚く。というか…ロバの絵がイマイチなのが厳しくイマイチ興味が持てず…。ストリートアートという手垢だらけの言葉が一人歩きしているのは悲壮感漂うなぁ…。バンクシーの意見も>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.3

ケン・ラッセルや是枝、ポン・ジュノ作品と比べると....ドライさ。主人公は既に亭主も両親も居ないからか個人的な視点に強く感じる。彼女の過去と経過からスタートし彼女に近い視点且つ半歩進んだメンター的な「>>続きを読む

今日もどこかで馬は生まれる(2019年製作の映画)

3.3

サラブレッドの終わり方として食肉になるのがいいのか年老いて墓ができるのがいいのか…。結局人類が馬のお世話になっている→利用してるんだよなぁ50歩100歩というか。まぁ競馬で儲けてる分をもう少し馬さんに>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ただただ続く天国の話。見せ方が兎に角オシャレに寄せていて立派。小物・背景・自動車・ファッション等の破綻が一切なかったのは見事。ココまで極端に見栄えに寄せたのにラストの親は解ってましたはやや言い訳臭いと>>続きを読む

砂の惑星(1984年製作の映画)

3.4

1回目:ヴィルヌーヴ板の予習として鑑賞→15分くらいで断念。ながら見。

2回目:ヴィルヌーヴ板の復習として鑑賞。なるほど納得。割とまんま添わせたのか....音楽一緒だし。ほうほうほう。と思い温かい眼
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F2グランプリ(1984年製作の映画)

3.4

前々から興味があった本作。思った以上にしっかりレース描写があり驚く。撮影も上田正治でいい画角。ホンダ全面協力で鈴鹿サーキットもJAFも全面協力。すごい。「汚れた英雄」を更に本格的レースにした感じ。ヒー>>続きを読む

機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

3.4

初鑑賞。30年前でもメカ描写やモニターでのCG表現・そしてストーリーも設定も破綻を感じさせないのは流石の押井守。が…AKIRAのような到達点は感じない。

途中で深夜原付で行くウォーターフロントのピザ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.6

久々の池袋IMAXレーザーGT鑑賞(テネット以来)。デビッドリンチ版を30分いや15分で諦めた身としては恐らくコレでも相当上手にまとめたんだろうな…と思ったり。ストーリーもカタルシスは無いけど説明描写>>続きを読む

SEXハイウェイ 女の駐車場(1974年製作の映画)

3.2

タイトルを見てポルノとカーアクションの結合かと期待して鑑賞。乱痴気騒ぎで驚く。あと物価が今と変わらない!紅茶500円に大根150円!ラストに向けての破天荒と合わない音楽。見て損はしてないかなぁ…。

わたし出すわ(2009年製作の映画)

3.3

もっとジャンジャン出すのかと思ったら割と普通。絵本のような感覚。「ハル」っぽい森田作品。小雪の巫女っぽさが強く他の女優だったら、例えば....北川景子だったらどうなったんだろう。と思わせる。小雪ならで>>続きを読む

ヒッチコック/トリュフォー(2015年製作の映画)

3.3

何度か本屋で買おうかーと迷ったサイズも値段も立派な「定本 映画術」(定本はテイホンと読むのか....存在感の強さよ)。でもヒッチコックもトリュフォーもそんなに詳しくない。なんなら「めまい」は見始めで毎>>続きを読む

コヤニスカッツィ(1982年製作の映画)

4.0

ボヤージュ・オブ・タイムがダサすぎたので思わず観る。やっぱり最高!雲をのんびり見てると色々なモノや思い出に見えることがあるがこの作品を見ていると超スローも超倍速も最初に見ていた風景・景色が他のモノに思>>続きを読む

ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

え。ダサい....。ショック。コヤニスカッティ最新アップデートかな?ワクワクとイントロこそ思えたもののイマイチなCG風の絵がチラチラ。なんかイマイチなデジタルフィルム感だな....画角もなんか疑問だぞ>>続きを読む

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.7

奥行きのある画がすごい。アメリカの広い空と生き生きとした街並み。プリントの美しさ。美術面の完璧さは目を瞠る。登場人物も魅力的な人ばかり。繰り返し見れば見るほど画の中に無駄がないことを感じる。すげーな。

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.4

薬師丸ひろ子の生々しさは楽しいんだが渡瀬恒彦がどうにもウソ臭い。三國連太郎あたりで設定の適当さに呆れる。いまいちノリきれず。残念。

ションベン・ライダー(1983年製作の映画)

3.5

どうも編集にダルさを感じてしまう。テロップが多く出るからだろうか。オープニングのドタバタ感がピーク。