鼠鼠さんの映画レビュー・感想・評価

鼠鼠

鼠鼠

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溶岩の家(1994年製作の映画)

3.0

ペドロ・コスタ監督鑑賞2作目。
前作とはだいぶ系統が変わったけど今作も光と影を操ってるかのように洗練された空間作り。特に暗闇の中で顔がヌッと現れてヌッと消えるのが良い。死が漂ってるのに妙に陽気な音楽が
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イエス様 マリア様 ヨセフ様(2018年製作の映画)

3.0

田舎の閉塞的なキリスト教コミュニティでの葬儀を巡る混沌を、ペッリシェーリ監督お得意の黒い笑いで包み込む。

インドでキリスト教は数パーセント。
インド映画において共感性の低いキリスト教をメインにするメ
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モンスター・イン・ザ・クローゼット/暗闇の悪魔(1987年製作の映画)

3.0

ポール・ウォーカーデビュー作のトロマ映画。

このタイトルだと誰が見てもゲイの暗喩に思えるし、実際に不細工な怪物がイケメン記者に惚れる。クローゼットから出ない醜い怪物が人目を憚らず惚れた男を抱きながら
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アッテンバーグ(2010年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

無機質な壁を背に女2人が舌を出し合う奇妙で不快なキスのファーストカット。

アッテンボローの動物ドキュメンタリーを盲信的に観ている、人間嫌いな23歳の若い女性。病気で瀕死の父と過ごしながら、性経験豊富
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巨根伝説 美しき謎(1983年製作の映画)

3.4

本作は私が数年に渡りfilmarksに作品追加申請を送り続けて無視され続けてた珍映画。(チンチン映画でもある。)
若き日の大杉漣が主演。
三島由紀夫の「楯の会」をパロったゲイポルノで、当時の呼称は薔薇
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クロムスカル リターンズ(2011年製作の映画)

3.5

前作では良いところがトーマス・デッカーが出てきたことくらいだが、前作撮影後から猛特訓でもしたんかってほど映画として見違えた続編。しかもトーマス・デッカーが主役級に昇格しており二度美味しい。
3作目も楽
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クロムスカル(2009年製作の映画)

1.5

ホラー映画好きからは以前から知名度高くて持て囃されており、待望の日本上陸だと騒がれていたのに、つまらなすぎて何も言えることがない。連中の言うことを信じてはならない。

Rite Here Rite Now(原題)(2024年製作の映画)

5.0

私が最も好きなスウェーデンのメタルバンドGhostのライブ映画。北米でライブ映画史上最高の興行収入という大快挙。日本では劇場公開されず激怒したが、待望の世界同時プレミア配信されて歓喜の即鑑賞。
トビア
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酔っぱらった馬の時間(2000年製作の映画)

3.5

バフマン・ゴバディ長編デビュー作。
10年ほど前に観た『亀は空を飛ぶ』では勘違いしていたが、監督はクルド人でおそらく当時は唯一のクルド人映画監督。
本作もイランとイラクの国境に住むクルド人が主役で、わ
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ホリデーロード4000キロ(1983年製作の映画)

2.5

ナショナルランプーンの人気シリーズ。
『お!バカんす家族』のオリジナル版。あっちは大好きだけど何故かこっちは全くハマらず。設定も展開もほぼ一緒なのにな。
でも『お!バカんす家族』は、このシリーズの息子
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ナチスを虐殺するゲームにどハマりしていたとき本作のオマージュがあり気になって観てみた。
虐殺は絶対よくないのに、それがナチスに対してだと観ている側が肯定するのが怖いなと思った。ナチスに殺される描写より
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

前作より主要スパイディたちのキャラクターに魅力があった。スパイディの過剰摂取。
こんなに高揚しっぱなしの脳内麻薬なアニメは初めてかもしれない。映画館で観たから圧倒的ライブ体験に大興奮したけど鑑賞して一
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女淫地獄絵巻(1994年製作の映画)

3.2

空飛びセックスと爆発するペニス。

拷問と不純な性交が繰り返される香港エログロ映画。開始数秒でペニス切断と爆発ペニスを血飛沫ごと画面いっぱいに浴びせられる。
何気に「夫殺害容疑をかけられた妻&不倫相手
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

2023年鑑賞映画で当然のベスト!
公開日に鑑賞。このために生きていたと言っても過言ではない。締めくくりに相応しいシリーズ完結作。なんだかもう胸がいっぱいでずっと号泣。
今作は遂にロケットの過去や生い
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チルドレン・オブ・ザ・コーン3/都会の収穫/スティーブン・キング/アーバン・ハーベスト(1994年製作の映画)

3.0

シリーズ3作目は遂にヤツのお披露目。
今作はガトリンから里子としてシカゴに引っ越した兄弟。1〜2作目の集団とは違って少年が1人で熱心にとうもろこしの機嫌をとっている。廃墟の無からとうもろこし畑を生み出
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チルドレン・オブ・ザ・コーン2/最後のいけにえ/スティーブン・キング/死の収穫(1992年製作の映画)

3.0

前作のようなヤバイ街特有の不気味な空気は薄れたが、その分ゴア要素が大幅に増していた。特に教会鼻血のシークエンスはトラウマ級の惨たらしい死にっぷり。今作は大人の殺され方が不快。つまり良い。

チルドレン・オブ・ザ・コーン(1984年製作の映画)

3.0

キング原作の映像化作品で最も続編が作られたシリーズ。
子供しかいない街ガトリン。大人ならば親までもを見境なく虐殺する子供たち。とうもろこし畑で超自然的な何かを崇拝しながら儀式を行う。良い感じに不気味で
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少年の君(2019年製作の映画)

3.7

イジメのターゲットにされた優等生少女が、ストリートで生きる不良少年と街で出会う。

イジメのシーンは本当にキツイが、物理的にボロボロの2人が傷を舐め合いながら深い関係になる様子はこれ以上ないほどキュン
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.0

D&Dが主題で監督がジョン・フランシス・デイリーと聞くと「フリークス学園」が否が応でも浮かぶが、D&Dオタクの話でなくTRPGそのものを映像化したため予想以上に正統派ファンタジーな仕上がり。
あくまで
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

夏休み、引っ越し先で男だと偽り、あとに引けなくなった女の子。
裸で男子たちとスポーツや喧嘩、自作の粘土ペニスで股間を強調、かわいい女子と恋愛関係。
本当に女の子が演じているから色々心配になった。しかし
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Parts of the Family(原題)(2003年製作の映画)

3.0

DVDにオリジナル版とトロマ版が収録されており、どちらかしか観てない場合は印象が大きく変わる。(普通に生きてる人はこんな映画どちらも観ることはないが…。)
オリジナルはグロ表現は健闘しているものの退屈
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ダーリン(2019年製作の映画)

2.8

前作『ザ・ウーマン』は食人女を凌辱し続けて直接的に性を剥き出しにしてたけど、今作は修道院に住む無垢な少女たちを喰いものにする卑劣なロリコン爺。前作同様に食人ファミリーより人間の性的欲求の異常性を際立た>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

前作は『エンドゲーム』への繋ぎとしか思えずMCU内でもワースト級だけど、今作は独立した造りで娯楽に振り切っててフェーズ5開幕に相応しい面白さ。

脚本のジェフ・ラブネスといえば『リック&モーティ』の脚
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

2.5

空虚な日々を送る30歳の子持ち主婦。拾った銃を持ち歩く無職の男と出会い、目的のない逃避行が始まる。

率直に苦手な映画だった。
滑稽なノワール。何も成し遂げてなくて焦る年齢ではあるが、日常投げ出してま
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

祖母の死を機に母が昔住んでいた家を家族で片付けに行く。母は出ていってしまい、8歳の娘1人で森の中を歩くと幼少期の頃の母がいた。“同い年”の母と娘は友達になる。

なんとも不思議なファンタジー。タイムト
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ブロッカーズ(2018年製作の映画)

3.7

処女卒業を目論む女友達3人と、それを阻止しようと結託する親たち。
ティーン映画としても面白いし、大人向けコメディとしても文句なしに面白い。特に親パートは若者よりイカレてて爆笑。パーティー会場に潜入して
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ムンナー兄貴、医者になる(2003年製作の映画)

3.0

『きっとうまくいく』のラジクマール・ヒラニ監督のデビュー作。『サンジュ』を観た人は分かるだろうけど主演サンジャイ・ダットの逮捕やらテロ疑惑やらの騒動後の復帰作。
“ムンナーバーイーとサーキット”はのち
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タバコは咳の原因になる(2022年製作の映画)

4.3

話題になってたのが納得の大傑作。
冒頭にカメの怪人と闘うタバコ戦隊。タバコの悪い成分で怪人を癌にして殺し、規格外の血と肉片が爆散して野次馬してた家族にぶっかかる。家族は血みどろのまま笑顔で写真を撮る。
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勤務につけ!(2018年製作の映画)

3.7

遺体を最初に目撃したことによって殺人容疑をかけられる取り調べコメディ。
一言では説明不可能な奇妙な映画。舞台は警察署の一室なのに、先の展開が全く読めずブラックな笑いを誘う。無実なのに署内で人が死ぬし、
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

すごい。難解な不条理モノなのに電子ペニスの強烈な下ネタで中和させている。独特なフレンチブラックコメディ。

謎の穴に入ると現実世界で12時間経過するかわりに3日分若返る。
1年間730回ぶっ通しで入り
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

30歳目前でろくな職にも就けず夢を追い続けて周りにどんどん置いていかれる作曲家志望の男のミュージカル。
30歳って自分の人生の選択は本当にこれでいいのか?と思い悩む時期だと思う。まだ若いけれど、周囲か
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神様の思し召し(2015年製作の映画)

4.0

めちゃめちゃ笑った。個人的には現代イタリア映画の面白い娯楽作として迷わずオススメできる。
前科持ちカリスマ神父をよく思わない厳格な外科医が別人を装って近付くが仲良くなっていく。コメディ、ドラマ、友情、
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愛の嵐(1973年製作の映画)

3.5

元ナチスの将校とそいつに収容所で痛ぶられていた女性が数十年ぶりに再開。当時を回想しながら再び歪な関係が始まる。

確かにこれは歪な愛ではあるが、権力者と無力な者の関係性だ。例えば虐待する親から逃れるた
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学園天国(2000年製作の映画)

3.2

2000年前後でよく見る『シーズ・オール・ザット』系の王道ティーンムービー。若きジェームズ・フランコがいつものごとくチャラいクズ役。
ナードの男女、人気の男女。
両者の男がお互いの女友達を好きになり、
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愛の破片(1996年製作の映画)

3.0

ヴェルナー・シュレーターにとって欠かせないオペラ。オペラ歌手に哲学的な質問をしながら愛と死と音楽の結び付きを探る。
オペラに興味なく知識もないが、どこか芸術的な映像と美しい歌声のオペラは心地良い。
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

こんなクオリティ高いコマ撮りアニメを一人で造りきる監督の気概にただただ脱帽。
ディストピア世界、適度なコメディリリーフ、細かなディテールの造形や各キャラクターも魅力満載。
やけに少年漫画的アツい展開だ
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