rexsolusさんの映画レビュー・感想・評価

rexsolus

rexsolus

  • List view
  • Grid view

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 この映画で一番気になったのは、冒頭部分から役者さんたちの長セリフが、全てただの棒読みであること。(字幕を読む他国語圏の人は気づかないかもしれない…)意外と指摘する人は多くないのだが、それを酷い大根だ>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

何よりもあのグッチについての実話をベースにしたストリーであることが全て。いまや一流のファッションブランドほとんどが3~4つのグループの系列に統合され、それぞれ創業者一族の殆どが経営から外されていること>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.7

柳楽優弥はNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』での龍雲丸役、門脇麦は同じく『麒麟がくる』での駒役という単調なイメージが私の中では固まっていたけど、この作品でそれぞれが意想外の演技の幅の広さを見せてくれ>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.4

乙骨憂太が思ってた以上に碇シンジだった件に一票。最初はエヴァンゲリオンから始まって、本編でNARUTOになって行くという流れだったw。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

 アラン・チューリングの私生活と、多大な業績のうちのエニグマ暗号解読だけに焦点を絞ったストリー。
 「イミテーション・ゲーム」とは「チューリング・テスト」とも言い、エニグマではなく本来の彼のコンピュー
>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.7

キングスマンはジェイソン・ボーンの後、久々にハマった映画シリーズなので大いに楽しみにしてた分、ちょっと物足りなかった。第一次世界大戦前後の現実の歴史とリンクさせてるからか、あのヴォルデモート卿を演じた>>続きを読む

ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.5

サイモン・シンの名著「暗号解読」の冒頭で、当時の最高技術で暗号化されたメアリー・スチュアートの手紙の解読が、人類の暗号の歴史の中でも特筆すべきエピソードとして紹介されている。それによってエリザベス女王>>続きを読む

ダ・ヴィンチは誰に微笑む(2021年製作の映画)

3.0

以前NHK-BSの海外ドキュメンタリーで同じような内容のものがあったと思う。それに確かこの後にもレオナルドの自画像が発見され、その真偽を巡る大騒動が起こっている。それを特集した別のドキュメンタリーも見>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最初はいい雰囲気の入り方でセンスよさげだなと引き込まれるが、途中まで見たところで、なぜ二人一役なのかとか、なぜ顔のないおっさんの幽霊がいっぱい出てくるのかとか、いろいろ訳わからない設定が出てくる。これ>>続きを読む

僕だけがいない街(2016年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

時間的に原作漫画やアニメどおりである必要はないと思うが、それでももう少しうまいはしょり方とかまとめ方を考えるべきでしょう。ストリーが後ろになるほど論理破綻して最後は支離滅裂になってる。3人の犠牲者を救>>続きを読む

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.0

「DUNE」という映画の重要性を理解するために必見。デビッド・リンチの「砂の惑星」や今回の新作「DUNE」についてはもちろんだが、「スター・ウォーズ」や「ブレードランナー」や「エイリアン」や「ターミネ>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.2

「ブレードランナー 2049」とか、「プロメテウス」とか最近のSF作品のCGはスケール感の演出がすごいんだけど、なんか似てるなと思う。ファンタジー系では「指輪物語」と「ナルニア物語」の戦闘シーンなど同>>続きを読む

薔薇の名前(1986年製作の映画)

4.1

 記号論学者ウンベルト・エーコの原作小説の映画化作品。何の予備知識がなくても十分楽しめる作品になってるけど、歴史的背景を知っているとより深みが増すはず。
 まず、ヨーロッパのアカデミズムが、ギリシア哲
>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

私も娘同然に可愛がってる中学生の姪っ子がいるので、最後の方で思わず涙しちまいました。気楽に見れる娯楽作品としては映画館に足を運んでも損はない出来だと思います。ただ、これが地上波のテレビドラマだったら大>>続きを読む

トルーマン・カポーティ 真実のテープ(2019年製作の映画)

4.1

ミック・ジャガー、アンディ・ウォーホル、ブロンディのデボラ・ハリー、ピカソの娘らと一緒に写ってる写真が印象的。「冷血」や「ティファニーで朝食を」などの成功とそのキャラクターでニューヨーク社交界の寵児と>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

確かに面白い映画なんだけど、いい人すぎるライアンのキャラクターの描き方など、後のどんでん返しの効果をあげるための脚色がやや不自然で、見るものを欺こうとするわざとらしさが目立つ。その点を除けば良くできた>>続きを読む

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.8

個人的に最も愛する映画作品。デンマークの片田舎の小さな村を舞台にした敬虔なキリスト教徒の姉妹のお話で、ほぼ全編地味な場面と風景が淡々と続くだけなのにも拘わらず、フランス革命の頃の激動の時代を背景にいく>>続きを読む

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

日本では知名度がそれほど高くはないようですが、現代美術の巨匠であるゲルハルト・リヒターをモデルにした伝記的な映画です。リヒターは生存する画家として史上最高額の26億円以上の価格で作品が売買されたことも>>続きを読む

アウシュヴィッツ・レポート(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

凝ったカメラワークやリアルな状況演出で史実を映像として再現し、悲惨な歴史を感覚に直接訴えかけてくる作品にはなってる。ただ、いきなり脱出からはじまり、めでたく成功しましたで終わっているので、脱走計画の経>>続きを読む

復讐者たち(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ちょうどNHKスペシャル「アウシュビッツ 死者たちの告白」を見たばかりだった。強制収容所で自らの延命と引き換えに同胞をガス室へ誘導する役割や死体処理などを担ったユダヤ人特殊部隊「ゾンダーコマンド」の存>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.5

Netflixの人気ドラマ「クイーンズ・ギャンビット」でアニャ・テイラー=ジョイを見て、この作品を思い出した。非常に存在感があって印象に残った女優さんだったので、やっと世界的に脚光を浴びてくれて嬉しい>>続きを読む

グリード ファストファッション帝国の真実(2019年製作の映画)

3.3

格差問題をとりあげているのだけど、富裕層VS貧困層という単純図式に押しこめようとしたのには無理がある。H&MやZARAなどのファストファッションが、東南アジアの貧困層を搾取することで成り立っており、そ>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

ジェームズ・ボンド、ジャック・バウアー、ジェイソン・ボーン、イニシャルはみんなJB!! どうせならエグジーもJBにすればよかったのに。

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオという今をときめく2大スターが共演し、ふたりとも本作で人間役として(笑)事実上の本格的デビューを飾るという記念すべき作品。ラッセ・ハルストレム監督にとっても、>>続きを読む

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

3.9

「ガープの世界」、「ホテル・ニューハンプシャー」のジョン・アーヴィングが原作。内容がラッセ・ハルストレムの世界にはまっているので非常にうまく映像化されており、読み終えた小説の余韻を追体験できるのは満足>>続きを読む

5月の花嫁学校(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに見たジュリエット・ビノシュがかわいいおばさんになっていたのがよかった。
良妻賢母を育てる花嫁学校の堅物校長がフェミニストに転向するみたいなストリーは、過去にもいろいろなお手本もあるし、演出や
>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.8

70才になり白髪となってもなお元気なデビッド・バーンのお姿を見れただけで満足。

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.4

ちょっと長すぎる。膨大な時間と労力をかけて制作されているので、カットしづらいのはわかるが、マニア向けオリジナルノーカット版と一般公開用編集版を作ればよかったのでは。

ファーザー(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

晩年認知症だった私の母の場合は、色々過去の記憶の混乱や欠落はあったが、全体的にぼんやりした感じで、そんなにはっきりとした幻覚や幻聴はなかったように思う。アンソニーの妻であり娘の母親である「マザー」の存>>続きを読む

春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

3.9

NHKBS「空旅中国~空海のまわり道」を観て以来、富春江のほとりの都市杭州が気になっていたので、この映画を楽しみにしてました。実際にはランドマークである六和塔をはじめ、観光スポットはほとんど出てこなか>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

貧困などでやむなく「ホームレス」になった人ではなく、自らの意思で「ハウスレス」を選んだ人の話。昨今の格差問題をえぐり出すようなタイムリーな社会派映画を予想していたのでちょっと意外だった。ただ、彼女がど>>続きを読む

過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

フランスでの写真展のために復刊された処女写真集の制作過程がメイン。以前出版された同じ内容のものを紙やインクにこだわって丁寧に作り直しましたという話なので、「写真史上、最大の謎(エニグマ)に迫る前人未到>>続きを読む