rhumさんの映画レビュー・感想・評価

rhum

rhum

備忘録 (2015.10- )

映画(339)
ドラマ(1)

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「一見突飛であざとさすら感じる設定をぶちかますマンガが原作の、窓の外がやたらと眩しい日本のティーン向け恋愛物邦画…ってので当初全く観る気はなかったけど、ノリと勇気を振り絞って観に行ってみたら思ってたん>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

4.8

もはや「アマレンドラ・バーフバリのようでありたい!」と強く願うだけだが、残念ながら今の俺にはまだキメ顔、跳躍力ほかいろいろと及ばない所があるのであった。

※完全版はデーヴァセーナの歌が最高

七人の侍(1954年製作の映画)

4.9

やっと4Kデジタルリマスター版を鑑賞。台詞は相変わらず七割くらいしか聞き取れない(だがそれがいい)のだけれど、画があまりにも綺麗で吃驚。そのお陰もあって、今まで気づかなかった色々な所にも目が行き、これ>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

・台詞や仕草、小道具に至るまで表現が超繊細かつ豊かでビビる。特にみかんとビー玉の大活躍に心震える。
・あとやっぱ食事シーンに目が行くけど、例えば『葛城事件』とかと比べて、家族のあり方でカップ麺はここま
>>続きを読む

グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.7

『プラネット・テラー』『デスプルーフ』単体も良いけど、雑さ歪さグロさいかがわしさのフルコースなこのグラインドハウスver.が至高。
約3時間にわたりスパイシーな映像を一通り食らった後にやって来る『デス
>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.2

マジでわけわかんなくて左脳が混乱するけど右脳にはビンビンくるやつ。マインドゲームと同様の色彩とパースから滲む多幸感に酒×夜による酩酊感が加わり、気付けばそこは桃源郷。あゝたしかに大学生の頃、楽しい夜は>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.1

今回も最高のデートムービーだった(1人で観たけど)。過剰に下世話な装いの奥に一本しっかりと芯の通った崇高さと爽やかさ。これぞほんとの意味でのヒーロー!ほんとかっこいい!
X-Forceの初陣は予想の遥
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

「(当人目線で)何も無い街となんでもない家族と何者でもない自分…うおー!」系青春疾走劇▶︎たしかにサクラメントってNBAのキングスとバンドのCAKEのイメージしかないな…▶︎全編通して好きだけど、特に>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

一応サスペンスの形を取ってるけど、いや、たしかにその体で進んではいるけど、なんかよく見ると全然そういう事ではないメタなコメディ(たぶん)。
台詞で「ジョークなのか?」「ジョークじゃない」「なんでジョー
>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ファントム・スレッドから音楽&年の差カップル(?)つながりで鑑賞。不自然なくらい直接的な描写を執拗に避ける暴力映画。
ファミレスのボックス席で人生再生する美しさ。シチュエーションの勝利。

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.3

雑に言えば、年の差カップルの痴話喧嘩…だが、こんなにエレガントに語られるっていう。全てのショットが絵画のように美しい。そして音の演出がめちゃ繊細(特に食事中のそれ)。至高。あと、贅沢にも平日昼に恵比寿>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.4

世の欺瞞と不寛容に中指突き立ててる話(たぶん)。(A)聞こえの良いメッセージや浅薄な批評性なんかを織り込んだ”芸術”を受発信してキャッキャしてるスノッブな方々と、(B)短絡的利己的な欲求に素直、という>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.8

真に衝撃。取り上げられるあらゆるモチーフや表現手法自体は勝手知ったる物の筈なのに、その組み合わせ方・組み上げ方と偏執的なディテール描写が完全に狂ってて、未知の境地に連れて行かれる。しかも極めて実験的な>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.1

向こう見ずな主人公2人の逃避行(最高!)に当然意識は向くんだけれども、一方で周りの大人たちの発する一言一言が渋く苦く、その対比が超好き。
本人たちはいたってシリアスなのにひたすら滑稽に転がる展開も、人
>>続きを読む

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.4

男になりたい少年と、少年の心を忘れられない男とを中心としたロマン活劇人形劇。
俺たちは紛れもなく野生動物なのだ。そのことを思い出すために、目が
<(*)(*)>
となるその時まで、何歳になっても俺はこ
>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

この作品に漂う悲しみの根源はなんなのだろう。貧困そのものなのか、あるいはより本質的には彼らの住む世界が外界から隔絶されている事やそこから生じる閉塞感なのだろうか。
子ども目線のカメラが映し出すのは、ミ
>>続きを読む

hide 50th anniversary FILM 「JUNK STORY」(2015年製作の映画)

3.0

基本hideのこういう関連のは触れないことにしてるけど、なぜか観てしまった。本人映像はもう何百回と見たものばかりだけれども、まとめて提示されるとまぁ…いろいろいろいろと思い出すことも多い。以上。

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.8

勿論サイコスリラーの教典として最強なんだけど、それだけでなく蛾の背中に刻まれたダリの騙し絵のごとく観る視点によって「何を語ってる映画か」の印象がまるで違う作品かなと思う。そして通算何回観てるか判らない>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.2

「ダークヒーロー」で「徒弟モノ」という時点で既に好きの二乗だけど、そんなこと置いといても最高。
神経を逆撫でするようなえげつない描写の積み重なりで、観る側の心身の緊張感はズンズンと増幅。終盤、松坂桃李
>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.8

“基本、勝ち気で無敵にも関わらずそれ以上に身を削りボロボロになって、でも『簡単にはくたばるわけねーだろ!こちとら、しぶとく生きてんじゃバーロー!』”な女性の七転八倒をジェシカ・チャステインが演じる、と>>続きを読む

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.8

ラストシーンの会話で震える。最高。
どうでも良いが、物事や関係性の経年変化によって生じるコクを味わえるシリーズ作品だと思う故、「ビフォアシリーズは頻繁に観てはならない、内容を忘れた頃に観直すようにしな
>>続きを読む

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

5.0

嘘みたいに美しい夕暮れ。物語上の時間と実際の上映時間とが重なる嘘みたいな約80分。「大人の夢とは、過去に異なる選択をする事によってありえたであろう別の未来への妄想の事である」(要出典)と知ってから始め>>続きを読む

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.7

ちと特別なシリーズ。
2人の距離、視線や歩幅その他の変化で示される心理描写。幾度も語られる時間経過についての話と、そこから示唆される老いや死への恐怖と嫌悪感。いろいろ味わい深い。それと、IndieWi
>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.5

続々登場する、笑えない登場人物たちにもう嫌悪感パンパンになって正直上映中に席を立つ寸前まで行ったけども。終盤の「実は彼女はイタい人というより、痛々しい人生を歩んできた人だった」ということを描き切った後>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.3

なんとも官能的かつ楽しく爽やかなガールズムービーだった。話がテンポよく進むのも良いし、何より豪華な美術とそれをビシッと捉えたショットの数々が美し過ぎて悶絶。
そして「ある意味、この作品を一番楽しめるの
>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

どのショットも印象的過ぎるが故、鑑賞後の後遺症がすごいやつ。観てしばらくは自分の視点がステディカムみたいになるし、例えばトイレに行ってもそこの壁紙やマットの模様やらが気になって「あー俺もおかしくなった>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.1

キャラ萌え映画的な意味で、健やかなる時も病める時もMCUに寄り添い続けた人には極上の贅沢。ドラゴンボール並に能力差があるヒーローたちを誰もヤムチャ化させず全員の見せ場を作るっつう難題に対する最高の模範>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

ポップカルチャーのめくるめく桃源郷。VR世界を舞台にした映画なだけであって作品自体は別にVRでもなんでもないのに、何か異常な没入感がある。まさに”watch a movie or be part of>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.4

こんな立派な風格の作品を過去最短で、しかもレディ・プレイヤー1と並行して撮るとか、御大もはや凄過ぎて意味不明。表現者としての思想・スタンスに根ざしたメッセージも感じるけれど、同時に組織の仕事に思うとこ>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.6

強烈なメッセージ性を下敷きにした話運びが印象的。テーマ的には相当難しい所を攻めていて、この、チャーチルのある短期間・ある側面の切り取り方、そして映画の終わり方…なんと言っていいのか観終わった後も「政治>>続きを読む

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.3

「(500)日のサマー」の変奏曲。
結婚式でのスピーチ内容が、非常に本質的かつ場に全く適さない感じで最高だった。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.5

無理ゲーっぽさが全然ないところも含めて現代の異世界モノ感強し。一方で「異世界はスマートフォンとともに」あっちゃいけないんじゃね?ってな作品。
なんというか、グループデートで映画館に来た小中学生の気分に
>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

クソみたいな父親が仕切る家父長制的家族を襲う、不条理&不可解ホラーの一種(たぶん)。
ズームイン/アウトを執拗に繰り返すカメラが被写体を(字義通りにあるいは比喩的に)突き放し過ぎ。もうなんか不条理通り
>>続きを読む

去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.2

・サスペンス小説の映像化。うむ。
・登場人物達のあからさまな金持ち感&浮世離れ感がファンタスティックで良い。
・どうでもいいが、北村一輝は岩田のがんちゃんと一緒に画面に映ると、段々と三代目のELLYに
>>続きを読む

>|