オーシャンビューさんの映画レビュー・感想・評価

オーシャンビュー

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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.5

イデオロギーがどれほど愚かしく醸成され、またそれによる分断がどれほど絶望的かを改めてまざまざと見せつけられた。

現実には「対話」が介在する余地なんて、本当はないのかもしれない。でも、私が映画に求める
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.9

"若さ"って儚いからこそ尊いけど、その儚さが1発で致命傷になってしまう人もいるよな。

劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

4.3

「完結したもの」の続編をどう作るかって、すごくクリエイティビティが問われる作業だと思うけど、劇場版SHIROBAKOはその点でめちゃめちゃ良かった。

脚本がほんと面白いし、アニメならではの表現もよく
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.7

抑圧された女性たちの怒りは、有り得ない暴力によって具現化される。

彼女たちは、内在化されたジェンダーバイアスからの解放なんて「高尚な」ものを望んでいるわけじゃない。

ただ、男たちが作ったものを全部
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.5

あの若さで「美という概念」そのものを、ビョルン・アンドレセンに背負わせたのは酷だな。

背景描写がとても良かった。

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

3.7

You are wrong if you think joy emanates only or principally from human relationships. God has placed>>続きを読む

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

3.8

ボンボルドの描き方がエモい…レグの戦闘モーションのアニーメーションもすごかった…製作陣に大拍手…

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

アイロニーたっぷりの描き方でエンタメとして最高に面白かったけれど、ナチスの正体は狂った宗教じゃなくて民主主義だかんな。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

新自由主義の行き着いた世界、だね。「救い」のない映画は見ていて辛いんだけど、それは今の世界に絶望してることを痛いほど自覚させられるからなんだよな。

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

2.9

ハリウッドの持てる全てのアクションノウハウをつぎ込んだ圧巻の作品。

なんと言っても主演がトムクルーズだし、例に漏れず金髪美女がヒロイン。

設定解説もそこそこに、激しいガンアクションで幕を開けたかと
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

5.0

劇場版おっさんずラブは、ドラマ版プロポーズの後、幸せの絶頂にいたはずの2人が「好き」だけではなく、人と人としてどういう風に向き合っていくのかを描いているんだと感じます。

天気の子(2019年製作の映画)

4.2

広告がコンテンツと素晴らしく溶け合っていて、業界の未来を感じさせてくれる作品だった。

新海さんの作品はSFだけれど、その非現実感を"リアル"に引き戻すのがすごく上手い。スポンサードの描写もその点でと
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.0

怪獣同士の戦闘シーンのためだけに作られた映画だった。最高だった。

脚本や演出が基本的にギャグ。キャラが作り込まれてない感じも逆に良い。

モスラのエモみが神。てかモスラが神。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.1

こんなんにも残酷な人間讃歌なんて、グッときちゃうよね。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.1

愛がなんだっていうか、愛は愛だと思うんだけど、それは強者の理論なのかなとも感じた。

人間が認知できる他人の側面なんて、本当にわずかなものだし、そもそも他人を理解するなんていうのは幻想なのかもしれない
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.5

愛がすべてを救ってくれるのだと信じていたけれど、愛をもってしても尚、絶望しかないものが薬物依存なんだなとハッとした。

義母の涙があまりにも尊かった。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.8

「すげえもの」を見てしまったなって。マスターピースって感じだよな。

月と雷(2017年製作の映画)

4.2

幸せが手に入ったその時から、それを失った時の絶望を想像してしまう。

善意が、好意が苦しくて、私には見合わない気がして、背を向けてしまう。

でも、背中を撫でてもらっている間は、そんな絶望や不安と向き
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モーリス(1987年製作の映画)

3.3

恋の盲目さは確かに怖いけれど、愛を遠ざける理性はもっと残酷かもしれないね。

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

マーベル独特の実世界線と繋がっていることを感じさせるリアルみが無くて(主観)、終始世界観から置いていかれた。

のでめっちゃつまらなく感じた。

映画としては時流をよく踏まえた価値あるものに思えなくも
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ザ・ハウス 呪縛の時計塔/ザ・ハウス ~呪縛のAIマンション(2016年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

ホラー教養低い人が映画を作るとこうなるんだな。ヒッチコック見て出直してこい。原作は良さそうです。

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.0

前半は「不遇な」主人公に目も当てられないようなしんどい世界がリテラルかつメタフォリックに描かれているんだけど、物語が進むにつれて「ああ、やっぱりラブがすべてを救済してくれるんだね」ということを感じられ>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

5.0

人生の理不尽さと、その救済の話です。
救済というのは、しばしば愛のかたちをしていることが分かります。

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ただただガガ様が尊かった。かわいみがすごい。ラブリーキュート。
La vie en roseのパフォーマンスがダントツで良い。

映画自体はスコア2.4ってとこですかね。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

これだ。エンタメの真髄だ。エンタメとして、メディアとして、最高の形になっている。最高だ。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

そんな大迫力のバトルシーンとか見せられても興ざめするんだけど…

プラネタリウム(2016年製作の映画)

2.8

家で作業しながらテキトーに見てたら「リリーローズちゃん尊い!!」くらいの感想しか出なくて草。
いろんな暗喩やオマージュがありそうだったんだけど、本当にテキトーに見てたから理解出来てない。

つまるとこ
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