イデオロギーがどれほど愚かしく醸成され、またそれによる分断がどれほど絶望的かを改めてまざまざと見せつけられた。
現実には「対話」が介在する余地なんて、本当はないのかもしれない。でも、私が映画に求める>>続きを読む
"若さ"って儚いからこそ尊いけど、その儚さが1発で致命傷になってしまう人もいるよな。
「完結したもの」の続編をどう作るかって、すごくクリエイティビティが問われる作業だと思うけど、劇場版SHIROBAKOはその点でめちゃめちゃ良かった。
脚本がほんと面白いし、アニメならではの表現もよく>>続きを読む
抑圧された女性たちの怒りは、有り得ない暴力によって具現化される。
彼女たちは、内在化されたジェンダーバイアスからの解放なんて「高尚な」ものを望んでいるわけじゃない。
ただ、男たちが作ったものを全部>>続きを読む
あの若さで「美という概念」そのものを、ビョルン・アンドレセンに背負わせたのは酷だな。
背景描写がとても良かった。
You are wrong if you think joy emanates only or principally from human relationships. God has placed>>続きを読む
ボンボルドの描き方がエモい…レグの戦闘モーションのアニーメーションもすごかった…製作陣に大拍手…
アイロニーたっぷりの描き方でエンタメとして最高に面白かったけれど、ナチスの正体は狂った宗教じゃなくて民主主義だかんな。
新自由主義の行き着いた世界、だね。「救い」のない映画は見ていて辛いんだけど、それは今の世界に絶望してることを痛いほど自覚させられるからなんだよな。
ハリウッドの持てる全てのアクションノウハウをつぎ込んだ圧巻の作品。
なんと言っても主演がトムクルーズだし、例に漏れず金髪美女がヒロイン。
設定解説もそこそこに、激しいガンアクションで幕を開けたかと>>続きを読む
劇場版おっさんずラブは、ドラマ版プロポーズの後、幸せの絶頂にいたはずの2人が「好き」だけではなく、人と人としてどういう風に向き合っていくのかを描いているんだと感じます。
広告がコンテンツと素晴らしく溶け合っていて、業界の未来を感じさせてくれる作品だった。
新海さんの作品はSFだけれど、その非現実感を"リアル"に引き戻すのがすごく上手い。スポンサードの描写もその点でと>>続きを読む
怪獣同士の戦闘シーンのためだけに作られた映画だった。最高だった。
脚本や演出が基本的にギャグ。キャラが作り込まれてない感じも逆に良い。
モスラのエモみが神。てかモスラが神。
愛がなんだっていうか、愛は愛だと思うんだけど、それは強者の理論なのかなとも感じた。
人間が認知できる他人の側面なんて、本当にわずかなものだし、そもそも他人を理解するなんていうのは幻想なのかもしれない>>続きを読む
愛がすべてを救ってくれるのだと信じていたけれど、愛をもってしても尚、絶望しかないものが薬物依存なんだなとハッとした。
義母の涙があまりにも尊かった。
幸せが手に入ったその時から、それを失った時の絶望を想像してしまう。
善意が、好意が苦しくて、私には見合わない気がして、背を向けてしまう。
でも、背中を撫でてもらっている間は、そんな絶望や不安と向き>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
マーベル独特の実世界線と繋がっていることを感じさせるリアルみが無くて(主観)、終始世界観から置いていかれた。
のでめっちゃつまらなく感じた。
映画としては時流をよく踏まえた価値あるものに思えなくも>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ホラー教養低い人が映画を作るとこうなるんだな。ヒッチコック見て出直してこい。原作は良さそうです。
前半は「不遇な」主人公に目も当てられないようなしんどい世界がリテラルかつメタフォリックに描かれているんだけど、物語が進むにつれて「ああ、やっぱりラブがすべてを救済してくれるんだね」ということを感じられ>>続きを読む
人生の理不尽さと、その救済の話です。
救済というのは、しばしば愛のかたちをしていることが分かります。
このレビューはネタバレを含みます
ただただガガ様が尊かった。かわいみがすごい。ラブリーキュート。
La vie en roseのパフォーマンスがダントツで良い。
映画自体はスコア2.4ってとこですかね。
これだ。エンタメの真髄だ。エンタメとして、メディアとして、最高の形になっている。最高だ。
家で作業しながらテキトーに見てたら「リリーローズちゃん尊い!!」くらいの感想しか出なくて草。
いろんな暗喩やオマージュがありそうだったんだけど、本当にテキトーに見てたから理解出来てない。
つまるとこ>>続きを読む