Noahさんの映画レビュー・感想・評価

Noah

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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.6

鬱屈としたルールだらけの毎日からの脱却。
サボりと言えばシンプルだが、フェリスにとってはあくまでも「人生を楽しむ為の1日」。

最初は「ルール」を破る、親友を振り回すフェリスに全く共感できず、むしろ苛
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.7

美しい狂気。
常人には理解できない描写とシーンごとの関連性。
むしろ理解したくないくらいのレベルでもある。理解してしまったら彼らと同じ狂人になってしまう気がするから。
最後のシーンもカタルシスを感じて
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.9

我らがモフモフ紳士パディントンが再び。安定の面白さ。
ストーリーは前回よりも突飛で現実的にあり得ないだろとツッコミまくれるが、そんな事言ったら熊が喋ってる時点でって話。

前作もそうだったけど、一つ一
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パディントン(2014年製作の映画)

3.8

子ども向け映画だと思ってなめてました。すごく完成度の高い、大人でも楽しめる映画だったと思います。

ストーリー展開はザ王道で予想がつくけど、この映画の見どころはそこじゃない。
イギリスのコメディ特有の
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.7

高校生の三角関係、甘酸っぱく苦々しい過去、過去の延長線上に今があるという感覚。
岩井俊二お得意の「手紙」を重要なアイテムに添えて、過去と今の関係をストーリーの中に落とし込む。

あのスピーチは本当に心
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プロメア(2019年製作の映画)

3.6

火消しなのに一番熱いという矛盾さが面白い。
画面がぐあんぐあん動いてほぼジェットコースター状態。話の展開もぐあんぐあん。途中ポカーンとなったけど、勢いが大事だぜ!!

結果勢いと熱さで結果オーライにな
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.6

ハロウィンのよる仲良し3人組と、たまたま巻き添えになったメキシコハンサム少年が、いじめっ子もろとも曰く付きの人物サラが昔住んでた幽霊屋敷に入り込む。
そしたら彼女の本が見つかって。それをきっかけに怖い
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.6

なんだろう…観終わった後に自分はこの2時間弱夢を見ていたのかと思いたくなる様な映画。

それは南仏の自然溢れる温度感のある美しさによるものもあれば、自分が観ながら解釈していたものが覆されかねない不安定
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マイ・ガール(1991年製作の映画)

4.0

等身大の少女像を通して、家族内の愛とすれ違い、ムズムズするような友情と愛情の瀬戸際、そして別れと自分の気持ちとの向き合い方。

少年少女の世界がピュアでどこか懐かしく感じると共に、そこに訪れる展開には
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.4

よく「人生は旅に似ている」なんて言われることもあるけど、まさにそう。これは旅の映画でもあり、人生の映画。

定住しないという新しい生活のスタイル。必ずしもスタートは前向きなものではなくても、大事なもの
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.8

プレイリストムービーと謳われていて、やはり音楽とのシンクロ率は他の映画よりも高いが、それでもやはり特筆すべきは、愛と憎しみをテーマにしたストーリー。

愛ゆえに憎しみが生まれて身を滅ぼした兄、それによ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

子どもの世界から見る、残酷で悲しくも、どこか温かく希望を感じられる戦争映画。
重たいテーマなのに重たくならないのが良い。それでいて大事なテーマをただエンターテイメントの名において消化してないのも良い。
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この森で、天使はバスを降りた(1996年製作の映画)

3.7

ある罪で5年間の服役を終えた主人公が、小さな町で再起しようと喫茶店で働き始める。喫茶店オーナーとも仲良くなり順調に見えるが、オーナーの秘密と村の偏見の目によってトラブルに巻き込まれる。

何も知らない
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旅立ちの時(1988年製作の映画)

3.8

志を貫くが故に指名手配犯のまま17年間逃亡生活を続ける夫婦と、その息子たちの物語。
家族からの自立をテーマとしているが、自分は「親が子どもの自立を考える」事こそがこの作品のテーマだと思った。家族として
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顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

3.7

戦後20年経ち、「アウシュビッツ」での悲劇を知らない、あるいは知らせない世の中になってしまっている西ドイツを舞台に、自国の、自国民の戦争責任を問いかけるべく、日常に潜む元アウシュビッツ所属親衛隊員を法>>続きを読む

秘密の花園(1993年製作の映画)

3.8

児童文学が原作だけあって、成長とプチミステリーと温かみが盛り込まれたハートフルな作品になっております。

子どもも大人も心の氷を溶かしていく様子は、やっぱこっちも微笑ましくなるもんだね。

そしてとに
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きっと忘れない(1994年製作の映画)

3.9

卒論を完成させて優秀賞を取ることに夢中なハーバード大学生のモンティが、運悪く卒論のコピーをホームレスのオッちゃんに取られた事によって、強制的に関わっていく。

モンティとオッちゃんの友情ももちろんすご
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ザ・ヤクザ(1974年製作の映画)

3.9

え、なんでこんな評価低いの…?
めちゃくちゃちゃんと作られた硬派なヤクザ映画やん…。

ストーリーの設定が、後からポンポン新情報が判明して「ええ、まじか」ってなる感はあるけど、それを踏まえて前のシーン
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映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

3.9

映画を撮る中で起こる、物や人によって引き起こされる紆余曲折と、それを巡り展開される役者、スタッフ達の関わり。

なんだろう、自分もこの映画のスタッフの1人として参加してるような感覚に陥る。全ての人にキ
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デトロイト・ロック・シティ(1999年製作の映画)

3.8

音楽×青春=王道。
KISSのライブチケットを手に入れる為に右往左往しているうちに、大人の階段を登る少年たちの物語。ロックなスタンドバイミー。

ライブも一生の思い出になるけど、何より今後の人生でずっ
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燃えよドラゴン ディレクターズ・カット版(1973年製作の映画)

3.8

初ブルースリー。イメージ通りのブルースリー。完全無欠のブルースリー。

とにかくカンフー!って感じかと思ってたら、意外とスパイ要素が多くて、ストーリーとしてもしっかりしてる。要塞島の中で銃が使えない理
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ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

4.1

ダイアモンドの採掘をめぐって内戦が絶えず人が亡くなっているシエラレオネを舞台に、元傭兵の密売人と偶然ピンクダイアモンドを発見した現地の漁師が、取引をしてそれぞれの目的の為に動く、重厚なヒューマンサスペ>>続きを読む

少林サッカー(2001年製作の映画)

3.4

「え、これ一応サッカーだよね…?」と30回はツッコミを入れる、愛すべきカンフーおバカ映画。
そこんとこを早めに割り切るのが吉。じゃないと確実に置いてけぼりにされる。割り切っても置いてけぼりにされるけど
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

ディカプリオ×プラピ。男が目指すべきカッコいい親父2人が共演となると観ないわけにはいかない。

マンソンファミリーが絡んで最終的に実際にあった事件に行き着くから、どうしてもそっちにスポットが行きがちだ
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.0

「鬱映画を順番に挙げていけ」と言われたら、必ず10本以内に入るザ・鬱映画。
ただ、このような状況の人達が、知らないだけで自分の住んでいる街にもいる事から、必ず観た方が良い映画。

もちろん4人全員のス
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.8

リブート版チャーリーズエンジェル。正直前作の2作よりもこっちの方がエンターテイメント的に楽しめた。

今作はまさにガールズパワーを全面に出したガールズパワーを表現する為の映画って感じ。味方は全員女性。
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.7

19世紀初めのオーストラリアを舞台にした血と泥に塗れた復讐劇。

イケメン顔の将校がマジでクズすぎて殴りたくなるレベルで胸糞悪くなる。しかも復讐の動機となるシーンでの主人公クレアに対する仕打ちは、クレ
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.8

これぞ真の2.5次元!!

子どもの頃から観てたあのトムとジェリーだ…。最近の実写化は軒並みモフモフになるけど、今回はこれが大正解。けど、不思議とアニメーションと実写化がぶつかるなんてことはなく、全く
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.6

事が始まる前の開始15分くらいはB級臭がスゴくて別の意味で面白かったけど、アクションが始まった途端銃声と共にその臭いもぶっ飛び、割と夢中に見れた。

設定を詰め込んでる感あるし、ストーリーの「必然性」
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グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

3.7

少年時代に信頼していた神父から性的虐待を受けた男が、大人になって時間が経った後、その神父がいまだに子どもに関わっている事を知り、告発を決意する。
その動きは、同じく被害を受けた男たちにも広がっていき…
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ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

3.7

ホラーコメディだというが、要素的にはヒューマンドラマ、時々コメディって塩梅でした。ホラー要素はスパイス程度。
やや詰めが甘い脚本だけど、大筋はスッキリした良い話。

僕らも映画を観てると故人の俳優が映
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グロリア(1980年製作の映画)

3.4

レオンみたく「ヤクザ親父が無垢な少女を救う」作品は数多あるけど、「ヤクザ淑女が少年を救う」作品は珍しい。

ただ致命傷はこの手の映画に必須な条件なはずなのに、「子どもがちっとも可愛くない」こと。男の子
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.7

やっぱ夏と言ったらこの映画だよ…って感満載で、これを見たら自分にもこういう田舎の親戚がいて年1で集まる機会があれば良かったなぁ…と無い物ねだりが始まる作品。

デジタル世界から始まる世界の危機に、日本
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きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

3.7

自分が難病当事者だから、24時間テレビにはじまる世の中に蔓延る「不治の病」の御涙頂戴シーンや展開にはことごとく冷めてしまう。この映画も例外ではなく、泣けるであろう(というか泣いて欲しいんだろうなと思う>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

3.9

同監督の前作「ミツバチのささやき」に比べると現実的な物語になっている。しかしその映像美は健在。相変わらずフェルメールの美学って感じ。ため息が出る。

近い存在なはずなのに自分の知らない父が垣間見える好
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.7

いやぁー、色々とすごかった。とても詩的な表現が多く、頭をフル回転させて考察しながら見ないとポカーンとなる。それに気づくまではキツかった。
その中で僕が唯一導き出せたこの映画のテーマであろうことは、「生
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