晩年のお父さんと彼を介護する娘のハートフル映画かと思いきや…凄まじかった。
認知症をテーマにした映画は過去にもいくつかあったが、「認知症の方が感じる記憶の混線」をここまで可視化することに挑戦した映画>>続きを読む
ポーカーに生きる男キッドがベテランポーカー王者的存在ザ・マンに挑む話。
メインはザ・マンとのポーカー戦だけどそこに至るまでの話だったり、ゴタゴタエピソードでキッドの人間性を深掘りしている形。
ポーカ>>続きを読む
戦時中男が軒並み戦地に行き、娯楽の野球は瀕死に。一か八かと女子野球りーぐが発足されるが、女性が活躍することに反感を抱く輩や、そもそも関心を持つような人が少なく、雲行きは怪しい。その中でも「野球がやりた>>続きを読む
飾り気のない純朴さすら感じられる中年が、親友の娘の腹いせによる「性器を見せられた」という嘘により窮地に立たされていく。
子どもの純粋性を信じたい気持ちも分かるが、周囲の人々が最初は慎重な態度だったが>>続きを読む
キリスト教徒ブチギレ必死の神様描写に戸惑ったけど、世界観を受け入れさえすれば問題なし。
いつ死ぬか分からないから死なないように慎重に生きる。逆に分かっちゃえばヤケになってやりたい事をやる。
神の意思>>続きを読む
世間ですごいすごい言いすぎて逆に遠ざけていたが、ようやく鑑賞。
映画の為のストーリーではなく、漫画の中の一部分を切り取っている為、区切りと締まりが悪いようにも見える。映画単体で何回も見るものではない>>続きを読む
女子高生が文化祭でバンドを組んでブルーハーツを熱唱する。このあらすじだけでもうエモい。
喧嘩やバンド結成とか必要最低限のイベントはあるけど、あとは単なる日常。別に問題も大して解決しない。
しかしそれ>>続きを読む
プラハの春の翌年のチェコスロバキアの光景をカメラに収め、それを観ながらゴダールが考えるチェコにおける社会主義の現状と課題、あるべき姿を、ナレーションによってそれぞれ分析していく。
ドキュメンタリーや>>続きを読む
1人の男の愛と喪失の人生を、時に純粋に時に屈折させて描く。
プロットがとてもロマンチックで、ファンタジーと現実の混合がなされてるだけあって話が相当ぶっ飛んでて現実味は薄いんだけど、何故かどこか理解が>>続きを読む
2001年。9.11で世の中が震撼している裏で、マラウイのある村では洪水と飢饉により人々が飢え死ぬ事態が起こっていた。
その中で1人の機械いじりが好きな少年とその家族が、自然や政治、彼らを取り巻くあり>>続きを読む
明らかにまともじゃない予備校の先生と、まともなフリして同じくまともじゃない女子高生が、それぞれの恋の試練を経て「普通じゃない良さ」に気づいていく話。
話のテンポも良いし、両方応援出来るし、何より2人>>続きを読む
テレサテンの名曲を名に冠したラブストーリー。
お互い素直になれずすれ違い、また出会ったと思っても再度すれ違い。
不倫物について回る“恋愛観によって賛否が別れる問題”はあるけど、僕はこれもまた一つの純愛>>続きを読む
バカンス先のホテルで休暇を過ごす元凄腕の指揮者/作曲者のフレッド。
親友や娘、ホテルで出会った人たちとの会話の中で、過去を振り返ったり新しい知見を得たり。
そうした“営み”を経て、止まっていた時間が再>>続きを読む
せっかく安らぎを求めて田舎に移住したのに、粗暴で嫌なやつしかいなくて、なるべく早く馴染もうとしたけど、めためたにやられて、最後はプッツンして覚醒しちゃう話。
田舎って怖いね。閉鎖的と言うか、田舎の人>>続きを読む
雰囲気最高。なんかキュンとしながらも切なくなる。
お互い好意を感じてるのに、状況と感情に流されてすれ違う男女の話が2つ、親子の時間軸で交互に紡がれていく。
なんか台湾の学校って馴染みないはずなのにな>>続きを読む
鬱屈としたルールだらけの毎日からの脱却。
サボりと言えばシンプルだが、フェリスにとってはあくまでも「人生を楽しむ為の1日」。
最初は「ルール」を破る、親友を振り回すフェリスに全く共感できず、むしろ苛>>続きを読む
美しい狂気。
常人には理解できない描写とシーンごとの関連性。
むしろ理解したくないくらいのレベルでもある。理解してしまったら彼らと同じ狂人になってしまう気がするから。
最後のシーンもカタルシスを感じて>>続きを読む
我らがモフモフ紳士パディントンが再び。安定の面白さ。
ストーリーは前回よりも突飛で現実的にあり得ないだろとツッコミまくれるが、そんな事言ったら熊が喋ってる時点でって話。
前作もそうだったけど、一つ一>>続きを読む
子ども向け映画だと思ってなめてました。すごく完成度の高い、大人でも楽しめる映画だったと思います。
ストーリー展開はザ王道で予想がつくけど、この映画の見どころはそこじゃない。
イギリスのコメディ特有の>>続きを読む
高校生の三角関係、甘酸っぱく苦々しい過去、過去の延長線上に今があるという感覚。
岩井俊二お得意の「手紙」を重要なアイテムに添えて、過去と今の関係をストーリーの中に落とし込む。
あのスピーチは本当に心>>続きを読む
火消しなのに一番熱いという矛盾さが面白い。
画面がぐあんぐあん動いてほぼジェットコースター状態。話の展開もぐあんぐあん。途中ポカーンとなったけど、勢いが大事だぜ!!
結果勢いと熱さで結果オーライにな>>続きを読む
ハロウィンのよる仲良し3人組と、たまたま巻き添えになったメキシコハンサム少年が、いじめっ子もろとも曰く付きの人物サラが昔住んでた幽霊屋敷に入り込む。
そしたら彼女の本が見つかって。それをきっかけに怖い>>続きを読む
なんだろう…観終わった後に自分はこの2時間弱夢を見ていたのかと思いたくなる様な映画。
それは南仏の自然溢れる温度感のある美しさによるものもあれば、自分が観ながら解釈していたものが覆されかねない不安定>>続きを読む
等身大の少女像を通して、家族内の愛とすれ違い、ムズムズするような友情と愛情の瀬戸際、そして別れと自分の気持ちとの向き合い方。
少年少女の世界がピュアでどこか懐かしく感じると共に、そこに訪れる展開には>>続きを読む
よく「人生は旅に似ている」なんて言われることもあるけど、まさにそう。これは旅の映画でもあり、人生の映画。
定住しないという新しい生活のスタイル。必ずしもスタートは前向きなものではなくても、大事なもの>>続きを読む
プレイリストムービーと謳われていて、やはり音楽とのシンクロ率は他の映画よりも高いが、それでもやはり特筆すべきは、愛と憎しみをテーマにしたストーリー。
愛ゆえに憎しみが生まれて身を滅ぼした兄、それによ>>続きを読む
子どもの世界から見る、残酷で悲しくも、どこか温かく希望を感じられる戦争映画。
重たいテーマなのに重たくならないのが良い。それでいて大事なテーマをただエンターテイメントの名において消化してないのも良い。>>続きを読む
ある罪で5年間の服役を終えた主人公が、小さな町で再起しようと喫茶店で働き始める。喫茶店オーナーとも仲良くなり順調に見えるが、オーナーの秘密と村の偏見の目によってトラブルに巻き込まれる。
何も知らない>>続きを読む
志を貫くが故に指名手配犯のまま17年間逃亡生活を続ける夫婦と、その息子たちの物語。
家族からの自立をテーマとしているが、自分は「親が子どもの自立を考える」事こそがこの作品のテーマだと思った。家族として>>続きを読む
戦後20年経ち、「アウシュビッツ」での悲劇を知らない、あるいは知らせない世の中になってしまっている西ドイツを舞台に、自国の、自国民の戦争責任を問いかけるべく、日常に潜む元アウシュビッツ所属親衛隊員を法>>続きを読む
児童文学が原作だけあって、成長とプチミステリーと温かみが盛り込まれたハートフルな作品になっております。
子どもも大人も心の氷を溶かしていく様子は、やっぱこっちも微笑ましくなるもんだね。
そしてとに>>続きを読む
卒論を完成させて優秀賞を取ることに夢中なハーバード大学生のモンティが、運悪く卒論のコピーをホームレスのオッちゃんに取られた事によって、強制的に関わっていく。
モンティとオッちゃんの友情ももちろんすご>>続きを読む
え、なんでこんな評価低いの…?
めちゃくちゃちゃんと作られた硬派なヤクザ映画やん…。
ストーリーの設定が、後からポンポン新情報が判明して「ええ、まじか」ってなる感はあるけど、それを踏まえて前のシーン>>続きを読む
映画を撮る中で起こる、物や人によって引き起こされる紆余曲折と、それを巡り展開される役者、スタッフ達の関わり。
なんだろう、自分もこの映画のスタッフの1人として参加してるような感覚に陥る。全ての人にキ>>続きを読む
音楽×青春=王道。
KISSのライブチケットを手に入れる為に右往左往しているうちに、大人の階段を登る少年たちの物語。ロックなスタンドバイミー。
ライブも一生の思い出になるけど、何より今後の人生でずっ>>続きを読む
初ブルースリー。イメージ通りのブルースリー。完全無欠のブルースリー。
とにかくカンフー!って感じかと思ってたら、意外とスパイ要素が多くて、ストーリーとしてもしっかりしてる。要塞島の中で銃が使えない理>>続きを読む