Noahさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.8

真実は果たして何よりも正しいことなのか。
全てを壊してしまうほど残酷なものではないのか。
答えはないんだ。

それでも真実であること、正直である事に必要な覚悟だけは、この世に存在するべきだと思う。

海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

4.2

「面白い物語があって、それを語る相手がいたら、人生は悪くない」
まさに映画の本質じゃないか。“映画”を観た、なぜかこれ以上の感想を言いたくならない、言葉に出さずこの気持ちを秘密にしておきたい、そんな満
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ブライアン・ウィルソン/約束の旅路(2021年製作の映画)

3.6

親父が大好きで、幼少期から死ぬほど聴かされてたビーチボーイズ。
大人になって気付けば自分も口ずさむレベルで好きになってる。
親子二代に愛されるブライアンの才能よ。

ペットサウンド以降の作品群はあまり
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パーフェクト・ノーマル・ファミリー(2020年製作の映画)

3.9

どこにでもいる“普通”の幸せの家庭、ずっと続くはずだった“普通”の生活、それが父親のカミングアウトとそれに伴う変化によって、一気に変わっていく。

今まで当たり前だったことが変わっていくことやその変化
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橋の上の娘(1999年製作の映画)

3.6

ルコント監督の作品は感情移入は難しいから好みは分かれるけど、、少しでも心を動かされたらそこから一気に引き込まれる愛の物語を描くのが本当に上手いな。

普通ではないんだけども「この2人にとってこれが真実
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GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

4.1

住まい=居場所。根を下ろしていた場、空間への愛着。そして別れ。

ルーツやアイデンティティにも似たそれをなんとか守ろうと独自の戦いをするユーリ。

撮影方法なのか、演出なのか、ストーリーなのか、何がこ
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キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性(2012年製作の映画)

3.8

毎回映画のエンドロールのたびにこの仕事は何をするんだろう?と具体的には分からなかった中の一つ、「キャスティング」。

今まで良い俳優使った金字塔的な作品だなぁと思いながら見てたあの作品この作品も全部キ
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未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

3.8

人智を超えた“なにか”と合間見える時に感じるであろう、好奇心や神秘性、そして恐怖とゾクゾク感。
それらを画面の前にいる我々にも肌で感じさせてくれる熱量。

まさに「未知との遭遇」。

ロイは父や夫とし
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アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

3.7

「人間であること」を目指すアンドリューの姿から、逆に人間らしさを教えてもらう。

ただ、心が汚れてるのか、子どもの頃から知っていて大親友だった人の孫とそういう関係になるのは結構アブノーマルな匂いがする
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最後の恋のはじめ方(2005年製作の映画)

3.7

素直になれない恋物語、素直だけど上手くいかない恋物語。

本作のMVPは、「世間のイメージと違って外見ではなく純粋に中身を観て好きになった」という全世界のオタク、非モテ男子を勇気づけたアレグラだと思い
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はなればなれに(1964年製作の映画)

3.8

人はなぜ一体になれないのか。
みな、はなればなれ。

アルトュールを惹かれてしまうオディールを観ると、やっぱワル男に惹かれるのは古今東西関係ないのか。

そういう点から読み取れる、嫌がりながらも断れず
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呪詛(2022年製作の映画)

3.9

最恐の視聴者参加型ホラー。
個人的に、過去一で不気味だったヘレディタリーと競るくらいの不気味さ。

若気の至りでやってしまった呪いの原因である秘境の村での出来事と、現代で自分と娘に降りかかる呪い。
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

現代のCG技術を使いながらリアル路線のウルトラマンを観れる楽しさはありつつ、やはり本作の見どころは、ポスターのコピーにも使われた「そんなに人間が好きになったのか」に集約される、ウルトラマンの「献身性と>>続きを読む

LETO -レト-(2018年製作の映画)

3.8

物語の終着点を用意してるわけではなく、ソ連のあの時代の独特な雰囲気の中でひたすらロックに集中してる若者の日常と恋愛を通して、「ロックって本来こういう精神性があったよね」って再確認できた作品でした

ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022年製作の映画)

3.7

前作は結構ほのぼの?とソニック導入編という感じだったが、今回は「ヒーローとしての成長」と「チームアップ」がテーマで、これこれー!という感じ。

ようやく雰囲気が少しずつゲームに近づいてき始めてるから、
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

クルーガー監督がインタビューで、「大切な人を亡くした悲しみは、乗り越えるとは言わない」と言っていた。
この映画のテーマもまさにそこで、悲しみと一緒に故人の想いを胸に抱き、共に歩んでいく。それこそ強さに
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仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

3.7

死ぬほど切ない。
なかなかアブノーマルな設定で「ないわー」と思う方もきっと少なくないだろうが、そこは映画。こういうお話、私は好きよ。

アリスの行動原理や結末によって好きになれない部分もあるかもだけど
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.7

最初は梅の木がどういう風に効いてくるんだろう、と思いながら観てたけどそういうことか。明言はしないけどたしかに。

邪魔だ迷惑だと言われてもありのままの形を受け入れてもらって上手く付き合っていけば、特に
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

3.6

偏愛が真の愛になり、後に残るのもただひたすらに熱烈過ぎるほどの愛。

2人の愛の形があまりに純粋すぎて感情移入という点ではそこまでで、たまにおいおい!てツッコミたくなるけど、最後のひと台詞の後の余韻に
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EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2021年製作の映画)

3.7

ボーイミーツガールで始まったエウレカ。
素晴らしきボーイミーツガールで幕を閉じる。

ハイエボ1から続く物語の独自解釈と改変で、ずっとファンだった者にとっても難解なストーリー。
けど丁寧に過去作との繋
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ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2018年製作の映画)

3.7

ハイレボ1は再編集再解釈で、新シーンは冒頭だけだったが、こちらはほぼ全編新作。
しかし過去映像も、これまたニクい使い方で入れてくる。

オリジナル版からのファンとしてはアネモネが前向きでいてくれるだけ
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.6

ホラーに興味のある人なら知ってるであろう、ホラー映画界のアイコン。

じっとりとした熱さを感じるスクリーン。そして響き渡るスクリーム。
ひたすら狂気。
最初レザーフェイスが前触れなく登場するのはクソビ
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