リコさんの映画レビュー・感想・評価

リコ

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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

クリストファー・ノーラン作品であることを前提に、多方向から楽しむ映画。


全体図を見て、逆行を追っかけて、時間軸を整えながら見ると一段と楽しいので、初見で理解しようと力むのではなく、何度か鑑賞し、毎
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

誘拐されたとされる女性からの一本の緊急ダイヤル。
その通話だけを頼りに誘拐犯を追うお話。

終始、緊急ダイヤルオペレーターのみの映像が流れ、会話と周辺の音を頼りにストーリーが展開する。

視覚から得ら
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

コミカルなテンポで進むストーリーと、ネガティブに見せすぎない半地下の生活を、後半一気に思い出させるように畳み掛けるような映画。

嗅覚まで押し寄せる貧富の差が印象的。


トラブルが起こったそんな緊張
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悪魔のような女(1955年製作の映画)

3.8

正妻と愛人が結託し、男を殺害。
そしてプールに死体をしずめ、数日後プールの水を抜くのだが、あるはずの死体がない。。

正妻と愛人結託させるまでにそもそも時間がいりそうな、このあらすじ。
しかし、その部
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.5

シャイニングの続編とは言われつつも、良くも悪くも、いろんな意見を周りに聞いたので、期待値をあげず鑑賞。
小説は未読。

結果、想像以上に面白かったです。

シャイニングと、キャラクターと背景が一緒の、
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.1

アニメのダンボが好きだったので、初見の感想としては、これはダンボじゃないな、と思ったのが正直なところ。

アニメの時の奇妙な雰囲気も、ティムバートンなら、もっと奇天烈な感じにしてくれるのかと期待をして
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月とキャベツ(1996年製作の映画)

3.7

日常にひそんだ小さな幸せをじわじわと感じる映画。

秒速五センチメートルのイメージが強かった歌だと思っていたけれど、この映画の方がやはりしっくりくる。

ゆっくりと静か。幸せに隣り合わせた切なさのお話
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

シャロン・デート殺人事件を予習するまもなく鑑賞。

知らなくても、
あ、ここは事件を知ってたら余計良いんだろうなとか、
あ、この映画について元ネタ知ってたほうが楽しいんだろうなとか、
端々と感じられる
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.0

優しい気持ちになれる映画。
パワンのバカ正直さや少女の笑顔に癒される。

宗教の違い、ビザなしで国境を越える、などのあらすじを読んで、
はじめはもしかしたら少し難しい話になるかと心配したけれど、
とて
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イップ・マン外伝 マスターZ(2018年製作の映画)

3.5

イップマンスピンオフ作品。

スピンオフなので、ストーリー面はあまり期待していなかったけれど、思っていたよりはよかった。

ただ、ドニー・イェンの細かな詠春拳に比べて、派手めな戦いが多いので、ワイヤー
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コレクター(1965年製作の映画)

3.6

蝶の収集を趣味とする青年が、想いを寄せる女子大生を誘拐監禁。
身代金や暴力もなく、女子大生に自分を好きになってほしいと告げる。

変態というより、極度に拍車のかかった恋愛下手なのかなという印象を受けた
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.6

終始、音楽と映像、ライトアップが恐怖をあおる作品。
芸術的だなと感じる部分が多々ある。

怖いというよりは不気味という感覚の方が強い。
バンっと怖い映像が出たりはしないので、ホラー作品の中でも見やすい
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

3.9

妻のためを想い、高くて買えない生理用品をどうにか低コストで自作できないかと試行錯誤する夫のお話。

生々しい感じではないので、ぜひとも男性にも見てもらいたい作品。

毎月くる生理が女性の枷にならないよ
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運び屋(2018年製作の映画)

3.7

積み重ねられた年と経験を、人間味として味わえる作品。
クリントイーストウッド作品の安定感を感じる。

ただ、所々で、この脇役の人もう少しつかってもよかったのでは?と思うところもある。

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.6

アンブレイカブル、スプリットに続く作品。

メインとなる3人と、それぞれを大切に思う人々とそれを取り巻く組織。

3部作目にして、それぞれの設定もしっかりしているので、すぐ物語に入り込めるのだけれど、
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.3

スマホを落としたことがきっかけに、個人情報が悪用されるおはなし。

いまどきサイバーホラー。
想像していたよりも話の展開がわかりやすくて、思っていたより良かった。

犯人役の表情が想像よりクレージーで
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

映画の名作を聞かれたら、この映画の名前をあげないけれど、
音楽をテーマにした映画の中で、一番ライブ感を感じられる作品としては、現時点でこの映画。

長いプロモーションビデオを見ているかのよう。

スト
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

3.8

父親のあとを継ぎ、潰れかけの靴工場をたち直そうと、主人公が思案している時、ある人と出会い…

実話をベースにした、ヒューマンドラマ+サクセスストーリー。
何気なしに鑑賞しはじめたけれど、想像以上に自分
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

映画館に観に行きたかったけど、時間が取れず行けず。やっと見れた。

味のある俳優女優陣の演技と、そこから醸し出される哀愁や喜びの表現が秀逸。

難しく、悩ましく、ではなく、ふと家族とは何か考えさせられ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

失踪した娘の行方を、SNSを駆使しながら捜索する父親の話。

パソコン上で全てが展開するので、終始定点カメラでの撮影が続き、見ていて新鮮な感覚がある。

話の展開としては、伏線が少し雑で展開が読めてし
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.9

久しぶりに見た韓国映画。
事故でアルツハイマーを患った連続殺人犯のお話。
俳優陣の演技も印象的で、予想以上に面白かったです。

別編集の新しい記憶の方も是非見たい。
ラストはすこし賛否分かれそうな気も
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.4

鑑賞中、無言になってしまう映画。

最後はもう少しなんか欲しかったけれど、中盤までは設定もわかりやすくて、割と好き。

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.3

気楽に見れるストーリーで、豪華な女優陣を眺める映画。

大きく可もなく不可もなく。
思い描いていたよりは面白かったので満足。

スナッチ(2000年製作の映画)

3.5

シャーロックホームズ以外のガイ・リッチー作品は初鑑賞。
ずっと気になっていた作品なので見れて良かった。

シャーロックでも見られる独特の作風に加え、それぞれの人物に個性が魅力的。

ただ、個人的には、
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.9

チーム連携による大規模カンニングのお話。
少しだけ途中グダグダ感もあるけれど、全体的にストーリーテンポも良く、設定もわかりやすいので、最後まで一気に見れる。

カンニングがうまくいくかどうかのハラハラ
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トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~(2017年製作の映画)

3.2

真実か挑戦かを問われ、出された問いや課題に、嘘や拒否、達成できなかった場合、命が奪われるデスゲーム。

期待が強くなかったため、思っていたより面白かった。

設定もわかりやすく、オチも想定内だけれど、
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.1

ゾンビ映画をよく見ていた時期に、なぜか連続で別々の友人からオススメされた映画。

秀逸な面は無くとも、恋愛要素があり、設定もわかりやすくて見やすく、それぞれのキャラクター性もあるので、それなりに愛着が
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.3

ステイサムを楽しむための大型古代サメの映画。

中盤までの流れは良かったものの、後半はなんだか都合の良い展開でB級感が出てきます。が、ステイサムが主演、サメ映画となれば、それは想定内の展開なのでむしろ
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

45日以内にパートナーを見つけないと、事前に自ら決めた動物に変えられてしまう。


設定は面白い、世界観も嫌いではないけれど、人に勧めるのはかなり迷う映画。

終始、生きることについて考えさせられる。
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三銃士(1993年製作の映画)

3.3

小さい頃、よく見ていた映画。
初めて三銃士というものを知ってすごく憧れた。

オリヴァープラットの役がすごく印象的。

この映画を見ていたおかげで、ディカプリオの仮面の男を、とても楽しんで見た覚えがあ
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U.M.A レイク・プラシッド(1999年製作の映画)

2.9

設定もとても分かりやすいB級パニック映画。

思っていたより、知った顔の俳優さんが多く少し嬉しくなった。
CGも想像以上に迫力がある。

シンプルで気楽なパニック映画を見たい時におススメ。

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.4

前作を見ずに、まさかの2作目から鑑賞。

ロボット系の映画に少し抵抗があったため、楽しめるか心配だったけれど、わかりやすい設定で、前作を知らずとも普通に楽しめました。

ただ、怪物とイェーガーの大きな
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.4

アニメのみ鑑賞済。

思っていたより勢いもあって、CGも頑張っていたように思えるけれど、それぞれのキャラクターが何故戦っているのかの理由の描写が弱い気がした。
獅子神くんがただただ悪いような見えてしま
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.7

安定の面白さ。
だけれど、どこか続編の為へのつなぎ感を感じる作品だなあと思ってしまった。

恐竜たちがもっともっと活き活きしている感じが見たかったかも。

作業がてら見てしまったので見逃している点もあ
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.6

サスペンスとダークファンタジーを混ぜ込んだような作品。
浮遊するような流れで、視点とシーンが入れ替わる。

見ていて途中までは「怪物はささやく」を彷彿させられていたのだけれど、中盤見え隠れする現実味で
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ZOMBEE 最凶ゾンビ蜂 襲来(2015年製作の映画)

1.2

久しぶりにB級のゾンビやパニック映画を見たい気持ちになり、鑑賞したら、なかなかヒドイ作品を引いてしまった(笑)

ゾンビと虫パニック、割と悪くない設定だと思うのだけれど、いざ見てみると、話がつかめず終
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