ricoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

人気俳優のゆるゆるセレブ生活。

お顔の型とるシーンとか笑った。
イタリアの授賞式も。
大丈夫?イタリアの事disってない?

羨ましい生活のように思えるけど、
本人は自分の事カラッポだと思ってる。
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.2

映画が訴えたかったメッセージと残忍な殺害方法との間に解離がある。
動機と凄惨さが釣り合わないというか。

ヒューマンドラマなのかミステリーサスペンス物なのか、二兎追いすぎたのでは。どちらかに軸をおいた
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

光と影、あるいは闇の中の光、
が美しく印象的な映像。

子役の娘を含めた4人の演技が素晴らしすぎる。

広瀬すずは、どうしてこんなにつらい役を引き受けるんだろう。
実人生では味わう事がないであろう痛み
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dot the i ドット・ジ・アイ(2003年製作の映画)

3.7

一見恋愛ドラマと思わせといて、
実は伏線回収どんでん返しミステリー。

主人公の女性がペネロペクルスみたいな可愛いタイプだったらもっと良かったと思うけど、
もしかしたらそれも伏線の一種?

ガエルガル
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シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

3.7

フランスの田舎の郵便配達員が仕事の合間に30年以上かかって作り上げた理想宮。

感情表現が不器用な男が娘の為に作り上げたテーマパーク。
建築物っていうより壮大な芸術作品。

実話です。

その娘を失っ
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.6


サイコパス物はそんなに好きではないのだけど、捻りがあってよくできてる。
ハリウッドリメイクとかしてもよさそう。

Fukaseのキャラ作りが的確。
Fukaseもすごいがキャスティングした人もすごい
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音楽(2019年製作の映画)

3.7

森田くんがケンジの家で古武術の音楽を初めて聴いた時、脳内に浮かんだのが
「原子心母」と「タルカス」と「チューブラーベルズ」なのは確認できた。

で家に来た太田に数万枚のコレクションからチョイスして貸し
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空白(2021年製作の映画)

3.5

重そうだったので観るのを躊躇したが、評判が良いようなので視聴。

全ての登場人物に一定の距離を置いたような、客観的な視点の映画だったので、見ていてそれほどしんどくはなかった。

ちょっと過剰気味の人も
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オールド(2021年製作の映画)

3.6

軽い娯楽物を観るつもりだったのだけど、
気持が登場人物達に同化してしまって十分ヘヴィーだった。

だんだんパニックホラーみたいになってくるし。

しかし回収がお見事である。
ラスト近くでスコアが0.3
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.1

泣いた。
鳥肌立つくらいの善き映画。

一見地味だけど飽きさせないストーリー展開。

わたしも損得より自分の正義や良心に従って生きて行きたい。

あくまでも自分の、だけど。


今日は仕事休んでドイツ
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水を抱く女(2020年製作の映画)

3.0

うーん、主人公の女性に共感できなかった。。。

というか誰にも共感できなかった。。。
ちょっと怖い。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.6

ガンダムってファーストシリーズ?しか知らないのだけど、独立したお話そうだからだいじょぶかな?と思い見てみた。

ブライトさんの息子がテロ集団の親玉らしいのだが一回見ただけでは目的がよく解らず、Wiki
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.0

面白かった。

無気力でイケメンの中学校の理科の教師が、1DKくらいの部屋で原爆を作る話。

傑作と聞いていたけど今まで観る機会がなかった。
まあ、反社会的な問題作なのでTV放送とかなかなかできないだ
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

3.8

めっちゃオモロイおっさん。

デューンの企画中のエピソードは、
おそらくその時の気持のまま、ハイテンションで嬉しそうに語り、
制作の中止が決まった時の話をする時は、この世の終わりみたいなくらーい顔にな
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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(1975年製作の映画)

3.6

ゲイの男性とお胸の小さいボーイッシュな女の子の短い恋のお話。

正常なセックスができない以外は普通の恋愛。誰もが経験するかも知れないやつ。

ジェーン・バーキンが魅力的。
お胸が全然なくても。

それ
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.4

100%共感不能!なのに爽快!

てのがキャッチコピーらしい。
共感不能というより最初の30分はムカムカした。
その後の1時間は面白かったし爽快だったしプッと吹き出したりもしたが、
ラスト15分がまた
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.0

面白かった。

エレベーターに閉じ込められる話と聞いていたので、ワンシチュエーション物かと思っていたら違った。

話はどんどん転がって行き、ラストの落とし方まで完璧。
(ちょっと、エッ?ってところもあ
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カトンプールでの最後の日(2017年製作の映画)

3.6

シンガポールの15分の短編映画。

美しくてシュールな映像。
リアルな音像。
少年の頃のプールでの思い出が
甘く美しい夢に。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

妻を突然亡くした男の話って事で、
「雨の日は会えない、〜」や
「永い言い訳」の路線かと思っていたが
むしろ真逆だった。

エキセントリックな女性(妻)と
それに振り回されるちょっとナイーブ?な男性の組
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.7

BL物に続いてGL物?を。

可愛くて優等生で友達も多くて男子にモテるJKの愛ちゃん。
髪やネイルの手入れも怠らない。

そんな愛ちゃんはジミ彼女がいる男子に片想いしている。
思い付きでジミ彼女を誘惑
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.7

先日フジロックの配信見てたら、ダイナソーJr.がCUREのJust Like Heavenカヴァーしてて、おうっ♪て感じだったのだが、
この映画の冒頭、主人公がカメラ目線でセリフを吐いたあと、聴き慣れ
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逃げた女(2019年製作の映画)

3.5

何も起こらない。
平凡なよくある会話。
なのに目が離せない。

タイトルからすると、
もうすでに逃走中って事?

スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.8

想像と違う展開だった。

父親から愛されずに育った早熟な美しい少女と人気ミステリー作家の女性が
フランスの田舎の別荘で一緒に過ごす事になる。

プール付き別荘の美しい風景。
魅惑的な少女。
熟成された
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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

4.0

登場人物全員が過剰なキャラなのに
リアリティーがある。

ちょっと昔の田舎ってきっとこんな感じ(偏見)

中々衝撃的な展開。
個人的には永作博美が一番印象深かった。
(笑いもとれる唯一の癒しキャラ?)

シンプルな情熱(2020年製作の映画)

3.0

うーん、会ってもセックスしかしないので、男性が女性を愛してるとは思えなかったし、男性に魅力も感じなかった。

女性も男性の若い肉体に執着してるだけなのでは?

て事で全く共感できなかった、残念。

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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.8

サスペンス映画というよりかは
難解でも退屈でもないアート映画という感じ。

画角が正方形に近くモノクロ。
ビンテージレンズ?使用など
1920年代の映画を意識。
構図はシンメトリーが効果的に使われ、
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.9

余韻。
儚い愛の物語だった。

と同時に戦いの大義についての物語でもあった。

ウクライナ戦争が始まった時、
人命が一番大事だから降伏した方がいいという意見が日本の一部であり、
一方でキーウ在住のウク
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ザ・フライ2/二世誕生(1988年製作の映画)

3.6

しまった!
けっこう好きなの前作じゃなくて
こっちの方だった。

前作よりさらにグロさマシマシ。
でもやっぱり切ない。
そして映像が前作よりオシャレ(?)
クローネンバーグっていうより
キューブリック
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ラッキー・ライフ(2010年製作の映画)

3.5

人生は大なり小なりラッキーな事とアンラッキーな事で出来ている。

そしてそれらはしばしば表裏一体だったりする。

主人公にとってゆるがないラッキーな事はなんだったか。
それは物語の最後に語られる。
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復讐者たち(2020年製作の映画)

3.5

実話ベースのお話だそうです。

第二次世界大戦後、ホロコーストを生き延びても、ドイツ人に迫害を受けるユダヤ人達。

密かに復讐を企てる集団。
その対象は、ナチの残党だけでなく、無差別のドイツ市民だった
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ハエ男の恐怖/蝿男の恐怖(1958年製作の映画)

3.7

だいぶ以前に、確かクローネンバーグ版ザ・フライよりこちらを先に観ました。

チープさが逆に怖く、シンプル過ぎてむしろスタイリッシュ。
そしてちょっと哀しい。

そんなソフトホラーな映画だったと記憶して
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.5

えっと、実はこの映画割と好きです。

ホラーはダメなんですけど、
グロはある程度まではいけます。

この映画はホラーではなく、
グロもあるSF映画だと思ってます。

そのジャンルとしては完成度高いんじ
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.8

過酷な現実。
現代に現存する。

しかし人は、どれだけ過酷な状況でも、
希望やささやかな幸福を見失わずに生きる事ができる。

アビゲイル・ハーム(2012年製作の映画)

3.6

妄想?
いえいえこれはきっとおとぎ話。

羽衣伝説って、日本でも各地に複数あるけれど、実は世界中にあるんだそう。

視覚障害者に本を朗読する仕事をしている中年の孤独な女性。
誰とも目を合わせる事なく生
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ときめきに死す(1984年製作の映画)

3.7

エキセントリックで妙な味わいのある映画。

寡黙で風変わりな青年と、避暑地の別荘で彼の世話をする為に雇われた元医者の中年の男。
その二人の男を慰める為に雇われたこ惑的な女。

アメのたくさん入った大き
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