ぽこたまさんの映画レビュー・感想・評価

ぽこたま

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風花 kaza-hana(2000年製作の映画)

4.3

いいなあ、このふたり、、

何で生きなきゃいけないんだ
帰る場所も居場所もない2人。
失ったものが大きすぎて、酒に飲まれて生き生きしている人や風景を疎ましく思ったり、卑屈になった言動をしてしまっていた
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DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

3.9

「こっち側」と「あっち側」のディスタンス。そうやって簡単に線引きできればいいのだけれども。

どうしてあんなところに行ってしまったのか。疑念。
なんで全てを捨ててしまったのか。
信じる対象が自分ではな
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ショコラ(2000年製作の映画)

4.1

まさか最終的にはこんな素敵なお話になっているとは。

禁制や縛りは心を安定させるかもしれない。でもそれでは人間の価値が一向に開いていかない。
固定観念に引っ張られないで、もっと寛大に心を開いて歓迎しよ
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ガマの油(2008年製作の映画)

3.8

ご先祖様を大事にすること。
お天道様に顔向けできるように生きること。
たとえ亡くなっても、僕らが思い出していれば生きているのだということ。
そんな役所広司が描く死生観。
すごく素敵だった。

親がいな
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BOY A(2007年製作の映画)

3.9

ガーフィールドがとても素晴らしかった。

表情がとても繊細で、未来に向かって今という時間を大切に紡ごうとする裏に、抱える過去の罪悪感と後悔。幼少期の親友を失った苦しみがよぎる。その苦悩と葛藤が観ていて
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.3

大学を卒業して一人暮らしを始める頃をなんとなく思い出した。
早く大人になりたくて、自立したくて、何者かになりたくて仕方がなかった。
自分が今こうして思うがままに、不自由なく好きなように生かせてもらって
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めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

4.0

ジョナが生意気な年頃でよかった。

大事なのは深い愛。
たった一人でいい。
その人のために心を捧げられる、全てを注げられる人にめぐり逢えたら、生きてて良かったと思えるなあ。

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.8

情熱的に燃え上がり、一瞬にして消えた夏。

彼女と付き合えことは、兄ハンターが許さない。
兄ハンターとハッパを売ることは彼女が許さない。
どう転んでも誰かが傷付いてしまう。
それでも手にしたいほど燃え
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

そうだ。ジョー。
僕たちは表現者だ。
男女関係なく知性、野心、そして何より強い魂がある。
どんな経験だって作品になる。

でもそんな僕たちでも時々、どうしようもなく寂しくなる時があるよね。
ものすごく
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幻の光(1995年製作の映画)

3.7

行ってしまったきりもう二度と帰って来ない、苦しさを誰よりも敏感に知っている。

あれから5年。
ずーーっと分からない。
どうして消えてしまったのか。
ふとよぎる。
もしあの人とだったらどんな生活だった
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

4.2

20年来会っていない父の訃報。
その時の父と今、自分は同い年。
実感が湧かない。
信じられない。

陽子が人と人の繋がりの中で、本当の自分を見出していくまでの、繊細で細やかな感情の描き方がとても良かっ
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(1954年製作の映画)

3.8

ずっと観ようと思っていたものが、
まさかのたまたま最近行ったロードトリップでびっくりした。

甘え、心の安定、安らぎ、そんな存在であったはずのジェルソミーナ。
彼女に対して横暴な態度で、愛が分からず、
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望み(2020年製作の映画)

3.2

事件の真相をもっと分厚くして欲しかったけど、「望み」という点で全員が救われたのでまあ観れた。

サスペンスあんまり自分から観ないなー

バンクーバーの朝日(2014年製作の映画)

3.6

今の時代もニュースを見て明るい気持ちになるのは大谷だけやなー。

日本が好きだし、日本人としての誇りはあるけど、なんもかんも関係ないって野球が教えてくれる。
野球最高。

PicNic(1996年製作の映画)

4.8

なんて美しい地球最期の日なんだ。。

なんか死に対しての恐怖が薄れていく感覚。なんだこれ。すごい不思議。
そうか。自分が産まれたら地球も誕生して、自分が死んだら地球も最期。
そうじゃん。ならいいじゃん
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私の男(2013年製作の映画)

3.8

2人ともエロいなあ。
こういう愛の形があるのか。

血縁、家族、父娘、男女であること。
社会不適合であること。
そんなものは関係ない。
互いに精神的未熟がゆえに、
本当の心の繋がりの存在そのものを、
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[Focus](1996年製作の映画)

4.0

衝撃。なにこれ。
映画の概念覆された。
まさにフォーカス。
浅野忠信恐るべし。

鮫肌男と桃尻女(1998年製作の映画)

3.8

最後までちゃんとおもろー。
全員のキャラクターもいいし、浅野忠信かっこよすぎる。
車に乗る鮫肌と沢田の最後がいいなあ。
撮り方も北野映画を感じさせるシュールさで山田が最高笑

わたしの見ている世界が全て(2022年製作の映画)

3.7

結構良かったな。
第一線で走り続けていたからこそ、能ない人間は認められなくて当然。
私だけが全てわかっている。
私こそが正解。

そういう人こそ人の優しさや、温かみがわからない。
最後の常連さんに声か
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.8

人が人を失った時。

素直に受け入れて自分の人生を歩む?
むしろ今より親密になる?
忘れていく流れに身を任せる?
やがて寂しくなくなるのが今は寂しい?
うん。
きっとどれもあると思う。
どれも正解だと
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

「“はい。”を”ええ。”に変えろって言ったんじゃなくて。」笑笑

開始早々、やばい沼に足を踏み入れてしまったようなこの感覚。不気味さ。寒気。
映画を観てこんなにも思考がまとまらない。
言葉が出ないのは
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僕達急行 A列車で行こう(2011年製作の映画)

3.8

すごい良かった。
人と人とのご縁が紡いでく素敵な物語。
演者同士の持つ空気感が、作風にものすごいハマってて面白かった。

趣味って時にはその人を形成し、
時には生きる意義みたいになってくる。

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.9

そろりそろり。

10年経ったいまでも夢に出てくるほど虐げられてきた優。
人殺しの息子という肩書き。
父が最後まで反対し続けたゴミ処理場で働かなければならないこと。
金を稼ぐために犯罪に手を染めてまで
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.9

おもろー。
全部つじつまあってるー。
ドタバタムシムシすってんころりん。

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.7

たまらんかった。

エンターテイメントも、
才能も、
靴も、
人々の人生を変えられるかもしれない。

この先の未来がどうなるかわからないけれど、いつまでもそんな時代であれたらいいな。

この2人は最強
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.5

ものすごくいい映画だった。
鈴木亮平さんは役者の鏡だ。

自分が想像していた以上の形の、”エゴイスト”の応酬だった。
自分が犠牲になってまでもその人為だったらなんだってできる。魂を注げられる。
それが
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あつい胸さわぎ(2023年製作の映画)

4.1

すごい良かった。
優しい気持ちに、そして強くなれる。

女の子のおっぱいがどれだけ繊細で、温かくて、かけがえのないものなのか分かる。

頑張れ。ちなつ。
大人になるんだ。

影裏(2020年製作の映画)

3.6

最後の音楽と綾野剛の表情がなんとも哀しい。
屍の上に立ってるというのも日浅らしい。
情報が少なくて、想像するのが楽しかった。

マイ・ビューティフル・デイズ(2016年製作の映画)

3.4

なるほどねえ〜
不思議な終わり方。

これで少しは心の傷が癒えたかな。

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