ぽこつるさんの映画レビュー・感想・評価

ぽこつる

ぽこつる

菊とギロチン(2016年製作の映画)

4.6

素晴らしかった。

軍国主義の日本。
皮肉なことに戦争を推奨する者の中にも、何のために、誰のために戦っているのか、それが正しいのかさえ分からない。
そして覆い重なるように訪れる関東大震災により相次ぐ難
>>続きを読む

楽園(2019年製作の映画)

3.6

「楽園」という皮肉。

そこは周囲から迫害され、あらぬ噂を立てられ、終いには母親にも見捨てられてしまうようなところ。
死という楽園を求め、妻と共に生きた楽園を求めるという構造、、

外から来た2人はこ
>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.3

これまた映画が好きな者同士の物語。
めっちゃよかったぁ〜。
映画はフィルムを通して現在と過去、そして未来を繋げる。
まさにタイムマシーンのよう。
みんなで一つになって映画を撮るなんてたまんねえな。
>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.6

やっべーーー。大満足。
1に引き続き超面白かった。
まじ人間不信になる。


出演者みんなかっけええ。
鈴木亮平がえぐすぎて笑

キネマの神様(2021年製作の映画)

5.0

今年1でした。
大好きな山田監督の作品。
間違いなく、今映画館で観るべき。

観ている最中、感想なんか忘れてあの世界に没入した。
もしかしたらストーリーラインはベタかもしれない。
でもそんなのどうだっ
>>続きを読む

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.9

人は生まれながらにして、歩む道のりは決定しているのかな。そんな気がした。

市長の息子であるスコットにとって、盗みやセックス、親友との過ごした時間はある種の遊びでしかなく、自分の人生を彩ってくれただけ
>>続きを読む

セルピコ(1973年製作の映画)

3.8

幼い頃から崇拝していた警察官という仕事。
そこは理想と全く違い、犯罪を逃し賄賂を受け取るような汚いデカばかり。

強い正義感と、忍耐、勇敢さがないと、ここまで周囲から裏切り者扱いされ、命が狙われ、全員
>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.4

残酷すぎて胸が痛い…

やっぱり子供は母親の愛情をたくさん受けなきゃだめだよね。

学校に行って、外で思いっきり遊んで、キャッチボールして、ピアノ弾いて、ちゃんと栄養のあるもの食べて。

カップ麺の容
>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.5

人物がそこで本当に生きているのを定点でこっちが覗いている感覚。
まるで作られているものとは思えない。

大事な人を亡くしたという共通の思いを抱えて、みんなでそこに暮らしている。

樹木希林さんの、よし
>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.7

死ぬ前より死んだ後の方が。
死んだ本人より周りの方が。

ぼっーとみるつもりだったけど、過去を書き換えるところはちょっとやばかった。
若葉くんと季節くんにやられた。

はるヲうるひと(2020年製作の映画)

4.2

嘘んこまみれの交わりから生まれたハナクソみたいな人生。
愛ってなんだ…
そりゃそうなっちゃうか。
得太の人生が壮絶すぎて。

あの現場を見たときの得太はどんな気持ちだったんだろう。何度も頭から離れなく
>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.2

岸井ゆきのが生々しすぎて、いい意味で見てられなかった。すごい良かった。

好きな人ができると自分まで変わってしまうのかな。
本当はそんな人間じゃないのに。
自分が異性にされたことを、今度は自分が別の異
>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.5

マジおもろかった笑笑
ボーっと観るつもりが、あらららら
途中からすごい気になっちゃって、ずっと観てたかった。定点で撮り続けてるからかな。

とにかく青が最高。
すごいピュアで優しくて、ちょっと内気で、
>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

オープニングとエンディングが何ともよかった。
華子のお見合いの撮影と『あの子は貴族』のタイトルで一気にこの映画の世界に溶け込んだ。
そして傷跡が残らない、優しく温かいあの終わり方がなんとも素敵だった。
>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.8

最初から最後まで粋な作品。

発散することへの生きがい。
闘っている瞬間、痛みから逃げないということ、まさに生きているという感覚。
全てを失わなければ本当の自由は手にできない。そしていつの間にか僕はタ
>>続きを読む

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.9

父が子に、そしてその子が父になり、また子に。
自分は父親として何もなかった。
覚悟も決意も、残してやれるものも。
だからこそ父が残したナマハゲだけは、唯一自分にあるもので子と繋がりたかった。

うじう
>>続きを読む

歩けない僕らは(2018年製作の映画)

3.8

歩けなかったら、じゃなく、歩く。
全ては本人次第である。

他人の人生を第一に考える仕事。
自分の人生とは全く裏腹。
けれども後押しすることで、力を与えてもらっている。

そして歩くという当たり前のこ
>>続きを読む

静かな雨(2020年製作の映画)

4.0

卵が2つになって、交わす言葉。
2人だけのモーニングルーティン。

障害を抱えた者同士、違う世界のもの同士。
これから紡いでいく日々は次の日にはもうない。眠りたくない。
でも大丈夫だよ。
側だけでなく
>>続きを読む

四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.7

朝倉あきさんがとても素敵。
手紙っていいね、その人のことを頭に浮かべて一文字一文字の集合が、大切なものになるし、こころに届く。

「人は失い続けて本当の自分を発見していく」
まさに中川監督の作品のメッ
>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.9

形あるのものはいずれなくなってしまう。
物や人も終わりがあり、別れがある。
しかし言葉はこころであり、光である。
そして光を強く、放さず握ってさえいれば生きていける。大丈夫。

小さなことを少しずつ。
>>続きを読む

走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

3.8

特に夢もなく、妥協して社会に出る。
しかしどこか自分の中で生きる希望を見出したい。朝日に向かって、走っていくような。
そんな思いが薫にはあったし、それを追うことで繋がりたい漣。
情報が少なくかつ、すご
>>続きを読む

愛の小さな歴史(2014年製作の映画)

3.6

家族のかたちを取り戻そうとする者たち。
一見対照的に見える二つの家族。
しかし、切っても切り離せない何かを感じる。憎んでも憎みきれない。恨んでも恨みきれない。

決別時に本物に気付く。
そこにできた空
>>続きを読む

いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

4.0

大好きなのにレビューし忘れてた。
最後に観たのいつだったかな。
今度また観直そう。

竹内結子さんの作品の中でも、これは欠かせないよね。
彼女の透明感としなやかさとリアルさ。
もうこんな素晴らしい方現
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.6

【2度目の鑑賞】
西川さんに後ろ指差されている感覚。
全ての作品を観てそう思う。
恥ずかしいし、悔しい。
社会と人間に対する西川監督のメッセージ。
共感し、身に覚えがあるだろう。


普通に生きること
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

最高でした。

ジャックパーセルが革靴になったり、パン屋が潰れたり、ファミレスのいつもの席が埋まっていたり。そうやって次第に、目には見えない、口では互いに確認できない、空白が生まれる。

これは時の流
>>続きを読む

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.0

【2度目の鑑賞】
最初の子作りする前の口紅のくだりが、ずっとワンカットでほんと大好き。
この2人の夫婦の中にある、「好き」という枠に入りきらない、2人だけの時間、空気感、人生がたまらない。

長い長い
>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.1

ヤクザ映画っていっぱいあるけど、ここまで人とが人に執着し、何か強いもので繋がれているのを感じたのは初めて。
笑ってしまうほどかっこよかった。
最後はとてもつらくて苦しかったけど、救いのある未来を感じた
>>続きを読む

恋人たち(2015年製作の映画)

4.0

生きていればなんとかなる。
まさにそれを教えてくれた映画だった。

恋人を通り魔に殺され、お金もなく弁護士も頼りにならない極貧なアツシ。殺したいほど憎い犯人を殺すこともできず、かといって自分は死ぬこと
>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.8

2人が見つめあっている少しの間や若干の表情で、ものすごく心情が伝わってくる。
エキサイティングなサクセスストーリーのボクシング映画もすきだけど、観終わった後のどこか裏切られ心が空っぽになり、沸々とあの
>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

4.5

エンドロールの最後の1秒まで本当にいい映画だった。

子供が生まれてくることがどれだけ奇跡なことだろうか。
そして子を授かり育てることが、母親になるということはどれだけ覚悟がいり、大変なことなのか。そ
>>続きを読む

苦役列車(2012年製作の映画)

3.8

(2度目の鑑賞)
自分のことは棚に上げて、夢を持とうとしている人間や、自分より秀でたものを持っている人間を侮辱する。
そんな貫多だけど、真っ向から否定はできない。どこか自分の胸にも理解できる節が?
>>続きを読む

オアシス(2002年製作の映画)

4.2

やっと観れた。
最後は口を押さえて涙が溢れた。

人が出会い、惹かれあい、恋をすることに理屈や常識なんて関係ないのかもな。

きっと自分が健常者であれば喧嘩をしたり、馬鹿みたいに笑いあったり、駅のホー
>>続きを読む

ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.4

まともな奴が誰もいねえ笑
いじめる人は家庭環境に問題があるのかもな

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.0

(2度目の鑑賞)
たまに観たくなるんだよなあ。
本当素敵な作品。
ドルジの復讐劇なんだけど、それが本当に温かくて心が優しくなる。
河崎の「また女を抱いてやる」がいい。
ドルジに託すところが素敵だった。
>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.7

(3度目の鑑賞)
やっぱり最悪胸くそ映画。
香川さん恐ろしすぎるよ本当。
cureもそうだけど黒沢清監督のサイコパス映画はマジでもどかしくなるし、歯痒くなる。

>|