りんりんさんの映画レビュー・感想・評価

りんりん

りんりん

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.4

人生の最期から始まり時系列を遡っていく、イ・チャンドン版メメント
いや、1999年公開なので、正しくはメメントよりもこちらのほうが先か
当時としてはこの時系列逆流の斬新さは画期的だったに違いない
素晴
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ありふれた悪事(2017年製作の映画)

3.5

キム・サンホの演技がすごい
完全に主演2人を食ってしまっている
善良で正義漢だったソン・ヒョンジュ演じる主人公の熱血刑事が、ふとしたことから大切な人たちを守るために賄賂にまみれた汚職刑事となって、やが
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

わたしは幼少期より茶を嗜んできて、茶歴30年以上になる
母が茶道を教えていて、家に茶室や茶道具があるのは当たり前だし、休みの日はたいがいお茶事だお茶会だなんだと茶道関係の用事で母は飛び回っていたし、友
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.6

公開当時観に行ってケイト・ブランシェットの恰好良さにのたうち回ったよね
ストーリー展開としては至って普通だけど、ケイト・ブランシェット観るためだけに何度でも観られる映画

僕のピアノコンチェルト(2006年製作の映画)

3.8

タイトルで音楽映画かと思って観たのですが、実際はIQ計測不能の超天才少年と家族との絆を描く心温まる映画だった
天才少年がスマートで恰好いいし、チャーミングなおじいちゃんもとても素敵
いやいい映画でした

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.7

韓国の社会派映画でイ・ビョンホン主演と聞いて、おもしろくないわけがないと観たんですが
いや、確かにおもしろくないわけではないんですが、いろいろと消化不良な作品でした
軍事政権時代の韓国を描いているのに
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

なるほど
刑期満了で出所してきた主人公三上を取り巻く世界は、まさしくすばらしき世界だった
鬼才西川美和監督の最新作ということで楽しみに観たが、今回も期待を裏切らない良作だった
西川監督は、世の中に当然
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.2

ここ最近観た邦画の中ではダントツ良かった
世の中は盛者必衰とはいえ、切ない
時代に淘汰されゆく側の悲哀
今の日本という国でいかにヤクザが生きにくくなっているか
現代なればこそのヤクザ映画だと思う
配役
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.5

原作未読でも普通に楽しめた
面白いかというと微妙
ひと言で言うと陳腐
この演出と脚本で、映画でやる意味はなんだろう
テレビドラマでよかったのでは

秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)

2.5

これはひどい
原作の良さやキャラクター設定など大事な部分をことごとく踏みにじられていて、もはや設定だけ借りパクしたまったくの別物
原作はそのまま映像化するだけで名作映画を作れるくらい素晴らしいのに、こ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

イタリア・ロンバルディアの美しい情景の中で坦々と綴られるひと夏の恋と別れ
ストーリーとしては至って平凡だが、80年代、性に奔放なイタリアに暮らす少年と、同性愛に対する偏見がまだまだひどいアメリカから訪
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ホムンクルス(2021年製作の映画)

3.0

ええと
自分の頭蓋骨に穴あけてまで他人のセラピーしてあげる話でしたか?
序盤はおもしろそうと思ったけども…
展開もご都合主義だしテンポも悪いしCGも安っぽい
そしてやたらと大袈裟な演技
The邦画とい
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.8

本日発表される米アカデミー賞短編映画ノミネート作品と聞いて鑑賞
なるほど
身終わったあとにタイトルの意味に気づく
主人公は1人だけれど、日々殺されている黒人は数え切れないくらいいることを暗に示している
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

3.5

地下闘技場のくだりに、え?と思ったが、韓国映画のリメイクと聞いて納得
韓国版は未見だが、日本映画でこの展開だと、人物の背景をきちんと描かないと一気に安っぽいテレビドラマのような印象になる
今作もしかり
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.5

母子の貧困と虐待と依存という主題も悪くないし、主演の長澤まさみの思い切った演技も素晴らしかった
ただ、登場人物の心理描写が稚拙で、こちらへと訴えかけてくるものがない映画だった
そもそも、主題を映画の中
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ポテチ(2012年製作の映画)

3.7

まさかポテチが伏線だとは
ゆるいコメディだけどほっこりと心動かされる
いやいい映画ですね

ハン・ゴンジュ 17歳の涙(2013年製作の映画)

3.6

集団婦女暴行事件の被害者である女子中学生へのセカンドレイプに焦点をあてた作品
韓国で有名な実在の事件が元になっているそうですが、実際の事件をチラリと調べてみたら、映画よりはるかに醜悪でゾッとした
示談
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

とても良質の青春映画だと思うのだけれど、共感が難しかった
これはわたしが大人になってしまったせいか
そもそも作中で描かれているような不良めいたことに、全く憧れも興味もなく育ってきたせいか
むしろイキが
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楽園の夜(2019年製作の映画)

3.6

ううぅん…
だいすきなパク・フンジョン監督作ということで期待して観たけれど…
よくある韓国ノワール、という枠を脱しきれていなくて残念
済州島の景色がひたすら美しかった
主演のオム・テグの演技や雰囲気は
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.2

鑑賞後の無力感に打ちのめされる
この作品についてなにを語っても嘘にしかならない
凄まじい感情の奔流に圧倒される
アン・リーはなんという作品を撮ってしまったんだろう…
凄い
凄いとしかいえない

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

「この国の民主主義は形だけでいいんだ」
のセリフが、まさしく現在の日本社会そのものの姿をあやまたず指摘していた
この作品は、今の日本の中枢が抱える病巣の根幹をそのまま描き出している
とてつもなく事実に
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ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

3.8

綺麗事だけでは済まされないスラムドッグミリオネア、というところだろうか
展開としては、インドのカースト下位の貧困層がどのような扱いをされているかが坦々と描かれていて、ラスト付近までこれといって大きな起
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.5

原作がベストセラー小説だしおもしろくないわけではないけれど、全体的にやや冗長
そして邦画らしい説明セリフの多さに辟易した
トリックはまあ練られているし原作がおもしろいんだろうことは予想がつくけれど、な
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俳優は俳優だ(2013年製作の映画)

3.0

映像はなんだか実験映画を観ているような感覚
だけれども、設定も展開もありがちでなにひとつひねりがない
なにが撮りたかったのかな
いまいち掴みきれない映画だった
脚本がキム・ギドクというのと、マブリーが
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受取人不明(2001年製作の映画)

3.9

キム・ギドク監督追悼の意を込めて再視聴
キム・ギドクはほんとうに、やりきれないもどかしさ、人の絶望を、淡々と切り取ってこちらへ提示するのが上手い
まさしくこちらの感情が、どこへ向けるあてもない受取人不
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浅田家!(2020年製作の映画)

3.7

なんの予備知識もなく観ました
後半はタイトルから想像していたような展開ではなく、すこし意外でした
なかなかに重いテーマをライトに描きつつも、観ている側の心のひだに丁寧に触れてくる演出は良かった
随所随
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.4

前作が素晴らしかったので観たけれど、正味な話、なぜ続編でこれを作ろうと思ったのか…
完全に蛇足としか…
いろいろと残念です
ただ、途中で出てきた少女のドライブアクションは素晴らしくスリリングで激アツで
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.6

どんでん返しで有名な一作
そういえば観ていなかったと視聴してみました
うーん
おもしろくないわけではないし二転三転よく考えられた会話劇だとは思うけど、そこに至る伏線が張り巡らされてるでなし、ちょっと無
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.2

えーと
エクソシストの悪魔祓いのお話だと思って観たんですが、これってパク・ソジュンの肉体美と格闘シーンを観るための映画でしたか?
まさかの悪魔祓いで肉弾戦に次ぐ肉弾戦
いや、パク・ソジュン手足長いよね
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

良くも悪くもノーランらしい作品でした
映像はほんとうに素晴らしく、逆回転をできる限り違和感なく演じる役者さんたちの演技も見事
逆行しているときはBGMまで逆回転させるのも、不協和音のような不気味な音楽
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悪い男(2001年製作の映画)

3.8

ギドク監督の追悼の意を込めて再鑑賞
今観ても凄い
惚れた女を地獄へ落とすことでしか愛せないなんて恐るべき歪んだ愛
これが純愛であるわけがない
究極の愛だとも思わない
けれどなぜだろう、胸を穿つ
号泣せ
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

4.4

キム・ギドク監督の訃報を知って再レビュー
まだ信じたくない
信じられない
独創的でみずみずしい感性と、人間の残虐さを静かに見つめる透徹なまなざしを持ち合わせた、稀有な監督でした
監督の遺された素晴らし
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落下の王国(2006年製作の映画)

4.0

とにかく映像美が素晴らしい
ファンタシーで現実離れしたシーンの連続なのに、これがすべてアナログ撮影でCGを一切使用していないということにびっくり
優しくも切ない、そして現実は決しておとぎ話ではないこと
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.3

ダニー・ボイルらしい、インドを舞台にした現代の御伽草子
もう何度となく観返している大好きな作品です

出題されるクイズがそのまま主人公ジャマールの半生をなぞっていくというアイデアが面白い
警察での尋問
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.8

現代にヒトラーが蘇って引き起こすドタバタ劇
気楽に観られるコメディかと思いきや
いやはや、心底ゾッとさせられた
カリスマとはどんな時代でも時代を超えてカリスマたり得るものなんでしょうね

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.0

ちゃんとジョジョなんだけど、ジョジョだと思って観るとなんか違う
原作のジョジョに漂うあのオシャレ感がまったくなくて、とにかくテンポが悪い
単なる凡庸な邦画に成り下がってしまっていた
そしてあくまでも観
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