りんりんさんの映画レビュー・感想・評価

りんりん

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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.2

とても美しくて切なくて心温まるストーリー
おおよそ非現実的な設定なのに、どうにも主人公たちに感情移入してしまう
ただの恋愛ものと侮るなかれ
脚本のうまさ、演出のうまさが光る佳作

ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.7

報復の先に待ち受けているのはさらなる報復
報復は報復しか生み出さない
なぜこれほどまで血で血を洗う復讐をくり返さなければならないのか
わたしたち日本人はどうしてもそこに疑問を抱いてしまう

この物語を
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.8

白血病の余命いくばくもない少女は、失業中の父にお願いする
煙草を吸ってみたい
ジンを飲んでみたい
そしておそらく父が目にするであろう日記に「魔法少女ユキコのドレスが欲しい」と綴る
それを読んで父は奔走
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.6

TSUTAYAで激推しされていたので観て、とても楽しめた
アルゼンチンでたいへんな大ヒットとなったという本作
全6編のオムニバスからなり、どれもたいへん風刺に富んだブラックユーモアで楽しめた
わたしが
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.1

あまりにも有名な駅での乳母車の階段落ちシーンをはじめ、エレベーターに残された血の文字「TOUCHABLE(手が届くぞ)」、ラストの法廷シーンのカポネの仕草など、本作を観たことがない人でもなにかしらのパ>>続きを読む

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.3

「パーフェクトワールド」
観終わったあとになって改めてタイトルを見ると、これほど痛切で胸かきむしりたくなるほどのやりきれなさを感じるタイトルはない

パーフェクトワールドの解釈は人によってさまざまだと
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.9

ボクサーのマギーとトレーナーのフランキーの絆と生への葛藤の物語
マギーの生き様と、最後の最後まで理解者でい続けたフランキー
アイルランド系の誇りと信仰がふたりを時に苦しませる

モーガン・フリーマンは
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.4

どうしたらこんな映画が作れるのでしょう
多くを語らないクリントの本領を見た気がします
引き際の美学

クリント演じるウォルトは、朝鮮戦争帰還兵
徴兵された際多くの仲間たちを失い、また、多くの住民たちを
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J・エドガー(2011年製作の映画)

3.0

クリント作品なら条件反射でなんでも素晴らしいと思ってしまうし、ディカプリオも大好きなんだけど、この映画だけは最初から最後までまったく感情移入できなかった…
アメリカの歴史、FBIの成り立ちなどに詳しい
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.5

原題は「AWAKENINGS(目覚め、覚醒の複数形)」
誰の何に対する何からの覚醒なのか
そしてなぜ複数形なのか
暗に示す原題も素晴らしいけれど、これを「レナードの朝」とした邦題の翻訳の妙
じつに美し
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.0

誰しもきっと経験のある「失恋」を題材にしていて、特に過去の恋愛に痛い思い出のある人にとっては心に突き刺さる映画

良い思い出も嫌な思い出も消してしまえば楽になると思っても、思い出があるから歩いて行ける
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

当時の韓国が軍事政権下にあったことは知っていたけれど、まさかソウルオリンピックの前年にこんな事件があったとは驚きだった

序盤からアカ狩りに容赦ないパク所長が恐ろしくてすくみあがった
ソウル大生の死
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探偵なふたり:リターンズ(2018年製作の映画)

3.2

1作目が好きだったので観たけれど、1作目を越えられなかったかな
面白くないわけではないけれど
内容としては2時間ドラマだよね
相変わらず奥さんの尻に敷かれてうだつの上がらない、愛すべきクォン・サンウと
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ハイヒールの男(2014年製作の映画)

3.8

屈強な肉体と優れた身体能力で犯罪組織からも恐れられる凄腕の武闘派刑事が、じつは女性になりたいという願望を胸に秘めた LGBTで、「女」として生きていくために刑事を辞職するところから物語はスタートする>>続きを読む

悪のクロニクル(2015年製作の映画)

3.4

ストーリーにあまり深みがなくあからさまな矛盾も多く、期待して観ただけにやや残念だった
そしてマ・ドンソクの無駄遣い…
パク・ソジュンの幸薄そうな役どころは良かったかな

ベルリンファイル(2013年製作の映画)

3.5

韓国版本格スパイアクションだけど、ジェイソン・ボーンやダニエル版ジェームズ・ボンドへのオマージュか?映像や構図などとても影響を受けているのがわかる
アクション映画としてのクオリティの高さに驚かされた
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監視者たち(2013年製作の映画)

3.8

尾行と監視だけでこんなにもおもしろい映画が作れる韓国映画の土壌ってやっぱり凄いよね
まず設定がいいし撮影もうまい
冒頭からあっという間に世界観に入り込めてしまう脚本の上手さ
多少粗削りな部分が目につい
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.0

前作でたいへん感動させてもらったので、今作も大いに期待して観た
結果、前作とはまた違った展開だったけれど、またしても大感動
号泣度では、2作目のほうがしゃくりあげるくらい泣いてしまった

もともと1作
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.0

笑いあり、涙あり、ド派手アクションあり
素晴らしいザ・ジャンル映画的娯楽作でした
まさか地獄を描いた映画でここまで泣かされるとは
ハチャメチャな設定でもこれでもかとグイグイと観客を引き込むスペクタクル
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ザ・キング(2017年製作の映画)

3.8

韓国映画で検察の腐敗し切った内実を描いた作品は数多く、今作もそうした中の一作
腐敗する検察関連作が次々と製作される韓国で、この問題は根深いのだろうと感じずにはいられません

権力と富を貪欲に追求する上
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ベテラン(2015年製作の映画)

4.0

冒頭はガイ・リッチー的な軽快なテンポと編集でアクションコメディだと思った
こういう軽いノリの映画なのかと見くびっていたところにトラック運転手のエピソードに入るやいなや、様相が一変する

韓国経済の大部
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アシュラ(2016年製作の映画)

3.7

笑ってしまうくらい悪人しか出てこない
中でもやはりファン・ジョンミンの存在感たるや
まあ生命力が強いこと強いこと
ファン・ジョンミンがあっさりとくたばるわけがないよね

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

子供の絵がなにを描いたものなのか、わかったあとその絵が家族写真の隣に並んでいたことに心底ゾッとした

半地下に住む貧乏家族が、裕福なIT企業社長の家庭にパラサイトしていく過程が見事
物語の中盤までは気
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

ピンクと赤に基調を置いた色彩が素晴らしくセンスが良くて、徹底的にシンメトリーにこだわった画面作りもアートでオシャレ
映像を眺めているだけでも楽しい

序盤はホテルに集まる面々のゆるーいドタバタコメディ
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探偵なふたり(2015年製作の映画)

3.5

推理ありお笑いありのバディ物で最後まで楽しく観られるけれど、やっぱり韓国映画
なかなかグロいシーンもあるのでそこは注意
そしてコメディと侮るなかれ、なかなかに本格的なミステリでもあったりします
クォン
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.2

今もなお燦然と輝く法廷密室劇の金字塔
しかも舞台となるのは法廷内ではなく、なんと陪審員室の中
たまたま集められた12人の「一般人」である陪審員たち
事件は単純な殺人事件で罪状は明らか
判決も最初から決
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.5

今作がアカデミー音響賞・撮影賞・視覚効果賞に輝いたというのは納得
これでどうだ!凄いだろう!こんな手法を用いた演出は斬新だろう!という制作陣の気概は存分に伝わる、じつにアカデミー賞好みの撮影法編集法だ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.1

「新しき世界」のパク・フンジョン監督の最新作ということで、ちょっと期待しすぎたかもしれない
最初の30分はチラッとそんな思いが胸をよぎった
でも中盤に差しかかる辺りからはそれは杞憂と化し、終盤の畳み掛
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.0

商人を北朝鮮に潜入して工作活動をしていた、黒金星と呼ばれる実在の諜報員の実話ベースの物語
とにかく重厚でハードボイルド
派手なアクションや便利な秘密道具なんて一切なく、地味で地道なスパイ活動を克明に描
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.9

ミュージカル映画としてとてもよくできている作品だと思います
逃げるジャン・バルジャンと追うジャベール
法で人を守ろうとするジャベールと、愛で人を救おうとするジャン・バルジャンの物語
配役も見事
アン・
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クロニクル(2012年製作の映画)

3.8

ライムスター宇多丸師匠がオススメされていたので観て、ドンピシャアタリだった作品
ある日突如として超能力を身につけてしまった青年たち
どんどん巨大化していくパワーをやがては持て余すようになって
なかなか
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.2

緩急をつけたストーリー展開や、ブラックミュージックと融合するボクシングシーンの恰好よさ
なにより血湧き肉躍る高揚感と反するように、ロッキーに常にまとわりつく寂寞とした孤独
そんな諸々が、ラストの試合の
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.6

トムハンクス主演×スティーブンスピルバーグ監督×コーエン兄弟脚本ということで、どんな痛快スパイ映画に仕上がってるのか期待は昂まるばかりでしたが、裏切られました、いい意味でも悪い意味でも

こんなにも重
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.7

笑いあり涙あり下タありのこじらせ青春を描かせたら、もはやくんく(宮藤官九郎)さんの右に出る人はいませんね
しかも長瀬くん主演で面白くないわけがない、という過剰な期待のもと観ましたけれども、その遥か斜め
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