ゴンさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ゴン

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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.7

社会に歯向かってやるぜ!的な漠然とした目的意識でどこまでいけるのかのチキンレース。どこまでも行けないよなあ。とにかく先の見えない時代、親世代もどこか投げやりな感じで切なくなる。今もそんな変わらんとも思>>続きを読む

ラブゴーゴー(1997年製作の映画)

4.0

無類に楽しい!ミュージカル…まではいかないけど、基本的に音楽が楽しい。人間キュートだな!という気持ちになれて良いです。メインのぽっちゃり2人は演技経験全然なかったらしい。それでこんな完璧とな。
パン屋
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

5.0

映画っぽい映画を見てしまった!映画を好きな人が映画を好きな人の物語を映画で綴るとこんなシロモノになるんだ!!画面から音楽から美が溢れてたけど、同時にとっても自虐的とも思った。
「スクリーンは僕らを社会
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バッド・チューニング(1993年製作の映画)

3.9

アメリカの10代という概念…ああ!
高校生たちは長い夏休み前の浮き足立った感じや投げやりなムードにめちゃくちゃ身を任せてて、大人たちはそれをひとつの現象として捉えてる。そういう社会の循環になってるんだ
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

-

私にとってのスターウォーズの風景=ジャバザハット窟だったので妙な懐かしさがあった。そしてイウォークフェス!祝祭ムードの楽しい旧三部作の締め、満足&納得です。
新三部作や続編、スピンオフなんかも見たくて
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

-

いろいろ版があるみたいだけどよく分からないのでとりあえず記録。なめてた〜とりあえず物語としてキャラクターとしての地力がつよい!面白い!
無機物感と有機物感が混在するクリーチャー描写、イケてるな〜。

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.5

夜の遊園地、光のモチーフの美しさよ!

色々考えたけれど、面白い映画評がたくさんあってかなりそれらに引っ張られてしまう笑
自分の言葉で語れるものがあるとすれば、今までディズニーが信じさせてくれた永遠・
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.8

さすがに面白かった。物語の推進力が失われないのがすごい!
サスペンスで始まって群像劇っぽくなっていくのは結構好みのライン。ずっと不穏ではあるんだけど妙に居心地がいいのは、正しさを明示しないで人間を描写
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

-

想像していたようなサイコスリラーではなく、どの登場人物の心情も推し量れる感じだったので大変やるせなくなりました。贈り物を使ったギミックでジャンル映画みを強く打ち出す宣伝にミスリードされたぜ!

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.0

これは画期的。ノンフィクションとフィクションの中間地点のようなものを見つけ出した感じ。今まで体験したことがない視点から映画を見る中で、地盤のグラグラ感というか虚構感がいっそう強まります。どビターな青春>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

高校生の頃大好きで、サントラ借りたなあ…。大人の皮を被った子どもの話として消化できるようになった

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.6

映像メイン感。結構ひどいというか怖い話なんだけど、人物にのめり込ませるつくりじゃないからさらっと見られるな。人物というよりは観念そのもののやりとり?的な?抽象的な感じ、好きでした。

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.3

あーあーあー完璧だ〜〜
文字通りの完璧な世界観。雑味の入り込む余地のなさ!サムとスージーだけのためにある王国。子ども特有の、なんなら思春期特有の自己中心性をこんなに愛おしみマックスで描くのは優しい。め
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

4.0

いいなあ〜!映画は映画館で見るもんだなあ。
かなり中盤まで感じ悪い、突き放した青春ものかと思ってたので思った以上にわかりやすく熱くなれる展開に驚いた。嬉しい誤算!前田敦子がとにかく魅力的で…………。何
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

-

主人公のためだけにある物語、というジャンルですな。なんかそういう気分じゃないのに観ちゃったのでハマらなかったです。

トップガン(1986年製作の映画)

3.6

極度に抽象化されたアメリカ映画🇺🇸
アメリカって言葉が担うロマンというロマンを詰め込んでいる感じがするね。トムクルーズ、セクシーだ……。

くすぐり(2016年製作の映画)

-

ライトなおもしろを発信するニュージーランドのエンタメ記者が、ネットに上がったくすぐり動画に興味を持ったことから深淵を見るドキュメンタリー。映画として洗練されてないところが怖さを煽るんじゃ…
たくさんの
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サイコ(1960年製作の映画)

3.9

古典のお勉強的な態度で見始めたのに、まともに引き込まれてしまった…!すごく怖かったし面白かった!めまいを先に見たので、かなりエンタメ成分強めに感じました。

めまい(1958年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

映像に酔う!めまいショット、アニメ表現、運転シーンでとことん酔わされる。クラシックなサスペンスだと思っていたらタネは早々に明かされて、その後は心理的な怖さがじっとりまとわりつくんだなあ。メガネっ娘の友>>続きを読む

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.5

以前キックアスは2の方が好きという人と話して、そのときは理解できんなあと思っていたけれど、今なら少しわかるような。俗悪娯楽映画としての矜持というか、不謹慎で悪趣味な展開を恐れずに打ち込んでいくところが>>続きを読む

二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

-

集中力ゼロ鑑賞のため評価不能。
ハッシュタグSHIBUYAMELTDOWNもそうだけど、外国人の視点で切り取った日本はやっぱり面白い!
話してる内容はともすると陳腐になりがちなことなんだけど、85歳に
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ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

4.0

ちょっとハードボイルド映画っぽい方向に振れていったので驚いた。車を運転する主観ショットが入ったり、息子がチンピラの館に入って、母親が車で待つシーンは、あえて中で起きてることを見せなかったり、臨場感たっ>>続きを読む

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.0

へ、変な映画だ泣
山場は大きく2つだけ、なのにずっと気を抜けない。映像が不穏にビリついたり、音楽が変なとこで止まったりするから。1回目の山場を迎えて、みてるこっちは動揺したり腹が立ったりするんだけど
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FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

-

地獄そのもの!なドキュメンタリー映画。かなり厭世的な気分にさせてくれる
大失敗に終わった巨大音楽フェス企画の一連の流れ。1人の起業家の存在が分かりやすい元凶として示されはするけど、これに関わった人みん
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

交わらない二つの正義の話、かと思いながら見てたので、はっきりと父親が折れるラストにちょっとだけびっくりした。それから自分のことを考えて、私は「どの価値観も否定されるべきじゃない」みたいな考え方を盾にし>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

どーゆー受け止め方をしたらいいのか迷っちゃうな。パターソンの日常はすごく豊かにも見えるけど、なんとなく虚しい気持ちにもなる。奥さんのことをすごく愛してるように見えるけど、少し馬鹿にしたそぶりも見えたり>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.5

叫びだしたくなるキツさ。実際泣き叫んだ。何で白黒なのか、わかんないけど、フルカラーで見てたら耐えられなかった…。
女友達から「ずっとそのままでいてね」なんて言われるのは、呪いの言葉でしかない。ひとつの
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.8

キュートで楽しくて、話も結構面白かった(上すぎ目線)。恋愛以外の人間関係には妙にドライなところがクセになる笑
共感…とか感動…とかじゃないけど、なんか好きだな。ひとつの美術品を楽しむような感じの映画で
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.2

どうしようもない人間への温かい眼差しがある映画は大好きです。私も大概どうしようもないので。
2月2日を何度も繰り返すことで、子どものまま大人になったみたいな男がやっとこさ一人前になるんだね。帳尻合わせ
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.7

映画を見るって、泣いたり笑ったり、楽しいな。11年かけて構築された豊かな世界観を共有できて、とても嬉しいです。寂しいなあ…。

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.1

本当に腹が立った。でも、本当に面白かった。いやでも、本当に腹が立ちすぎたーーーー!!
知の搾取…っていうと、ちょっと意味違うかもだけど、ほんとに搾取そのものって感じがした。お金持ちカップルの2人に可愛
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.9

ハイコンセプトのアクション映画でありながら、かなりしっとりとした余韻を残すいい仕上がり!好きです。
主人公マッコールさんの自己紹介的なカマシのために、トルコの鉄道という舞台を用意する景気の良さ。自己紹
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.2

最初はいわゆる貧乏長屋モノとして楽しく見てたんだけど、ラストは人間めちゃくちゃ愚かやんって号泣してしまった。サミュエルL・ジャクソンになりたい。