gcpさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.0

もう終わりにしよう。っていうシンプルな話なのだけど、特に誰が、何を、がわかるまで吐き気や眩暈をもよおす映画だった。
2009年くらい〜2020年の3月まで、良し悪しは置いておいて向精神薬の服用で持病を
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友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

3.5

マヤちゃんの、コイツ話通じねー!っぷりが痛快。でもこういう人と一緒にいるの妙に落ち着くからタエがなんだかんだ一緒にいちゃうのわかるし、タエの方が純愛に対するコンプレックス抱いているのが共感。というか他>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.0

よかったところ。自伝なのに他者からの冷ややかな目線が鋭かったところ。(海外の学校とか逃げられない社会で体格がいい男が理不尽で暴力的ないじめをしているシーンをみるたびに張り裂けそうな想いで勝手に心の中で>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

3.5

忙しいを言い訳に10月から1本も映画を観れていなかった。そんで極端な性格だから先日「行けなくないのに行かないのは行きたくないという意思表明と同じ!!」と家で謎に自分にキレ散らかした挙句、来月ひとりフラ>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

3.5

ついにU-NEXTにてカウリスマキ解禁!
わーお、って観ているこちらの声がもれてしまうような、どん底。不況だからという諦めとせめてものプライドのせめぎあい。
ローンで買ったソファに座って「みすぼらしい
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.0

2018年のイマジンを観た時に、「愛し合ってる人間の二人だけの時間というものは、本来グロテスクなものかもしれない」って感じたのを思い出した。そっか、産まれることも食べることも愛することも死ぬことも生き>>続きを読む

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.0

めちゃくちゃ良い話ダナ〜〜〜〜!!優しさと優しさのぶつかりあい。幸せは一生続かない、と老いを感じながら生きていくこと。ケンジ見てると背筋伸びる!男同士のカップルじゃなくてもあるある問題に対して、2人の>>続きを読む

ジギー・スターダスト 2002年サウンドリミックス・デジタルレストア版(1973年製作の映画)

5.0

一人で暮らせるようになってからが大人なのでしょうか、社会の役にたったと思えたら大人と言えるのでしょうか、子供をもった時に、ああ、大人になったなあと実感するのでしょうか。なんとなく大人だとは思っているけ>>続きを読む

満月の夜(1984年製作の映画)

4.0

「わたしの友達はみんな男の子だもーん」ていう女なんてクソだと思いますが、ルイーズがどタイプすぎて無問題でした。エキセントリックな顔つきっちゃあそうなんだけど、どこから声出してんの?不思議ちゃんみたいな>>続きを読む

飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.5

15歳の少女と20歳の青年、25歳の女、パイロットは更に上か?今まで観た中で一番にがいお話。好奇心旺盛なリュシーは口が達者で行動力もある小娘でいらつくけど敵わんなあって可愛さがあるが、フランソワの身勝>>続きを読む

パリのランデブー(1994年製作の映画)

4.0

「愛する者たちにとって、パリは狭い」なんすかね。バッタリ!!的な奇妙で小さな偶然が嬉しかったり悲しかったりの愛しいドラマ。恋人にたいして不安なり不満を感じて「ど〜しよ〜」てとき、案外相手の方がそれ以上>>続きを読む

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

3.5

夏でも冬でもできることならテラス席!てくらい外でごはん食べるのがすきです。「青の時間」雨のなか外でラディッシュ?食べてたあのシチュエーション、今まで見た外ごはんの中で一番最高だったかもしれない!あこが>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

3.5

こんな必死な「緑の光線」だとは。よかった、フランスにもバカンスがつらい人間がいて、と安心したけどタイトル「吐き気」でもいいきがするくらい中々辛い映画だった。不気味な音楽は過剰気味?でも希望を見出す唐突>>続きを読む

バートン・フィンク(1991年製作の映画)

4.0

一時期ビッグ・リボウスキが大、大、大好きなだけでコーエン兄弟好きを公言してしまう時期がありました。その後ファーゴがてんで駄目で、ノーカントリーはいいかなあ程度。しかしこちらバートン・フィンクは超このみ>>続きを読む

友だちの恋人(1987年製作の映画)

3.5

"友だちの友だちは友だち"なんかじゃない!(男女関係なく)と個人的には常々思っているけど、恋愛あるあるがハッピーに滑稽にさわやかに描かれて10話ドラマに引き伸ばして観たいくらいだった。このひとたちの親>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.0

なんか暑さ以上の、暑さ以外の?エネルギーに打ちのめされたくなり「今だ!」と観た。よかった!納得の3時間。文系女子vs理系男子の1歳年上ぐらいじゃあ話あいませんわって感じから、わたし女の子もアリなのか?>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

いくつかしか観てないのになんだけど、監督の作品はどれも「うわあめっちゃ好き〜」と惹かれるのに段々置いてきぼりにされてしまう。支離滅裂なのに綺麗に完成された作品でもやもやが残る。つまり個人的にあんまり良>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.5

はじめてのエリック・ロメール、みんな饒舌でびっくりした。最初こそこの娘がポーリーヌかあ、ふーん。と思ってたけど、鈴木杏や長澤まさみみたいな健康的な美少女で、一番精神年齢高いのではないかと思えてきてよか>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

前半は決め台詞多いな〜て引き気味だったけれど、でもだからビート武てああなんだ?と答え合わせしてるみたいだった。つまり、あざとい!と思えても結局前半が活きて師弟関係にぐっときてしまったのだから文句ない!>>続きを読む

愛のように感じた(2013年製作の映画)

3.5

あの子に向けられた熱い眼差しが、わたしの知らない愛なのだと確信して、誰かに求められたい・必要とされたいといった心の渇きが暴走していく。「早春」の少女版みたいだった。それは愛でも恋ですらないけれど性への>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.5

いまなにおきてんの??と今日2観たばかりなのに前半ついていけなかったがユーラリーがジェイコブ助けるあたりくらいから楽しめた。ユスフにやられた〜てなったからもっと説明してほしかった。あとダンブルドアと麒>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.5

アズカバン以降ちょくちょくハリポタシリーズを一緒に観に行ってる中高の友達と3観に行くか〜となり、あわてて鑑賞。
あ〜むずい。みんなの顔と名前覚えられない、家系図があればと思うのに家系図がよみとかれてい
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8 Mile(2002年製作の映画)

4.5

オープニングからラストまでに色々あったのが全部ラップに昇華されていて、体感30分、ずっと格好よかった〜!年1で観たい。

さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

3.5

泡が嘘みたいに室内に溢れてきたり急に精神が宇宙に放たれるのがミランダ・ジュライの映画ってかんじ。それが唐突ではなくしっかり物語に温かみを与えている。親ガチャって言葉がほんとに大嫌い。でもそれは自分がス>>続きを読む

the Future ザ・フューチャー(2011年製作の映画)

4.5

あのダンスを観て、ああこの映画が大好きだと思った。ジョーの言葉の本当の意味がわかった後のジェイソンの本音で、ああやっぱり好きだと確信した。始まりのおふざけからのSFも突き出したお尻もワイルドな猫も生き>>続きを読む

心の指紋(1996年製作の映画)

3.5

年始に念願のプロジェクターを手に入れてから家で観る映画わりと全部よくおもえる。心の指紋って邦題に惹かれて思ってたのと違う逃走ロードムービーだったけれどアリゾナの馬煙のなか爆走するシーンとか良かった。後>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

もう30代中盤に差し掛かるというのに、自分が母親になれるか以前に母親になりたいのかなりたくないのかも判らなくなっている。もし劇中と同じインタビューをされたら「誰もわたしのこと興味ないよぅ!」となるより>>続きを読む

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

4.0

「バルタザールどこへ行く」を観てずしんときたものが、脳裏にこびりついていて日常生活の中でふと思い出す瞬間が未だにある。今日1日でブレッソン2作観たのだが、先の「やさしい女」を観ているとき「あれっわたし>>続きを読む

やさしい女(1969年製作の映画)

3.5

悉く間違った方へ進む夫の安堵したようすを観て何とも言えない気持ちになる。そして曇りつづける妻のこころがいよいよ空白で澄んでしまったのを目撃してしまい、とことん落ち込んでしまった。はじめに結末が描かれ夫>>続きを読む

ピクニック(1936年製作の映画)

3.5

癇癪持ちの貴族が無邪気に笑っているだけで画面いっぱいのハピネスを食う。だからか不思議とカラフル。未完で短いにもかかわらず、夢のような人生最良のときに満たされては蝕まれる

グッド・タイム(2017年製作の映画)

3.5

運に恵まれ顔面を駆使するも全てが短絡的だから全然活かしきれなくてどんどん事態は悪化していく。でも「俺前世は絶対犬なんだ」「だから犬に好かれる」て言われちゃあさ、こんな兄貴嫌いになれるわけないじゃん。遅>>続きを読む

ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)

3.5

どんどんクセになる映画!まさに「I'm a self destructive fool」で、でもそんなん気にしなくていいや〜で、ただただパリいきたいなぁってににこにこ観ることができるし、そんなぼんやり>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.0

たかが世界の終わりで、「さすがにうるせー!!」となってしまった部分が今回はよかった。仲間内の馬鹿騒ぎもクセ強なママたちも毒親もうるさいようで聞いてて心地いいくらいの会話。そんな家族ぐるみの狭くせわしな>>続きを読む

いとみち(2020年製作の映画)

4.0

劇場で見そびれてしまった作品。今こんなときだからこそ多くの人に観てほしいコミュニケーションの映画。
もちろん三味線や方言や林檎や空襲に至るまで青森は津軽の歴史・伝統・文化が網羅された郷土映画として10
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.5

深海のように静かで暗い夜のスーパーマーケットでクラシックを聴きながら黙々と働けたらどんなに楽しいだろうと想像してしまった。日本人なら誰しもIKEAやコストコに憧れているでしょう。泳ぐようになめらかに進>>続きを読む

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

4.0

後半〜ラスト〜エンドロールで心鷲掴みされてしまったのは脚本にノア・バームバックが参加しているからかな?わたしにとって、家族と言えばノア・バームバック。右に出る者はいない。大冒険も浪漫があるが11歳の少>>続きを読む