gcpさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.5

暴力的な咀嚼音に始まり、目玉焼き、お風呂で豆乳と...平手打ちなんて可愛いもんで、耳を塞ぎたくなるような不穏な音が終始纏わり付く 松田優作より不気味な家族 最初から奇妙だった食卓シーンが荒れていくのは>>続きを読む

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.0

噂の3部作 設定面白い!と思うも、慣れないイタリア式だからかこいつらやばいなのニヤニヤ感薄めだった それより悪用しないので、身近なもので作れるお薬講座ずっと観ていたい ノエルギャラガー似のバルトロメオ>>続きを読む

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.5

小学生の時に友人に我がバイブルGALS!を貸して、代わりにDr.スランプを貸してもらった そのまま現在に至るのだけれど、このペーパームーンのオマージュの扉絵があってずっと気になっていたが、白黒映画だっ>>続きを読む

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.0

最初と最後が下らないというか詰まらないけれど、本当の教科書にもなり得る中盤がとっても良い!何気によく見ていた真剣10代しゃべり場を思い出した
いま、コロナが世界的に流行していて、絶望的な状況に違いない
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.5

だいすきウディアレンの作品をちょこちょこ観進めていくと実は世の中の評価に反してかなり自分の中で当たり外れがあるのがわかる カイロの紫のバラ、ギター弾きの恋、おいしい生活、マンハッタン殺人ミステリー、ス>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

3.5

今更観た、色褪せない輝き なんで今まで観なかったんだろう?(それは昔蒼井優が苦手だったから) 特に前半が良い。二人の手袋に目がいく電車のシーン、高校生活初日のシーン。1日中観ていても飽きないわと思える>>続きを読む

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.5

面白かった!しかしこちらはおそらく皆100%純血の日本人。優しい、とは皮肉なタイトルで、本家でも語られる「偏見」が強いこと!真実は曇るばかりか、寧ろ自ら曇らせてしまおうと一致団結するなど、大まかな設定>>続きを読む

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

3.0

このジャケットが好き、本当の姉妹みたい しかも、劇中映る写真立ての方が更に良いという...途中で寝た「夫たち、妻たち」に似ているけれどこちらはかなり観やすく確かに面白いのだが、あまりにもハンナが気の毒>>続きを読む

イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.0

スミスだいすき!て程ではないにしても、モリッシーの部屋のポスターや切り抜きは胸アツ。当時マンチェスターで行われてた数々のギグにも胸アツ。ロンドンを貶しつつ憧れるマンチェスターキッズも胸アツ。
音よりも
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情婦(1957年製作の映画)

3.5

ものすごいスピード感だった、法廷ものをここまで軽やかに熱くやられると息をするのを忘れてしまう 12人の〜の時も思ったけれど舞台向き。結局復活するのか?青山円形劇場とかでやってほしい どんでん返し!とい>>続きを読む

ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

4.0

スクールカースト底辺の主人公、間違いない。クールなお友達、間違いない。教育がズレてる両親、間違いない。余命幾ばくかの少女、間違いない。それなのに、わたしは気づけば寝ていた。面白いのだけれど、うとうとし>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

2.5

なんでキスしたの?なんで戻ってきたの?なんで忘れられないの?まるで自分が恋愛経験が一度もない人間に思えてくるほどファンタジーでしかなかった 音楽の挿入も仰々しく感じてしまう わたしもシャガールの絵を部>>続きを読む

好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.5

フーシ、すごいよ、フーシ!
一見非モテに見えるけれどものすごくポテンシャル高いのでは?恋愛をこじらせて自分も傷つくけれど他人も一丁前に傷つける自分みたいな非モテとは一緒にしちゃいけない オタクの中でも
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きっと ここが帰る場所(2011年製作の映画)

4.0

この映画は何処へ行く?
引きつけては突き放すの繰り返し、不思議なロードムービー。すごく好きになってしまった!
Talking headsのThis must be the placeは人生のエンドロー
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.0

朝のルーティンがあこがれ。闘う文化系男子との青春もあこがれ。
あ〜もう、お肉買いに行かなきゃ!からの好きな人にもらったコロッケがうまい!のシーンがお気に入り。でもそれ以外は、ほへ〜と見ていた。

君が君で君だ(2018年製作の映画)

2.5

この3人のこと嫌いじゃない。(何よりこの生活楽しそう)人は簡単にバカになれるし、神様にもお姫様にも出会える。それが他人から見たら愚かなことくらい誰でも分かるのにYOUだったり向井理が、変に半端だとか本>>続きを読む

ビーン(1997年製作の映画)

5.0

幼少期好きで、久しぶりに観た、内容ほぼ覚えているのにヒーヒー笑った アマゾンプライムで無料のテレビ版あるので、笑いたい夜にちょこちょこ観たけどテレビ版はもっと面白いから皆観てほしい!ずっと声出して笑え>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.5

いま目の前にいるヤツは、敵なのか味方なのか?北と南 資本主義と共産主義 白人と黒人 所長とイチ軍人 愛国精神と反抗分子 カタチだけの人権が守られた収容所という特殊な環境の中で、ダンスがそれらの関係を凌>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

4.0

観たい映画がたくさんある中で普通三池監督作品なんて選ばないけれど評判良いヤクザ映画ってことで鑑賞!
噂通り染谷のヤバさよ 中国マフィアも憧れるようにヤクザ=高倉健と定義づけられる中でアウトレイジの加瀬
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.0

最初こそ、やだ!コイツら話通じない!ってイライラするけどずーっと低体温、一貫してるので未来も希望もないのねって早々に諦めた よって理不尽、胸糞度は低かった 何より公開から20年経ってこの手の悪人がこの>>続きを読む

ひかりのまち(1999年製作の映画)

4.0

好きな人と笑顔でバイバイして、帰り道彼の表情がなんだか素っ気なくなかったか不安になる こんなに嬉しい気持ちは自分だけなんじゃないか 幸せだけれど、100点満点じゃない 充分な気もするから言い出せない >>続きを読む

山の焚火(1985年製作の映画)

4.0

都会に住む者にとって大自然は人間を本来の姿に還してくれる場所だ 大胆に野性的になり解放され動物的本能が蘇る感覚がある 一方閉鎖的環境でもあり、狭い社会の中で支配され易く、若い2人の姉弟の心に黒い染みが>>続きを読む

名もなき生涯(2019年製作の映画)

3.5

自分の信念を貫いたひとりの農夫が死に至るまでの話
フランツは手足を縛られても意志が縛られていないのであれば自由だ、と言う
その言葉が、いまの時代に再び突き刺さる 村長にも、牧師にも、司教にも、弁護士に
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.5

イタ公とニガーがアイデンティティを問う映画 喧嘩っ早い黒人嫌いの主人公だが実は寛容で女遊びをする描写もなく一途に家族想いという所謂ハートが熱いイイ奴で思ったより毒がない(イタリア家族がマフィアのように>>続きを読む

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.0

『あいつらが簡単にやっちまう30回のセックスよりも「グミ・チョコレート・パイン」を青春時代に1回読むってことの方が僕にとっては価値があるのさ』をカラオケで熱唱する青春を過ごしたので、背伸びして見せかけ>>続きを読む

マンハッタン殺人ミステリー(1993年製作の映画)

3.5

本当によく喋るなこの夫婦!一応倦怠期という設定だけれど絶対にお互い離れられないんだろうなという安定感は最初からある
今までにない刺激に大興奮して暴走するダイアンキートンへのウディアレンの突っ込みが鋭い
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.5

荒野にて という邦題はどうだろう。そのままリーン・オン・ピートが正しい。劇中肥えた女が発した、どこにも行く場所がないからここにいる、という言葉に絶望を感じた どんなに違和感があっても両親や周りの大人た>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.5

我らが先生、ロビンウィリアムズ!昨年ドントウォーリーを観てものすごく良くて
逸話も耳にしてこれは本作も観なくてはと思いつつ二本立てを見逃し結局自宅で鑑賞
マットデイモンが防衛本能剥き出しの天才を熱演。
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.0

わたしファンタジー苦手なんだなあと思って観ていたけど、息子が父親の真理に近づいていく後半からぐっと引き込まれた。
特にバスタブのシーンが好き。どこまでが作り話でどこまでが真実なのか 皆、父の偉大さを喪
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Every Day(2016年製作の映画)

3.0

親も恋人も死んでしまった猫も生きている猫も大切にしているから、うるるとくる瞬間はあるのだけれど、とにかく主人公の癖が強くて頭にはいってこない 口数少ない奥様はいろんな表情で感情をあらわしているのに、な>>続きを読む

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.0

「ちゃんとしたいのに、ちゃんとできない」翔子が、木村多江が、振り絞ったこの言葉を打っているだけで、また涙がでる ちゃんとしたいのに、ちゃんとできない ちゃんとしたいのに、ちゃんとできなかった ちゃんと>>続きを読む