gcpさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.0

もはや、そう遠くない距離感でありふれている少し狂った人たち 悪人でもなく、受け取り方が少しずつズレているというのは恐怖というより慣れ始めた日常になってきている それが恐怖なのだけれど
パプキンもストー
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.0

10代の時に観たら4.5点ぐらいだったかも
警察もマフィアもポンコツで笑わせてくるラストは良いからまた観たくなる時がくる

幸福の設計(1946年製作の映画)

3.5

大好きな映画、最高殊勲夫人を観た時のような多幸感 フィルムで観た方がいいに決まってるけれど家で笑いながら観れて楽しかった 階段を駆け登ったり駆け下りたりするリズム感はTHE古き良き映画 ピアノを調律し>>続きを読む

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.5

「僕は君を笑わせたい」長続きの秘訣は結局これなのかもしれない セリーヌがとにかく怒っているけど、フェミニストでなくたって子供がいなくたって、好きなことを大切にする女が子育てや家事に追われ時間をなくし焦>>続きを読む

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.0

まず何よりジェシー、大人になった!男性は歳を重ねるとうんと魅力的になるのだなあ サンライズには敵わないと思ったけれど、すごく良かった それはわたしの年齢がサンセットの方が近いってのもあるかもしれない >>続きを読む

よこがお(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前作淵に立つと同じテーマなのだろうか、加害者と被害者がいる理不尽な世界 前作は観た時の体調など諸々で不完全燃焼だったけれどとにかく筒井さんがすばらしい女優だということは認識した作品 そして今回主演との>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.5

ジムキャリーの世界は突っ込みどころ満載になりがちな話を安心して笑えるコメディに仕上げてくれるから好き 特に深夜に観る映画として良かった どんなことでも悩んで抜け出せないならとにかく決め込んで身体を慣ら>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.5

公開前から楽しみにしてて、事件は知ってるけどネタバレはみないようにして、期待して観たら!あれ?
ディカプリオもブラピも癖のないキャラで良い人同士の友情で、最後だけやっとらしさがでるかんじ もちろん面白
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恋のドッグファイト(1991年製作の映画)

3.0

リバーフェニックス 端正なお顔立ち 口が悪くても硬派で時代に振り回される若者を好演 ヒロインは化けてもいないほど終始おブスちゃんなのに初めて人から好かれた時の疑わしさや隠しきれない喜びを愛らしく演じて>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.5

泣いた。母親に観せたらわたしより泣くと思う。結婚式でずっと流しておくのアリかもしれない。きっとわたしの友達も友達の親も全員泣く
10代の女の子はショッキングな毎日を生き抜くため自分や他人を傷つけながら
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聖なる酔っぱらいの伝説(1988年製作の映画)

3.5

木靴の樹が凄く良かったので新文芸坐まで。あの宗教観を思い出しながら観ていたから、聖なる酔っ払いと言えどあまりにも続く「ラッキーなこと」を神からの施しと単純に受け取ってよいのか、監督の意図を探ってしまっ>>続きを読む

ツバル(1999年製作の映画)

3.5

アタラント号や黒猫白猫あたりのクストリッツァ作品のようにコミカルであたたかい映画 ドニラヴァンはお初、純粋な醜男と、茶目っ気が強いヒロイン、憎めない敵役に、盲目の父、共にプールを守る受付お婆さん、、と>>続きを読む

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.0

おお兄弟!わたしにも兄はいるが、これは是非とも兄・弟を持つ人に男泣きしてほしい映画 わたしもこういう映画が好きなお年頃になってきた
追う者たちと追われる者たち その過程で丁寧に描かれる人物像は後半にし
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.5

怖いよ!アントンシガー!靴ぬぐし足音ないから本当に幽霊みたい。モスと初めて対峙するときのシーンの緊張感といったら!
お気に入りの殺し屋となりました ベルが本格的に登場してからは老人たちが語り物語は静か
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.0

二人目の殺人、強迫観念にとらわれるところ、効果音からして完全に笑わせにきているでしょ。退出者続出と聞いてグロいの得意ではないから半目で観る気満々でいたけれど退出過るとしたら鳥の件位でそれも最後弁明して>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

1.0

ずっと緊張感を煽る音楽流されても全くハラハラもドキドキもしない 何が起きても失笑すら起きず早くしろよってなるしこれをどんでん返しとかサプライズと呼んでいいのだろうか 軽蔑するレベルの本当の意味での悪趣>>続きを読む

ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.5

噂通り実写を越えてる位リアルだったから前半 モフモフしたいモフモフしたいモフモフしたいモフモフしたいモフモフしたいモフモフしたい 後半 喧嘩はやめてー喧嘩はやめてー喧嘩はやめてー喧嘩はやめてー
となっ
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.0

ヤクザ大好きだけど松田優作はヤクザというより猟奇的殺人鬼のようで、本当に怖くてとっても良い でも護送してる時こそヤラレタ感あり面白かったけれど良いところまでいって中々仕留められないのは歯痒いというか単>>続きを読む

トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

3.5

とりあえず映画館でた後ユロ伯父さんの歩き方真似した 否定せず巻き込まれるユロ伯父さんは言わずもがな超トラブルメーカーの広報マリアがアクセント 動物バカなので犬の件は不謹慎だと言いかねないわたしもジャッ>>続きを読む

ラスト・ワルツ(1978年製作の映画)

3.0

music from big pinkはお気に入りの一枚だけれど割とほわ〜と終わった
もっと爆音で聴きたかった
ニールヤングの時だけにこにこして観た

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.0

前半お腹いっぱい!という程繰り広げられる饗宴 スティーブン夫妻だけでなく立会人である仲間たちの幸福な時間がじっくり描かれる 同時にワインの染みのアップやニックの故郷への想いから彼らの未来を覚悟しなけれ>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

深夜に自宅で観るには情報量が多すぎて、、とりあえずわたしは犬好きのひとりとして鑑賞 でも2回目は皮肉や小ネタを楽しみながら 3回目は風刺に問題意識を持って鑑賞、、など何回でも楽しめるぎゅうぎゅう詰めの>>続きを読む

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

2.5

静かに心を打つ愛と再生の物語と聞いて、腑に落ちる 良いシーンもあった
でも、ところどころ嘘っぽい
主人公の表情も、息をしていないような綺麗すぎる湖畔も、わざとらしく挿入される音楽も
夏を感じられる
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.5

帰り道、子供が「なんでボーのところへ行ったかわからない!」と言っていたのを耳にした トイストーリーを初めて見たのは6歳頃でおもちゃがまさかわたしの居ないところで動いてたなんて!と感動したし、鑑賞後は家>>続きを読む

メモリーズ・オブ・サマー(2016年製作の映画)

4.0

わたしは女だけれど、ほんとうに女たちが、大人たちが嫌になる
綺麗で無邪気で可憐で軽率で身勝手で盲目で
けれどどうしても放っておけない なんだか動くな、死ね、蘇れ!を観た時と同じ気持ち そんな重たさを過
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7月の物語(2017年製作の映画)

3.5

具体的な経験なんて言えないけどすべてが懐かしい 7月のある1日に起きていたような気がする
7月は良い 12ヶ月の中で一番良い
夏が来て、実を言うと月の半分くらいはまだ梅雨だけれど、確かに緑の木々が濃く
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木靴の樹(1978年製作の映画)

4.0

貧しいひとほど天国が近くになるのよ
精霊や守護神にも祈りを
平和のために、汝隣人を愛せよ
地上に天使が現れるとその家にはきっと神のご加護が。
愛がすべて
祈り続けよう すべての民に鐘は鳴る
そろそろ
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

勢いと熱量勝負の若者のたくらみ まもなく齢三十のわたしは微笑ましく、当日に関してはドキドキしながら観たけれど、この実験的な映画の意図は別にあるように思えた
起こしてしまったあとに分かる事の重大さ、計算
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

4.0

自意識過剰でしかないが、時々10代後半に出逢った人達全員に謝りたくなる気持ちになる 自分の弱さゆえに悪態をついたり、敢えて他人が傷つくようなことを言っていたように思う 終いには他人を口撃することでどう>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.0

あらすじ読んで愛ってなんだろうね?という話かと思いきや、冒頭からタイトルの「愛がなんだ」までの数分で「愛がなんだっていうんだ」と強い意志で開き直った 「好きだけが正義」のヒロインの物語なのだとわかる>>続きを読む

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.5

ゴッホ風の映画だなんて、、と期待していなかったけれど開始すぐに ゴッホの絵が動いている!と無邪気に喜ぶ自分がいた しかも絵画の中で観たことがある人物が次々に登場していく 物語もミステリー風で掴みきれな>>続きを読む

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.0

搾取され続けた者は、新しい環境に適応できない そして搾取される者も搾取する側となる 善人の匂いとは?
「あなたが望むなら」無垢故の、痛々しい程真っ直ぐな善意とは?
そしてそれを総勢で潰す現代社会とは
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.5

広大な自然に囲まれていても曇天、強いられる労働、障がいを持つ父、閉塞感により孤独は増していく 自暴自棄のジョニーと生き物すべてを静かに愛すようなゲオルゲの恋愛は只のゲイ映画ではない、人間でもなく動物の>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

4.5

新文芸坐boid監修スタンディング強制爆音上映はトーキングヘッズ奇跡の来日公演であった
ライブであって映画であって完璧すぎて笑ってしまうほどのステージングはショーとしても成り立っている
帰りの電車でも
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