ロアーさんの映画レビュー・感想・評価

ロアー

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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.6

ゆるゆるパトウィル鑑賞同盟として時系列で観始めた「死霊館」シリーズに、突如として滑り込みスライディングをしてきた今作。
ちょっとだけ「アナベル」をつまみ食いしちゃってたものの、まだ時系列で間に合うちょ
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.4

「死霊館」をちょっと齧った程度の知識なので、始まりがこんなオカルトとは思ってなかった。そもそも敵は幽霊だと思ってたけど悪魔なのか。得意分野です、オカルトや悪魔。

今作の監督はジェームズ・ワンワンで
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映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)

3.6

"映画で完結"とは言いつつ、映画自体は7年後のお話なので、一旦ドラマはドラマであれで終わりとしても良くて、ただラストにちょこっと不穏を漂わせてた部分の続きをもっと観たい人は映画も観れば良いよ、という中>>続きを読む

パペットシャーク(2022年製作の映画)

3.4

前々からずっと気になっていた「パペットシャーク」がようやくU-NEXTの見放題に来たので観た。でも、想像していたよりずっとちゃんとしていて驚きを隠せない...だってこれカナダ映画だよ?カナダ映画で、サ>>続きを読む

俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

3.5

お久しぶりのほぼいつメン上映会。
インスタの調子が悪くて、急遽いつメン史上初のウォチパで観た。
私たち、ウォチパとか同時視聴とかいう概念が広まる前から似たようなことをやってたのに、最初が最後になってし
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サーカス(2022年製作の映画)

3.8

引き取り手のないまま孤児院で成長し、やがて孤児院の経営者となったロイとジョイ。学者でもあるロイは、人を形成するのは"血筋"より"育ち"であると言う持論を証明するため、里親の決まっていた2組の双子の片方>>続きを読む

ヴィクラムとヴェーダ(2017年製作の映画)

4.6

リメイク版であるヒンディー語の「ヴィクラムとヴェーダー」を先に観ていて(何故なら推しのリティクが出てるから)、いつか絶対オリジナルのタミル語版も観たいと思っていたので、念願の〜...どころか、1日で両>>続きを読む

ディス・マジック・モーメント(2023年製作の映画)

4.8

映画好きとしてめちゃくちゃ興味深い題材だったこと。
そして、本作に登場しているミニシアター「シネマテークたかさき」が私のホームベースのうちの一館だったこともあって、絶対に観たいと思っていた作品。今まさ
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貴公子(2023年製作の映画)

3.6

私、実は普段からあまり映画の情報をチェックしない人で、フィルマの公開情報と映画館で流れる予告が情報源のすべてと言っても過言じゃない。
今回もポスタービジュのみでチェックを入れてたんだけど、この笑顔でこ
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.2

公開当時映画館に観に行こうと思っていたのに、あっという間に上映が終わってしまって結局観れなかったやつ。わりと早くアマプラに来たので「よし!」と思って観たけど、半ば予想していた通り、キャストに推しがいな>>続きを読む

紅門 -べにもん-(2005年製作の映画)

3.5

中国系アメリカ人一家を描いたインディーズコメディ映画。
3姉妹の複雑な恋模様と生き甲斐を見失って自殺を試みようとしてるパパを中心とした家族の再発見の物語です。

監督&脚本が女性なのも
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.2

80巻頃から全然追いつけてないものの、初期からず〜っとコミックを読んでいて、実は割とコナン好きな私...なのに、27作目して初めて映画館にコナンの映画を観に行った。
日本のアニメが苦手だから滅多にアニ
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囚われし者 ボーラー(2023年製作の映画)

3.6

特殊部隊隊長のダイアナは、腕を負傷しながらも犯罪組織から大量の麻薬を奪うことに成功する。しかしその報復として警察長官の退任パーティーの酒に薬を盛られ、怪我のために酒を断ったダイアナ以外の警官全員が意識>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

オッペンハイマーの人となりや原爆誕生の歴史も何の知識もなしに観た。
ノーランという時点で今作の鑑賞を決めていたから、キャストすら主役がキリアン君ってことしか知らなくて、ロバダウが出ていることも最近にな
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The Architect(原題)(2006年製作の映画)

3.6

登場人物たちがそれぞれ問題を抱えていてそれぞれの葛藤があって、ちょっとお腹いっぱい過ぎる重い映画でした。時折ハッとするシーンもあったけど、問題を詰め込み過ぎてて一個に集中できない感じ。
だからなのか
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

3.8

すごくいいカモ...じゃなかった、すごくいいカモの親子だった。

本来なら当たり前の家族の姿のはずなのに、こんな風にお互いを心から思い合っている家族の姿って、しばらく映画で観てなかった気がする。
そり
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変な家(2024年製作の映画)

3.3

元々原作からして後半はちょっとシラけるな〜と思っていた私が、この映画に一体何を期待していたのか。いや、そもそも期待も何もしてなかったのに何で観たのか、それが全てだった。ね〜、、、ちょっとびっくりするほ>>続きを読む

ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.7

専門用語がたくさん出てくる金融業界の小難しい話かと思って身構えて観た。
でも実際は、不正で私腹を肥やす富裕層に小市民が一泡ふかせるという小気味良い話で、SNS時代の市民革命とでも言える話だったかも。
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.8

「キングスマン」のセルフ・オマージュみたいな映画ですっごく面白かった!でも今回は脚本にマシュヴォが関わってないみたいだから、セルフ・オマージュともなんかちょっと違うかな?(通りでマシュヴォにしてはお下>>続きを読む

身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)

3.6

ハシゴ映画の隙間時間に鑑賞。
「時間がちょうど良いから観るか〜」程度の気持ちだったのに、うっかり上映時間を間違えて人生で初めて自分のミスでチケットを無駄にしてしまった。無念過ぎる。でもまあ、ポイントや
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

フランス映画だと思って観て、私が思うフランス映画の終わり方通りの終わり方をした映画だった。フランス映画だから何となくこう言う後味になることは予想がついてた。

「ザ・ステアケース」のような事件からもっ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.3

「ソー」シリーズや「ジョジョ・ラビット」から入った人だとちょっとイメージが違うと感じたかもしれないけど、ワイチチ監督の母国ニュージーランド時代の映画を観たことがある人だと、こういう作品こそすごくワイチ>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.7

"本格ミステリー"と銘打たれていたものの、言うてそんなにミステリーだった?むしろSFヒューマンドラマと言った感じで、ダコタ・ジョンソン演じるキャシーが"母"になる話だった。

母の愛情を知らないどころ
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ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

3.7

前回同じ映画館に来た時に予告が流れていて、近々配信にくるだろうけど、やっぱり音楽映画は劇場で音を浴びた方が気持ち良いだろうなと思って観てきた。

秘書のミスによって、夢のオファーが間違ってパパの方に
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伯爵(2023年製作の映画)

3.7

一言でまとめてしまうと"吸血鬼おじいちゃんのお終活お家騒動ブラックコメディ(コメディ?)"映画なんだけど、時代としては現代の設定であるこの映画を「よくぞモノクロで作ってくれた!」と称賛したくなるほど画>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.6

「ミッサマ」の感想に「アリ・アスターのお家芸をみんなが理解してからの3作目こそ、監督の真価が問われる気がするので次回作も楽しみ」と書いていて、遂に真価を問う日がやって来たと思ってた。
正直、お気持ち表
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.5

存在を知ってからずっと"ニコケイ不在の「ウィリーズ・ワンダーランド」"と呼んできた映画。最近になって今作がゲームの映画化作品であり、元のゲームは「ウィリーズ」より先に存在していたと知りました。これまで>>続きを読む

ただ空高く舞え(2020年製作の映画)

4.1

先日観た「ヴィクラムとヴェーダ」のパンフレットが「ただ空高く舞え」との2本立てになっていたので、これはもう「ただ空高く舞え」も観るしかない!と思って観てきた。

実話を元にした起業物語と聞けば、様々な
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宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.3

南北関連の映画自体あまり観たことがないけど、こんなに面白おかしく描かれてる映画って他にはなさそう。
めちゃくちゃふざけまくっててありえないことの連続で、最初から最後までずっと笑い転げてた気がする。ここ
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.2

随分前に観て、その時は気力が湧かなくてすっかり感想を書かずに溜めてしまっていたものの、「哀れなるものたち」を観たら今作との共通点も多い映画だったので、ようやく気合いを入れて感想を書くことにした。
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.6

やっと観に行けると思ったらいきなり上映回数が減ってて焦りながらも、ようやく「哀れなるものたち」を観てきた。こう言う映画大好き!面白かった、というか興味深かった!

設定からは『フランケンシュタイン』
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スイッチ 人生最高の贈り物(2023年製作の映画)

3.7

韓国版「天使のくれた時間」(リメイクではない)。
内容は「天使のくれた時間」そっくりなのに、リメイク表記がないせいであれこれあるみたいだけど「天使のくれた時間」もそもそも「素晴らしき哉、人生!」がモチ
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回廊とデコイ(2023年製作の映画)

3.7

メイキングトーク付き舞台挨拶にて鑑賞。
舞台挨拶の最終地、横浜ムービルの登壇者は監督と竹井亮介さんと松本亮さんの神奈川出身チームで「うるう」からおよそ4年ぶりに小林賢太郎さんをこの目で確認してきた。ス
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トッツィー(1982年製作の映画)

4.2

ミュージカル「トッツィー」を観に行く当日におさらい鑑賞。20年以上前に一度観たきりの映画だったけど、面白かったという記憶が残っていたので、今回のミュージカルの観劇も決めた次第です。

ミュージカルで
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.0

フレディVSジェイソンみたいなノリで観ればよかったんだろうな〜と思いつつ、違和感しかなかったのは、ジャパニーズホラーのお化けがガチンコ勝負に向いてないからじゃないかと。
お化けに理屈なんかないのも確か
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.5

すでにゲゲゲ界隈が賑わっていたことも全く知らず、なんとなく唐突に「ゲゲゲが観たい!」と駄々っ子を発動させて以来、およそ1ヶ月半駄々っ子を続けてようやく観れた。鑑賞前日に何気に劇場の販売状況を見たら満席>>続きを読む

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