Ryueさんの映画レビュー・感想・評価

Ryue

Ryue

スティング(1973年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

 古典の名作。初めて観ました。
 なるほど、すべてにおいて、名作と言われるだけの品の良さがあります。

 P.ニューマンのシブさとR.レッドフォードのカッコ良さは’70年代最高のバディでしょう。

 
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スターリングラード(2000年製作の映画)

3.3

 第二次世界大戦の中でも、激戦として有名なスターリングラードの戦いを描いています。
 狙撃手同士のせめぎ合いに焦点があたっているストーリー。
 静寂の中に非常に緊迫感のあるシーンが多く、観ているこちら
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息子(1991年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 91年、もう30年も前の今頃公開だったのですね。
 街の風景もあまり変わってないように見えましたが、しかし確実に今の東京の景色ではありませんですね。走っているクルマがいちばんわかりやすいです。

 
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.5

 私は007シリーズを観て、初めて涙を流しました。

 あたりまえなんですが、もうこれは男のロマンです。あの世界に2時間浸れれば、もうそれ以上何も言うことはありません。
 
 D.クレイグ ボンドの集
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.8

 怒涛と喧騒の一大叙事詩。
 ほぼ3時間、踊りっぱなしの鳴りっぱなし。息吐く間がないある意味ジェットコースタームービー。

 死んでは生き返り、死んでは生き返りを繰り返すのは、何かしらの例えを感じさせ
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ジャッキー・コーガン(2012年製作の映画)

3.5

 スタイリッシュで静かなトーンにサイコパスなブラピが映えます。
 数ある彼の作品の中でもわたくし的には上位に来ます。
 
 ここまでカッコ良くて、なおかつメッセージ性のあるラストは初めて見ました。
 
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

 これはもう、ビートルズの楽曲の偉大さをあらためて感じる映画ですね。
 自分がビートルズに出会った頃のことを思い出しました。あの頃、キャッチーなメロディを次から次へと浴びるように聞いていました。
 不
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駅 STATION(1981年製作の映画)

3.0

 北の大地に健さんはよく似合います。
 
出演俳優陣から、なんとなく『幸せの黄色いハンカチ』と『北の国から』を合わせたような雰囲気があります。

演歌を映画化したような作品でした。
テレビから流れる八
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ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ(2020年製作の映画)

3.5

 日本の若きテレビマンが作った半分私的なドキュメンタリー。
 ムヒカ元大統領と日本との関係をインタビュー形式で紹介しています。

 国連会議での演説。
 地球環境の危機を訴える社会民主リベラル然とした
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楢山節考(1983年製作の映画)

4.0

 現代からは考えられない人々の生活様式にカルチャーショックの連続でした。
 
公開当時は、お年寄りなんかにはまだ生々しさを感じるところがあったのではないでしょうか。
 徹底してリアリティを追求した今村
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 これぞアオハルど真ん中ですね。
『しょうがない』という大人社会を象徴する言葉が、キーワードになっています。
 主人公の彼女は、先生からそれを言われ、受け入れつつもまだ抗っていく熱さをストーリーが進む
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デジャヴ(2006年製作の映画)

3.0

 T.スコット監督のいつもながらの息をもつかせぬスピーディーかつスリリングな展開が心地良いです。
 本当に惜しい監督を亡くしました。

 冒頭、女の子がデッキから落としてしまう人形が、ストーリーの暗示
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.0

 ブラピ目当てで観るとキツいものがあります。
 ある程度の金融知識がないとまったくついていけません。
 しかも、登場人物の相関もわかりづらく、いくつかのストーリーが同時進行していくので、よけいにややこ
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さよなら子供たち(1987年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 なんの罪もない未来のある子供達が、国や時の為政者の都合によって、人生を狂わされてしまう。いつの時代も犠牲になるのは社会的弱者です。
 本当に理不尽です。

 ナチスドイツ制圧下の、フランスの寄宿学校
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

 養子縁組をした親子、夫婦の関係性を柱にして、アメリカ社会に根深い人種差別や精神障害者への偏見、またこれはアメリカのみならず、人間社会すべてにおいてつきまとう、できる者に対する嫉妬と、論点が多岐に渡る>>続きを読む

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 ちょっと期待外れというか、思っていたよりもだいぶ違っていました。
 
 前評判では、トヨエツ、浅野忠信、國村準、という大物俳優出演するということが一人歩きして、けっこう日本側の描写もこれまでのそれと
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.0

 初めて観ましたがなんと言うか、感想の難しい作品でした。
 松田優作の存在感はいつも通りですし、息子二人は生反抗期真っ盛り。由紀さおりは今と変わらず、伊丹十三はまぁ役者より監督の方が似合っているかと思
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.0

 老後をどのような心持ちで過ごしていくのかという原作のおおまかな内容は聞いていました。

 原作にどれくらい沿っているのかはわかりませんが、映画自体は老後をなかなかおもしろい視点から捉えていますね。
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エイリアン(1979年製作の映画)

3.6

 35年振りくらいに観ました。オリジナル『エイリアン』。
 最初は、確か水曜ロードショーだったのでフルで観たのは初めてです。
 ホラーには免疫がないので、今観てもじゅうぶん怖かったです。
 
 宇宙が
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

 時間が経つほど後からじわじわと沁みてくる映画です。
 素直に良い作品です。
 構成が上手いのでしょう。前半のストーリーが後半の妹の言動一つ一つに深みを持たせています。丁寧に作られていて好感が持てます
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野球少女(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

 これは、自分の中の固定観念をいかに覆すことができるか試される作品でした。

 私も日々生活している中で、ジェンダーに関して極力意識しないようにしてはいますが、ことスポーツに関してはまだまだ保守的な面
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17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン/キオスク(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 思春期に誰に出会うか、何を教わるかの大切さを教えてくれる映画です。
 
 冒頭、水中から飛び出して、家のベッドにもぐるシーンはこれからのストーリーのメタファーとして描かれている感じです。
 
 一人
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ザ・ヴィランズ 悪党伝(2020年製作の映画)

3.0

 全体的に落ち着いた雰囲気なクライムムービー。
 体力勝負というより、会話劇が中心で大人のタランティーノ映画という感じです。

 主役のL.ヘムズワース演じるカイル、身なりが普通すぎてあまり犯罪人の感
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

 J.ヒル初監督作品ということで、ストーリーや絵の撮り方など、シンプルで初々しさを感じさせます。

 スケボーそのものや周りのカルチャーはまったく疎いので、勉強になりました。
 とはいえ、設定が20年
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.5

 思わず心の中で指をさしてしまいます。

 完全にパリのプロモーションムービー。
次から次へと流れるいかにもな街並み。
お洒落で統一感があって、本当に行ってみたくなります。

 発想がおもしろいです。
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野性の証明(1978年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 まだ映画に興味がなかった子供の頃に世の中で話題になっていたのは、なんとなく覚えています。
 その理由が初めてわかりました。

 ‘80年代の日本映画はまさにカドカワの時代。それを象徴する作品でしょう
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 捕まるまで生き延びるために、ただ強盗殺人を繰り返していっただけの男のストーリー。
 主人公が何を考えているのか、今ひとつわかりませんでした。

 今村昌平監督が得意としている人間の業としての一つの表
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.5

 最後はもう涙が止まりませんですね。

 黒人を人間と思わない、アメリカ一部の白人社会の根底にある根強い偏見が、数々の冤罪、そして死刑を生み出してきたのでしょう。
 まったく許されることではありません
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.5

 公開時に映画館で観に行って以来、およそ30年ぶりに観ました。

 何が正義で何が悪なのか。根源的な部分を問いかける作品です。

 J.ハックマンがまた適役です。
 『俺が法律だ!』と言わんばかりに居
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.3

 一気に’80sにフラッシュバックしました。
 まさに自分の思春期を代弁しているかのような映画でした。おこがましいですが、ここまで自分と似た想いを持った同世代がいたということに驚きと共感が入り混じって
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君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)

4.3

 これは日本版『HEAT』ですね。
 
 高倉健と原田芳雄の共演というだけでワクワクしてきます。まさかこの二人が共演していたとは思わなかったです。
 また、松竹作品というのも意外でした。
 
 あたり
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.5

 非暴力、不服従。まさにマハトマガンジーの精神を今現代によみがえらせた感動作でした。
 ラストもまさかの展開で、その手があったかと。まさにLove&Peaceの世界。

 E.エステベスは久しく名前を
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シャイン(1996年製作の映画)

3.0

 タイトル通り、主人公のJ.ラッシュ演じるデイヴィッドが輝いていました。
 父親との確執を乗り越え、あそこまで情熱を傾けるものがあるということが、本当に羨ましいです。
 しかも若い時に自分の特技を見つ
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ウクライナ・クライシス(2019年製作の映画)

3.5

 以前からウクライナでは民衆を二分する大規模な政変がたびたび起き、日本でもニュースで大きく取り上げられていたことは覚えています。
 中でも2014年のロシアによるクリミア半島の併合は、今の時代に武力に
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 原田芳雄が亡くなってからもう10年ということで、時の経つのが早いです。
 この作品、一度聞いたら忘れられないタイトルなのでいつかは観たいと思っていました。
 鈴木清順監督作品も観たことがなく、かなり
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バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 東ドイツ版ショーシャンク レデンプションですね。自由への、もっと良い暮らしへの脱出劇。決して希望を捨てない。

 しかしこれが実話ということが信じられないです。やりきった二家族はさぞや神経がすり減っ
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