黒ろぐおさんの映画レビュー・感想・評価

黒ろぐお

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

昨日鑑賞し、一夜開けても余韻が抜けない。

今までいろいろな映画で傑作!良作!はたまた駄作!とかそのようなことを書いてきたけど、エンターテイメントとしてのそういう評価を超えて、この映画の方が遥かに自分
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

ただただ痛ましいのに、引き込まれてしまう。多くの人に観ていただきたい傑作。
一生忘れないと思う。

この世で一番恐ろしいのは、群集心理かもしれない。

沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.6

スケール感がデカすぎて、このラストは生殺し状態。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.6

メリハリの効いた展開と、勧善懲悪のカタルシス。

惨殺からのティーブレイク惨殺からのティーブレイクからの惨殺みたいな、スクリーンを通じて放たれる緊張と弛緩がめちゃくちゃ気持ちいい。

のっぴきならない
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

5.0

あらゆるクオリティが高く、最高に胸アツ。スラダン観た後と同じ高揚感。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

5.0

傑作だし、タイタニック観た3日後ぐらいに観てほしい。

寝台列車の一つのコンパートメントを舞台にしたロードムービーっていったら簡単だが、とにかく移動のスケールがでかいので単調になってないのが良かった。
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そばかす(2022年製作の映画)

4.7

新年の清涼剤。
めちゃくちゃ良かった。

現状が押し寄せてくる不安と、それへのささやかな反抗がちょうどよくコミカルでまじで爽やか。
登場人物がリアルに生きている感じ。
いい意味で邦画のじっとり感がなく
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.9

演技が恐ろしく上手い主演2人のおかげで、とんでもなくスリリングな展開になっている。

皆さんも言ってるが、病院の闇が深すぎて背筋が凍ります。

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.2

「今」の感覚を全部詰め込みつつも、広げ過ぎず、語りすぎず、絶妙バランスで深入りしすぎないのでライトに鑑賞できる。

新世代の絆ビルドアップムービーの金字塔に推したい。

スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ良い。
苦難続きなので、観る側も体力はかなり使うが、最後のカタルシスがたまらん。

胸熱だけで終わらない、信念の強さがヤバい。

パワー系浄化ムービー

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.6

良過ぎた。

ピュアで頼もしい子供と、繊細な大人たちが奏でる旋律が秋の美しさに映えすぎ。

主人公が、疑惑を自ら解消しようと部屋に忍び込む時の浅い呼吸や、おそらくもう二度と会えなくなるという予感を飲み
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

4.1

胸熱。

バンカーなりてーって一瞬なるけど、江口洋介の優しさに辿り着く前に挫折する。

主役から脇役まで全て、俳優陣がすこぶるよろしい。

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

ジンワリくる。
人との関わり方とか、想いとか、熱量とか改めてほんとピュアに勝るものなしとか思った。

もはやさかなクンの存在そのものがファンタジーだから、自伝というよりファンタジー。

あと、井川遥演
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.9

個人的に凄い楽しめた。

皆さん言ってる通り、タランティーノ風味溢れてるけど、ワンシチュエーションな感じ、なんかオリエント急行っぽくもある。

勿論ブラピも良かったけど、その他登場人物が最高。

小ネ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

突然、突然、突然。
突然の連続に戸惑うコミュ障気味な主人公に自分を重ねて観ていたが、突然こちらを突き放すように状況把握&問題解決に向かおうとイニシアチブ握っていくので置いてかれていた笑
そこからは画面
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キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性(2012年製作の映画)

3.9

良いドキュメンタリーだった。
本質を追い求め、自分の心の声を信じた彼女によって生み出された数々のパッションの証は、これからも映画史に刻まれる。

とにかく、新しいものを!
とにかく数字を!

ポピュリ
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.9

今日は疲れてたんだけど、開始5分で睡魔がサレンダーしたので覚醒。

レッドブルを缶ごと丸呑みしたような感覚なんなんだこれ。

途中、この生活続いてくれとかわかっちゃいるけど望みのないこと願ってたし、最
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モービウス(2022年製作の映画)

3.7

このダークな雰囲気嫌いじゃないし、寧ろ好みでアクションのキレも凄いんだけど、いかんせんマーベルやDCなどヒーローものの傑作を見過ぎてしまってる故、相対評価的な見方をしている。

10年前なら4.0
1
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

ROMAとジョジョラビットを足して割ったような、、、というレビューを見掛けて、言い得て妙だなと。

ラストのバスを見送るシーンのメッセージ、鳥肌総立ちだったのだが、そこから更にエンドロールの楽曲で余韻
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.6

今年観た中でも最高レベルに良かった。
透き通った海、開放的な太陽、美しく牧歌的な風景、まず、画が美しすぎる。

そんな情景と反比例するかのように、全編くまなく配置された剥き出しのセリフがグサグサとえぐ
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アンビュランス(2022年製作の映画)

4.1

躍動感のあるカメラワーク、どうしてこう次から次へとっていう怒涛の展開、ウルトラC難度で宙を舞い大破する車両、アクションの合間に丁寧に縫い付けられた義理人情。

全部最高。
ジェイク・ギレンホールでしか
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ロスバンド(2018年製作の映画)

4.3

青春×バンド×夢×家族×友情が軸のロードムービーでありサクセスストーリー。

最近公開してたコーダや、シングストリート好きはハマると思う。

なにしろ初々しくて爽やかで、景色も良く音楽もいい。

笑い
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.2

そこまで期待してなかったのに普通に名作だった。

設定の奇抜さも場面場面のシュールさも、淡々と進むストーリーも、役者陣の演技もそしてラストも、全てのさじ加減が完璧にイケてる。

記憶と、不在を埋める行
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.1

吹き替えで鑑賞。

テンポ良し歌よし映像よしで非の打ち所がない。

流石に6年も経ってると、キャラクターの造形はなんとか思い出すけど、細かいエピソードとか飛んでいたのが悔やまれる。

だがしかし上記に
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.9

予告編がバッチリハマった映画は、出オチ自己完結しないように期待値そんな高めに持ってかないようにしてるけど、いい意味で裏切ってくれた。

サイコーに爽快痛快なポップコーンムービー。とにかく胸熱な戦闘シー
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さがす(2022年製作の映画)

4.3

最高の脚本と映画だからこその表現と採れたての佐藤二郎にスパイス効かせて最後ジャッとカタルシスで炒めましたみたいな映画。

娘の不安が渦巻くあたり、トトロの妹を探してる姉みたいな雰囲気で観てる者をエグる
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.9

ハマる人とハマらない人ばっくり別れるだろうなって感じで、更に鑑賞中なんかハマらなかった人でも思い出してじわじわハマってくる中毒性のある映画だと思った。

ブツ切りのカットと足元、手元のアップ棒読みのセ
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.0

かなり良かった。
姉妹にスポット当ててるというよりは、完全にファミリーストーリー。

ガチムチスポ魂物語の上に、大きく横たわる人種差別問題。でもシリアスすぎず、その空気感を生活の中に蔓延る、まがまがし
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.8

ヒロイン2人の美の饗宴と、ポワロがポワロになるまでの物語。
後半待ってましたとばかりにばったばったと人が死んでいくんだが、ちょっと見せ方ネタばらしが軽めな気がした。
ラストシーンの余韻がいい。
個人的
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.5

最適なドタバタで最上の愛おしさが込み上げてくる最高にウェス・アンダーソンしている映画

ビル・マーレイが腰かけてる時の佇まいがツボ

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