ろくさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

オンナたちの告白 ~メグミ~(2023年製作の映画)

3.8

前作はただ不満だったけど今作は短いながらも実に城定らしいツイストの効いた作品だと感じた。

そもそも神は「自分の中にある善性」なんだよ。

だから神は思うってことは自分を見つめることでないかと思ってい
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オンナたちの告白 ~望美~(2023年製作の映画)

2.5

短いからだろうか、いまいちはまらない。

まあエロスドラマで尺30分ないとなって、エロに最低10分は撮られるからってなると、残り20分で表現するの難しくない?それが60分なら20分エロかましても40分
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スウィングガールズ(2004年製作の映画)

4.5

久々に観たけどやはりいい。これと「ウォーターボーイズ」がもう(定番かもしれないけど)矢口文法で刺さりまくりなのよ。

矢口文法では
①最初やる気なし
②でも巻き込まれる
③ダメダメな私(スローモーショ
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ピーウィーの大冒険(1985年製作の映画)

2.5

異形への愛、ティム・バートン シリーズ⑤(ラスト!)

ティム・バートンシリーズ最後は初監督作品のこれを。まあ初だからすこし監督色はないんだけど(マンガも小説も映画も最初はこんなもんじゃない?)それで
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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年製作の映画)

3.2

異形への愛、ティム・バートン シリーズ④

小学生のころ読んだ志賀直哉が怖くて仕方なかった。「剃刀」。これ読んだあとに床屋に行くのがホント怖くて。「顔そりしますよ~」なんて言われると「しなくていい、し
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スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

3.6

異形への愛、ティム・バートン シリーズ③

久々に観てジョニデが稲垣吾郎感止まらず。クリスティーナ・リッチが深田恭子感止まらず。

当時はティム・バートンが「笑い」をなくした映画を撮るなんてとまず驚愕
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

4.5

異形への愛、ティム・バートン シリーズ②

というわけで1000マーク。大好きなティム・バートンを見るきっかけとなったのはこの映画でした。

当時大学生で、ちょい小生意気な映画ファンだった僕は(わかり
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.1

異形への愛、ティム・バートン シリーズ①

いつの間にか999マークです。

やり始めて二年半くらいだからまあまあ見ているかしらん。いつの間にやらです。せっかく記念マークなんで好きな監督を……そういえ
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静かなるドン 新章 Vol.2(2009年製作の映画)

2.9

で2作目。

今回はヤクザ映画おなじみの「シャブ中にさせられた女子」登場です(原作も確かこんなシーンあったよなぁ)。

まあ原作もいつの間にか読んでいただからなぁ。実はよくいく喫茶店(喫煙可能。客が少
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静かなるドン 新章 Vol.1(2009年製作の映画)

2.8

静かなるドンと言うと中山秀征や香川照之だけど(原作の雰囲気ありありの小さいドンちゃん)今作は袴田吉彦なんでちょっと違和感。背の高いドンってないわぁって思って見ていた。

あとサングラスをかけると野獣に
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ジャパニーズ スタイル Japanese Style(2020年製作の映画)

4.0

武田梨奈ファンとして毎回映画を追っかけていたが、映画を見るたびに「武田はいいけど映画はひどい」と言う病に悩まされていた。でも久々に「武田もよくて映画もいい」じゃないですか。やればできるじゃん、武田、ア>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

4.4

愉快、痛快、明快、軽快、快刀乱麻で気分は爽快。もうニヤニヤしっぱなし映画ですよ。昨今の「コンプラ映画」にはうんざりだったんでこれくらい「どーでもいい」映画なかなかないじゃんって思っちゃう。

これがハ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.7

(表層的に見れば)依存は良くないっすって話。

僕らはいつも何かに依存しているんだよね。酒だけでなく、女、セックス、ギャンブル、買い物、SNS、煙草、ポテトチップス、甘味、音楽、ジャンクフード、映画も
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ケイコ先生の優雅な生活(2012年製作の映画)

3.0

城定と七海ななの親和性ね。

城定映画になくてならない女優として七海なながいるのは城定映画好きならご存じだろう(俺やで!)。あのもじもじした感じが「性」を感じさせないながら感じさせていいんだよなぁと完
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Sexual Drive(2021年製作の映画)

2.8

気になっているけど名前も知らない俳優っていませんか。

まあ今はネット社会なんでそれでも調べてしまうんで結果「知っている」んだけど、こいついつも出ているなぁ。誰だろうって感じの俳優。

思いつくとこで
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

5.0

子どもは親を選べない。

この物語の登場人物はみんな「親」が問題なんだ。虐待だったりネグレクトだったり、あるいは犯罪者やサイコパス。子供は親を選べない。そんな親を子供は「受け入れる」しかない。

これ
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

4.4

もともとアニメ版が大好きなんで多少の身びいきがあるかもしれなけど、それでも10年かかってイクニが完成させたこの映画版を蔑む言葉は見つからない。

アニメ版と違い冒頭で二人の少年のシーンが出る(アニメを
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

前半は結構好みだったんだけど(無駄に明るくて不穏なとこが)後半になればなるほどドッチラケ。張りぼて映画。

まあこの手のストーリーは偉大なる「トゥルーマン・ショー」があるしね。しかもあっちは答え合わせ
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北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

4.0

見ていてかなり幸せな気持ちになったんで、通常より評価高め。

中身は15分アニメを何本か集めた感じだけど、どの話も「少しだけ」幸せになれる。その「少しだけ」がなんともいいんだよ。

特にニホンオオカミ
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サウスパーク/無修正映画版(1999年製作の映画)

4.5

「なんてこった、ケニーが殺された」

これが黙殺されて「エヴエヴ」がアカデミーとは納得いきませんぜ。

もう大好きでテレビシリーズは毎回見ていた。これも20年前ほどに熱狂して観たよ。一見下品、下種、下
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エバー・アフター(1998年製作の映画)

2.6

ドリューに首ったけ⑤(ラスト!)

今回はドリューの時代物。しかしなぜか全体に流れるは志村けんのバカ殿コントのような感じ……そういえば磯山さやかの町娘ってこんな感じだっけと無駄な妄想が邪魔し映画に集中
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ラブソングができるまで(2007年製作の映画)

3.7

ドリューに首ったけ④

相変わらずの「やや不幸女子」を演じさせたら天才である。もうみんなドリューの味方になっちゃうじゃん。

改めてドリュー・バリモアの良さを考えてみると
①そこまで美人じゃない(そこ
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ボーイズ・オン・ザ・サイド(1995年製作の映画)

4.0

ドリューに首ったけ③

今回はドリューは助演だけど、それでも十分「ドリューらしさ」が出ていてグッド。観ていて思ったのはモンローね。しかも「百万長者と結婚する方法」のモンロー。つまりパッパラブロンドバカ
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ウェディング・シンガー(1998年製作の映画)

3.5

ドリューに首ったけ②

おなじみドリュー・バリモア&アダム・サンドラ―のポンコツラブコメだけど少しだけベタすぎるだろと言う思いは久々見ても抜けない。それでも好きなレベルだけどね。

よく考えたらとんで
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

4.5

ドリューに首ったけ①

もう大好きです。

僕らの少し前だとオードリーだったりモンローだったりするんだけど(あるいはさらに前だとグレタ・ガルボか)僕らの時代だと(勝手だけど)ドリュー・バリモアかキャメ
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わたしの魔境(2022年製作の映画)

2.8

全体として醸し出されるのは「教習所」映画ね。

もう結論ありきな展開に鼻白むし、さらには役者の演技にも鼻白む。ああこれは教習所で早く終わればいいのにって思って見ている映画だよ。

いや、それでもインタ
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幕が上がる(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

監督が本広克行なんでどうなることかと思ったけど、(「UDON」や「踊る大捜査線シリーズ」「サマータイムマシンブルース」など僕は納得できない作品が多い)なかなかどうして見れるものに仕上がっていた。これは>>続きを読む

新人巨乳 はさんで三発!(2014年製作の映画)

3.5

城定版「映画大好きポンポさん」(あるいは「81/2」ちょ、言い過ぎ)。

脚本城定も加藤義一が監督のため、かなりコメディに振り切っている。この手のテーマは城定の「18倫」でもあるけど、ギャグが楽しくて
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ガチ星(2018年製作の映画)

3.6

サンクチュアリの江口カン監督。もう見てみればわかるけどひたすら「くどい」。こってこての油ぎったから揚げにマヨネーズかけてさらに上から豆板醤からめる感じ。ああ、でもたまにはこんな絶好「胃にもたれる食事」>>続きを読む

花と沼(2020年製作の映画)

4.5

「蓼食う虫も好き好き」という言葉は蓼を悪い意味で使っている時点で失礼じゃないか。

あああ、大傑作。なんだ最後の展開なんかキモキモキモキモなのになぜか涙止まりませんから。もうとにかく城定の優しさが身に
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東京画(1985年製作の映画)

4.0

AMAZING JAPAN⑤(final)

外国から見た「日本」映画。これでおしまい。

ヴェンダースが小津大好きとばかりに日本まで来て撮ったドキュメンタリー。小津の評論に関しては冒頭10分でヴェン
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.5

AMAZING JAPAN④

ストーリーはそんなにたいしたことないの。大まかな脚本はどうでもいいの。でもね、これぞ「男」だよという格好よさの見本市になっているとこがこの映画の最大の売りなんじゃないか
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悪魔の毒々モンスター東京へ行く(1988年製作の映画)

3.1

AMAZING JAPAN③

これもアベンジャーズだからな(いや単数形なんでアベンジャーだけど)。トロマが贈るバカホラー第2弾。早くもやることなくゴージャパンである(いや監督が行きたかっただけかも)
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.6

AMAZING JAPAN②

ソフィア・コッポラが贈る大人の童話だと思って見た。

ちょっとうまくいかない二人(ビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソン)が日本と言う異国の地で少しだけ「恋愛」をする
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007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

3.5

AMAZING JAPAN①

洋画の中に日本が出てくると少しだけテンションあがらないですか。

というわけでAMAZING JAPANウィーク第一回はこの作品。オール日本ロケですぜ。

以前見たとき
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

5.0

vol1がジェットコースターだとしたら後半はしっとりと楽しむ観覧車。ああ、もう好きが止まらない作品。

フィル友さんが書いてらっしゃる通りで、「こんなんでいいんだよ」。今の風潮である「バービー的」なも
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