ジンロクさんの映画レビュー・感想・評価

ジンロク

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カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

4.0

11月26日勝手にマイシネマデイの3本目は「カオスウォーキング」。1日映画鑑賞を頑張ったご褒美に、16:40からの回だったにもかかわらず、またまたスクリーン独り占め。他の客なし。
まず、思想がダダ漏れ
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

11月6日(金)勝手にマイシネマデイの2本目として鑑賞。
今回の「悪いやつ筆頭」は白人至上主義者のレイシスト。この親玉の周囲には、自分の差別意識を受容してもらえるため同質の小者たちもむらがり彼らなりの
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.0

11月26日を勝手にマイシネマデイとして、3本の映画を鑑賞しました。3本に共通するのは「悪いやつ」。ということで、第一弾が「ナイチンゲール」。
朝4時からwowow撮りだめのもっとも古いやつをチョイス
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ビースト(2018年製作の映画)

3.3

映画館でひとりで観ました。たったひとりの館内でスクリーンを独り占め。僕のためだけの上映でした。僕がこなかったらスタッフはゆっくりできたのにと申し訳なく思いました。11月初旬の日曜日の午後の回でした。天>>続きを読む

偽りの隣人 ある諜報員の告白(2020年製作の映画)

4.0

序盤はコメディなのかと思わせるゆるめの展開。諜報員たちの仕事ぶりもいい加減。出世と金にしか興味がなさそうな使えないやつばかり。
「緩和」から始まり、中盤からは一気に「緊張」が高まる展開。前半の緩さが、
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

観る者の想像や感情の入り込む隙間としての余白がある映画が好きです。余白があるからこそ鑑賞後の余韻が生まれると思います。何でもかんでも説明して押しつけてくる映画はわかりやすく楽しめるけど、見終わった後す>>続きを読む

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.0

おじさんは体も弱り、姪のサポート無しでは日常生活もままならないのは事実。その状況を心配して姪の未来を広げてあげようとする周囲の人々は、あくまで優しく温かい。もちろんおじさんも心配している。でも本当は姪>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

東西冷戦時代の中でも、もっとも核戦争が現実味を帯びたキューバ危機前後の状況を背景にしたスパイ映画。話も落ち着いておりリアルな緊張感がありました。政治色の強い映画だけども、個人的には国家体制の枠を超えた>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

3.0

ノーラン監督最大のヒット作(今のところ)。難しいのはわかってた。設定が複雑なのもわかってた。しかし、どうしても「無意識に潜入」とか「夢の多層構造」とかに気持ちが入り込んでいかんのです。映像の凄さは認め>>続きを読む

ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

3.5

みんな自分に正直に生きている。だから間違いを繰り返す。
誰もが欠点を持っている。ノーバディ・イズ・パーフェクト。
人の気持ちは他人にはわからない。予想もつかない。
うまくいくこととうまくいかないことの
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

自分の映画鑑賞能力不足から、正直よく理解できませんでした。時間がいったりきたり、時間が順行する人と逆行している人が同じ場面で混在していること、なにがどうなっているかの理解をしようとするあまり、話の本筋>>続きを読む

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.5

原作小説出版時に読んでいたので、映画も観ました。
小説も映画も二重構造で、時間軸も行きつ戻りつするので、小説では必死でついていった部分も、映画だからこそわかりやすくなって全体の流れの理解はよくまとまっ
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バーバー(2001年製作の映画)

4.1

この映画でヨハンソンにハマりました。今やハリウッドNo.1の稼ぎ頭アクトレスとなりました。その時は想像だにしなかった。主役の行動を狂わせる少女としての説得力抜群の存在感ですよね。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

最近は、「ヤクザと家族」「すばらしき世界」など、暴対法以後の社会における彼らを描いた秀作が続いていたが、この作品は暴対法以前という舞台設定でなければ表現できなかった超過激作となっていました。アウトレイ>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.3

これは、1980年代のサッチャー・レーガン・中曽根政権登場に象徴される「新保守主義」「新自由主義」の政治によって形成されてきた「今」を直視した問題作です。この路線を選んだ多くの国が同じような「今」をつ>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

原作を映画化すると概ね残念な結果になることが多い映画界ですが、その常識を覆す数少ない事例の代表作だと思います。キングの中編にほどよく肉付けしながら、内容を膨らませたダラボンの手腕に敬服です。決して甘く>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

3.8

『初恋』というタイトルに戸惑います。
三池監督の真骨頂。ベッキーの振り切れ方が素晴らしい。小西桜子のゆるふわ感も良いと思います。まさに喜怒哀楽ごちゃ混ぜの三池ワールドでした。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.2

ヤクザは必要悪ではない。不必要悪です。暴対法も徹底すべきです。ただそこで社会からはじかれた構成員を、どうやってもう一度社会の中にソフトランディングさせていくのかという制度設計がとても脆弱であるというこ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.1

個人の感想です。
①西島君の代表作となるでしょう。
②できるだけ映画館で鑑賞しましょう。映画館が無理なら、自宅でも一人鑑賞をお勧めします。ながら鑑賞・トイレ休憩・食事休憩は避けましょう。何よりも言葉が
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.3

スパイは人目についてはいけない。派手な立ち回りで公安に目をつけられるなどもってのほか。善良な市民生活で社会的信用を得るべし。いざとなったた何をも犠牲にしてミッションを遂行する強い精神力が求められる。>>続きを読む

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

-

昔はアメリカのお姉さんがたが選ぶセックスシンボルno1として君臨したレイノルズを引っ張り出した時点で、この映画は成功が約束されたといっていいのでは。栄枯盛衰盛者必衰の無常観で哀切をまとったレイノルズが>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

ヒットしなかったし上映期間も短かったので勝手に「低評価」なんどろうとおもっていたけど、平均で「4」の評価で安心しました。
不器用な主役二人。世間とかみ合わないもどかしさと面白さ。不器用な二人のまわりに
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七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

皆さんはこんな話聞いたことがありますか。

ある映画専門学校で、次週のテーマをクロサワとしたところ、若い学生たちはクロサワを観たこともない。そこで「七人の侍」を授業の予習として鑑賞するように指示しまし
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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.6

サブタイトル長すぎでは。なんとなく内容が予見できてしまう。頑固な老画商、不器用でまっすぐで周りと軋轢を生みがちな孫、二人の間で戸惑いながらもどちらも大切に思い普通の生き方を求める老画商の娘が主な登場人>>続きを読む

野球少女(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

少女がプロ野球を目指す大変さという切り口から、女性が抱えて苦悩せざるを得ない社会の理不尽を描き出していると思いました。非力が故にプロは無理だと決めつけられる少女、容姿を基準に何も試してもらうことさえで>>続きを読む

シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

5.0

コメディというオブラートで包んではいるけど、とても上質な成長物語です。真摯に向き合うことは、時には笑われたり馬鹿にされたりするけど、向き合うことの大切さを教えてくれます。大笑いしながら、胸が熱くなり、>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.0

矢本悠馬がボソリとつぶやく言葉がなんだかおもしろい名言みたいで笑ってしまう。伊坂幸太郎はこういうキャラに意外に大事なことを語らせるのが上手いですよね。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

スクールカーストなんかで苦しんでたり振り回されたりしてる女の子たち(男の子たちにも)に見てほしい。同時にスクールカーストの上の方にいる子たちにも見てほしい。大事なのは確固たる自分はあるや無しや。ホッコ>>続きを読む

ANNA/アナ(2019年製作の映画)

4.0

彼女には幸せになって欲しいという感情が湧き上がって来るいい映画でした。ベンソン監督復調の兆し。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

親友との約束を果たす復讐話だけど、陰湿にはならず、ユーモアもある素晴らしい作品でした。これで馬鹿な男が1人でもいなくなればいいなぁ。