ろみさんの映画レビュー・感想・評価

ろみ

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

今生の中でどう生きるか、生かされている現世を一歩引いてみているような感覚になった。人間は、賢くて浅はか、醜くて美しい、憎くて愛おしい。そんなぐるぐるした感情を抱きながらスクリーンに惹き込まれて、ラスト>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.5

愛と信念と友情と勇気と歌とダンスに魅力さる熱い熱い正義の物語。
あっという間の3時間でした。
ストーリーはかなりシリアスですが、コミカルな演出により重すぎず楽しめるバランスの良い作品です。
インド映画
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桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

4.0

ティッシュ必須。
絶望と希望が交差してもう心が壊れるかと。
若くして大切な人を無くす物語は沢山あるし、起承転結は月並みだけれども、彼女の心理描写がとても繊細で正直に感じられて良かった。
綾乃ちゃんに「
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

4.0

遅ればせながら、初見。
漫画も見ていなかったので、物語の骨格も見えていない状態で鑑賞。
展開もキャラクターも漫画ならではの設定で、これをよく実写にできたな〜!と感嘆せずにはいられなかった。
特に佐藤健
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリー映画かと思うくらい現状のコロナ渦とオーバーラップする内容。
恐怖と混乱と暴走と隠蔽、そしてワクチンという希望が見事に描かれていて、感情移入しながらも今起きていることを客観視できるような
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

IMAXでよかった。音も映像も最高。
エヴァファンとしては一つ一つのシーンや演出にこみ上げるものがありすぎて泣いてしまう。
切なくもあり、清々しくもあり、感情が迷子になりながらエンドロールの2曲目でま
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

坂元裕二脚本ということで絶対に観ると決めていたし贔屓目になっているかもしれないが、期待通り良かった。
若くて、脆くて、痛い。
嬉しくて、切なくて、泣いた。
こんな恋あったなぁ〜って自分を重ねてみたりし
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.5

ウィル・スミスがかっこいい。
ロケーションの移り変わりが多くて飽きずに見られた。
ハラハラドキドキは控え目だけどスカッとできて、精神衛生が保たれる感じの作品。
ストーリー展開に目新しさは無いけれど、ウ
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.5

切ないなぁ。こういう運命的なめぐり逢いのストーリーは割と好き。有村架純ちゃん演じる主人公が達観し過ぎてて引いたけど、最後は同情した。幸せになって欲しい。

きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

5.0

映画作品として完璧だった。
間の使い方、ストーリー進行の速度、演者の涙の流し方や表情には観客が好きに解釈できる余白がちゃんとあって、本当にありがとうございますと言いたい。
2時間、感情を振り回されまし
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

3.0

久々に映画館で鑑賞。
予告を見てストーリーに興味を持って観てみた。
展開が早すぎて感情移入が追いつかず、少し残念。
死ぬ間際の患者たちの話し方が、声に張りがあったり少々早い口調だったのもリアリティに欠
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.5

テンポが良く、あっという間に終わった。
スリル感は少な目。
みんな美人でお洒落で賢くて格好良くて、爽快。
いい意味で軽く観られるので、リピートしたい作品。
女友達と「ここが好き」「これがたまんない」と
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.2

面白かった。
菅田将暉の振り幅に脱帽した。
どんでん返しのおかげで起伏があり、退屈しない2時間が過ごせる。
見応えあるけど若干違和感を感じたのは、最終的に残る爽やかさというか青春感?後半がちょっと冷め
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.0

なつかしくて切ない。
思い出を重ねて泣いてしまうけど、観たあとは「ちゃんと前を向こう」と思える作品。
キャストが皆素晴らしい。広瀬すずちゃんの田舎者演技は気持ち悪いくらいだった。

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

4.0

寝たら1日の出来事を忘れてしまうという設定のヒロイン。本人もそれを支える周りの人も葛藤して過ごしている。
設定だけ見たら重い話だし胸が苦しくなって泣いてしまうけれど、所々で気が抜ける笑いが入って救われ
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

女子高生と中年男性の恋物語かと思っていたが、全然違った。
大人も子供も誰もが色んな苦悩を抱えているし、それを温かく見守ってくれている人がいる。
それを爽やかに気付かせてくれる作品。
「俺たちは大人じゃ
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パーフェクトワールド 君といる奇跡(2018年製作の映画)

1.5

うーん、残念。
ストーリー展開を詰め込み過ぎて薄っぺらくなっている印象。
途中で観るのやめようかと思ったが、岩ちゃんファン向けの作品だと割り切って最後まで観た。
コンペ直前に病院で着色の指示出すところ
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ひるなかの流星(2016年製作の映画)

3.0

ニヤニヤしながら鑑賞。
すずめちゃん可愛い、馬村くんカッコいい。
先生はバックグラウンドが全然見えなくてただチャラい人としか思えなかった。
気持ちの良いハッピーエンドで良かった。
すっきり観られる作品
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娼年(2018年製作の映画)

3.5

暗い映画だなぁ、というのが率直な感想。
いい意味で。暗い映画が好きです。

主人公が出会う数々の女性たちの人間らしさと生き様がとても良かった。
それぞれのストーリーがあることで短編集を観ているような感
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.0

うさぎ達が可愛くて笑える圧倒的ファンタジーな作品。
最後の方でトーマスが言った「彼らは何でもできるさ」の一言が好き。嫌味でも憎しみでもなく発せられ、絆を感じた。

SING/シング(2016年製作の映画)

3.5

何回でも気軽に観られる作品。
コアラのムーンが夢追い人で熱い。皆に夢を見せるのが上手で勉強になった。本当はろくでなしだったりするけれど、真っ直ぐさと一生懸命さが人を惹き付けるし、仲間に救われる所以だっ
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脳男(2013年製作の映画)

4.0

壮絶。テーマが重くて映像はグロテスクで…トラウマになりそうな作品だった。
でも見応え抜群。演者が素晴らしくて引き込まれた。松雪泰子も生田斗真も二階堂ふみも染谷将太もとても良かった。
原作未読なので、読
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リベンジgirl(2017年製作の映画)

-

うーむ。。ストーリーが軽すぎて何を伝えたかったのか分からないまま終わった。10代向け作品だとは理解しているけれど、ちょっとバカにしているのかって思うほど軽くて薄い。

去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.5

怪しさと愛憎と達成と。
達成感のない達成ってあるんだなぁ…
苦しくて切なくて、虚無感が残った。
岩田さん演じる主人公が怪物になる前後のギャップ(前:表情豊かで自分を見失う愛情表現、後:動じない笑わない
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.5

前半は嫌悪感。後半は涙腺崩壊。
陣治は十和子を傷つけないようにガードしている。
それはまるで鳥かごの如くガードしている。
鳥かごから出てみると、大空を自由に飛び回る鳥がいた。
幸せってなんだろう。愛っ
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先生! 、、、好きになってもいいですか?(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

好きな俳優さんばかりの豪華キャスティング!それだけで星3.5。
画がとてもキレイで夢の中の映像みたいだった。
ムズムズしちゃうくらい純粋な話。うまく入り込めなかったのは私の心が凝り固まっているからなの
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

「ずいぶんこじらせてんな〜苦笑」って引きながら面白く観てた。でも正直、片思いしていた少女時代がある人なら、共感するところ沢山あるよね。脳内妄想ストーリーとか断片的な記憶を引っ張り出しながら味わうところ>>続きを読む

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.0

備忘録。チャイニーズシアターで観た作品。
セリフ無くても楽しめるくらい圧巻のVFXでした。

ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

4.0

一人で観るべき映画。
リアリティーを追求して映画にするとこうなるんですね。
悲劇的な人生はドラマティックなようで意外とそうでもないというか、表現が難しいけれど、感情移入せずに共感できた今までにない作品
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

1.5

今年、いつだか、何かで、みた。
働く女性のストーリーはだいたい好き。
でも、これは、好みとは違う作品だった。
ヒロインの頑張りが足りないというか、もう一山越えるところが見たかった。
スカッともしないし
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

5.0

とても良かった。
人もストーリーも音楽も。
映画館で観てよかった。
ハラハラドキドキルンルンと自分のリズムにぴったりなテンポで心が揺さぶられた。
終わったあとに、私もちゃんと頑張ろうって背中を押される
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きみといた2日間(2014年製作の映画)

3.0

かわいい二人のラブストーリー。観てよかった。良い意味で、山も谷もそんなにない。ほっこりするし、ちょっとキュンとする。深く考えないでいいラブコメは、たまに注入したくなる。

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

3.8

原作未読。東野圭吾作品はあまり熱心に観た事なかったけれど、本読んでみようかな。この映画は浅いようで深い。割と大きなテーマがあってそれを視聴者は好きに考えなさいという投げかけを感じたが、さらっと観たい人>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.0

部活で吹奏楽やっていた時の緊張感がオーバーラップして終始苦しかった。歳を重ねるほど妥協を覚えていくけれど、そんな自分がダメだなと思わせられる。映画の二人は自分に妥協しないでがむしゃらだった。行き過ぎて>>続きを読む

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