原作者マイクル・コナリーの30年来のファンなので毎シーズン楽しみにしているが、今回も期待を裏切らない出来栄えだ。前シーズンとつながっているので、シーズン2は見ておいたほうがより深みを味わえる。
原作も>>続きを読む
アストンマーチンやカジノは出てこない英国産スパイ物語。007シリーズと違って敵を倒すために秘密兵器の時計爆弾や指紋センサー付きのスマート拳銃は使用しない。手持ちのウイスキー瓶でアタマをブッ叩く。
最>>続きを読む
注目のネトフリドラマ『極悪女王』を見終えた。
ヒーローorアンチヒーロー物語は、どちらか一方の主役の内面にスポットを当てて深く掘り下げることが多い。家族や恋人、仕事仲間やライバルとの確執やトラブル、悲>>続きを読む
ラリーがイスラム教ネタのミュージカルを企画するのだが、それがイスラム教指導者の逆鱗に触れ、処刑宣言される。これをメインストーリーに話は進み、いつものようにラリーのキレ芸や小ネタを挟み、最終話はドタバタ>>続きを読む
黒人女性イコライザーが弱き人々を無償で助ける話なのだが、ほとんどは黒人が相談者で悪人は白人になる。
「黒人=弱気存在」というアピールがちょっどくどい。そこかしこに人種差別のニュアンスを持ち込んでくる>>続きを読む
アマプラ新作リリースにあわせて鑑賞。
デンゼル・ワシントンの人気映画『イコライザー』とは一風違うテイストに仕上がった。
デンゼル演じる主人公は寡黙な武闘派工作員で知性的な読書家で隠れるように街中で一>>続きを読む
各エピソードともびっくりなミニ事件を挟み、最後でドタバタ喜劇で回収する。ラリーが自分でまいたタネなわけだが、それが現実にありそうで、またなさそうで。いや、ラリーならばきっと起こりうる事件だ。
シーズ>>続きを読む
ポリコレ、人種問題、訴訟社会など多くのアメリカ人がアタマを悩ますアンタッチャブルなテーマを掘り下げ、大人気のコメディドラマなのが『ラリーのミッドライフ★クライシス(シーズン10)』
先日最終シーズン>>続きを読む
過去シリーズと違って、シーズン4は22話完走するのに3~4か月かかった。特にクオリティが下がったわけでもない。アクションポリスコメディとして十分に楽しめるのだが、慣れ親しんできたせいか3話くらい見ると>>続きを読む
ちょっと前に話題になった積水ハウスの地面師詐欺事件を元ネタとするネトフリドラマ『地面師たち』
米英仏独や韓国あたりの犯罪ドラマとも一味違う。過剰な暴力シーンはあるものの、フランスや韓国作品と違って精>>続きを読む
SFサスペンスドラマ史上トップクラスのドラマシリーズが誕生した。シーズンが進むたびにドラマのレベルが上がってくる。
宇宙ベンチャーの躍進とNASAとの確執、核廃棄物をつくる核分裂ではなくクリーンな核融>>続きを読む
シーズン2は前作のクオリティを超えた。月面は米ソ両国の資源開発戦争の最前線となり、両国の対立は深刻な危機をもたらす。利害が衝突し、ついに恐れた事件が起こってしまった。月面戦争の危機を招いたのだ。
本>>続きを読む
ドラマを見始める前はソ連がアメリカよりも先に月面着陸、そして初の女性宇宙飛行士も着陸させるという架空の物語にどれほど興味を持てるのか、との思いだった。
しかしその懸念は杞憂に終わった。月面着陸をふく>>続きを読む
タイトル『ダークマター』からしてSFミステリーの期待値が高まる。これは目に見えない暗黒物質のことを言っているのだろう。宇宙物理学の分野ではその謎の解明に世界中の科学者が取り組んでいる。
最近流行りの>>続きを読む
国土交通省の外局・運輸安全委員会のような組織が高速鉄道の事故調査をすすめ、その背後にある陰謀を暴くストーリーだ。シーズン2も見応えがある。専門家オタク小役人集団が巨大組織FBIの鼻づらをかすめて真相に>>続きを読む
英仏舞台のサイバーテロ工作の話だからもっとサスペンスに溢れる内容にできるはず。なんだこのグダグダな最終話は。
この手の欧州テロドラマはいろいろクオリティの高いドラマはあるので、あえて見る必要はないだろ>>続きを読む
前作がそうであったように今シーズンも謎の装置HALOを巡る旅だが、最終話あたりで謎をやや明らかにしているものの、『レイダース失われたアーク』のように追いつ追われつの追跡劇があまり描かれなかった。
H>>続きを読む
傑作リアリティドラマ『THE CURSE/ザ・カース』の主役兼プロデューサーで異能の人ネイサン・フィールダーに興味をもって見始めた。
リアルな演技にはどんな接し方が必要なのか。
最近流行りのリアリテ>>続きを読む
わが子が殺人者と疑われ、両親が真犯人を探したり、真相を追及したりする話は、国内外の映画や小説でいくつも発表されてきた。裁判で有罪が確定していなくても、マスコミや近所からは冷たくあしらわれ、容疑者の家族>>続きを読む
大災害や大規模テロがおこったとき、略奪や暴動などが発生しないのは、客観的にみても世界で日本くらいだ。太古から自然災害に慣れてきた民族性や気質などが大きく影響しているのだろう。
本作では欧州で大停電が>>続きを読む
ハリウッドで注目のクリエイター3人がコラボしたという触れ込みのリアリティーショーなので何気に見始めた。中盤あたりから一気にサスペンス度が上がる。
ユダヤ教夫婦、エデンの園のような家、蛇、呪い(cur>>続きを読む
日曜劇場『VIVANT』には負けるが、SNSで考察マニアが熱狂した良作ドラマ。毎回ドラマの展開にワクワクし、次回を待ち望んでいた。
最近同じく冤罪をテーマにする『エルピス』を見たが、これも良作だった>>続きを読む
イスラエルモサドのグダグダした執念深さとイラン人の感情多寡な残酷さがあいまって前作よりもサスペンス度がアップした。毎回ターゲットを設定するもチョンボでヘマこいてオペレーションが失敗する。
バイオレンス>>続きを読む
イスラエルの諜報活動を舞台とするドラマでは、良作シリーズ『ファウダ』がある。主にパレスチナを監視対象の話が多い。イスラエルの諜報機関の雰囲気やイスラエル人やこの地域の人々の気質やモノの考え方が見えてく>>続きを読む
アメフトの名コーチがサッカーのルールすら知らないのにプレミアリーグの下位チームのコーチを引き受けるという設定がそもそもユニーク。チームマネジメント力を買われてコーチに就任したのだが、背景にはチーム内の>>続きを読む
超絶傑作ドラマ『DARK』レベルには達しないがシーズン1はまずまずの出足。ネトフリ『マニフェスト』や『ボディーズ』、アマプラ『フォールアウト』クラスの良作ドラマに育ちそうな予感がする。
ストーリーは>>続きを読む
一気見必至の英国スパイドラマ。
過去シーズンよりもややこしい工作合戦が鳴りを潜め、米国産ドラマのようなわかりやすさが良い。エンタメ度は上がった。
意外な展開があるので面食らう。このドラマは予想とは違>>続きを読む
ミック・ヘロン原作『スラウハウス』シリーズの第2弾ドラマ化作品なので、骨格がしっかりした伝統的な英国スパイ小説の匂いがする。多少古さを感じるのは東西冷戦時代の仇敵ロシアが敵側だからだろう。同シリーズは>>続きを読む
ゲイリー・オールドマンはキャリアの中で善玉、悪玉などを使い分け、チャーチル、ゴッサム市警本部長からテロリストまで役柄の広さに定評はある。様々な名演はあるが、本作は60代の彼にとって代表作になるだろう。>>続きを読む
ベストセラー作家デニス・ルヘインがプロデューサーというだけで一流サスペンスへの期待が高まるのだが、実際に緊張感とシリアス度を最後まで持続する傑作ドラマだった。彼の作品で若い女性が連続殺人犯の魔の手にか>>続きを読む
LAが舞台の探偵ハードボイルドに1980年代くらいまでの映画にありそうな〝あるテーマ〟をミックスさせたような傑作ミステリーだ。
ネタバレ厳禁のドラマでもある。
主人公の独白一人称により話は進む。ブル>>続きを読む
Apple TV+オリジナル初鑑賞作品。
ネトフリ、アマプラ制作モノなどとは質感が違うイメージを抱いた。画質だったり、映像へのこだわりだったり。
プロ交渉人のイドリス・エルバがハイジャック犯との交渉>>続きを読む
日本でいえば、国土交通省の外局・運輸安全委員会のような英国の役所が航空機の事故調査をするストーリー。いわゆる専門家集団なのだが、警察ドラマとは違うので犯人とのバトルアクションはあまりない。
警察の捜>>続きを読む
平成期のTBS人気野球ドラマ『ROOKIES』とは一味違うタイプのアツいストーリーだ。熱血で涙もろい教師の佐藤隆太は体当たりで生徒や野球部員にからんでいったが、本作の教師・野球部監督役の鈴木亮平はもう>>続きを読む
かつて感動的な読書体験を味わえた慟哭の感涙小説&映画に似ていたので、一瞬怒りや失望の念を抱きかけたが、そこで終わらずもういっちょジンワリとするツイストを仕込んできたので、ホッと胸をなでおろした。
お>>続きを読む
人は何のために生きるのか、何があれば壁にぶつかっても生き抜けられるのか。普遍的なテーマを問いかけてくる一気見ドラマだった。
第四の権力であるマスコミが自己反省を込めて闇の世界に切り込むものだが、消化>>続きを読む