ろーしゃーくさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ろーしゃーく

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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

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正直言って、どの立場から見たら良いのかなかなか判断がつかず、相当困惑しながら観ておりました。
アル・パチーノさん演じる叔父&ダメ息子サイドが比較的感情移入し易かったのもあり。

が、何もかもがやたらと
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

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上流階級のクズどもをまとめて大掃除する話かと思ったら「最後は強いウサギが勝つんだよ。」というお話でした。なんじゃそりゃ!
いや、面白かったしバカだらけでめっちゃ笑ったんだけども、結局クリスタルは何者な
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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タイトルクレジットの出方からも、もっと馬鹿馬鹿しくて「バカばっかりでめっちゃ笑う!」ってテンションで観られる作品かと思ったら、あまりにも現実をズバリ突いていて笑うに笑い切れず。
ラストコンサートとかい
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香川1区(2021年製作の映画)

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田崎史郎氏になかなかの迫力で怒る小川淳也さんや、当確後の娘さんの涙ながらの回顧(「正直者が〜」という)なども非常に良かったんですが、個人的にはカメラ目線で怒りの街頭演説をぶつ平井卓也氏が事実上の主役で>>続きを読む

街は誰のもの?(2021年製作の映画)

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グラフィティ・スケボー・祭り・デモなどから伝わるブラジルのストリートの脈動が、めちゃめちゃ楽しそうに感じられて物凄く羨ましかったのが正直な所です。

普段生活圏を歩いて移動する事も結構あるんですが、こ
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水俣曼荼羅(2020年製作の映画)

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6時間超という大ボリュームながら、物凄い魅力に引き込まれて体感的にはあっという間に観終えた印象でした。掛け値なしに、めちゃめちゃ面白い。

"水俣病"と簡単に一括りにするけれどそこには当然それぞれの人
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

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何でもかんでも電話してくる奴に「LINEで良くないっすか?」とキレてたり、「酒ってマズいっすよね?」と言いながらストロングゼロを呷る国岡さんとほぼ同意見で最高でした。

考えてみれば当たり前なんだけれ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

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振り返ってみれば当初色々言われてもいたダニエル・クレイグさんの泥臭いボンドも、それはそれでなかなか名残惜しい所もあり、とりあえずは今までありがとうございました!最後まで泥まみれでお疲れ様でした!と一言>>続きを読む

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

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素直でいじらしく、感情豊かに生きているトーベ・ヤンソンの姿を演じたアルマ・ポウスティさんがとても魅力的でした。

個人的には半ば片想い的な恋心によって、様々な感情の間を揺れ動いている様がとにかく幸せに
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

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ルーマニアの政府も含めた医療体制の腐敗・崩壊と、それを追求する記者、仕組みを立て直そうとする新大臣のドキュメンタリー。

直近の我が国日本においても、同じ様な醜態が度々起こっている事もあって、既視感の
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

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全く予想していなかったんですが、呪いのトーテムを媒介した黒魔術師の無双&それらをボカンと浄化しようとするウォーレン夫妻のお話で、Dead by Daylight好きとしても最高に楽しい作品でした。>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

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阪元裕吾監督作品という事で、『ベイビーわるきゅーれ』に完全KOされた身として当然の鑑賞。

ゆる〜く脱力した普段の描写と、キレキレでスピード感溢れるアクションシーンとの緩急が非常に楽しく魅力的。いやぁ
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ミッドナイト・トラベラー(2019年製作の映画)

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ここ最近続けて思っている所でもあるんですが、尊い子供達が傷ついたり嫌な思いをする話って心底嫌だし、そんな世界は全て間違っているし到底許せない、っていう事を強く思う作品でした。

真面目な話、この作品の
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スイング・ステート(2020年製作の映画)

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スイング・ステートであるウィスコンシン州の、田舎町の町長選挙をきっかけに地盤を広げようとする選挙参謀の話。

「お前らは選挙の時だけやってきてやりたい放題やっていく。だから上前ハネてやったまでさ。」っ
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

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予告を見た感じからシチュエーションスリラー的な作品だよなぁと高を括っていた部分があったのですが、その期待以上に色々最高な「こういう映画が観たいわよねぇ」ってな作品でした。マジで最高。

まず肝心のシチ
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

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ひとつひとつの小さな言動からお互いの細やかな機微まで含めて読み取り合っている女性陣と、殆ど訳もわからずただただ振り回されている男(ども)の対比が非常に滑稽かつリアルな所が魅力的でした。
確かに服装の普
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

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ユージン・スミス氏の人間ドラマにまぁまぁ焦点を当てている事の是非や、フォトジャーナリストや報道雑誌といえども資本主義の枠組みの中なのだという斎藤幸平氏的な視点など色々と思う所もありはしたんですが、あと>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

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こちらも予告編にややミスリードされた感があり、アンタッチャブルな真実を暴くジャーナリストの話かと思ったら、様々な場面で難しい判断を下していくその行為にフォーカスした物語でした。

とりあえず、主役の由
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空白(2021年製作の映画)

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予告編が若干ミスリードで思っていた"暴走オジサンもの"とはやや方向性が違いましたが、めちゃめちゃ嫌で嫌さ加減が最高なディスコミュニケーションの話、名人芸というか天才的というか吉田恵輔監督凄まじいですよ>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

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神とか悪魔とか伝説の生物とか、最早露骨に僕らの生活と直接関係のないスケールの話になってしまっているのねぇ、というのが正直な感想。
功夫アクションとかバリエーションに富んだ幻獣とかは楽しかったんですが、
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Summer of 85(2020年製作の映画)

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誰かと親しくなりその人を愛するという事について、各人それぞれの在り方が有って当然でその中で起こる事や受け取る感情なども様々であり、それらはあくまで私的な領域の事で他者が介入する必要も余地も無い、という>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

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仲間と酒を飲み食事をしながら語らう事や時としてハメを外す事の楽しさと、酒によって自らを破滅に向かわせる可能性の恐ろしさとを、どちらに肩入れするでもなく両方をキチンと描いているのは誠実なバランスだと思い>>続きを読む

DAU. 退行(2020年製作の映画)

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6時間超の上映時間という事で、流石に疲れるだろうなぁという覚悟の下観に行ったのですが、話が進むにつれ画面に釘づけになってしまう圧倒的な密度の怪作でした。まさに目も覚めるほどの熱量。

今プロジェクト2
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クリーン、シェーブン(1993年製作の映画)

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延々微妙に揺れているカメラに象徴されるように、終始不安で何も信じる事の出来ない独特な感覚に誘われる1時間20分。

コーヒー(何故か3杯)にミルクと砂糖を入れていく際の所作、そこまで吸うかってくらい根
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

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音楽の楽しさとそれが持つ力や可能性、フェスという場で様々な人や色々な物が交じり合うことの意義などが鮮明に感じ取れる、「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」の記録映像。

こんなにも盛り上がっていて
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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ゆるくて独特な温度感の女子同士の友情が終始微笑ましくとても幸せな作品。

まひろ演じる伊澤彩織さんの、小柄を活かした素早く縦横無尽な(ちょこまかした)アクションが超カッコ良い。不勉強なもので今作が初見
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ホロコーストの罪人(2020年製作の映画)

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意味のない事を延々とやらせ続け、大声で怒鳴り暴力で押さえつけまともな会話すらもさせないという、人間の尊厳や思考を剥ぎ取る野蛮で残酷なやり口が心の底から恐ろしい。斯様な過酷な状況の下では、自分も簡単にク>>続きを読む

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

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散りばめられる謎と共にお話自体の世界観も拡がっていく、ミステリー小説的なワクワク感はなかなかいい感じに再現されていて、特に倉田健次郎なる裏社会の重要人物っぽい人が出てくるまでは期待も膨らんで楽しい感じ>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

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作中の"プライベートビーチ"での時間感覚と同様のサクサク進行で、紆余曲折しながら進んでいく人生の滑稽でありながらも愛おしい様を次々に見せてくれる楽しさ。

修復不可能な空気感を漂わせていた夫婦が、「そ
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シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

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「シュシュシュってそれのことか!」という予想外の角度からのアハ体験。事前情報をほとんど入れずに行ったおかげで、純粋に嬉しい驚きでした。
シュシュシュルックで(前半)踊り呆けている福田沙紀さん、ナイス。
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

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前作の時点で感じていた"こんな無茶な方法で決着したら今後めっちゃやり辛いんじゃないの?"問題ですが、今作にてその遺恨が余す所なく炸裂した形となっておりました。
一見泰平の世となったかに見えた呉原市、種
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孤狼の血(2018年製作の映画)

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『仁義なき戦い』的な広島ヤクザものでもあり変則バディの刑事ものでもあり、非常に楽しい作品でした。

キャストが脇を固める方々まで含め超豪華&超ナイスなキャラクターの皆様で、それぞれ最高。申し訳ないけれ
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

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前情報の段階で「あの最低なクズ爺が、少女を助ける…??」とまぁまぁ不安ではあったんですが、予想を遥かに超えて容認できない、ありえない物語になっていました。最悪。

僕の中の世界では今作は無かった事にな
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

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原題『Never Rarely Sometimes Always』

なぜ女性が全てを一身に背負って苦しまなければならないのか、そんな不当な事がまかり通っていて良いのか、という事をキチンと考える為にも
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東京オリンピック2017 都営霞ケ丘アパート(2020年製作の映画)

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2020年東京オリンピック(実施は2021年)を開催するために、誰が犠牲になり何が失われてしまったのかという事を記録する作品。

行政の無感情なクズっぷりが背後に透けて見えた上で、住民の方々がそれぞれ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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キング・シャーク ナナウエ、お眠のラットキャッチャー2 クレオちゃん、そして花咲ハーレイ・クイン嬢などなど、キャラクターがマジでナイスで最高に楽しかったです。

意味ありげに登場した白髪ロン毛爺の死体
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