ろーしゃーくさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ろーしゃーく

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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

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愉快なコメディ作品だろうと高を括って気楽な感じで観に行ったら、予想外に様々な方向から琴線に触れられて、特に終盤は延々とじーんとさせられ続けたのでした。

『ゼイリブ』や『マトリックス』のような目覚めの
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少年の君(2019年製作の映画)

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次々と謂れの無い逆境に見舞われるいたいけなチェン・ニェンちゃんと、彼女を守る為に己の全てを投げ出すシャオベイとの強烈な愛の物語として非常に見応えがある作品でした。

ただ、ドクズないじめ主犯格の彼女の
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

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基本イライラしていてグチグチ文句言っている人間臭さ全開なギホン兄と、無垢な子供のようでもあり冷酷なマシーンのようでもあるソボクくんとの、齟齬があり過ぎる交流にほのぼの笑ってしまう。

また、終盤のソボ
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

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チャーミングでクレイジーなミミちゃんの魅力に騙されかけて流してしまいそうにもなるけれど、なかなか酷い事態が連発する今作。
しかし、そんなぶっ飛んだイカれ具合が最高にナイスでめちゃめちゃ楽しかったのでし
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アウシュヴィッツ・レポート(2020年製作の映画)

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眼前に突きつけられる非人間的な光景の数々に心底居た堪れない気持ちになりながらも、そういった行為が歴史上現実に起こった事であるという確認の意味も含めて繰り返し想起していかなければならないと感じる。

"
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パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

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毒っ気のある楽しい(悪質な)アニメーションが最高にナイスな作品。
堅苦しい感じでも小難しい感じでもない作品なのに、観客の年齢層がめちゃめちゃに高かったのは勝手に残念でした。

国会中継をただ見ているだ
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

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様々な登場人物によるそれぞれのライム&フロー・次々と鳴り出すビート・ダンサーの方々のブレイキング(と、ささやかかつ重要な場面で出てくるグラフィティ)といったHIPHOP要素の相乗効果から生まれる祝祭感>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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まずはなんと言っても、クソ男仕置人のキャシーを見事に体現してみせたキャリー・マリガンさんが本当に素晴らしかった。彼女がクソ男を次々粉砕していく様子だけでもずっと観ていられる、と思うくらいに最高。

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ジャッリカットゥ 牛の怒り(2019年製作の映画)

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水牛さんの脱走をきっかけとして、次第に異常なほど過熱していく人々。そんな人々のグダグダのゴタゴタが結構長い間目の前で広がっていて、「何を見せられているんだ!?」と正直思いましたが、最後まで観てみるとな>>続きを読む

東京クルド(2021年製作の映画)

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勤勉で優しく友達思い・家族思い、かつイケメンな好青年オザンくんとラマザンくんのナイスガイコンビ。まずは彼らがシンプルに魅力的な"いい奴ら"なので、こういう友達がいると嬉しいよねぇと思いながら観ている。>>続きを読む

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

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素直でいじらしくてキュートなスマイルちゃんは、ヒロインとしてかなり魅力的。間違いなく守りたい素敵な笑顔でありました。

が、物語上肝心要である俳句やレコード(歌)のセンスが、個人的なバイブスと合わなか
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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ヒロインのベル (Belle)こと鈴ちゃんがしっかりカッコいい時点で「こりゃ勝ち確定の戦よのぅ」とか思いながら観てたんですが、中村佳穂さんが演じてらっしゃったんですね。そりゃカッコいいわけだ!
不精な
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ヤコペッティのさらばアフリカ(1966年製作の映画)

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<ショック!残酷!#ヤコペッティ とモンドの世界>オールナイト上映にて鑑賞。

前2作品に比べ、ストーリー的な軸が若干強めに現れたためクラクラ感は後退気味に感じる。

ただ、動物たちの愛らしさと対比と
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続・世界残酷物語(1963年製作の映画)

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<ショック!残酷!#ヤコペッティ とモンドの世界>オールナイト上映にて鑑賞。

「前作で犬のシーンにクレームついたから、一応カットしやすいように冒頭に犬のシーン入れとくね?」とかいうめちゃめちゃ挑発的
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世界残酷物語(1962年製作の映画)

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<ショック!残酷!#ヤコペッティ とモンドの世界>オールナイト上映にて鑑賞。

繰り返される音楽とビジュアルによって韻を踏むシーンの連なりによるグルーブ感(と睡魔の相乗効果)のせいで、かなりクラクラく
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

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アベンジャーズとして派手に活躍する洗練されたヒーロー、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ姐さんと、暗殺者として真っ当に(?)影の世界で生きてきたちょっと野暮ったい妹エレーナ・ベロワちゃんの掛け>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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映画は沢山の人達の努力・協力からなる賜物だという事と、一面編集者・監督による超個人的な物でもあるという事が、鬼気迫る形で描かれておりました。
「あれだけ最高な撮影状況だったシーンをカットするのか!」と
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愛について語るときにイケダの語ること(2020年製作の映画)

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知的でユーモアがありその上おしゃれな魅力溢れるイケダさん。そんな彼が身の回りの人々からなかなかに愛されていたであろう事が全編に滲み出ている作品。

間違いなく本作の白眉である、恋愛ごっこのフィクション
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Arc アーク(2021年製作の映画)

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19歳時の金髪リナを演じる芳根京子さんのダンスシーンがめちゃめちゃ魅力的で、惹きつけられる魔力のようなものを感じました。素敵。

…が、特に中盤以降物語の展開がほぼ飲み込めず、正直めちゃめちゃ苦痛でし
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

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字幕版での鑑賞。人間どものしょうもない謀りの数々は心底どうでもよくて(事実ほぼ全てが水泡に帰す)、大怪獣達のおっさん感漂うゴキゲンなプロレス合戦がとにかく最高に楽しい作品でした!

海水を吐き出すコン
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

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劇場公開時、めちゃめちゃに評判が良かったのでずっと観たかったのが、やっとこさNetflixで観了。

確かに、家族だとか血縁というものの持つ負の側面が、とんでもなく嫌ぁなバイブスビンビンで描かれている
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

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どこにでもいる冴えない夫であり父、な"何者でもない"主人公が実はめっちゃ強い奴、みたいなテンションの作品だと思っていて、実際そんな感じではあるんだけれど「"Nobady"ってそういう事か!」という設定>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

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"堅気のOL"と"不良OL"とが謎に並存しているというズレと、それを基に生まれるギャグの連べ打ちが結構心地よい前半部分については、なかなかに楽しかったのでした。
ペニーワイズみたいな迫力の大島美幸さん
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キャラクター(2021年製作の映画)

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菅田将暉さん&小栗旬さん(+中村獅童さん)という、スターによる変則バディのやりとりがなかなかに良かったので、「え、小栗旬さんがそんな風になる事ってあるの…!?」という超絶びっくりな中盤のあるポイントま>>続きを読む

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

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渋谷の街並みが映る素敵な予告を観て、面白そうだなぁと来たがっていた所ようやくの観賞。
人間の醜さ・しょうもなさ・えげつなさに溢れた素敵な作品。それぞれのキャラのどうしようもなさを見事に体現し切った役者
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クルエラ(2021年製作の映画)

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才能豊かで魅力に溢れ犬ちゃん達にまでにも好かれる(そして意外に努力の人でもある)エマ・ストーンさんのクルエラがとにかく素敵で、早く画面に出てきてくれ!と終始願いながらの鑑賞でした。

眼帯盗賊犬、ウイ
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5月の花嫁学校(2020年製作の映画)

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事前に予想していたペース配分とはまぁまぁ違っていて、夫に先立たれた女校長の新しい恋が結構なウエイトを占めている事に途中まで戸惑いつつ観ていたけれど、多幸感溢れる枕合戦のシーンとめちゃカッコいい"革命に>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

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個人的なコンディションというかテンションもあって、割と期待して観に行ったんですが、結果として今ひとつ乗り切れない感じになってしまいました。
"ラッセル・クロウ扮する狂人に追いかけられるホラー"を期待し
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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デイヴィッド・バーンさんのパフォーマンスを含めて完全に初見であり初体験だったんですが、カッコ良くて楽しくてめちゃめちゃ最高でした。これは現場で体感したらまた何千倍も楽しいだろうなぁ…。

演者さん紹介
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

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大麻ビジネスの元締めが、引退のためにビジネス自体を売り払おうとした事をきっかけに巻き起こる覇権争い。

裏稼業同士の奪い合いの話という事でわりかし他人事に思えてどうでも良くなりそうな所ではあるけれど、
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

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社会の常識やルールに縛られず、その外側で酒を飲み・ハッパや薬をキメ・歌って踊ってSEXし・猫や波と悠々戯れ…と"楽しい事"のみをするムーン・ドッグの常人離れした生き方と、だからこそ光り輝く彼の魅力。>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

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直近で『バイプレイヤーズ』を観た時に、松居大悟監督に対しては器用というか多彩な人なんだというイメージを持ったんですが、今作のように才気走った作風の方がやっぱりより最高度が高いなと改めて思いました。>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

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気楽なノリでフラッと観に行ってみたら、存外にめちゃめちゃ良い作品でした。

仏教的な価値観も散りばめられながら、人生やそれにまつわる諸々の場面についてのメタファーとして機能している"タイムリープ"。
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クー!キン・ザ・ザ(2013年製作の映画)

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話の構成・展開、キャラクターの造形・配置などがすっきりとある種分かりやすくなった事によって、旧作よりもとっつき易い感じになっておりました。

…が、個人的には旧作の"よく分からない故の気持ち良さ"こそ
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

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主人公達と一緒になって、何だかよく分からない世界観にそのまま浸る気持ち良さ。

敬っているんだか馬鹿にしてるんだか全く分からない"クー!"というナイスな挨拶、何者だか分からない奇術師PJを頂点とした意
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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時間を超越した存在からの視点を想像する事と、それによって見えてくるものがあるという事、といった調子でしょうか。

ポルターガイストのショボい実態は新鮮で面白かったです。