緑さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

緑

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怪物(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

男子小学生ふたりが
現世を離れてユートピアに行く話。

いやー、凄い!
驚いた!
坂元裕二の持ち味である
言葉遊びや長台詞やリズムを封印して、
ストーリーで真っ向勝負した脚本!
ほぼシームレスでの中心
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老ナルキソス(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

監督と津田寛治と田中理来の舞台挨拶付。

主人公であるゲイでマゾの老齢の男性が
ウリ専の若い男性にガチ恋する話。

主人公の仕事は絵本作家で、
かつて非常に売れた彼の著作である
「みのむしもんた」が好
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大江戸性盗伝 女斬り(1973年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ホラー映画序盤に定番の殺されるための
カップルが本作では中盤に登場。
女は腹を竹が貫通、
男は首チョンパ。
これをソフトフォーカスで
叙情的に撮っていて期待以上の画。

数えきれないほどあるツッコミど
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4匹の蝿(1971年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

コンディションが悪くかなり寝てしまったが、
首チョンパシーンが観られたので
なんかこれでもういい気がする。

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ワンカットものだと思っていたら
時間経過がおかしい。
ワンカット風の撮影って
労力と効果のバランスが悪いと思う。

後味の悪さは承知で、
レイシストたちの理論武装した罵り合いを
楽しみにしていたのだが
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読
テレビドラマ未鑑賞
アニメのジョジョは「黄金の風」まで
鑑賞済みのはず

若い頃の岸辺露伴、
高橋一生じゃダメだったのか?
違和感しかない。

この世で最も黒く最も邪悪な絵があれならば、
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どん底 4Kレストア版(1936年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

泥棒が男爵と友達になったり、
下宿屋家主の義妹と出て行ったりする話。

劇伴は古の洋画ならではの華やかさ。
テンポがよくて観やすい。
女性の描かれ方はステレオタイプ。

男爵、思ったほど話に関わってこ
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

この学校の暴力を否定する教育方針や
子どもの人格は必ず肯定し
傾聴を重んじる姿勢はとてもいい。
起きたトラブルを契機にした
哲学の授業は実践的だ。

しかし、家族は仲良くあるべきという
理想論の押し付
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波紋(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

新興宗教にはまった主婦が
棺桶から夫の亡骸が
拘りの枯山水で転がる様を見て目が覚め、
フラメンコを踊るまでの話。

筒井真理子はアレだし、
光石研は勝手だし、
磯村勇斗は気遣い足りないし、
キムラ緑子
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少年と犬(1975年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

初回、犯され殺された女性発見後から
地下世界での表彰式まで寝落ち。
2回目、少年が女性と出会うところから
エンドロール終わるまで寝落ち。
地下世界の全貌が観たいが、
3回目行ってもまた寝る気がする。
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マルサの女(1987年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

税務署職員(後に国税庁査察官)が
脱税を暴く話。

想像以上におもしろかった。
なんで今まで観ていなかったんだろ。
寄りと引きがいい塩梅のカメラワークと、
ゆったりめだけど飽きさせない編集で、
映画と
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田園に死す(1974年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

先日、本作を観るか観ないか迷っているときに
行きつけの店で遭遇した映画好きの知人に
意見を仰いだら「観なくていい」と言われ、
しかしその直後に近くにいた別の知人が
「観たほうがいい!」と言い出し、
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上海異人娼館/チャイナ・ドール(1981年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

「O嬢の物語」は自分の性的嗜好であるアレが
CMNFと名付けられているものと教えてくれた
自分にとっての記念碑的作品で
強い思い入れがあるし、
本作序盤の娼館の掟を破った罰での
嬲り物シーンにテンショ
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

介護と不倫という点で「光復」と
設定が被っているのが気になって鑑賞。
当然ながら全然違った。

主人公が仕事したり、
子育てしたり、
介護したり、
不倫して肉欲に溺れたり、
別れたりよりを戻したりする
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フリークスアウト(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

超能力サーカス団+障碍者ゲリラ集団vsナチス。
戦争に勝者はいない。
敗者のみ。

最高!
涙あり笑いありエロありで、
喜怒哀楽への猛攻撃が止まらない!
収容所に向かう列車の
ユダヤ人が乗った車両の火
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

パワハラ体質なビアンの女性指揮者が、
上り詰める直前までいったり、
若いかわい子ちゃんに色目使って贔屓したり、
陥れられたりしてベトナムに都落ちする話。

有能だけど物言いや
言うシチュエーションに配
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ションベン・ライダー(1983年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

誘拐されたガキ大将を見つけ出して
普段の仕返しをしたい3人の中学生が、
一夏の冒険をする話。

主人公たちは中学生だし、
途中途中で挟まる惹句も
ジュブナイル風味だが、
親と教師以外の主な大人が
やく
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バニシング・ポイント(1971年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

スピード狂(ダブルミーニング)が
爆走して警察に追われて自爆する話。

なぜ無謀な走りをしているのかの
説明がないまま爆走。
途中途中で回想が挟まったり、
出会った人を助けたり助けられたり。
何度か寝
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火星の女 /夢野久作の少女地獄(1977年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

昔、銀座で観たのが初鑑賞。
今回、木陰で女学生ふたりが
白い大きな風船をぽよんぽよんしている
シーンのみが記憶にある状態で2回目鑑賞。

軽んじられている甘川を気にかける殿宮。
なんとなく情が通い始め
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帰れない山(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

山で出会った幼馴染ふたりの
少年期から中年手前までの話。

主人公ピエトロの母はやさしい。
父は物知りで親切だが、
子どもの不調に気付けない。
ブルーノは父にも母にも恵まれず。

2年目の夏にふたりで
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ライフ・イズ・クライミング!(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

全盲クライマーのドキュメンタリー。
岩登りと障害の話が半々くらい。

パラクライミングという競技を
初めて知った。
コバさんもエリックも
途中で視力を失った人たち。
生まれつき全盲の人にも
クライマー
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ジュリア(s)(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ジュリアさんの人生に於ける分岐点での
もしもを描く作品。

もしもシーンがシームレスという情報が
ないまま観ていたら混乱したかもと
思いながら鑑賞。

最初のうちはおもしろかったのだが
分岐が重なるに
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太陽(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

敗戦間際から人間宣言直後の
昭和天皇の話。

美術がとてもいい。
色味が絵画っぽい。

イッセー尾形が口をもごもごさせることが多く
ちょっとくどく感じたが、
「あっそ」の多さはさほど気にならなかった。
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

中年女性シェフと移民希望男子たちの
ハートフルストーリー。

昔はフランス映画
=難解で眠たいイメージだったけど、
現代的テーマで明るいフランス映画は
当たりが多い印象が強まった。
本作は尺もテンポも
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マグノリア(1999年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

いろんな人たちがあれやこれやして、
空から蛙が降ってきて、
あれやこれやが何となくまとまる話。

おもしろいのに
ところどころ寝落ちしてしまった。
作中の非モテ男性向けセミナー
「誘惑してねじ伏せろ」
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ストレスフルな話。

7人の姉の無神経さ/
内緒の話を漏らす義兄/
テレクラ違法請求の暴力的な取り立て。
主人公には同情できる点も多いが、
テレクラに個人情報を教えたり、
キャンペーン特典が
すぐもら
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

本作紹介記事を幾つか読んでいた途中で
サラミエンドを示唆している記事を
踏み抜いてしまい、
幸せなロバを観たかった身としては
観る気が失せたのだが、
チケットを取ってしまっていたので
仕方なく映画館に
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J005311(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

死にたい男が偶然見かけた引ったくりに
樹海まで連れてってもらう話。

観づらい!
手ブレ/寄りの画/長回し。
どれも手法としてあるのはいいけど、
手ブレしまくり/寄りの画ばかり/
長回しの無闇な多用で
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零落(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

8年間の連載の中で
売上を落として最終回を迎えた漫画家が、
デリヘルに嵌り、
多忙な漫画編集者である嫁と別れ、
矜持を捨てて時代に媚びた新連載で
またヒットを飛ばす話。

鑑賞後に原作を読んだ。
土地
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

周囲の理解/適切な居場所/
特性や病への本人の自覚がないと
こうなってしまうことがあるという話。
無敵の人ができるまでの実話ベース。

非常に目線を維持した画で
観客の感情移入を拒み、
客観目線を強い
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アメリカ空軍に於ける非常時コメディ。

狂った偉い人がソ連への特攻を命じて、
どんなに説得されても応じず最期は自殺。
会議の場では愛国心強すぎる人と
ソ連大使が衝突。
愛国心強すぎる人は
アメリカ大統
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

新人FBI捜査官が連続殺人鬼の力を借りて
別の連続殺人鬼をつきとめて射殺する話。

レクター博士は知的で紳士でサイコ。
人気あるのがよくわかった。
これは魅了される。

終盤、主人公と主人公上司の
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

売れなくなったポルノスターが
ほぼ無一文で別居中の嫁のところに戻り、
転職活動で悉く落ちて大麻のプッシャーになり、
ドーナツ屋でバイトしている17歳女子に
一目惚れして付き合い始め、
彼女をポルノ界に
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ハードエイト(1996年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

拾った若い男を手助けし続ける老紳士が、
実は過去に若い男の父親を殺した
殺し屋だったという話。

老紳士シドニーがただただ恰好いい!
終盤になってシドニーの過去を知る
カジノ内警備員が脅しに来るまで、
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

旦那に出て行かれた専業主婦の嫁が、
愛聴しているラジオ番組の
スタッフとして職を得て、
大学生の娘と高校生の息子を育て、
番組で知り合ったホームレス少女を
拾って世話して、
ホームレス少女とは
息子の
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アセクシャル/アロマンティックに無自覚な
男子大学生がぬいぐるみサークルに入り、
ぬいぐるみとしゃべったり
人としゃべったりする話。

本作でぬいぐるみとしゃべる人たちは、
世間では気にし過ぎとか考え
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