2024年最初の映画がこれで良かった。本当によかった。
いい映画を観た後は共通して、心のバランスや生き方にほんの少しの変化がある。
平山の毎日のルーティンと、日常という枠からははみ出ずに少しだけ何>>続きを読む
怪獣「ゴジラ」とあのテーマソングが流れているだけで、ゴジラは成立するものだと思っている。
冒頭のゴジラの登場は、長い長いゴジラのファンたちを歓喜させただろう。
小さい頃に父がよく歌っていたゴジラのテ>>続きを読む
「世界一のジャズプレイヤーになる」
王道、ど真ん中。
「世界一」を目指し、仲間とともに数々の目標を超えていく。
主人公宮本大が放つ、ジャズへの圧倒的な情熱と努力できる才能。誰でも、本気で楽しみ、本気>>続きを読む
いい映画だった。体が余韻に飲まれた感覚は久しぶりだ。
立ち入ることのできない世界、霧がかかった神聖な精神世界を、外からぼうっと眺めることしかできない。そんな自分が映った鏡から、目を背けられない。そう>>続きを読む
全く好きではない。
全く好きではないのに、頭が映画から離れようとしない。
自分にとって「良い作品」は、好きだと感じるものと、頭から離れないものの2種類ある気がしている。
この作品からは、作り手の意>>続きを読む
何でもない日常、どこにでもいる人と人。その全てが当たり前ではなくて、愛しい人間たちの営みであることを実感する。
生きてさえいればいい。理想的な人生でなくても、愛しい人とただ一緒に生きていこう。
>>続きを読む
アクションとミュージックがピッタリとハマった!こりゃ最高じゃないわけがない!
銃声とロック、怒声とHIPHOPって合いますよ。私もずっと思ってたもの。
そうそう、こういう映画が観たかった。
どんぴ>>続きを読む
よく意味が分からない映画はあまり好きではないのだけど、ウェス・アンダーソンの映画はその「分からなさ」が心地良い。
別に分からなくてもいいさ。でも良いだろう?と言われているような気分。
そうなのよ。良>>続きを読む
なるほど、今泉監督はこういう作品も撮れるんですね。
主人公(男)が田舎でのんびり暮らしてたら、ゲイの元彼(男)が結婚して(女)子ども作って遊びに来たけど、ゲイという自分のアイデンティティを隠しながら>>続きを読む
面白かったんだけど、エミちゃんのキャラを受け入れられない自分…。
こういう女性を見るとどうにもイライラしてしまう。前半で何度か観るのを止めようと思ったけど、六兵衛の面白さに助けられました。
何も考え>>続きを読む
「この恋は特別」
「自分たちは特別」
本当はごくありふれた、普通の人間。それでも自分たちの存在は美しく、特別なものでありたい、無垢なままにそう信じる2人。
花束みたいに切り取った美しさを誰しも経験>>続きを読む
アレックスを好きになれるシーンが1ミリもなかった。
それにしても暴力と快感によって自分が得られたものが何もなく、ただ不快だった…。
まあそういう経験は、なかなかしたくてできるものでもないんだけど。
そもそも、自分は新海誠の描く人間(特にヒロイン)が好きではないのだろう。
新海誠のタイプの女の子がそういう感じなのだろうが、何というか「なんちゃって天真爛漫」感。キャラに深みが無いし、正直この子のこ>>続きを読む
身体の奥底から湧き上がる熱、滾る血。愛のある友情と愛国心。そして思わず踊り出してしまいそうなナートゥダンス。
これである。これであるのだ。
これぞインド映画の醍醐味なのだ。
野生の猛獣を、知恵と>>続きを読む
ウォン・カーウァイ作品をコンプリートする気概でいたが、「恋する惑星」と本作の二作品のみになりそうだ。
「恋する惑星」で、何となくウォン・カーウァイの表現の特徴を認識しつつあったが、「花様年華」はより>>続きを読む
香港の文化や人が纏う空気感、数十年前の雑多で哀愁のある雰囲気、何故だか最近はそういうのにとても惹かれる。
そんなときに、ウォン・カーウァイの数作品が上映されると噂を聞きつけ、鑑賞。
よかった。>>続きを読む
2人にとってアートは、所有しているというその事実だけで幸せになれるもの。
アートに対する向き合い方、スタンスは人によって様々だと思うし、アートに求めるものもそれぞれ異なるだろう。誰の目にも触れさせず>>続きを読む
スープとイデオロギー。純粋な愛と、政治思想。
それはとても人間的で、誰もが持ち得るもの。とても納得できるものである。
オモニは愛情深い。3人の息子家族が不自由なく暮らせるように、欠かさずに仕送りする>>続きを読む
まだこの世界の大きさを知らなかった頃、何でもできる気がした。
自分が体験したこと、見たこと、その瞬間が人生の全てであり、それに自分の全てをかけたあの頃。
大人になって物事を理解してしまった今、人生>>続きを読む
息子のために、妻のために、決して絶望しない。絶望させない。
こんなに美しい嘘があるだろうか。
人生は、この世界は、美しい。
ホロコーストに加担した者たちにとって、それは何よりの皮肉なのだろうと思う>>続きを読む
2ヶ月前くらいに観たのだけど、いまだにふっとこの映画のカットを思い出したりする。
いわゆるハッピーエンドというオチではないけど、なんだか軽やかな気持ちが続くような感覚がして、好きだった。
東京の夜>>続きを読む
いつだって彼らは一枚上手なのさ。何たって野生動物だから。
ヒューウ チャッ!トレードマークがほしい!
弟を助けることが、いつしか正当化の道具になっていく兄コニー。
彼はきっと、本当に弟のことを思って生きてきた、と自分では思っているのだろう。俺の目標は正しい。みんな協力すべきだ、という思い込み。
自分>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
囚人たちのあるグループが授業の一環で「ゴドーを待ちながら」という戯曲を演じることになり、それが結構ウケ、あれよあれよとフランス随一のオデオン座劇場で公演しちゃうという話。
「ゴドーを待ちながら」とい>>続きを読む
めっちゃくちゃ面白かった.....
今日はちょっとサッパリした洋画でも観ようかなあと思ってU-NEXTを開いたら、目に入ったベイビーわるきゅーれ。
窮屈な社会からもがく、反発しようとする令和時代の若>>続きを読む
少なくとも、サントラを購入してしまうくらいには面白かった。
劇場で、何度でも観たい!
テーマが良い。とても興味を持って観れたし、単純に面白かった。
が、中立であるための大事な部分があまり伝わらなかった印象。
動物倫理や人類の文化・伝統を巡って起こる対立と、その解消に向けての議論におい>>続きを読む
ドキュメンタリーだが、映像も構成もかなり作り込まれている作品。
作り込まれている故の作品としてのクオリティと、頭にスッと入ってくる構成は見事。
また、「紛争」ではなく「難民」という切り口で描いているの>>続きを読む
「下北沢」という街とそこに生きる人たちを、とても自然に、ただそうあるものというように描いていたのがとてもよかった。
例のウイルスを皮切りに、どんどんと地方に流れていく人々。別に日本だけじゃないけれど>>続きを読む