runcryさんの映画レビュー・感想・評価

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砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

「このままでは自分の感受性が危ない」とでも思ったのか、セリフを聞かないようにしようとする時間があった。

キャストとタイトルに惹かれて観たものの、つまらなさすぎて凍る思い。子どもが被害に会っているとき
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.5

純平がめちゃくちゃ良い!
躍動する生命。

彼の存在によって登場人物たちの関係性が立体的になっていた。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.0

縛りから解放されるのか、地に足をつけるのか。

思い出の馴染んだ土地を離れたら失ってしまうような怖さはあるけれど。

生き方と、居場所。
誰かのものではなく、私のもの。

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

成田凌と清原果耶の芝居を堪能する会話劇。
肩の力が抜けて、ちょっと笑えて、映画館を出たら夜の音に耳を澄ましたくなるような作品。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

少数派の生きづらさ、やり直しを許さない社会、家族という概念の不確かさ、それらを描く切り口としてのヤクザ。

市原隼人が演じる役は加減が難しそうだなぁと思って観ていたせいか、いつの間にか感情移入していて
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

我聞の懐の深さが途方もなくて、気を張って生きてきた人間にとっては少し寄りかかることさえ怖くなる。温かさを信じていいのだろうか。身を委ねたら消えてしまうのではないか。
だからこそ、あんな風に泣いたのだと
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

静かな撮り方や、無駄の省かれた台詞と表現が好み。ゴーストの姿を含めて舞台を観ているような気分になった。

なぜ彼女を追わず家にこだわったのか。
彼が愛していたのは時間や記憶なのか。
存在することとは。
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.0

前半の台詞は特に坂元裕二節。
「こういうコミュニケーションは頻繁にしたいほうです」が最もお気に入り。

分かっていたことではあるものの、描かれた20代前半らしい恋愛は、その当時にこそ観たいもので、今の
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思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

4.0

高校生の恋愛を描いているのに落ち着いたテンションで観やすく、それぞれの抱える『上手くいかなさ』が10代らしくて現実的。

小さな絶望も、希望へ立ち向かう勇気も、時が経てば青春の一言で括ったりもするけど
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

2.5

電気に関する基礎知識がないと話に付いていけないうえに展開の起伏もあまりないことから「勉強になった」という幼稚な感想に至る。
街に灯りが点される様子と電気椅子の対比は印象的。

メイズ・ランナー:最期の迷宮(2018年製作の映画)

3.5

既視感のあるご都合主義的展開が散りばめられているので安心しながら観ていると、意外な場面に驚かされる仕様。あ、そこは都合良く助からないのね…。
ちゃんとメイズだったのは1作目だけだし、3作を通して結局何
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アベンジャーズ/エンドゲームのようなカタルシスは全くないX-MENシリーズ最終作。ファイナル デシジョン同様にメインキャストをあっさり退場させる展開にはガッカリだし、マイノリティが抱える悲哀や葛藤の描>>続きを読む

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

十字架を立て直したラストシーンがグッとくる。それまでの2時間以上、感情移入できなかったとしても、ウルヴァリン最期の戦いである以上はシリーズのファンとして観るべき作品。

BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

3.0

性の揺らぎを瑞々しく色鮮やかに、かつ余白たっぷりに描いた青春ドラマ。想像力で補えないと入り込めない物語だけど、川に浮かぶ丸太や下から覗くトランポリンなど、印象的な構図は楽しい。
迷わない人ばかりの世界
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

3.0

"映画"というよりは映像記録。
映画として面白くはなくても、被写体の魅力と、被写体を通して政治や社会が映ることで最後まで観られる。
最終的に彼を応援したくなれば監督の勝ち、ということであれば負けたし、
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

重層的な構成で、観終わったあとにまた最初から観たくなるような内容。
序盤は顔と名前が一致しなくてぼんやり観るしかないし、タイムアタックのトリックは心情を想像しないと必要性に疑問も出るけど、小説のような
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劇場版 そして、生きる(2019年製作の映画)

3.5

分岐しても想い合える関係。
いつまでも大好きだけど付き合う対象ではなくなった人。
そういうの現実ではあるのに、物語としては描きづらいのかもね、ということを考えた。

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.5

自分で考えて行動する、ということは、自分の人生に責任を持つということ。
多数の意見、誰かの意見に依りながら選択してきた若者たちが成長する過程を描いた青春映画であるとともに、子は親から独立した個人である
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.0

芯がなくてだらしなくて何も生まないどこにでもいそうな男を演じたら太賀の右に出る者はいないと思うし、それでいて憎めないキャラクターに仕上がっているのも太賀だからこそ。
ダメ男が観るべき映画だと思う一方で
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滑走路(2020年製作の映画)

3.5

10代が全速力で走る作品は好きなので、学級委員長の姿に涙した。苦しい日々のなかで、誰かに何かを伝えるためだけに必死になれるのは青春。
寄川歌太と木下渓の演技は特に良くてこれからが楽しみだし、密かに応援
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罪の声(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

多くの人にとって『罪の声』になっても、誰かににとっての『大切な人の声』であることに変わりはないのだと教えてくれる終盤のシーンに衝撃を受けた。

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