『アスペン』よりもわかりやすく、楽しめた。というかよくこの内容の撮影を許可したよなぁ
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ハッピーアワーの先駆的作品だが、それに比べると恋人同士の主人公は比較的対等な関係を結んでいるように感じた。
また、劇中劇が単線的な映画鑑賞を回避させるのは共通している。
ラストは並走し分岐する電車の>>続きを読む
ハッピーアワーに次いで2番目の長編濱口作品の鑑賞。かなり初期の作品でもハッピーアワーと同じモチーフが頻出してくる。電車、テーブルを囲んで会話する男女(特に会話中の話題に関して中心ではない人物が一意見を>>続きを読む
田舎を訪れることで性格が変容した後のマリアキンバリーが最高!
冒頭のクレジットからしてカッコいい。灰色をメインにピンポイントで赤を入れてくる配色も。構図のためにかけてる熱量の途方もなさ…。
2部構成でそれぞれの分岐点の違いを描いていくのだけど、後半が上手くいきすぎで綺麗にまとまっているのがずるい気も…。どうしてもホン・サンスのキム・ミニ4部作を観る上では最も嘘くさく感じてしまう。ただ一番>>続きを読む
有馬稲子がかわいそすぎる…。
そして死の引き金となった2人の登場人物は終始変わらずクズのまま。
娘が死んだことがまるで人ごとのような笠智衆…。
たとえ椅子に隣同士に座っても、海に向かって隣同士腰掛けて>>続きを読む
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やはり人が正対する場面では気まずいのか…。
終盤、同じシチュエーションで微妙に異なる容姿・やりとりが繰り返しなされる場面があり、それまでの時間軸の操作やその唐突さからまたテクニカルな構成だなぁ〜と観て>>続きを読む
ことごとく、人が正対した食卓のシーンでは気まずさが流れる。こんなにも羨ましくない食卓・宴席が多い映画もなかなかない。
その他クロースアップやパンの多用が印象的だった。
映画の伝統に則って、ここでも人が>>続きを読む
意外にも単純にミシガン大学のアメフト大会のドキュメンタリーとして面白い。予告を観る限り、アメリカの暗部を映し出すような露悪的な側面が強いのかと思っていたけど、前半部ではひたすら色んなアメリカ人のエネル>>続きを読む
そのまま台本を読むことを拒否する演者。諏訪監督の映画の方法論に直結するシーンだろう。
誰もが誰かに依存している。どこか一つが破綻してしまうことで、全てが崩れ落ちる。その依存が綺麗に成立していれば家族となるだろう。そしてその場合の家族である条件に血のつながりは関係ない。
なぜなら血縁のあ>>続きを読む
親子、友人関係、郊外、LGBTQ、時代背景など押さえるところは大体押さえている。街への愛がある映画。
想田監督と濱口監督のトークを含めた回で鑑賞。初めて想田監督作品をみたのですがドキュメンタリーとしての偶然性の純度の高さが際立っていたようにおもう。
ジョニー・グリーンウッドの音楽が、物語の展開を効果的に補助・増幅しているように感じた。
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冒頭において、登場人物はそれぞれの母国語を話す、という説明がなされる。本編では日本人が壇上でスピーチする場面で全て英語の同時通訳を登場させ、犬との会話は翻訳機でやりとりできる。ウェス・アンダーソンはこ>>続きを読む