りょうさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

スペインは呼んでいる(2017年製作の映画)

4.5

[メモ] 以前のイタリア版が気に入ったので、これも観てみました。凝った観光ガイドのよう。観て楽しく、人生の一幕が織り込まれていて、飽きない。これはこれでいい、と思いました。

失くした体(2019年製作の映画)

5.0

[メモ] やはり海外のアニメは、スタイルが違って、いろいろ新鮮です。音楽も良い。

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

5.0

予告編にあった、光の差す浴場でお湯に手を差し入れ掬い上げる場面、あれを観て、見に行こうと決めました。

案の定、映像がひたすら美しい。屋内や路地では、常に外からの間接光が差していて、いつもどこかに希望
>>続きを読む

ハワーズ・エンド(1992年製作の映画)

5.0

[メモ程度] リマスターしてくれたお蔭で劇場で観ることが出来ました。有り難い。

やっぱり、アイボリー監督の作品は、音楽も映像も話の流れも、いいですね。英国の田舎が特に美しい。冒頭のピアノ曲もバッチリ
>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

[最初のはかなり分かりにくかったので、内容を変えないように補足しました。多少は改善したかな。]
-----
思ってたのよりずっとずっと良かった。

原作が結構面白く、映画を楽しみにしていた反面、「映画
>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

5.0

思った以上に是枝映画でした。かと言って、日本人の役者で舞台を日本に移しても変わらない、ということでもなく . . . 異文化交流で良いものができた、というところなんでしょうか。

悪い人が一人も出てこ
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

[メモ] 昔のハリウッド映画に詳しい人にはもっと楽しめたんでしょうが、そういう知識がなくても、つまり元を知らなくても、パロディをパロディとして楽しめる。

今まで全然知りませんでしたが、独創的な監督で
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.7

[メモ] 『2001年宇宙の旅』『イカリエ-XB1』みたいです。非常に良い。

Cliff hanger (ハラハラ・ドキドキ) が多すぎるのがちょっと欠点かも。

あと、音楽が新鮮でした。Hans
>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

5.0

[メモ程度] ここまで突き抜けて悪ふざけを徹底してやってくれると、言うことはありません。面白すぎる。

超カッコいGACKTくんだからこそギャクが映えて良かった。二階堂ふみさんは可憐でしたね。

ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

すごくパワフルな映画を見てしまった。

世の中で上手く生きていけない人も、失敗してしまった人も、それなりに掬い上げられる世の中にしたいものです。李相日監督の『怒り』の犯人を思い出しました。

三人を射
>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

5.0

[メモ程度] 絵が美しい。花咲く庭や満天の星空。動く木漏れ日。
話も美しい。無表情で言葉も堅苦しく融通が全く効かず感情がないかのようなヴァイオレットなのに、優しさと気高さが溢れ出ている。冷たいはずの義
>>続きを読む

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

4.8

面白い恋愛ギャグ映画だと思いました。原作の着眼とキャラ設定が良いのかも知れませんね。(原作は最初の10ページ程度を読んだだけ。)

告らせるためという(おバカな)権謀術数に爆笑して、純粋に相手を思う気
>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

5.0

[メモ程度] 蒼井優さんが出るんだし、いい映画に決まってる、と予想して、予想通りでした。ほんのりユーモアが漂っていて悲惨にならないのが良かった。

北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

4.5

ドキュメンタリーとフィクションの間の子だということでした。

その御蔭か、デンマーク人が村人に溶け込んで行く過程に、ハリウッド的なドラマを無理やり入れたりしないところが、クサくなくて良かったです。
>>続きを読む

コレット(2018年製作の映画)

5.0

登場人物も舞台もフランスなのに、イギリス映画の雰囲気が濃厚でした。画面の暗さとか。

ただ、(的外れかもしれませんが)イギリス映画だと「有名人である夫のせいで才能が埋もれてしまいそうになる女性」みたい
>>続きを読む

命みじかし、恋せよ乙女(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

同じ監督の『Hanami』(2008年)の続編です。『Hanami』と同じで、幻想的で美しい映画。この監督の特色が健在で良かった。

映画や小説が終わった後「あの人はそのあとどうなったんだろう?」と気
>>続きを読む

無限ファンデーション(2018年製作の映画)

5.0

こういう、人々の感情の流れを丁寧に追いかけて行く映画、好きです。筋書きの一部にはファンタジー的なフィクションがありますが、感情の流れは自然で「ああ、そうだよねえ」という納得感が非常にありました。「作っ>>続きを読む

嵐電(2019年製作の映画)

4.7

[メモ程度]電車がいい味を出してました。嵐電の走っている辺りは異世界への入り口なのかも、という雰囲気が面白かった。あと、あの津軽弁! 今どきあんなコテコテの津軽弁(と言ってもよく知ってる訳ではありませ>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

登場する子供たちが素晴らしいです。演技なのか自然なのか。

この映画では、幸いにして、赤ん坊も母親と再開できるし、主人公もなんとか生きていけそうな気がするところで終わりますが、逆に、こうやって死んでい
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ひとつの大きな主題が、15歳ぐらいの少年少女の葛藤ですよね。何だかモヤモヤして、大人の拘束を振り切って、自分独りで何かやりたい。自立できそうな気がする。でも、実際に挑戦してみると、未成年というだけで仕>>続きを読む

21世紀の女の子(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

filmarks に頻繁に来るようになる前に観た映画なので、いまさら感想を書くのはどうかと思ったのですが . . . この映画のお蔭でものすごく色々な事を学び、それが『ホットギミック』『少女邂逅』など>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

かなり前に観たんですが、劇場で一回観てえらく気に入り、原作を読んで、飛行機の中でまた一回観て、さらに帰りの飛行機で半分観たところで着陸。もう一度だけ劇場で観たかったので、東京最後の上映じゃないかという>>続きを読む

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

5.0

蜷川実花さんは写真をちょこっと見たことがあるだけですが、あれだけカッコいい写真を撮るんだから、この映画も、思いっきりオシャレに違いないと期待して観に行きました。

大正解! ひたすらカッコいい。「映画
>>続きを読む

ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

山戸結希監督は、『溺れるナイフ』の鋭利な表現が気に入っていました。さらに『離ればなれの花々へ』の、複数人で一つの詩を朗読するのを音楽のようにうねる編集(セリフのタイミング、画面の切り替わり)で見せる表>>続きを読む

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

忙しくなかったらもう一回観るんだけどな。

この監督は、『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』を観て、いずれも、妙な、アニメならではの表現が気に入っています。この映画でも、
>>続きを読む

さよならくちびる(2019年製作の映画)

5.0

別のサイトで、歌の「長いPVだと思えばいいんじゃないの」というコメントを見て、それが自分の見方を簡潔にまとめてくれていると思いました。

本物のミュージックビデオ(MV)の中には、俳優さんが出てきて短
>>続きを読む

浜辺のゲーム(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

個人的には大収穫でした。この映画に出会えて幸運です。

「共感」ではなくて、「興味深い」「面白い」映画として観られますので、万人にお薦め。(自分はおっさん年齢の男性です。) 短めの映画ですが、この二
>>続きを読む

|<