クラゲライダーさんの映画レビュー・感想・評価

クラゲライダー

クラゲライダー

あまろっく(2024年製作の映画)

3.8

向上心はあるが協調性がない為リストラされた優子。実家の尼崎に帰るが、父親が二十歳の女性と再婚する事になり、そこから奇妙な共同生活が始まって…という話。

父親が鶴瓶さんで尼崎にある町工場の気のいい社長
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

物語の序盤からあまりの理不尽さに、映画うんぬんより日本の制度そのものに腹が立ってくる。
働いちゃダメとか県外に出たらダメとか異常すぎる。
生きていけないじゃないか。

難民の皆さんは困っているんだから
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.5

コロナ禍で劇場公開されず、ずっと見たかった映画。期待を上回る傑作だった。

「夢を叶える事だけが人生じゃないよ」という優しいメッセージ。
何の仕事をしていいか分からない若い人へのお仕事探しムービーにも
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最近の世界情勢を見ると、黒幕のリーの話が意外に説得力があるように思えてくる。
宗教なんてあるから戦争が起こる。
キリストは人間だと公にすれば人類はもっと自由になる。
確かにそうじゃない?

ノルウェイの森(2010年製作の映画)

4.0

原作を初めて読んだのは田舎の高校生だった頃。
その時は、ホホゥ東京に行けば女性とこんなに簡単に結ばれるのか、と我ながら馬鹿すぎる感想だった。
その後大学進学と共に上京するが、勿論ワタナベのような生活は
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記憶屋 あなたを忘れない(2020年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりにひどい映画を見てしまった。
役者陣は皆さん真面目にやられていたと思う。問題は脚本と演出かな。

一番ひどいのは、少女が誘拐されるシーン。
少女の右側を車が通って止まる為、犯人は右側の運転席か
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.8

照れ笑いを浮かべながら演技する柳楽優弥。
審査委員長だったタランティーノの気まぐれでカンヌの男優賞まで取ってしまう。
その賞が逆に十字架になっていた時期もあった気もするが、最近はご活躍で何より。

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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.3

情報を入れずに見たら、後半のトンデモ展開にビックリ!
困惑しつつもそれなりに楽しめました。
その後filmarksを開いたらサムネでネタバレしてるやん。
これから見る人は不可能かもしれないけど、サムネ
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.9

死んでしまった恋人を忘れたくない博子は、彼の昔の住所に手紙を書く。それは返事のない手紙のはずだったが…という話。
このストーリーが最高だよね。

八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

「憎みたくなんか、なかった。お母さんの事もお父さんの事も…あなたの事も」
井上真央演じる恵理菜が写真館を飛び出して言う最後の台詞。
思い出すだけで目頭が熱くなる。
この"あなた"は、おそらく永作博美演
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

皆さん、ロバート・ダウニー・Jr演じるストローズの公聴会は何についての話をしていたのか分かりましたか?
これはストローズが商務長官に相応しいかどうかの質疑応答らしいです。
で、議題がオッペンハイマーに
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.6

前半のパレードのシーンがダサい。
湯川教授も、あんな風に楽しむ人だっけ?

ただ後半の、プロットの畳み方はさすが東野圭吾という感じ。
じっくり考えると矛盾があるかもしれないが、見終わった直後は毎回納得
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.0

誰だって人生は同じ日々の繰り返し。
同じ仕事をして、同じ人に会い、同じご飯を食べる。
タイムループはそんな現代人の比喩ってところかな。
じゃあそんな日々から抜け出せなくなったらどうする?
思いっきり遊
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劇場版 名探偵ホームズ デジタルリマスター版(1984年製作の映画)

3.6

宮崎駿が演出した4作品をアソートした映画。
のちに作られる傑作映画の原型がアチコチに見られる。

サンドイッチを口を広げて食べるシーンは子供の頃に見た時からずっと覚えていて、再び見えて嬉しかった。
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.2

後半がうまく行きすぎな気がする。
あっという間にトラックが改装出来て、メニューも出来て、行列も出来てしまう。
まあファンタジーという感じかな。

インフィニット・ストーム(2022年製作の映画)

3.8

パムは雪山登山をしていると山頂で1人の男と出会う。彼女は死にそうな彼を連れて下山する事を決意するが…という話。

ぼくも昔1人で富士山に登りました。
覚えている事はただ1つ。風が強かった。
この映画で
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.9

ジュリアロバーツの魅力が爆発!
あの曲が流れて買い物しまくる場面は、男の僕でもアガる。
でも個人的には浪費家の女性は苦手。
この2人も、この後うまくいくのだろうか?
2人の共通点は仕事に私情を持ち込ま
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.1

勇敢な人間は皆死ぬ、がテーマか。

主人公シュピルマンはずっと逃げ回っている。弟がナチスに反抗しても参加しないし、ゲットーの蜂起やワルシャワ蜂起にも参加せず窓から眺めているだけ。
しかし蜂起した人は皆
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

パート1は説明ばかりで退屈だったけど、今回は見せ場も多く楽しめました。

吹き替えで見たんだけど、すごいと思ったのはスティルガーの声の大塚明夫さん。スティルガーはフレメン語を喋るんだけど、大塚さんもフ
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.2

荒唐無稽にもほどがある。
こんな危ない物今すぐ壊せ!

黒幕がいるのだが、人類史上最多の殺人をしてるよね。

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.1

久しぶりに夜の9時からテレビで流れる映画を見た。
CMが入るのは当たり前だけど、今回は1番いい所で次回作の宣伝テロップが画面に映り込んできた。
なんかノイズだらけで全然のめり込めなかった。
映画館で見
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

5.0

若い時に見てからずっと僕のベスト1映画。

見直す前にふと思った。
若い時の僕は何でこの映画をベスト1に選んだんだっけ、と。
三谷幸喜が好きだと言っていたから?
それともあえて白黒の古い映画を選んで、
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.0

妻を殺された男は復讐を誓う。男はあっさり犯人を見つけるが、あえて殺さず逃し、また捕まえるを繰り返していく…
このあらすじを読んだ時はすごく面白そうだった。
でも実際見てみると途中から滅茶苦茶でツッコミ
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

3.4

これを1989年に作るってすごい。
Windows85が出たばっかりなのに。
というか当時の観客は理解出来たのかな?

すごいうる星やつらっぽい。
メガネの声はいつでも面白いな。

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

子供の時以来だけどめちゃくちゃ面白い。

しかも今回見直してさらに見方が変わった。
クラリスの羊の話は本当なのか?
何故クラリスには女友達しかいないのか?
気が強いクラリスが、レクター博士の隣の男に精
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.0

離婚したテレビドラマの脚本家が子供の頃死に別れたはずの両親に会う話。

風間杜夫のツータックのズボンが時代を感じる。
秋吉久美子も名取裕子も綺麗なので、それだけでも見る価値はあると思います。
最近の片
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正欲(2023年製作の映画)

3.2

どいつもこいつも暗い!
周りに理由も言わないまま不機嫌な態度を取り続けるのは、いかがなもんですかね。
会社の人も同級生もいい人ばかりじゃないか。(男嫌いの女子大生は名演技でした)
まぁ言っても分かって
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

僕にはもう一つでした。
映画館で見るべきだったかな。
脚本が弱いと思う。
主人公の性格が悪い意味で漫画っぽい。
終盤の交通事故が何の脈絡もない。

ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

3.7

ニューヨークのキャリアウーマンが1876年のイギリス貴族と恋をする話。

タイムトラベルする1876年と2001年のギャップを楽しむ映画。
だけど今見ると2001年と2024年のギャップもある。
特に
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

日本映画の「疑惑」にそっくりだった。
疑惑は原作松本清張、監督野村芳太郎、主演岩下志麻、桃井かおり1982年の松竹映画。
似ているところ。
夫が死に妻に嫌疑がかかる。
真相は夫の自殺。
最後は息子の証
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.7

ハラハラドキドキ胸熱映画。

逃げたって何も解決しない自分の身は自分で守れ、というストレートなテーマがズバッと伝わってくる。
キングっぽいなと思っていたら息子の原作だった。親父と同じ仕事をするのはよく
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パレード(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

僕にはあまり面白くなかった。

まず未練があって死にきれない魂という設定が、既視感があり過ぎる。何度目だよ!
主人公である長澤まさみは一度息子に会ったらそれで満足なの? 息子に会ってから結構この世界を
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エージェント:ライアン(2014年製作の映画)

3.3

VIVANTみたいな映画でした。
ロシアが爆破テロと経済テロを同時に起こそうとしている。ライアンは果たして止められるのか?

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.8

老人として生まれどんどん若返り赤ちゃんとして死んでいくベンジャミンバトン。
そんな彼は2度デイジーの前から去る。
1度目は老人の姿を晒すのが恥ずかしくて、2度目は少年になる自分には子育てが出来ないから
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

フライドグリーントマトという映画を思い出した。
どちらも自由奔放な子と殻を破れない子の友情物語。

この映画で1番印象に残ったのは、お互いに実は嫌い同士だと告白するところ。
いいよね。嫌いだけど、私は
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とらわれて夏(2013年製作の映画)

4.1

一刻も早く家を出なければならない時に、少年が「部屋にサヨナラを言ってくる」と部屋に戻ってしまう。
この時、岸辺のアルバムを思い出した。
この監督も山田太一のファンかと思ったが、たぶん違うでしょう。
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