ryosecoさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(214)
ドラマ(8)

浪人街 RONINGAI(1990年製作の映画)

4.0

侍の残りカスのような浪人たちを演じる、野獣の芳雄、ムッツリ蓮司、いつも通りの邦衛、目が見える勝新。みんな良くて、しかもダサい。一流のダサさ。侍としての矜恃がまったく見えない。用心棒としての役目もろくに>>続きを読む

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.0

優しい気持ちになれるのも束の間、見終えて思うのはもしもシモンが側にいたなら、自分なら正しく向き合えるか付き合えるかどうか。この作品を見たどれだけの人間が?
兄の彼女のような反応が普通なんじゃないの?
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.0

ハッキリ話の中身はどーでも良かった。とゆーかぼーっと見てるだけでも言いたいことが伝わってくるから。何もしなかった。
プーが動いてたら、それだけで安心した。
幼少期にそう刷り込まれたんだきっと。
だから
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.0

3Dメガネで見てしまったような、蛍光塗料ぶちまけたような。イタリアらしい色彩感覚をネオンっぽく強調したカラースキームは、ケミカルにも見えて作品とリンクしているかと思いきや、あんまりそんな気もしなくて。>>続きを読む

ザ・ネスト(1987年製作の映画)

1.5

一番メンタルが強かった頃に見た思い出。今見たらほんとムリです。ありがとうございました。
ラスト数十分の突然変異のみが好みで、このクオリティの特撮だけで一本撮ってくれよって感じ。

サンゲリア(1979年製作の映画)

2.5

ほんとはもう一回見たいところだけど、例のあのシーンがムリ過ぎてずっと片隅においてある。
『サスペリア』から派生した『ゾンゲリア』や『ザンゴリラ』などなどの語感の良さは、現代の配給に一番求めるところ。

魔性のしたたり/屍ガールズ(1987年製作の映画)

1.5

覚えてないけど。ラストのそれは、絶対やっちゃダメなやつ。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.0

目的も見えず、子どもたちのイタズラとアイス食べてる姿を見せられ続けてもうどうしようかと。手持ち&劇版無しで、これは新手のホームビデオなんじゃないかと。ロリコンホイホイですか?
でも次第に惹き込まれてゆ
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嗤う分身(2013年製作の映画)

5.0

ドストエフスキーをこんなにも取っ付きやすくできるなんて。
見える部分と見えない部分のバランスこだわってるのしっかり伝わってきて、大変好みでした👏

単調な生活を繰り返しているうちに、自分が存在してるか
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PK(2014年製作の映画)

3.0

ただでさえ似ているのに顔芸多めでもうMrビーンですよ。目の動かし方とか参考にしてんじゃないかな。
ビジネスとして、分断として、暴力として、正当化されるマジカルワード“宗教”。悪い面ばかり描かれてはいる
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

5.0

脚本だけでも良い映画。なのにとにかく言いたいのがラストのライブのシークエンスが神がかっていたこと。演出も演技も音楽も。
それまで笑顔で見つめ合っていたのに、観客の反応を見た瞬間の、表情の変化の切なさが
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.0

登場人物にまったく魅力を感じられないのはきっと、全員が主人公のための当て馬にされているから。そんでその主人公はと言えば、天才で優しくて恥もかかず非の打ち所がない。これってたぶん人間力で俺TUEEEEな>>続きを読む

ウスケボーイズ(2018年製作の映画)

3.0

ワインをまったく知らない私には、てっきりウスゲボーイズなのかと!
アルバトロスとゆうことでクセのある作品かと思ったらそんなこともなくって、どストレートなサクセスストーリー。やっぱり何かを作る人ってそれ
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欲望という名の電車(1951年製作の映画)

3.0

壊す男と壊れそうな女が一緒に暮らしたら、まあそりゃそうなるわなと。混ぜるな危険。
人に優しくがモットーなのに、この作品の登場人物にはイライラが募るな。あ〜れ〜って感じの演技も含めて。
ただそのイライラ
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.0

彼が電気の武者だ!
お手軽に感動したい時には打ってつけ。抑圧からの解放の気持ちよさと、それを体現するダンスに、70年代イングランドの超名曲をのせて、心と目と耳がふるえちゃう。
サッチャー政権下の炭鉱夫
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菊とギロチン(2016年製作の映画)

4.5

こんなに胸打たれる邦画は久々だな〜。これこそ賛否分かれる作品なんだろうね。見る人の思想も少なからず評価に現れてくる。
自由を求める男女の青春を、大正というベストチョイスな時代と普遍的な社会性のテーマで
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.5

社会問題の様々なフレーズが散りばめられているので、ソニーの現状を含めて、犯罪は社会が生んでしまうということを端的に表していると思う。
でも面白いのが、ソニーは自分のせいだと主張してること。野次馬やマス
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アイム・ノット・ゼア(2007年製作の映画)

3.0

1人の人間を多角的に捉える手段としては面白い演出だと思う。もしくは“ボブディラン”を描くのに役者1人では、役不足だったのかも。彼は、年齢や性別や人種といった枠には収まらない人だから。

曲の社会性だっ
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吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)

5.0

荒野の密室こと『処女ゲバゲバ』以前に開かれた場所での閉鎖空間を利用し『マタンゴ』のようなプロットで人間の心理的ホラーを描いた、誰がなんと言おうと日本で一番好きなホラー映画がこのゴケミドロ。
ゴケミドロ
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

3.5

手持ちのモリコーネから一本。

いやーもう男くせぇ。清々しいほどの男の世界。女、子どもはgo homeって感じ。
the goodとthe badとthe uglyと役が振り分けられているものの、それ
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.0

表面的なオマージュが多めだった前作と比べると、今回は昔のロッキーの“色”を再現したような感じがする。
負ける→いじける→リターンマッチの流れはベタ過ぎてまさにロッキーって感じ。堅実な物語展開と熱くてリ
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

3.0

ロッキーシリーズをストイックとするなら、今作クリードの作風はなんとゆうかチャラい?言い換えれば今風。当たり前だけど。テーマ曲のアレンジは肌に合わず、すごくショック。これが今風…。
イマイチ盛り上がりき
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アス(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画の本質に肌の色は関係ないけど、それでも家族の配役にアフリカ系の役者を選んだことに監督の意志とこだわりを感じるし、ホワイトウォッシュや白人の利益優先の映画界へ良い波紋を生んでくれればと思う。
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

2.5

エンドロールの曲からも本作が『ゴジラ』を意識して作られていることが伝わってくる。(でもビジュアルとチビモンスターたちは、どちらかというとデストロイア?)
エメゴジに納得のいかなかったスタッフの「これが
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.5

映画的なリアリティの追求は流石だと思うし、何度見ても新しい発見はあるもののやはり何度見てもマットデイモンのくだりは助長だなと感じてしまう。カットカットー!
前半のカットが後半に繋がるこの何とも言えない
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.5

話が動き出す前からノワール調で退廃的な雰囲気が画面いっぱいに漂う、まさに!な感じでグッと心を掴まれる。
ジャックニコルソンとフェイダナウェイの存在に至ってはもうアメリカンニューシネマの巨大なアイコンと
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タイガーランド(2000年製作の映画)

4.5

実際の戦地には行かないものの、まさしくこれは戦争映画であったし人間ドラマだった。戦地に行くだけが戦争じゃないよなと思う軍隊の過酷さ。
タイガーランドでの米軍とベトナム兵役に分かれての演習は、監獄実験を
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ナッシュビル(1975年製作の映画)

3.0

ああ、これがブッシュやトランプを大統領に選ぶ国の空気感なんだな…と空っぽの哀愁に包まれた。
誰もが人の話をまじめに聞いていないような、ぐちゃぐちゃに入り乱れて混沌としたような、それでも彼ら彼女らはきっ
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サマー・インフェルノ(2015年製作の映画)

2.5

襲う側と襲われる側が入れ替わり続けるという、某サプライズ映画の発展系を夏のキャンプ場という絶好のロケーションでご堪能。ホラーは常に新しいアイデアを求められるので、ほんとに難しいジャンルだな、と。
意外
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EXIT(2019年製作の映画)

4.5

最高すぎる…。
ネオン輝く大都市でひたすら地上の毒ガスから逃げるだけの映画。(この世界観バイオ6のレオン編とダブるんだけど分かる人いるかな…)
生身で地上に降りたら即ゲームオーバーの中で、ヤマカシの如
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

5.0

驚くほどの物語の変調も、ロドリゲスとタラちゃんの確固たる趣味という芯で一貫されているので、まったく違和感を感じない。それがすごい。
地獄はあれど悪はのさばらす。
悪人が生きながらえ、善人が死ぬ。
天網
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

2.0

女性の地位向上が叫ばれる中、ついにエンジェルたちが立ち上がった!
女性のアクション作品として、男どもをコテンパンにする痛快さに男女問わず愛され続けるもその実、結局彼女らを動かしていたのは常に“男”で男
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最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

2.5

家父長制の犠牲となり全てを諦めてきた主婦と、かたや男性社会の中で勝ち抜いてきた女性社長が全ての男どもを捨てて、火星へ行くまでの壮大な物語(ウソ)
父、夫、息子らが総じてダメンズ&救いのムロツヨシ。粗末
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

2.5

政界を舞台としながらも政治批判を含まないとは、なかなか奇妙だけど日本らしいっちゃらしい。
いわゆる〇〇はつらいよ系。この手の作品は表面に出てこない裏の苦難を描く事で、埋もれている問題や普遍的なテーマが
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ミスト(2007年製作の映画)

4.0

密室劇と言えば必ずと言って良いほど心理ドラマで不快な人々を見る羽目になるけど、もちろんそうそれ🤘
こんな非現実的で危険な状況なのに自尊心や排他的思考を捨てきれず、傲慢な態度で声を荒げては相手を攻撃する
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

5.0

映画もShow must go on!
一度始めたらやりきるまで終わらない長回し。オーコワイ。
現実と虚構が切れ目なく繋がり続ける事で、作品の持つ様々なテーマの境目をすら曖昧にさせ、混じり合わせる構造
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