cocacorgiさんの映画レビュー・感想・評価

cocacorgi

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OUT(2023年製作の映画)

3.0

男気死守と書いてナルシズム。カッコつけてこそ不良。カッコいいがヤンキー映画。カッコつけてなかったらそれはたぶん不良じゃないし、視線は気にしないけどカッコわりーは聞き捨てならない。カッコつけることは全然>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんでこれ劇場で見なかったアホ。マジで時間を戻したい。戻ってあの時の劇場に爆速で駆け込んで何も触れずに帰ってくるので。
と言っても、今意識のある今の時間軸の今の私と1mmも1秒もズレずに戻ってくるなん
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

先入観。へぇ〜北海道にも上野って駅があるんだ〜くらいに見ててふと、あ、もしかしてこれ隅田川だわ、と気付いた瞬間にどこか別の場所の誰かの話だったものが、一気に現実味を増して親近感を伴ってグッと迫ってくる>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最初からずっと誰にも肩入れさせてくれないので、誰かが落ちに落ちる様を微塵の気まずさも感じず落ち着いて見られた。
中の人たちのあちゃーって感じを、こっちもあちゃーってシンクロするタイプの人なので、あちゃ
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.0

99%ほぼ間違いなくたぶん、マンション説明パートで1回ダレた。そんなに状況の補足は必要ないやつだったし、もしかするとそもそも荒廃した世界である必要がない。かも。
マッドサイエンティストとその動機とドゥ
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

オーソドックスからの変調とその高低差も振り切り加減もすっごい楽しいやつだーと思ってはいる。
のに、1000%こっちの非で人の顔を判別できないばかりにノリきれなかったのが悔しすぎるし、だからって誰が誰な
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ううッ、なんでこんなものが…
タチの悪い誰かのいたずらでしょ
何も覚えてないって言ってるだろ!
すっとぼけてんだろ?
もう誤魔化すのやめてよ
何だ!これ!
セリフが綺麗に予防線になって、こっちの気持ち
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.0

永山弟と春日を混ぜてわりとかっこ良さだけ残ったカレシ。と直美。すごい親近感ルック。地続きの世界の果ての地獄。善意を装って、不審者の隣に何も知らぬ直美を捧げる主人公もしれっと鬼畜指数高い。隣にいる人の安>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.0

シンプルアクションと思ってたから、そこそこのリテラシー求められたので困惑してる。
そろそろ終わるかなと思った折り返し90分、そこから本筋80分、映画をなんにも分かってない人になってた。
今までアクショ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

こんなはずじゃない。ホントはもっと輝ける。我が子のせいで人生狂った。娘がレズなのは悪い何かが憑依してるせい。ジョブトゥパキに乗っ取られてる。殺される。etc...
典型的なヤバいこと言ってる人の言説そ
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0:34 レイジ 34 フン(2004年製作の映画)

2.0

ジョージクルーニーに会いたかっただけなのに調子クルーニーなポテンテがポツンと始発までサバイブる。
ジョージへのご拝謁が許される身とは、つまりそこそこの中流階級かそれ以上の階級である程度の余裕を持ってパ
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コールド・クリーク 過去を持つ家(2003年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

伏線もミスリードも転調も駆け引きも謎解きもホラーもサスペンスもエロもバイオレンスもぜんぶなし。最初っから怪しさ微塵も隠さない犯人が犯人で、真犯人もいないし、主人公一家が抱える問題は大した問題でもなく、>>続きを読む

解体病棟/ファイナル・デッドオペレーション(2008年製作の映画)

2.0

ロバートパトリックまさかのここにもいる。これでファイナル6に登場してくれたら壮大な伏線回収になるんだけども。監督は監督で監督だから、案の定な次作もファイナルデッドパーティーで実はそれはそれであのナイト>>続きを読む

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

問答無用で正しいヒーローとかエアプのサクセスストーリーとかシンプル勧善懲悪とか美男美女の出来レースとか信仰と愛のハッピーフレンズ、なんかでゴリ押し型パワーハリウッドが消えてく寂しさは感じつつも、あの本>>続きを読む

the EYE 2(2004年製作の映画)

3.5

安心と安定、信頼と実績のオパンとダパンのオカルティホラーなマタニティブルー。
見えなかったものが見えるようになること。それは存在しなかったものがポンと突発に出現するのでなく、本来からそこにあったはずの
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃセンシティブな題材なのは重々に承って、絶対に邪険に扱うべき話ではないと噛みしめて。
その時代の方々の絶望や空虚や混乱や狂気やカオスや心中はほんと察するに余りあることではございましてその一端
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ファイナル・デッドゲーム(2009年製作の映画)

3.5

なんと言ってもジェームズデュバル。
フランクザバニー&ドゲット捜査官の青春2大俳優豪華共演マイベストジャケ詐欺ムービー。わりとずっと騙されたことに気づかずだったので、これもうシリーズの1つで良いわ。と
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ヘルレイザー ジャッジメント(2018年製作の映画)

3.5

時代は変わる。みんなが怖いと思うものは見える痛みより見えない痛みになって、未知への欲求はネットで簡単に満たされて、アナログな快楽よりデジタルな刺激が優先され、いつしかヘルレイザーへの興味は薄れる。誰も>>続きを読む

ヘルレイザー:レベレーション(2011年製作の映画)

3.0

ヘルレイザーでまさかの戯曲風(?)。奇しくもなのか何なのかポランスキーのおとなのけんかと公開年が同じ。(あっちの原題がcarnageらしいので字面だけはヘルレイザー)
舞台劇っぽくほぼワンシチュエーシ
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ヘルレイザー ヘルワールド(2005年製作の映画)

3.5

ご長寿なホラーシリーズに必ず1つはぶっ込まれてくる例のアレな回。それを8作目に持ってくる監督の強い意志は潔く受け止めた。
like a dumb horror movies(?) 的なセリフが示すよう
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ヘルレイザー ワールド・オブ・ペイン(2005年製作の映画)

3.5

ピンタマたちはどこへ行く。
前作でもチラッと出てきた(スナッフ?)ビデオに誘われるように向こうの世界へ足を突っ込んでく様はクロネバへの憧れ?。そこに記録されたアンモラルな映像の謎を追う過程で、自分自身
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ヘルレイザー/リターン・オブ・ナイトメア(2002年製作の映画)

3.5

おー。しっかりとインフェルノ承ってる。デリクスン監督の世界観を引き継ぎつつも微妙にニュアンスを変えてのヘルレイザーワールド。この路線良きね。
わくわくとドライブしてたあの日すでに狂気は孕んでいてほぼ必
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主に音ではあるけど最初はしっかり不気味怖いとビックリ感じて、異変の始まりに不穏な気配漂い、見えてしまった瞬間からイットフォローズ丸パクリな差し迫る怖さにシフトする…かと思いきや大根(大根)で殴って救急>>続きを読む

忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

エキゾチックでノスタルジー、のどかな景色の中で異質に映えるメカメカしいヘッドギアや手首に浮かぶ虚構のサインと自然と科学と非科学が同居する世界観の不調和の感じに始めこそわお!これは!新世界!よ!美魔女!>>続きを読む

スマイル(2022年製作の映画)

3.0

すごくヤボな疑問、なんで笑ってん…。
で思い出すのは(唐突)、他者にとっていちばん気持ちの良い顔は微笑してる顔だと、昔の誰かが言ってたよ。そんな気持ち良いを気持ち悪いにする価値観の変転は素晴らしいよね
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降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

4.0

クロキヨはバカバカしい事をすごく真剣な眼差しで映画に落とし込んで、その中でまた真顔で右往左往するバカバカしさを真面目な温度感を保ったまま密閉して、いざ開けてみれば何やら難解な哲学らしきものが発生してな>>続きを読む

デッド・サイレンス(2007年製作の映画)

3.5

痔に〜はボラギニョ〜ル。
裏の裏をかきすぎてその瞬間ごとの騙されだけを強調しすぎて、もうそれバカバカしくないか!と見てる最中に素に戻される瞬間が嫌で、インテリチラつかせドンデン映画とはことごとく相性が
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

座席からひきずり落とさんとする強い意志さえ感じる4DX。心臓も体も休むヒマなし2時間弱の抵抗。バラクさんってどうせまた出てくんだからここで決着はつかないんだよねってゆう諦観。しんみり終わってますけど何>>続きを読む

11:46(2006年製作の映画)

3.5

世界の終わりを目撃するのかい、しないのかい、どっちなんだい。
地下鉄で終末思想とか不謹慎極まりねえと承知したのち然るべき距離感を心がけて見てはいたものの予想外に楽しいことになってしまったのでごめんなさ
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雨の町(2006年製作の映画)

3.5

入れて…入れてよおおぉぉ…。
伝説のCMのトラウマcome back againなオープニングでグッと掴んで、過去の集団失踪事件 & 現代に再び現れた当時と変わらぬ姿の子どもの謎、事件の被害者家族の隠
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死の森(2007年製作の映画)

3.0

人類の理解と想像の範疇を超えたものがこの世界にはまだ数多く残されていて、それはともすればもっと大いなる意志によって作られた何かの痕跡あるいはサインか。
未知の領域に潜む無限の可能性を、映画は常々追い求
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プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

3.5

エロにもグロにもコメディにもドラマにも振り切らない。ホントにド直球でプーさんでホラーやった、だけ。
この凶行のきっかけにヒネリもなければ動機と目的に一貫性もない、かつてプーと呼ばれていた黄色い何かが惨
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アメリカン・ゴシック(1986年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなとこでお久しぶりアランパーカー(監督じゃない方)。
とりあえずは落ち着くとこに落ち着いて良かったねと。たぶん彼女は俗世では生きづらいタイプの人だろうから。
とんでもない内容だったのは間違いなくて
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ザ・ミッション 非情の掟(1999年製作の映画)

4.0

わざわざ言葉で確かめることを必要としない無言の疎通、明らかに仲間として認め始めてる雰囲気、自分の役割を全うするプロフェッショナルの信念。しびれる。
会話が少ないワケでなく、かと言って多くもなく、各々が
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死霊の罠(1988年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

絵面はすごい楽しそうなことになってんのに、いまいちノリ切れなかったのはテンポが噛み合わなかったせい。私が気持ち良く集中できる間がズレてたんだろうなー。
前半にエロと影牢をぜんぶ詰め込んで観客が求めてる
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スパイキッズ:アルマゲドン(2023年製作の映画)

3.5

大人になってくと誰でも自然に嫌でも秘密や隠し事なんかは増えて。ウソが方便になって、正直がバカをみると慣れて、そうでなくとも悪気は0で悪意も無くてただ単にその方が軋轢も生まず人との関係を円滑に進めれるか>>続きを読む

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