CocaCorgiさんの映画レビュー・感想・評価

CocaCorgi

CocaCorgi

殺人漫画(2013年製作の映画)

3.0

天網恢々、因果応報。犯した罪は必ず自分に返ってくるから、逃げちゃいけない。
描いた漫画が現実に起こるって点では、キャラクターとダブるんだけど、超常の力が働いてる分こっちのが好きかも知れない。
死者には
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.0

自分の物差しで測った悪に制裁を加えるとゆう意味ではバットマンもリドラーもさして変わりはないのかも知れない。
そして恐怖とゆう暴力で人をコントロールしようとする傲慢さも2人は似通っていて、決して正しいヒ
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.0

独白の多さがそのままロイのいる世界が自分の中にしかないことを物語っているような。
あまりにも広大な舞台で、どこまでも内側に潜っていく展開にスケール感がバグる。
たぶん遠く離れたままならロイは父との邂逅
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カラダ探し(2022年製作の映画)

3.0

同じような日々の繰り返しじゃ人は成長しないのに、同じ日の繰り返しは人を成長させる不思議。
未来は当たり前にあるものじゃない。だから今日を一生懸命に生きる。そして大切なものを知る。ループ映画のお決まり。
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ザ・ゲスト(2014年製作の映画)

3.0

この訪問者系って、家族にとって無二の存在になるドラマ展開にもできるし、狂気のドン底に突き落とすスリラー展開にもできるし、改めて面白いネタだよなと。
前半はだから、最強の用心棒として良き理解者として家族
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レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

3.0

いやそれ、認知症じゃない。認知症で人は脱皮なんてしない。何かもっと根本的に人が人でなくなるタイプの呪いだと思う。
そして多分、呪いの元凶は小屋にあって、あの小屋の窓を媒介に家そのものが呪われてしまった
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ナイトライト 死霊灯(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

夜の森でPOVでシミュラクラ現象起きまくりで、勝手にビビって震えてた。
やっぱ良いですPOV。何がいつどのタイミングでフレームインしてくるか分からないハラハラ感すごい。
あと狩猟用のワナがある森で夜中
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エレベーター(2011年製作の映画)

3.5

デビル然り、ルイマル然り、エレベーター映画はツボです。
そのドアが開かないただそれだけで、日常が一気に非日常の密室へ変化するポテンシャルが素晴らしい。
ぎゅうぎゅう詰めに、さらには爆弾とゆうリミットま
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.0

芸術家肌で、酒とタバコを愛し、性に奔放で、皮肉も言う、めちゃくちゃ自由な人だったんだなー。
しかも当時の社会で何にも縛られずになんて、ホントに才能があったからこそよね。
きっと生き辛い世であったと思う
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

少年少女たちだけが持つ何か特別な力とゆう設定は確かにキングっぽい。
夢を見る力、生者へのメッセージ、それを受け取る力、みんながシャイニングを持っていたんだね。
だから、1人だけど1人じゃなかった。そし
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.0

ウィリアム劇中初のお出かけで、人混みに紛れ込みながらもやはりショーンコネリーとしての存在感が果てしないのすごすぎた。
あとチャリ乗る姿ですら非凡。
総じてショーンコネリーが外出するただそれだけで、胸が
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.0

愛おしき俗物たち。こうゆう人たち見て可愛いと思えるようになったのは、成長なんだろうか。
自分にもダメなとこあるの知ってるから、他人の中にそれを見つけても、そうゆうもんだよなあと許せてしまう。
偏屈でボ
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テラー・ハウス 堕天使が棲む館(2015年製作の映画)

3.0

スランプの作家が新居で心機一転、ついでに近所の異性と良い感じで、ああ人生捗るなあ、でも3階に知らん人いるただそれだけでフツーの日常として消化しきれない不穏さが醸し出る。
その不穏さは実害を持って主人公
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ブラック・シャドウ 囚われ家族(2017年製作の映画)

3.0

一度閉じたトビラは容易には開かない。
しかし大事なのはそれでも変わらず日常を暮らしてゆくこと。この家族にとっての幸せを実現し続けること。
その幸せが何かと言えば、それはもちろんサムの幸せであり、サムの
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.5

ちょっと厳しいけど熱さとやる気と優しさのある人だと最初から分かってたよ行城さん。
1位になる為にはやらなくて良いことなんて無いから、1位を取れる可能性があると知っているから、全ての行動にムダのないかつ
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アイ・ケイム・バイ(2022年製作の映画)

3.0

次々と主人公が変わることで感情移入を許さない作りになっていて、そうすると自然と一歩引いた視点でこの映画を見ることになる。
だからなのか、映画って見る者に向けての一方通行の語りかけなんだよなあ、と実感す
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.0

クロエちゃんに対するあからさまな見下した態度に、お前ら絶対このあとしっぺ返し喰らうからな!って思うばかりで、それがものの見事に実現してく展開が楽しさに繋がっている。
途中までは、クロエちゃん1人の密室
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パペット・キラー(2019年製作の映画)

3.0

それが何であれ、命を与えてしまった者には責任とゆうものが伴うはずで、ずっと向き合わなきゃいけないことで、それを放棄してしまった罰としてサイモンは復讐する。
でも途中でカーティスが言ってたように、ふざけ
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.0

どこにもフォーカス当てずに全部をサラッと描いている気がして、どこも印象が薄いとゆうか、どこも記憶に残りずらかった本音。
あと正直、新選組を美化して描く風潮にはあまりノレてない人なのでそれもあるのかなあ
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ゾンビ大陸 アフリカン(2010年製作の映画)

3.0

終始、淡々と進んでいった印象だけどこれがアフリカに流れる時間感覚なのかなあと思いを馳せてみる。
場所が場所だけに広大なロケーションで普段は見慣れない景色だからか、ぼんやりと眺めてられる。こうゆうロケー
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

酒の失敗は若者だけの特権。ではない。
歳食って凝り固まった思考やつまらない人間になった人にこそ、もしかしたらアルコールは必要かも知れない。
人生楽しむ為には何でもアリ。一回しかない人生、酔っ払って楽し
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ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2018年製作の映画)

3.5

ヘラってるアネモネも可愛いけど、ヘルシーなアネモネもっと可愛い。
過去画を上手くはめ込んで新しい物語として再構築してるの見事だなと思いつつも、やっぱり過去と新しいアネモネが交錯して結果として情緒不安定
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.0

世界に俺のような人間がいることを信じられないわけだな。しかし俺はここにいる。
と地獄の警備員でハッとさせられた松重豊のセリフがあったけど、この世に悪しき存在がいる理由ってただ、いるからいる、でしかない
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.0

冒頭の回想シーン内でのホラー描写がまったく怖がらせようとしてないので、これはヤバい臭いのする映画だなと思いきや。
いざ本編が始まれば、攻略方法知ってる主人公の強くて2周目状態が始まるので、不気味さ緊張
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still dark(2019年製作の映画)

4.0

誰もユウキを特別視しない。それが自然と出来ているケンタも店長もなんて素敵な人なんだろう。
厳しくもあり優しくもある周囲の温かみと、ユウキ自身の自分を卑下しないたくましさ、フツーの人と変わらないように悩
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ALONE アローン(2016年製作の映画)

3.5

絶対に動いちゃいけない状況で、それを阻害するかの如く次々と試練が与えられてくの飽きさせない工夫として良き。こんな状況で適切な言葉ではないかも知らんけど。
孤独との戦いは内なる自分との戦い。
ベルベル人
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

3.0

コミックのカッコ良いを現実に持ち出してみたら、ヤバいの出てきた感。
よくよく考えて、漫画や映画の中にあるカッコ良いって現実には存在しないもんなんだなあって当たり前のことを思い知った。
画面の中にあるカ
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極主夫道 ザ・シネマ(2022年製作の映画)

3.0

ノンストップ勘違いすれ違いコメディ。
言ってしまえば主人公への偏見からくる誤解。誤解が誤解を呼び、みんなが事実からちょっとずつズレてくおかしさ。
勘違いの積み重ねとそこからくるズレとそのズレの反動と、
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EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2021年製作の映画)

2.5

前作前々作の内容を完全に忘れた私が悪いことは分かってる。
にしても、エウレカってこんなにもエヴァでガンダムでボトムズだっけ。LFOって何だっけ。
何の為に争っているのか全く不明な中でもせめてLFOだけ
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“あれ”がいる廃墟(2017年製作の映画)

3.0

お化け屋敷モノ×密室×疑心暗鬼×血のバレンタイン流ガスマスク殺人鬼×もしかしてエイリアン?の掛け合わせはなかなか良き風情。
楽しいもんぶっこんだれ精神がすごい。
冒頭の聴取から始まりショーンなる人物に
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フェーズ6(2009年製作の映画)

3.0

感染してしまった者の救いのなさが抽出されとる。
感染したらもうどうにもできない、から非情にならざるを得ない、どう接するにしてもいずれは見捨てる他ない、だからその選択の最短時間をゆく兄はある意味では合理
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劇場版 ほんとうにあった怖い話 事故物件芸人(2021年製作の映画)

2.0

良い歳してまともに働いてないことがホラーでしたって遠回しに言ってくる1話目、厳しすぎないですか。彼女さん。
それはさておき、いつでも背後にいたその存在が大手を振るって前からくる怖み。ベタなやつだけど、
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デス・オブ・ミー(2020年製作の映画)

3.0

現地の人としては生贄にしたい。主人公としてはいきなり生贄にされたくはない(当たり前…)。
その土地にはその土地なりのルールがあって信じるものがあって、よそ者がそれをどうこう言う権利はなくて、だからこの
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ダーク・スクール(2018年製作の映画)

2.5

反目しあってた不良女子2人が、幽霊をきっかけに仲良しになるの良いな。そうやって心が変化してくの良いな。
だから前半とラストで主人公は確かに変わったと思う。良い方向に。
でも、彼女にとって1番の問題だっ
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白く濁る家(2019年製作の映画)

3.0

林道の俯瞰で始まる作品をまさか邦画で見るなんて。これは不吉だ…。
ラストの、なるの私たち…、を言えるだけの積み重ねが少し弱い気がしてしまって、それはたぶん長編であれば簡単に解決できる問題で、映画自体の
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ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(2014年製作の映画)

3.0

自分の手で選別できる範囲に生き物の命があって、それゆえの驕りが、生物をコントロールすることが可能だとゆう錯覚が人の罪として描かれている(これノエのカルネと言ってること同じじゃない?)。肉屋のシーンが反>>続きを読む

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