ryosukeさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(491)
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.5

極上音響上映 立川シネマシティ
うーんゴールデングローブの作品賞はイマイチ納得いかないな。近年ストリーミングサービス等への対抗軸として、映画館ならではの視聴覚体験を重視した映画が増えていると言われてい
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戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

4.2

filmarks投稿日 2017/08/24 20:46 3.5

2019/1/15 再見 3.5→4.2
35mm サウンド、ショスタコーヴィチ版
言わずと知れたエイゼンシュテインの代表作。個人的
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ストライキ(1925年製作の映画)

3.8

35mm サウンド版
群衆シーンの労働者達の熱量が伝わってくるショットの連鎖が力強い。
スパイの写真が収められたアルバムかと思いきや人物が動き出すアイデアも面白い。「市民ケーン」等でも同様のアイデアが
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アレクサンドル・ネフスキー(1938年製作の映画)

3.7

初っ端から「ドイツは協定など到底結べない相手だ」などというセリフが登場。ノヴゴロド公国VSゲルマン人の歴史物語に対独プロパガンダを潜ませる。
うーむやはりトーキーになったことでモンタージュがだいぶ落ち
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全線(1929年製作の映画)

3.7

35mm サウンド無し
全編に渡ってエイゼンシュテインの人間の顔の雄弁さへの信頼が伺える。くっきりと陰影のついたクローズアップが不気味。富農の顔を映す際は、彼の顔のたるみや二重顎の接写を組み合わせるこ
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

3.6

新文芸坐 35mm
映像スタイルにしてもエグい会話劇にしてもやっぱりカサヴェテスは好みではないなあ。構図が崩れることも厭わない接写やクローズアップと、ふらふらとピントを合わせる様も見せてしまうカメラワ
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エル・スール(1982年製作の映画)

4.5

2017/08/26 02:09 filmarks投稿
序盤の部屋に少しずつ光が差し込んでくる場面が印象的。全編に渡り光と影のコントラストが美しい映画である。
家族と暮らしていながらも孤独であり、密か
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その女を殺せ(1952年製作の映画)

4.3

無駄なシーンが全く無く、全編に渡ってサスペンスを維持することに成功している贅肉の削ぎ落とされた傑作。ファーストカットから切れ味鋭い。こういう70分程度でしっかり見応えのある作品を見ていると現在平均的な>>続きを読む

危険な場所で(1951年製作の映画)

3.8

光と闇のコントラストが印象的な室内シーンや、夜道や雪景色のロケシーンと全編映像が美しい。
バーナード・ハーマンだけあって音楽も素敵。特に緊張感を煽るメインテーマが良い。
前半はかなりスピーディーで一切
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裸の拍車(1953年製作の映画)

3.7

正直全体的には普通の西部劇という印象だった。勉強不足だろうか。テクニカラーの大自然は美しい。
明らかに裏切りそうなロイ(ラルフ・ミーカー)とのバトルは無く、意外に裏切るのは爺の方。
ジェームズ・スチュ
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月蒼くして(1953年製作の映画)

3.7

確かにヘイズコードの時代とは思えない性に関するあけすけな会話が繰り広げられる作品。
冒頭の展望台のシーンから同じような背景、フレーミングで会話シーンを捉え続けているので、やはりプレミンジャーはあまり映
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鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

3.8

楽しげなミュージカルが随所に盛り込まれ、無駄なく軽快な語り口で退屈させない良作。評判が凄いのでどんなもんかと思っていたが思ったよりはあっさりした作品。
市川春代の「ちぇっ」が可愛らしい。志村喬は当時三
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天使の顔(1953年製作の映画)

3.8

映像演出は普通のフィルムノワールという感じでそんなに個性は感じないので、ジーン・シモンズの美しさでもっている作品という印象はある。プレミンジャーは作家性がある監督という感じではないのかな。まあ彼のスパ>>続きを読む

その男を逃すな(1951年製作の映画)

3.7

なんだこの間抜けなノワールは...
一応ファム・ファタールというか混迷に巻き込まれるきっかけとなり、最終的に自らの死の原因を作る女はいるが、基本的には徹底的に自分の頭の悪さと衝動性で破滅していく。
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拳銃魔(1949年製作の映画)

3.9

この時代のB級映画は現代映画が失ってしまった速さがあってよいな。
かねがね作品名は聞いていたのでどれだけの傑作かと身構えていたが、思ったよりはサラッとした作品。当然良作ではある。
王冠に火を付けるシー
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拾った女(1953年製作の映画)

4.3

ダレるシーンを一切作らないフラーのキレキレの演出が光る傑作。80分でこの密度!良い意味で80分に感じさせない。暴力シーンも鮮烈で、重要な場面は銃ではなくしっかりとしつこい殴り合いで魅せてくれる。ズーム>>続きを読む

アスファルト・ジャングル(1950年製作の映画)

3.6

うーんこの時代の普通のハリウッド映画、という感じでいくつかの見せ場以外はボーッと見てしまう。特に犯行が起こるまで(結構長い)はほぼ見るところがなかった。葛藤や苦悩の演技がちょいちょい嘘臭いんだよな。ヒ>>続きを読む

悪の力(1948年製作の映画)

3.8

スピーディで凝った表現の会話劇に熱量があり魅力的な良作。
シリアスなシーンになるたびに飲食店のバンドの演奏が止まる演出が面白い。緊張の糸を断ち切る一瞬の暴力も切れ味があってよい。
ヒロインのベアトリス
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(1949年製作の映画)

3.9

映画内の時間と上映時間を同一にするというアイデアはやはり面白い。ただ、やっぱり時間を省略、圧縮することで世界を現実より劇的、効果的に見せるのが映画だよなという気もするんだよな。省略ができない以上、試合>>続きを読む

ショックプルーフ(1949年製作の映画)

3.8

キレのいい演出、小道具を媒介に滑らかに繋がるカット、効率的でテンポの良い語りと全体的に洗練された良作。
やはり次々に乗り物を変えていく逃亡シークエンスが素敵。感動的なUターン、密かに結婚した二人がつか
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.5

(デジタルリマスター2Kバージョン)
カラフルな衣装の人物が配置された端整なロングショットの連続による映像が美しく、人物の挙動で魅せてくれるワンシーンごとのギャグの水準も高い。
機械じかけの時計台の装
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イカリエ-XB1(1963年製作の映画)

4.0

チェコ・ヌーヴェルヴァーグの一端を担うSF作品。
「2001年宇宙の旅」に影響を与えているのではないかということだが、確かに宇宙船や宇宙空間の描写、シンメトリックな構図は意識されていてもおかしくない。
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緑色の髪の少年(1948年製作の映画)

3.6

サクッとまとまっている手堅い良作。
緑色の髪の意味については、森の中に写真の戦災孤児たちが現れるファンタジックなシーンで説明されるが、実は髪の色が変わるシーンの前のグランパの台詞にも既にメッセージが表
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十字砲火(1947年製作の映画)

3.4

正直最初の影による殺人シーンぐらいしか見せ場がない。冒頭から固有名詞をガンガン出していく台詞が重ねられ、下手で怠い説明だなあとは思ったが、その後も会話を馬鹿正直な映像、編集でダラダラ繋げていくだけのシ>>続きを読む

犯罪王ディリンジャー(1945年製作の映画)

3.7

とにかく異常なテンポの良さが美点のB級映画。主人公たちの移動と犯罪をオーバーラップや新聞記事の差し込みと細かいカット割りでさっさと省略していく編集が気持ち良い。
予算の関係かドアを爆破するカットが使い
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パリの恋人(1957年製作の映画)

4.2

冒頭の出版社のシーンを初めとしてカラフルな舞台美術が楽しい。凱旋門と風船の画は「ララランド」でもオマージュを捧げられていた。アステアとヘプバーンが良いのは言わずもがな。冒頭の勢いのまま突っ走れはしなか>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.7

自然光の美しい情景描写や屋外の食卓での会話を見ていると、どうしてもエリック・ロメールのバカンス恋愛ものが想起される。
ロメールの傑作と比べてしまうと若干緩慢な感じはして、もうちょっと緊密なら自分にとっ
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心と体と(2017年製作の映画)

3.7

この映画の成功要因としては、やはり主演女優アレクサンドラ・ボルベーイの魅力が大きいだろう。この人は普段からこんな感じなんじゃないかと思わせる程の素晴らしい役作り。ASD感の強い細かい規則へのこだわりや>>続きを読む

冬の光(1962年製作の映画)

4.0

久々に鑑賞。自分の初ベルイマンがこれだったのだが、重いテーマにかなり暗くなって映画館から帰ったのを覚えている。今回は前ほどの衝撃では無かったが、二回目だからか感情が鈍麻しているのか...
ヨナスの自殺
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鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

4.4

いつも通り家族の最悪コミュニケーションが延々と展開される中、厳粛な映像だけが哀しいほどに美しい。いつも以上に水の描写には力が入っており、否応なくタルコフスキーを想起させられる。
ベルイマン作品を見るた
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魔術師(1958年製作の映画)

3.8

うーん...なんじゃこりゃ感は否めないけど見応えがない訳ではないという感じ。全体的にイマイチ何がやりたいのかは分からない。
とにかく何かが起こりそうな雰囲気だけが持続し、最初と最後意外は一つの屋敷の中
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野いちご(1957年製作の映画)

4.2

やはり映像的には超現実的な悪夢のシーンが良い。特に冒頭の悪夢のイメージの連鎖は素晴らしい。ちょっとそこで期待し過ぎたが、全編面白く見られたので良作だった。
とにかくディスコミュニケーションの連続で構成
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第七の封印(1956年製作の映画)

4.5

のっけから早速死神は姿を現し、従者が遺体を見て「雄弁でしたよ」なんていうイカしたセリフが出てくる。全編死のイメージで溢れかえっていながら、意外に軽いコメディタッチも侵入してくる。死神がのこぎりでせっせ>>続きを読む

処女の泉(1960年製作の映画)

4.2

テーマが重く、ストーリーの進行も単線的で遅いので鈍重な感じもするが(90分だと思えない)、結局基本の映像が美しいので重厚な傑作に仕上がっている。
いつも通り顔のクローズアップは印象的で、呪い?を用いる
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女は女である(1961年製作の映画)

3.9

相変わらず何と無く見ているだけでも楽しいゴダール作品。何故か風呂場に設置された赤と緑の照明、画面上に表示される文字、カメラ目線と観客への演説、ヌーヴェルヴァーグの諸作品へのメタフィクション的な言及と散>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.6

「アルファヴィル」に影響を与えているらしいが、なるほどSF的な装置を使用せずに近未来を表現したり、エフェクトのかかったボイスオーバーを用いたりという点が共通している。
静止画の連続で構成されているので
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