Ryosukeさんの映画レビュー・感想・評価

Ryosuke

Ryosuke

映画(417)
ドラマ(6)

スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.8

ホッとした暖かさがしみじみ広がる色んな意味で印象に残る映画。
ピンクと薄い紫の完璧な程にキャッチーに作り上げられてる世界観の中、何かを欠損してる人たちのチグハグな群青劇を少しユーモラスに。
最初はなん
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ヘッド・ショット(2016年製作の映画)

3.5

記憶喪失の男が囚われのヒロインを救い出す、めちゃくちゃシンプルなストーリー。
敵も徐々にレベルアップして、ステージも切り替わる格ゲーのような展開。
アクションとリンクするように、乱打の衝撃に揺れ、倒れ
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.5

不死ゆえの後悔や苦悩が描かれ、退廃的な雰囲気のシャーリーズセロン。
剣や斧を振るい、チームワーク抜群のアクションはめっさかっこいい。
明らかにされていない部分も多く、続編に期待。

虐殺器官(2015年製作の映画)

3.8

知的好奇心が引き出される面白さ。
しかし知識不足や言葉の言い回しが難しく理解できていない部分も多い。
それすらも上回って、今作で扱われるテーマは興味深いものでどのように終着するのかというワクワクが持続
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フォーカス(2015年製作の映画)

3.5

間髪入れずに始まる洗練された盗みの手口同様に、え?一体いつから?いつの間に。と物語の展開においていつの間にか焦点を外されている。
上品でお洒落な雰囲気の中でかまされるどぎつい下ネタ。
前半では組織化さ
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ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.7

アメリカ人のビリーがトルコから麻薬の密輸を目論み刑務所へ。
疎外感や、憎しみが綴られるも割と開放的な監獄の中では粛々と過ごしていれば出獄できるはずで、頼みの綱である父親との約束事もあって出獄できる可能
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

3.6

アメリカンヒストリーXという代名詞を借りた人種差別における現代アメリカ史。
製作側のメッセージに比重を置いて、人物の心理描写は少しシンプルに前後を繋いでる感じがする。それ故に細かな心理の変化はあまり感
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悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

4.2

都合の良い心地よさなんか与えない。
新鮮に、斬新に感じたラスト。
汚職をテーマにしたクライムサスペンス。
良心と憎しみの加減が効いてる。
一線を超えてますよと俯瞰させてくれる一般的な感覚を持ち合わせた
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海街diary(2015年製作の映画)

3.8

原作が漫画ということもあってか日常の会話の台詞に微妙な不一致を覚えるも、いつのまにか気にしなくなってた。しかしとにかく4姉妹が綺麗すぎて生活感を感じない。
四季折々の自然景で中和して、端正な笑顔に満ち
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.6

出てくるほとんどの場所が薄暗く、薄汚れていて血みどろ。これも実話なのか。。
鬱屈した雰囲気。
答えをすでに明らかにされているのに犯人の異常さを間接的に小出しすることでより異常っぷりに拍車がかかっていく
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.5

B級風なモンスターパニックとウイルスパニック。
意外とブラックな可笑しさも挟み、笑って良いのかな?と迷いつつの型破りな物語の展開。

東京物語(1953年製作の映画)

4.3

子供に会いに東京へ遠路はるばるやってきた両親。
会話において話者を主体に正面から映し出し、切り替わるのが特徴的に思う。

70年以上前の話しなのに自身の家族内で見聞きしたような会話内容に痛いほど身に覚
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砂の器(1974年製作の映画)

4.5

身元不明の殺人事件。
東北弁のカメダという手がかりをもとにベテラン刑事と若手の刑事が事件を追う。
電車を乗り継いで、紙媒体をペラペラめくってと足を棒に着々と進展する捜査模様。
日本家屋や、青々とした自
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.5

福祉施設での性的虐待事件。

絞るような悲鳴とともに、陰惨に陰鬱に映像化された悪行から、徹底的に見せてやるという意図が感じられる。
あらゆる嫌悪が呼び覚まされてもなおこの嫌悪の底を掻いてくる。
腐り切
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

超越した力の見せ方が絶妙。
前二作では、リアルの一線をギリギリ越えるかどうかの間接的な力の描き方に半信半疑だった。
拭えない疑問に答えるかのように科学の名の下、はい、厨二病です。とことごとく論破される
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男と女(1966年製作の映画)

3.8

ダバダバダ
レーサーの男と映画作りに携わる女性。
喪失の過去を互いに持つ、惹かれるべくして惹かれあった2人。
白黒とカラーの使い分けによる空虚感、孤独感の演出に溶け合っているようで溶け合ってないもどか
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

嘲笑われた。ありがとうございました。
サイケデリックな音楽に乗っかって疾走感あるテンポ。
意外にアナログで現実でも疾走してる。
電車の車両という舞台にアバターを可視化させた、ネット上のやり取りはIT系
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.8

真実の裏の裏のそのまた裏の....
真実こねくり回し過ぎてゲシュタルト崩壊。
一つの出来事がコンパクト。
バッと散りばめられる伏線に目が離せない。
赤い照明の使い方が印象的。
死者の日という前置き、パ
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シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.8

残虐非道な実話を基にした幻想的なラブストーリー。
パノラマ、ワイドな撮影法に映し出される光景が透き通っていて綺麗。
ルナの力強い恋心が生む少女の抵抗。
ちっぽけな抵抗。
冷たい事実に光あれよ、2人は映
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永遠のこどもたち(2007年製作の映画)

4.0

見えない何かは大抵怖い。
見えたり見えなかったりするホラー演出もしっかり怖い。
しかし子供らしい痕跡が空想のオブラートとして現実世界を薄く包んでくれる。
見えない何かを信じ寄り添う時、温かさを伴った切
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ある戦慄(1967年製作の映画)

4.5

予想だにしなかった胸糞の悪さ。
何かしらの不平不満を抱いた人物たちが1組ずつ電車に乗り込んでゆく上で粒立った役者が揃う。 
この描写の描き方も少しの台詞に背景が想像できるような無駄のない会話だったりす
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.7

序盤のアマゾンたちの優雅でしなやかなアクションに惚れ惚れ。
誇り高い戦士たちの戦場から、足が欠け、精神が蝕まれるなど悲惨な戦場が描かれる。
悪を倒せば平和。
もはや古臭い?勧善懲悪をぶっ壊す。

ヘンリー(1986年製作の映画)

3.3

ヘンリールーカス。シリアルキラー。
レクター博士の元になったらしい人物。
知らなかった。
とにかく殺人に焦点が当てられ、ヘンリーの過去は軽く触れるだけ。
目に止めた人物が、次の瞬間には不穏な音楽と悲鳴
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.5

色んな関係者に怒られてしまえ笑。
軽いコメディ。お茶の間で気まずい雰囲気にはなりづらいので安心できます。

利己的なヴィランは七つの大罪に取り憑かれ、一方で何のために力を使うのかを導き出していく主人公
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.8

ヴェンジェンスからヴィクトリーまでの過程を紳士に知的な雰囲気で斬り進めていく。
カリスマ性を帯びていく姿はホアキンジョーカーと重なる点がある。
ミーム。
理念の継承。V、それは象徴として模倣者たちによ
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.8

神話っぽくて迫力あって胸熱。
オキシジェンデストロイヤーだって!
あ、あの音楽やん!
ラドンやん!私大興奮。

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.5

痛快な逃走劇。
今を生きたカップルたち。
盛者必衰の理に彼らの自由も無残に散っていった。
クライドの不能が治って完全な男と女の関係を結んでからの2人が映画の中で1番魅力的に見えた。

カジノ・ハウス(2017年製作の映画)

3.5

くっだらない笑
大人たちの本気のおふざけ。
ファイトクラブっぽいタイマンだったり
めちゃくちゃやってました。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

もしもあの時こうだったら。。
映画大好きなタランティーノの怨み節。
西部劇の知識も事件の詳しい事情もわからないけど、事件に対する底知れない怒りがタランティーノらしい暴力の根源にあるように思った。

イルマーレ(2001年製作の映画)

3.7

幻想的で清涼感と透明感に貫かれ、汚い心も洗われる。
今と比べるとクリアでない2000年当時の映像ですらも雰囲気に加担してエモさが増している。

ある会社員(2012年製作の映画)

3.5

どブラック企業。
冷静に考えると会社を退職させてくれ!とお願いしているだけ。
寡黙で不器用な仕事一筋の主人公。
この俳優さんの殺気立つ目がカッコ良かった。
近距離でのスタイリッシュなアクションと銃撃戦
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コーマ(1977年製作の映画)

3.5

親友が簡単な手術で昏睡状態に。
手術の不審な点を解明すべく1人の女性医師が立ち向かう。
芋づる式に謎が明らかになり、とんでもない核心にたどり着く。

日々のルーティンに感情は埋没し、もはや作業化してい
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

制約だらけの病院。無機的に響くお薬の時間です。

この支配からの卒業。
ピエロのように秩序をかき乱すジャックニコルソン。少し尖ったエネルギーを含んだ彼の行動そのものが希望であり生だった。

地獄(1960年製作の映画)

3.0

阿鼻叫喚の狂宴。
1時間ほどかけて人の愛憎が描かれた現世と閻魔様のお仕置きタイムに後半40分ほど。
女性の肢体を艶かしく映したショットや、白濁とした三途の川がすごく映えていて綺麗でした。
意外とグロい
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静かなる決闘(1949年製作の映画)

3.5

黒澤映画の色んな要素を感じることができる。
人物の対照的な構図。雨のシーン。
シンプルながらもその先の背景を考えてしまうような人物像。そして何か、一貫する芯のようなものがある。

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.5

無限に昇り続けるような多幸感は一体どこへ。
変わらずの会話劇の内容も変容して2人の変化が伺える。
9年が経ち現実に揉まれて「大人」になってしまった。
あの時点を今の瞬間に繋ぎ合わせてみるも、空気感や
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