りょうたさんの映画レビュー・感想・評価

りょうた

りょうた

NOVO/ノボ(2002年製作の映画)

3.0

5分しか記憶がもたない男の話。裸は多いけどそんなにエロくはない。
帰宅後に見始めて寝落ちして翌日続き、を繰り返してようやく見終わった結果、何も覚えてない。アナ・ムグラリスが綺麗。

キャット・シック・ブルース(2015年製作の映画)

3.4

愛猫を亡くした男は猫を生き返らせるため9人の女性を殺して血を集める。猫動画をバズらせた女は住所がばれ押し掛けた男に猫を殺された上レイプされる。ペットロスの集会で2人は出会う。
猫のマスクを被り鋭利な手
>>続きを読む

雪国(1965年製作の映画)

3.9

雪国の温泉地で出会い惹かれ合った男女。東京に妻子のある男はやがて帰るが、半年後に再びこの温泉宿を訪れると女は芸者になっていた。
物語はそこまでドラマティックでもないのに、こんなに余韻を残すのはひとえに
>>続きを読む

古都(1963年製作の映画)

4.0

呉服問屋で何不自由なく育てられた捨て子の千重子が祇園祭の夜、生き別れた双子の姉妹苗子と出会う。
一人二役の岩下志麻の美しさ。化粧や髪型の違いで別人のように見える。京都の四季折々の美しい景観と重なって、
>>続きを読む

LOVE【3D】(2015年製作の映画)

3.5

妻子と暮らす男が元カノの失踪を知り、2年間の彼女との日々を思い出す。
しょうがないことだけど、初っ端からボカシは萎えるなぁ。別れた後にSEXのことを思い出すにしても回想シーンそればっか。多少変態的なこ
>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.5

インドで迷子になった、口のきけない6歳のパキスタンの少女を家族の元に送り届けようとお人好しの男が奮闘する。
宗教問題とか国家間の対立とか抜きにして、とてもいい話。インド映画だから長いけど展開に無駄がな
>>続きを読む

死よ、万歳(1971年製作の映画)

2.0

内戦時のスペイン。母の密告によって父をファシストに連行された少年の見る夢。
カルト映画たくさん見てきたし好きなのもいっぱいあるけどこれはダメだった。まずストーリーに全然惹かれないし、少年の妄想っぽい赤
>>続きを読む

今年の恋(1962年製作の映画)

3.9

仲の良い高校生2人は共に成績が悪い。それぞれの兄と姉は成績が悪いのは友達のせいだと思ってる。お互いの弟の教育を巡って対立する2人が弟たちを迎えに行く熱海までのドライブをきっかけにやがて惹かれ合う。
>>続きを読む

痴人の愛(1967年製作の映画)

3.7

酒を飲まず趣味もない真面目な男。実は若い女を家に置き自分好みに飼育していた。やがて結婚すると女は豹変。金は使うし若い男たちと遊びまくり。それを知った夫はブチ切れて女を家から追い出す。
年上で真面目な夫
>>続きを読む

北斎漫画(1981年製作の映画)

3.3

葛飾北斎が「蛸と海女」を描くまでの話。映画自体大して面白くないけど、女優2人の脱ぎっぷりの良さに感心してしまいました。とってもおキレイで。老人になってからが意外に長く、ここのやり取りがコントみたいに見>>続きを読む

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.8

京劇の舞台『覇王別姫』で人気を博し、日中戦争から文化大革命までの激動の時代を生きた二人の役者、程蝶衣と段小樓の物語。
鑑賞二度目。昔見た時は集中していなかったのか、長いなという印象しかなかったが、見直
>>続きを読む

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

4.0

忌わしい過去と決別するため母親の生家に越してきた母親と4人の子供たち。ようやく訪れた平和の中暮らす5人家族だったが母親が病死、そこに奴が現れる。それから6ヶ月後、4人兄妹は屋根裏に潜む何かの存在に怯え>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

母親の望むように体操の大会での優勝を目指し練習に励むティンヤは、森で見つけた卵をベッドで温めていると遂にそれは孵化する。最初鳥だったそれはやがてティンヤの姿へと形を変える。
偽りの完璧な家族の動画を撮
>>続きを読む

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.0

デブでいじめられっ子のサラは、ある日プールに行くといじめっ子の女子3人組と遭遇、服や荷物を奪われ水着で帰る途中、車が3人を誘拐して連れ去るのを目撃する。
いじめっ子に復讐する話だと勝手に思い込んでたら
>>続きを読む

風が吹くとき(1986年製作の映画)

3.8

イギリスの片田舎で暮らす老夫婦。戦争が始まりそうだということで政府のパンフレットに沿って家の中にシェルターを設置、そこに核爆弾が投下。辛くも生き延びた2人だったが、放射能の影響で次第に衰弱していく。>>続きを読む

女は二度生まれる(1961年製作の映画)

3.9

神楽坂にかつて存在していた花街。そこで唄も踊りもできず、不見転芸者として日銭を稼ぐ小えん。置屋が営業停止となり銀座のバーに移ると、芸者時代の客と再会しそのまま妾となる。しかしその男は病気を患いやがて死>>続きを読む

秋津温泉(1962年製作の映画)

3.8

結核に冒され秋津温泉に流れ着いた青年と温泉宿の娘の17年にわたる恋。可愛くて儚げな岡田茉莉子にやられた。一方の長門裕之はすぐ死にたいとか言って呑んだくれて何がいいんだか。美しい景色に切ないラスト。ちょ>>続きを読む

怪談累が渕(かさねがふち)(1960年製作の映画)

3.5

中川信夫版と比べると、豊志賀の顔の傷が控えめだったりあまり怖くはない。最後の累ヶ淵のシーンももっと派手にやってほしい。でもまあ宗悦を中村鴈治郎が演じてるってだけでも見る価値はあった。

赤毛のアン/完全版(1986年製作の映画)

4.4

想像力豊かで自由奔放、頭が良くてチャーミング。みんながアンを大好きになるのがよくわかる。度々騒ぎを起こすアンの奔放さに翻弄されて怒っても、基本みんないい人だし結局はみんなから愛されるアン。髪をからかっ>>続きを読む

悪魔の微笑み(1972年製作の映画)

4.2

記憶を失くし精神病院に入れられた男。会いに来た女性を見ると怯えて取り乱し、そこから起きたことを思い出していく。
女性を避けようとして事故を起こし、泊めてもらった森の中の一軒家での恐怖の体験。魔女を倒す
>>続きを読む

陰獣の森/ふりむくな!忍びよる殺人鬼の影(1981年製作の映画)

3.7

森でキャンプをする4人の若者が、その森に住む殺人鬼に襲われ復讐する話。本当それだけ。何の捻りもなく単純明快。セリフが聞き取れないとか何の問題もない。
4人のキャンパー以外は画面に登場するや否や殺される
>>続きを読む

ヘルマザー/鮮血の愛(1987年製作の映画)

3.4

絵画展で自分そっくりの肖像画を見つけたテッド。作者のアーリーンに会うと実の母親で、亡くなった夫を描いた絵だとわかる。パーティーに呼ばれ妻を伴って行くが、妻は殺されテッドはベッドに縛り付けられて監禁され>>続きを読む

When Evil Lurks(英題)(2023年製作の映画)

4.2

悪魔に取り憑かれた男をトラックに乗せて捨てに行くが男は消える。途中少年を轢きかけた時に落下したか?まあいっかってことで放置してると、悪魔が人々の心を侵食し悲劇が連鎖していく。
よくないことが起きそうな
>>続きを読む

Famine(原題)(2011年製作の映画)

3.3

イケメン教師が硫酸を被り姿を消してから5年。単位のためにチャリティーの断食イベントに参加したバカ生徒たちがマスコットの着ぐるみを着た殺人鬼に殺されていく。
ほとんど何言ってるかわからないけど、すぐに大
>>続きを読む

ナイトメア(1981年製作の映画)

3.5

SMプレイに興じる両親を斧で惨殺した男が精神を病み、大人になって再び殺人の衝動に駆られる。
とりあえず斧で母親の首をぶった斬る少年のインパクト。これに尽きる。謎に銃の扱いが上手い少年に、あれだけ撃たれ
>>続きを読む

キルボット(1986年製作の映画)

3.1

閉店後のショッピングモールでパーティーしイチャイチャする若者たちを暴走した警備ロボットが襲う。
ロボットが発するレーザーのビジュアルがとにかくダサい。でも頭部が木っ端微塵とか破壊力はすごい。一応ホラー
>>続きを読む

清作の妻(1965年製作の映画)

4.3

老人の妾として生きていたお兼は、老人が亡くなったことで遺産を相続し母親と共に村に帰るが村八分にされてしまう。そこに模範青年の清作が除隊し村に帰ってくる。お兼と清作は周囲の反対を押し切り愛し合うようにな>>続きを読む

曽根崎心中(1978年製作の映画)

3.8

醤油問屋の手代徳兵衛は、将来を約束した女郎お初のために叔父の持ってきた縁談を断る。母親に渡してあるという銀二貫を叔父に返すため勘当同然で取り返すも、知り合いの九平次に懇願され貸してしまうが裏切られお初>>続きを読む

心中天網島(1969年製作の映画)

4.2

近松門左衛門による人形浄瑠璃の映像化。紙屋治兵衛は馴染みの曽根崎新地の女郎小春と心中の誓いを立てる。案じた治兵衛の兄粉屋孫右衛門が侍に扮して小春に会い、弟の曽根崎通いを辞めさせようと画策する。
黒子が
>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.7

韓国映画のリメイク。これがなかなかよかった。岡田准一も綾野剛もいい演技してる。岡田准一の微妙にコミカルな感じ入れてくるのがうまい。綾野剛は普通にやばい。オリジナルと違ってヤクザがストーリーに絡んでくる>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.8

男を轢いて死なせた刑事。なんとか隠蔽したが、それを見ていた男がいた。その男に脅され死体を引き渡そうとするも、陰謀に気付きその男との直接対決に挑んでいく。
コンテナを落とすところとかどうしたって都合良す
>>続きを読む

BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ(2022年製作の映画)

3.7

若者たちがパーティーして騒いで誰かが殺され、更に犠牲者が増えていくっていうよくあるやつ。疑心暗鬼になって罵り合ってってのもありがちだし、銃の暴発も予想通り。このパターンね、なんて思って見てたけど想定外>>続きを読む

怪談かさねが渕(1957年製作の映画)

4.0

金貸しの宗悦が取り立てに行ったところ旗本に殺されてしまう。怨霊となった宗悦が旗本を殺し20年後、それぞれの息子と娘が出会い恋に落ちる。親子二代に渡る怨念の物語。
圓朝による怪談噺。断ち切れない因縁。宗
>>続きを読む

浮草(1959年製作の映画)

4.4

志摩半島の港町にやって来た旅回りの一座。その町は座長の昔の女と二人の間にできた息子が暮らしているが、父親であることは明かさず叔父さんということになっている。座長の怪しい動きに気付いた連れ合いが、妹分の>>続きを読む

しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.3

舞台は団地の一室。勤める芸能プロの金を横領した息子、作家の妾となった娘、悪事を承知し更に金を巻き上げようと企む両親。そこに芸能プロの会計係の女性がやってくる。彼女こそ本当の悪者で、息子をたらし込み金を>>続きを読む

妻は告白する(1961年製作の映画)

3.8

登山中の事故で夫を失った妻。2人の体を結ぶザイルを切ったことにより夫は転落死しもう1人若い男と助かったが、これは緊急避難かそれとも殺意があったのかが法廷で争われる。
年の離れた夫との結婚生活に不満があ
>>続きを読む