ナベさんの映画レビュー・感想・評価

ナベ

ナベ

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.5

ここまでこの作品に対して感情移入すると思っていなかった。

映画には、当事者でなくても、観る人に当事者意識を持たせる力があると思う。
それが個人的なストーリーを通してだと尚更。その力を感じさせられる作
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

最近の彼の作品と比べるとシンプルなんだけど、これがデビュー作って凄いわ。
普通にハラハラした。

この頃から彼の構成スタイルを確立していて、やっぱり個性がはっきりしている監督はデビュー作の時点から出来
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

予告で観たよりドラマチックさが無くびっくり。オリジナルのB級感を所々入れつつも、ちょっとストーリーがシリアス寄りで、そのバランスが上手く作用していないように感じました。

そしてラスボス意外と弱すぎて
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ブルックリンでオペラを(2023年製作の映画)

3.5

何だかものすごく生温かく、リアルだった。
人間って時にアグリーな感情を抱くし、その場の感情に圧倒されてロクな判断だができないし、それをやさしい眼差しで切り取ってくれていた。

これくらい複雑なのが人間
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

2回目というのと字幕があったことでだいぶ理解ができ、とても興味深い内容だし、描き方だし、改めてこの映画の凄さを体感しました。

1回目、映像美とサウンドデザインに圧倒され、2回目で、編集の凄さを思い知
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

5.0

念願のオリジナル1作品目映画館鑑賞。
胸の高まりが抑えられない!
最初から最後まで大好きなシーンを胸に留めながら、何回も観てるのに普通にビビって、地に足がつけられないくらいの高揚感を感じてました。
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ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.0

ケータイのメロディーといい、シリーズの中でアイコニックな要素を確立していけるジュラシックパークがとても好きです。

ビリーってこんなカッコよかったっけ。

2022/07/24
星3★★★☆☆
家族愛
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.5

これ、ちゃんとおさらいしてから観た方がいい。
言ってしまえばオリジナルのストーリーと変わらないけれど、それを「家族」をブリッジにノスタルジックでエモーショナルな形で昇華してる。
オリジナル当時の視聴者
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

2.5

これもこれで中々おちゃめなパロディーって感じでよかった。
オリジナルキャストの出演シーンは堪らんな!

ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.0

メッセージ性があって素敵。
ニューヨークを舞台としてもコンテクストとしてもうまく使っている感じ。

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.5

やっぱりこのポップさが堪らんな。
とてもアイコニックで好きです。

13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

3.0

マークラファロが心は子供、身体は大人の女性の相手ってちょっと聞き覚えありませんか???
この映画ではいい人役だが
マークラファロっていい人も悪い奴も演じられるけど、彼の特徴的なちょい気だるい感じは両方
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

観る前のこのドキドキ感。
周りもソワソワしていて、やっぱり今を代表するSF大作だよなあとしみじみ。
いや普通に最高のエンターテイメントでそれでしか言いようがない。
純粋に余計な思考だとか考察とか無しに
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COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)

3.0

それぞれのドラマーのドラムに対する想いとドラム(と音楽)の歴史が織り交ぜて語られていて面白かった。

女性ドラマーだけが語るテーマの部分とても好きだった。
男性は女性とやりたいからバンドマンになるけど
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.5

人生で初めてスクリーンで観たジュラシックパークはそれはそれはものすごい。
これは普通に驚くし声出しちゃう。
後半の下からラプトルまじビビった。
映画館で観るために作られたんだなって映画の意義を改めて再
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セッション(2014年製作の映画)

5.0

いつ観ても最後のシーンは痺れるなあ。
文字通り身体全身で痺れる。

音楽に合わせたカット割りが本当にかっこいいんだけど、パーソナルな気持ちに寄り添う時の手持ちカットも素敵と気づいた。

坂本龍一監修の
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.0

面白かった!
意外と捻られたプロットで楽しめた。

サントラが良い。
テーマソングもアイコニックで良い!

ロッタちゃん はじめてのおつかい 2Kリマスター版(1993年製作の映画)

4.0

心が温まった🥹🥹🥹
ロッタの言動にクスッと笑っちゃうし、彼女の素直さに涙が込み上げてきちゃうような場面もある。
おちゃめで自信たっぷり、遊び心を忘れず、自分に正直。
私もかつて、そうだった気がする。
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

2.5

意外と面白かった。
序盤ダコタ節炸裂してて楽しかった。

けどペルー辺りから急にシリアスになってしまったの逆に滑稽に見えたし、最後のマダムウェブのトーンが急激に変わり過ぎてもはやコメディーだった。
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

巧妙に現実とファンタジーの狭間を行き来し、最初から最後まで非常に不穏な気持ちにさせられる作品。
ボーの偏執とも言える世界への眼差しには恐怖を超えて笑ってしまうほど。
なんだけどちょっと共感できてしまう
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

画面も音もデカければでかいほどいい!という言葉がピッタリ。
「映画館で」映画を観るという体験の醍醐味を詰め込んだ作品でした。
とりあえずこの作品の凄さを身体で感じた。震えと感動が止まらなかった。
大地
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

2.5

最後のカタルシスはいいね〜
からのテーマ曲はさすがでした。
ブロマンスが素敵。

コメディーで笑えるとあったのでそう構えてみたけど、思ったより笑いのレベルが小中学生な感じのおふざけだった。笑
90年代
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ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

2.5

いつになったら私はゴダールを理解できるようになるのだろうか。という気持ちを込めて2.5。

ミレニアム・マンボ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

2.5

カタルシスが湧き上がりそうで湧き上がらなかった。
もはや最初のシーンが1番良かったかも。笑

雰囲気はとても好きだったんだけど、いまいち何がしたかったのかわからなかった。

テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

3.5

ラストで一気に泣いた。
最上級のシスターフッド映画だった。
観た人は最後で間違えなくやられるはず。

男性と権力に全力で反抗するテルマとルイーズがとても力強い。少々アメリカ式だけど。
90年代にこんな
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.0

ヨルゴス監督は世界観の作り方が絶妙に現実と空想の狭間で凄い。想像力に感銘する。
ただ、本作はただ不穏だし、ほんとトラウマ。
もう一回哀れなるものたち観たいです。

ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター(1980年製作の映画)

2.5

レゲエを感じたくて観たけど演出の仕方なのか、私の興味のレベルが低いのか寝かけた。
けど映画自体レゲエの背景を語ってくれるし、街中を映し出すドキュメンタリー要素が良くて、演奏シーンより起きて観てた。
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.0

こんな設定思いつく想像力ほんと凄いわ。
ほんと気分悪くなるし(褒めてる)、社会の痛いとこ突いてる。

もう2度と観たく無いけど1度は観て良かったです。

ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

2.5

画力が強い。
セッティングがとても印象的。
最後ももちろんだけど、水に浸ってる建物のシーンが一番好き。
ストーカーにも出てきた感じ。

タルコフスキーは他にストーカーしか観たことないけど、この陰湿な空
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

3.5

ステージのエネルギーとカオスに心が満ち足りました!!
アメリカンユートピアで感じたエナジーを思い出し、Slippery Peopleきた瞬間涙が止まらなかった〜

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.5

耐えられず一気見しました。

3部作を通して2人の成長が感じられる😭
というかこれがrelationshipの成長の仕方なんだな〜としみじみ。
そしてそれがお互いの風貌にも現れているのがとても良い。
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.0

一度恋した相手と久々に再会して変わらず気兼ねなく話せるこの感じとても良い。
思わず自分に重ね合わせてめちゃ良いやん〜と浸っていた。
ただこの2人の間には小さな炎が灯っていて、、、次作が気になりすぎる!
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

5.0

気づけば2人の世界にどっぷり浸かっていた密な会話に溶け込む102分間。
お互いの眼差しだとか、身体、会話の間にある空気感がたまらなくもどかしくて愛おしい。きゅんきゅんが大爆発した。
この空間を作り出し
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カラーパープル(2023年製作の映画)

2.5

ミュージカルということもあったからか、思ったより内容の割にライトな展開の映画だった。
普段はミュージカル好きだけど、ミュージカル要素的にグッとくるものも個人的にあまりなかったのが正直なところ。。。
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Here(2023年製作の映画)

3.5

Ghost Tropicと違って少しのアップダウンすらもないんだけど、最後がとても印象的でした。ちょっとしたカタルシス。

ドラマチックでは無いけれど、愛おしい日常の中のちょっとした冒険とトキメキ。
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

3.5

主人公の帰宅を優しく見守る、
一夜のささやかな大冒険。
寝静まった夜の街ほど美しいものはないです。
アコギの美しいサウンドと共に酔いしれる。

一夜の間で主人公、主人公が出会った人々、街の一部が垣間見
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