竜どんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

竜どん

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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

4.0

ピクサーずるいよなー。
『トイ・ストーリー』シリーズメインキャラ・バズの元ネタ映画のリアル映画化。流石はディズニー潤沢な制作費で下手な実写SFよりも心躍る派手な画作りと少々クドい位のコミカル演出は大人
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からかい上手の高木さん(2022年製作の映画)

3.8

尊い。甘酸っぱ過ぎるにも程がある。
原作・TV版に比べても高木さんの西片好き好き光線が前のめり過ぎて慣れてない方は「何なんだよー!」ってなること請け合い☆ピュアピュアな中学生らしい恋愛模様を生温かい目
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a-ha THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.5

モートン ポール マグネ
曲作りの定義・アーティストとしての哲学を各々が確立しており、友情ではなく音楽を通しての絆を以って「a-ha」を形作ってきた歴史の重みとプロ意識に感嘆。当時は楽曲にしか興味が無
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クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち(2015年製作の映画)

3.5

レイ・ハリーハウゼン
ジョージ・A・ロメロ
リック・ベイカー
トム・サビーニ
ジム・ヘンソン
次点でスクリーミング・マッド・ジョージとか
学生時代映研にて特撮・ホラーばっかり撮ってた自分にとって彼らは
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

好きを、つらぬけ。
メッチャクチャささりましたねコレは。
自分自身近い業界に身を置いているので、『SHIROBAKO』『ポンポさん』等作り手目線の業界裏舞台は大好物。

アニメや映画という創作物の正に
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

36年という時を経て実現したドッグファイト映画の金字塔『トップガン』の正統続編。トム・クルーズといえば最近の若いコからしたら『MI』なのかもしれないが、自分からしたらやっぱり『トップガン』のマーヴェリ>>続きを読む

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

3.8

初めて『ローマの休日』でヘップバーンを観た時の衝撃は忘れられません。モノクロの画面の中で彼女にだけ鮮やかな色彩が付いた様だった。作中に「ふわふわした役柄に〈重力〉を与える」という言があったが、彼女の美>>続きを読む

フォーエバー・パージ(2021年製作の映画)

3.3

SDGsが叫ばれる中この様なテーマの作品が恒常的にシリーズ化されているのは人種差別・移民政策・格差社会といった諸問題がアメリカに根強く残っているからだろうか。
本作自体にそれ程深いメッセージ性は無いも
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ウォーハント 魔界戦線(2022年製作の映画)

2.4

ヒドいね。
ここ数年劇場で観た中じゃダントツに駄作。
B級にはB級にしかない面白さがあると思うのですよ。ナチス・魔女・稀覯本・生命の木・ミッキーローク笑…B級作品的面白さを盛り上げそうな要素を揃えなが
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.2

ホラー映画として全く怖くないし、VFXも自主制作レベル、キャスト全般の演技も学芸会か?という出来だが、想像していたモノとは全く別のベクトルに話が進みある意味俄然面白かった。作品の世界観そのものももっと>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.6

南北朝時代能楽の大家観阿弥と人気を二分した幻の能楽師犬王こと道阿弥の生涯を描く。
FunkyかつGroovy感がスゴい。伝統芸能には伝統芸能の良さがあるとは思うが、当時こんな狂騒エンタメを見せられちゃ
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.8

ハサウェイ第二部かと思いきやよもやよもやの『ククルス・ドアン』。メガホン・キャラデも安彦御大が自ら取り世界観的には『ORIGIN』か(TV版とは歴史推移が違うのでリュウが消えてスレッガーがその立ち位置>>続きを読む

バブル(2022年製作の映画)

3.0

色々と惜しいカンジ。『人魚姫』をモチーフにしているが「童話」の悪い所が顕在化してしまっている。原典同様王子立ち位置ヒビキと人魚姫ウタの関係性が非常に希薄で感情移入しにくい。二人の仲を盛り上げる強力なエ>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.5

いや〜面白かった。
巨大ヒーローのエポックメイキング的地位に君臨する『ウルトラマン』。シリーズとしては未だ新作が発表されるも、所謂初代リメイクに手を出す者かいなかったのはそれだけその完成度の高さ故ハー
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流浪の月(2022年製作の映画)

2.7

原作未読。文と更紗当事者同士にしか分からない心の触れ合いとそれを許さない不寛容な社会の軋轢を重く厳しく描く作品だとばかり思っていたので…うーむスイマセン全く理解出来ませんでした。物語の骨子ともいうべき>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

独善的で寡数切り捨て型合理思考のストレンジがマルチバース他次元の自分自身の姿を鑑みて、他者を顧み且つ他者との繋がりに目覚め始める展開は「仲間大好き」MCU作品として上手い。物語は敵キャラの行動原理が人>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.8

原作未読。相変わらず白石監督は人間の嫌な部分を抽出するのが上手い。阿部サダの人当たりの良い仮面を被った偏執的秩序型高知能犯の榛村はピッタリのキャスティング(しかしながらハマり役過ぎて逆に意外性が無く感>>続きを読む

N号棟(2021年製作の映画)

2.0

怪作。最近観た中じゃダントツに変な作品。
導入はJホラーっぽいジメジメした心霊系な感じで始まるのだが、ゾロゾロと団地住人が集まり始めてからは混沌(カオス)。『ミッドサマー』や『ゲットアウト』の如き同調
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KKKをぶっ飛ばせ!(2020年製作の映画)

2.8

いつも通り安心安定Z級TOCANAブランドのクソ映画。
この手の作品にありがちな「人種差別」問題提起的社会性はどこへやら下衆な作りに終始していて逆に好感が持てますねw
ただ狩る側↔狩られる側どちらのキ
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.8

飛行機翼に取り付くグレムリンというとジョージ・ミラー劇場版『トワイライトゾーン』を思い出しますが、本作の方が必要以上にはっちゃけててある意味数段面白い。
80年代B級ホラーの臭いプンプン↗↗グレムリン
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.4

もっと心的内面的恐怖の象徴として「孵化」が描かれる作品かと予測していたのだが、結構ド直球クリーチャーホラーでしたね。他者に歪な愛情を強制する母親もそれに合わせる家族も気持ち悪かったけど、主人公ティンヤ>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.1

事前情報0イオンシネマ無料クーポン期限が押し迫ってたので何となくチョイスしたのだが、想定外に傑作。
もっと宗教間対立を中心にベルファスト住民同士の疑心暗鬼的鬱展開が続くかと思いきや、綺麗事や理想だけで
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.8

プライベートが超多忙となりレビューを書く時間がここ数ヶ月まともにとれてません。印象が薄れてしまったので再度鑑賞したらレビューしまーす。

ポゼッサー(2020年製作の映画)

3.8

偉(異)大な親父の影響を受けつつも、自らの美意識と拘りで世界観を作り出している息子クローネンバーグに好感。
意識乗っ取りというプロットは数多存在するし宿主の乗っ取り側への逆襲もありがち展開ではあるが、
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グッバイ、ドン・グリーズ!(2022年製作の映画)

3.4

あまりハマらなかった。
イケてないズッコケ三人組のひと夏の冒険譚…というともっとワクワク感が高まりそうなものだが、三人の相互関係性が希薄で「仲間感」が弱い。『宇宙よりも〜』に感涙できたのはTV枠という
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真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

3.3

Jホラーとスプラッターの相性はあまりよろしくないのは分かっていたが、それを強引に押し進める想像の斜め上をいくいい加減な展開はこれはこれで嫌いではない(むしろ好物)。『事故物件』というタイトルから通常は>>続きを読む

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.8

設定自体は柳田理科男著『空想科学読本』の如く非科学的存在を如何に科学的/現実的に処理するかをエンタメに落とし込むかがミソの筈だが、デウス・エクス・マキナというちゃぶ台返しオチは興醒め。変なファンタジー>>続きを読む

牛首村(2022年製作の映画)

2.9

『ヴィレッジユニバース』シリーズ第3弾。懲りずに観に行ってきましたが相変わらず清水崇は「変な映画」≒「駄目な映画」撮るなぁ。再度転生アッキーナの導入からの雰囲気は悪くないのに氏の作品はどうして最初のホ>>続きを読む

ノイズ(2022年製作の映画)

2.9

長閑な離島に放り込まれた小さな〈noise(波紋)〉が更なる波紋を呼び、嘘が嘘を重ね「崩壊」へと向かうサスペンススリラー。原作未読。
藤原竜也の大仰な演技、漫画原作というのもあってか町長のくだり辺りか
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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

3.5

作品の雰囲気自体は原作『BIOHAZARD』に忠実過ぎる程忠実でゲームに対する強い愛を感じる。変にスーパーマン化してしまったミラジョボアリ○無双版より本作の方が私は好み。
洋館や警察署・フロア設置の小
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

ちょっと思い出しただけ
ふと心によぎる思い出は誰にでもある筈。
誕生日という何でもないけど特別な日を基点とした時間軸の使い方がとても上手い。ラストに向けて恋人達のテンションが上がっていくこんな描き方が
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マーシー・ブラック(2019年製作の映画)

3.0

マーシー・ブラックさんは都市伝説として拡散するにはビジュアルも設定も少々パンチ力不足。
ホラーと思いきやミステリーと思いきや矢張りホラー…みたいな二転三転する展開がサプライズとしてあまり機能しておらず
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マザーズ(2016年製作の映画)

3.1

アリ・アッバシ監督は前作(製作は本作が先)『ボーダー』でもそうだったが、「懐妊」に対してかなりの(歪んだ)思い入れがある様だ。本来幸福の象徴たる赤子を胎内に巣食う「怪物」の如く忌避し始めるエレナと自ら>>続きを読む

TUBE チューブ 死の脱出(2020年製作の映画)

3.6

恐怖症と云う程ではないが閉所は苦手である。特に本作の如く身動きもままならぬ状態で見えないゴールを目指すなんて想像しただけで背筋がゾワゾワする。
設定自体は『CUBE』に酷似しているが、矢継ぎ早に展開す
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