RYUTAROさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.9

鑑賞後、不思議な多幸感のある作品でした。終始テンポよくコミカルな演出で、終盤の出来過ぎな展開も楽しく見れました。

登場人物のキャラクターが立っていて、特にナンパ師役のライアン・ゴズリングがカッコ良す
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.1

まず、人の命が理不尽に失われるので、グロい描写が苦手、身近な人の死にトラウマがある方は見ない方が良いと思います。

いわゆるホラーやスプラッターではなく、監督いわく恋愛映画であるそうですが、これまでに
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.7

登場人物の背景がわからないような演出になっていて、発言の真偽や利害関係などあれこれ考えながら観ると楽しめると思います

ワンシチュエーションの会話劇で、ブラックジョーク?に溢れた小気味良い会話に引き込
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.8

ナチスドイツのかつての捕虜であり家族を殺された主人公が、認知症と戦いながらも手紙を頼りに、その犯人に復讐を果たすための旅をするというシンプルなストーリーです

犯人探しの過程で様々な人に出会い、ナチス
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.4

未来のために時間を遡り奔走する

ストーリー展開がとにかく早くて、少し気を抜くと置いていかれてしまいます。観賞後にネットの考察を見るまで、時間軸がどのように進んでいるのか把握できませんでした。

しか
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.6

売れない芸人がテレビの企画のために事故物件に住んで、心霊現象を撮影しようとする

ストーリーも演出も想像以上のことは起きません

そうなるだろうなということをずっと見せられる感じ

終盤の霊?との直接
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.6

役者陣の感情的な演技が良くて、娘を探す主人公への感情移入、何が起こるか分からない緊張感から作品へ没入できました

犯人の動機にはいまいち釈然としない印象だったのですが、宗教がテーマであるようで、登場人
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.7

終始暗い雰囲気で、引きの多いカメラワークと音楽が緊張感を引き立てていてハラハラした

不条理によって家族がじわじわと絶望の淵に追い込まれていき最後まで救いがなく後味が悪い、答え合わせのないモヤモヤ感も
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.6

意図せず山小屋に集まった見ず知らずの男女の関係が明らかになっていく

序盤から中盤で張られた伏線が後半で一気に回収されていくのが気持ちよかった

世にも奇妙な物語的な異世界の提示によって今生きる現実と
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来る(2018年製作の映画)

3.6

ホラー映画だけどプロモーションも含め作品内で使われてる演出がいわゆるジャパニーズホラー的なじめじめとしたものはなく、中島哲也監督特有のアーティスティックでキャッチャーなもので不思議な印象だった

ジャ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

自分にもあった無謀で青臭くて怖いものなんてなくてなんでも出来ると思っていた頃のことを思い出させてくれる作品

いつからか、周りに合わせて”普通でいること“に安住して、自分になんか出来るわけないと限界を
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フィラデルフィア(1993年製作の映画)

3.5

エイズを理由に事務所を解雇された弁護士が、自身の尊厳と自由のために裁判で元上司と闘うドラマ。

この世界にはエイズ感染者に対する差別だけでなく、人種差別や性差別といったあらゆる差別や偏見が蔓延していて
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.8

ある事件の現場に遭遇した盲目の元警察官が、もう1人の目撃者と共に犯人を探るクライムサスペンスです。

主人公が失明する原因ともなる過去の出来事と向き合いながら現代社会で生きる姿とその他の日本に蔓延する
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.8

ポン引きのジャック、DJのザック、イタリア人のボブが刑務所で出会い脱獄する。

シンプルなストーリーですが、性格の違う三人の遊び心のある会話とシーンが連なり、間延びせずに見れました。

三人の絆がだん
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ヴィレッジ(2004年製作の映画)

3.5

ある村の風習と隠された秘密をめぐる話。

全体に童話的な世界観が表現されていて、落ち着いた色調の村や森の中に出てくる赤や黄色のモチーフがよく映えていて印象的でした。終始暗い雰囲気が漂っていますが、ラス
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.9

1950年代の映画ですが古臭さはなくむしろ新鮮で、現代でも色あせない女性の普遍性なテーマが感じられる作品でした。

セットやファッションも素敵で、当時のカルチャーに影響を与えた作品なのだろうと思いまし
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レインマン(1988年製作の映画)

4.0

兄弟の再開と再生の物語。

仕事人間のチャーリーがレイモンドに会って、だんだんと人のために行動するようになっていく様子が素敵でした。カフェでのシロップの下りがほっこりして好きです。

ラストもへんにオ
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ソウ(2004年製作の映画)

3.7

ソウ2、3から見てから本作を観ましたが、2以降でのスプラッター要素は控えめで、割としっかりとしたミステリーだったので意外でした。

登場人物の行動などやや突っ込みたくなるところはありますが、終盤の畳み
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