みかんぼうやさんの映画レビュー・感想・評価

みかんぼうや

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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.3

【次々と展開されるシュールで奇天烈な映により構築されるユニークな世界観に魅了されるも、ストーリー展開にはハマりきれず。】

カルト的人気を博している有名SF作品。「イレイザー・ヘッド」や「まぼろしの市
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.7

【予想以上に不快なシーンと不快な展開の連続なのに、それを通じて追い詰められた人間の生活の生々しさと力強さを炙り出す作風の虜になる。】

いや、これはエグいぞ。なかなか正気の沙汰ではない。「さがす」でい
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第三の男(1949年製作の映画)

3.2

【期待値が上がるまくる映画ランキング上位常連作品の宿命。思いのほかオーソドックスな内容に伝説的作品と知りつつも消化不良気味】

あらゆる映画ランキングの上位に必ず名前が挙がる伝説的作品ゆえに、いやが上
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.2

【中国激動の時代にしてなお、伝統とともに生きる京劇人の不器用なまでの不変的な生き様と愛。中国の歴史、伝統文化、芸術が紡ぐ中国映画の最高峰】

以前半分近くまで観たことはあった作品だが、急遽外出せねばな
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前科者(2022年製作の映画)

3.3

【前科者の更生の難しさを扱う社会派作品を想像していた故に、期待値とのギャップを最後まで感じ続けてしまったクライムサスペンス】

「空白」を見放題で見逃した後悔から、同じく劇場公開時のTVプロモーション
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人情紙風船(1937年製作の映画)

3.7

【まさに紙風船のような人々の繋がりを描く、江戸時代の下町の日々をドキュメンタリータッチで切り取ったようなリアルさを持つ、個人的に新感覚の時代劇】

なんでしょう、この感覚。うまく言えないのですが、どこ
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.9

【作品の意図にそぐわない邦題と宣伝文句に強い違和感を感じるも、本当に辛く苦しい時こそ一番身近な存在に打ち明けられない心理的ジレンマを描いた秀作】

最近、アマプラは新作見放題が凄い!と思いつつ、結構な
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.1

【非常に重い社会派テーマを絶妙なバランスのエンタメ性で観やすく描き上げる、人権分離法下のアメリカ南部、黒人差別における人間の“防衛本能”的同調圧力に立ち向かう女性たちの奮闘記】


天心VS武尊の世紀
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近松物語(1954年製作の映画)

3.4

【王道な色恋駆け落ち物として面白いものの、「雨月物語」により上がり過ぎた期待値ゆえにどうしても感じてしまう物足りなさ】

「雨月物語」以来の溝口作品2作目。「雨月物語」が期待以上に面白く大好きな作品で
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.1

【主演2人の演技が作り上げるキャラクターの魅力にただただ惹きつけられる。コロナ禍の東京に生きる若者たちの実像を描く和製ジム・ジャームッシュ的作品】

結構最近公開した映画として気になっていた映画だと思
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インテリア(1978年製作の映画)

3.6

【ベルイマンの世界観と思想を翻訳してくれたようなウディ・アレンのベルイマンオマージュである本作を通じて、ベルイマンの芸術性に改めて気づかされる】

本作を観る直前に観たイングマール・ベルイマンの「叫び
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

2.2

【数々の賞を受賞している本作に面白さを感じられず、自分の洞察力と芸術的感覚に疑問符】

最近、シンプルで分かりやすい作品を中心に観ていた反動か、急に小難しめ?の作品を観たいと思い、久しぶりのベルイマン
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夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)

4.2

【エンリオ・モリコーネは最高の映画作曲家と確信する、彼の甘く切ない美旋律マジックとレオーネの描く泥臭い男の友情と裏切りに満ちた化学反応が作る極上の人間ドラマ】

ずるいわ~、このセルジオ・レオーネ演出
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靴ひも(2018年製作の映画)

3.6

【宗教、文化的観念を抜きに、純粋に父子の絆を描くイスラエル発の実話ベース感動ヒューマンドラマ】

イスラエルの映画を観るのは恐らく初めてでしょうか。イスラエルと聞くと、パレスチナとの武力紛争がまず頭に
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.2

【現代の若者の苦悩を描く作品だが、詩集が原案ゆえの独特な台詞回しに違和感が先行し、その世界観に没入しきれず。】

主演2人の台詞の一つひとつがなんか哲学的というか詩的というか、どことなく不自然で違和感
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あん(2015年製作の映画)

4.8

【潜在的な同調圧力が生み出す差別について、自分はどう向き合うかを考えさせられる、河瀬監督の画力×樹木希林の演技力が織りなす傑作社会派作品】

これは・・・今年観た邦画で一番好きな作品。いや、もしかした
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あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

3.9

【もはや“鉄板”の極上エンタメ性×騙し、というビリー・ワイルダーの黄金方程式が炸裂!脚本の妙味に酔いしれる至極のラブコメディ!】

「情婦」「アパートの鍵貸します」「お熱いのがお好き」に続き、私の中で
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

3.9

【想像とは全く異なる高慢唯我独尊ヒロインのスカーレット・オハラ。その強烈なキャラクターと激動の時代が作り出す分刻みのドラマチックな展開に心を鷲掴みされ続ける4時間】

この映画史に燦然と輝く不朽の名作
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鬼火(1963年製作の映画)

3.0

【輝かしい過去に捉われた承認欲求アル中男の運命の数日間を描くオシャレ鬱映画】

ああ、これはいわゆる“苦手なほうのヌーヴェル・ヴァーグ”だ。同じルイ・マル監督の「死刑台のエレベーター」はオシャレにして
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ひゃくはち(2008年製作の映画)

4.2

【青春スポ根万歳!“友情VSライバル”という王道スポ根方程式だが、補欠争いという“スーパースター”でない少年たちの熱い思いに共感し涙する!】

普段、青春スポ根物をほとんど観ない私ですが、本作は私が昔
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激突!(1971年製作の映画)

3.6

【ただ煽り運転されるだけの90分の緊張感!若干25歳のスピルバーグ長編デビュー作となる究極のトラックホラームービー】

90分間、ただデカいタンクローリーに煽り運転され続けるだけの映画。なのになんでこ
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さがす(2022年製作の映画)

3.9

【ポン・ジュノ監督の助監督を務めていたという片山監督の経歴に納得!クライム×ヒューマンドラマと思いきや、しっかり和風エンタメサスペンスだった良作】

うわ!この作品は、色々な意味で期待を裏切られた・・
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

3.6

【SFホラーの1から一転、超正統派SFアクションムービー。これぞ子どもの頃からイメージしていた“ターミネーター”!】

なるほど!私が子どもの頃からイメージしていた“ターミネーター”はこちらのほうだっ
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

3.8

【“泣かせ系ドラマティック映画”という勝手な予想をいい意味で裏切ってくれる優しく、美しく、切ない青春群像劇】

レビュー書き溜めていたので連投です。
本作は実はGW明けすぐに観た作品でした。まさにタイ
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.4

【是枝監督はロマンチストにしてシニカルな現実主義者か。 “普通の人”を演じる樹木希林の存在感が圧巻の切なくも優しいホームドラマ】

是枝監督の作品は「万引き家族」、「そして父になる」しか観たことはあり
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.7

【他人の不幸は蜜の味。人間が持つ本能的ネガティビティバイアスに取り憑かれた狂人ジェイク・ギレンホール!しかしこれをただの“サイコパス”で片づけていいのだろうか?】

久しぶりになかなか人道外れ気味のイ
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アリス(1988年製作の映画)

3.0

【そのキャラクターと世界観の奇妙さに「不思議の国のアリス」と「千と千尋の神隠し」の類似性を見るストップモーションアニメーション】

う~ん、これは映像芸術作品としては本当に素晴らしい作品だと思うのです
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.4

【ベタで先が読める展開と結末だからこそ、本作が描く主人公が縛られ続ける心の葛藤に感情移入する。奇跡とその裏にある過酷な現実を描く傑作生き別れノンフィクション】

いやー、泣いた。今年観た映画で一番泣き
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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.8

【おおお・・・! 30年以上想像し続けたものと全く異なる映画であったことに衝撃。SFアクションではなく、SFパニックホラームービーだったのか!】

多分累積7~800本程度は映画を観ていると思いますが
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しゃぼん玉(2016年製作の映画)

3.3

【宮崎の美しい自然に包まれながら市原悦子さんのただただ温かい演技に触れる遺作】

以前から気になっていた作品で、レビュアーの皆さんも軒並み高評価をつけていた本作。休みの日の気持ちのいい天気の中で観たい
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.5

【タイムトラベル妄想癖サイコパス野郎の難解妄想劇かと思いきや、解説を読んで驚き!練り込まれた設定と脚本の全く別物の作品だった!】

大学生の頃、他の映画を観る際に映画館で流れた本作の予告編。何かヤバい
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ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

3.8

【妻夫木兄と池松弟のデコボココンビが素敵。暗く辛いテーマではあるが、そこに光る監督の温かい視点】

池松壮亮よ、そのキャラと演技はズルいわ~、泣いちゃうよ!
主演の妻夫木聡と池松壮亮の男2人兄弟がなん
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

3.7

【アメリカ政治版“半沢直樹”!権力者たちの圧力に屈さず“大義”を貫く理想の政治家像を描く!】

大好きな「素晴らしき哉、人生」のフランク・キャプラ監督の同じく大名作として名高い本作。主演も同じジェーム
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ロッキー(1976年製作の映画)

3.7

【ド直球でサクサク進む展開に気が付けば時間を忘れて没入するシンプル・イズ・ベストの鑑のようなキング・オブ・ボクシング・ムービー!】

小学校の学年音楽会で「ロッキーのテーマ」を演奏し、その年に飼い始め
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

【キラキラリア充カップルが迎える、社会というしがらみにまみれた厳しく切ない現実】

U-NEXTを契約し、フィルマを始めた頃からずーっと話題になっていた本作。フィルマでは1年以上前にクリップしていまし
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

3.8

【ティス・イズ・アメリカン・エンターテインメント!何も考えず、ただただワクワクしながら気持ちのいい一時を過ごすのには最高のコテコテのドタバタコメディ】

いや~、楽しかった!“面白かった!”よりも“楽
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