Naoさんの映画レビュー・感想・評価

Nao

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サイレント・パートナー(1978年製作の映画)

3.5

平凡な銀行員が強盗に巻き込まれ、その金を出来心でかすめ取ってしまった事から、変質的な強盗に金と命を狙われてしまう。

やられたらやり返す、というよりやられる前に先手をうつ、しかも丸儲け。
もう意味分か
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

3.8

戦争によって意識ある肉塊と化したひとりの青年を描く。

衝撃的過ぎて言葉を失った。
これ以上に生きてて辛いことって絶対に無いと言い切れる。
もしも神様がいるのなら何故生きる道を選ばせたのか聞いてみたい
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.4

過去のメジャーリーグの選手達の夢を叶えてあげたかった。
そんなレイの思いがとても強くて、まるで気が狂ってた。
展開としてはファンタジー要素が強いから割り切って観れる。
こんなのありえないなとか思わず、
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.6

何か街の皆冷たいな。
警察も全然親身じゃないし、盗まれたのは自分の責任だと言わんばかりの態度。
常に喧嘩腰で乗り込まないと行けないのは心苦しい。
もはや仕事も無い、働いても薄給な時代のせいとしか言いよ
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マッチング(2024年製作の映画)

3.5

現代において出会いの主流となっているマッチングアプリの恐怖。
本作はマッチングした相手がサイコパスだった!というよりもマッチングアプリを利用して恐怖へ追い込むという要素が強め。
思いもよらぬ番狂わせと
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.5

まず始めに言いたいのは、長らくVHSのみでしか鑑賞不可能だった本作がいつのまにかDVD化され、サブスクでも鑑賞可能となった。
経緯は分からないが、埋もれてしまっては勿体無いと思っていたから手軽に鑑賞出
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フェーム(1980年製作の映画)

3.4

自分とは何者か?
それを必死に表現しようとする若者達のフレッシュな姿は元気を貰える。
ちょっと野蛮とも捉えられる人だらけで、完全に自分の世界を持っている者もいれば、たどたどしく自信のない者もいる。
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

米アカデミー賞にて視覚効果賞の受賞を受けて鑑賞。
戦後の復興という時代背景を考えるとゴジラという存在に違和感があった。
何故敢えてこのタイミングで?
折角立ち直りつつある日本をまた破壊してみせる必要が
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バイオレント・サタデー(1983年製作の映画)

3.0

ちょっと話が複雑。
スパイものと思いきや、ファセットの真の魂胆を知ると、疑問が残る点が多い。
友達を利用する必要性はあったのだろうか。
色々と回りくど過ぎてしっくりこない。
ラストのCIA長官とファセ
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ポーリー(1998年製作の映画)

3.8

人間の言葉が喋れる不思議なインコのポーリーは最初の飼い主で、彼が言葉の先生になってあげた少女マリーと再会する為に長い旅に出る。

あまり鳥に対して可愛いという感情が湧かない自分にとって、やはりポーリー
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N.Y.式ハッピー・セラピー(2003年製作の映画)

3.6

ずっとライデルがデイヴをからかったり、冗談を言ったり、脅かしたりしながら怒り抑制のセラピーと題して、試してるだけの内容。
何かと大惨事になったり、2人のやりとり等が所々クスッと笑えるけれど、茶番にしか
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.6

父親を殺害したとされるスラム街の不良少年の裁判が行われ、評決を委ねられた12人の陪審員が一室で議論する。
11人の陪審員が有罪と主張する中で、陪審員8号だけは、無罪を主張する。
推定無罪の原則を掲げ、
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ビー・ジーズ 栄光の軌跡(2020年製作の映画)

3.8

CMでBee Geesの「Spicks &Specks」が流れてたのをきっかけに彼らのことを知りたいと思い鑑賞。
Bee Geesと言えば「小さな恋のメロディ」や「サタデー・ナイト・フィーバー」の楽曲
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.6

ドラマ放映時に毎週観てたけど、内容とか登場人物とかあまり覚えてなかったから、見返した上で鑑賞するべきだった。
内容はあまり入ってこなかったけれど、ゆとり世代のパワーというものをひしひしと感じられた。
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.3

断片的で登場人物の気持ちを汲み取るのが本当に難しく感じた。
みんなミステリアスでサイコパスな一面がある。
一人一人に闇というか秘密があるが意外と楽観的というか、平然とし過ぎてるし、関係性も上辺だけで他
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ふるさと(1983年製作の映画)

3.7

山狭の岐阜県徳山村ではダム工事が行われていた。
この村に住む伝三は、妻を亡くして認知症が現れはじめていた。
離村を余儀なくされている息子の伝六と嫁の花は、ダム工事の手伝いに出かけており、いっそう認知症
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

うつ病は自分との戦い。
誰かが寄り添ってあげても決して分かり合えないものがあり、分かってあげようと努力してくれる人がいても全部無駄だと思えてくる。
優しい言葉なんて気休めにしか聞こえない。
それでも生
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

3.7

ブラピの若さと透明感が光る。
兄弟の互いの異なる性格、兄弟同士の関わり方、父への敬意など、家族の描き方が見どころ。
フィッシングは最大のコミュニケーションツールであり、癒しの場だった。
川が生きるとは
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あるラブソング(2022年製作の映画)

3.6

81分という短い尺ながらもとてもゆったりとした時間が流れていて、心が洗われる作品だった。
初老同士なのにまるで付き合いたてのカップルのように燥ぐ姿は、数十年の想いがうんと詰まってた。
会話も途切れ途切
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鬼が笑う(2021年製作の映画)

3.5

何で救われないんだろうとか、世の中不条理だとかパッと見そんなことが頭に浮かぶが、終わってみたら違った。
なぜなら救われるはずがないから。
どうしようもないことが多過ぎる。
暴力で問題を解決出来る訳がな
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.4

アルコール依存症のレスリーが落ちるところまで落ちるが、何が良かったかって良い人達に出会えたことに尽きる思う。
ずっと一人だったらどうなってたかなんて想像しなくても分かる。
宝くじって夢があるけれど、手
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

生きづらいと分かっていても生きていかなければならない。
三上はとても正直な人間だった。
普通に考えたらいけないことをしている人に怒りをあらわにしたりするのは正義感ありきの極道混じりな素行となる。
かつ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

役所広司の役者魂!
彼にしか出せない味が出てた。
ヴィム・ヴェンダース監督の映画の表現の仕方やカメラワークが、他の邦画と一味違う。
毎日同じことの繰り返しの中でも新しい発見や出会い、喜びや悲しみなど様
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ゴッズ・クリーチャー(2022年製作の映画)

3.5

「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」より。

ブライアンが戻って来た本当の意味は何なのか。
それをずっと考えてた。
長い間会ってなかったから彼がどんな人間になってしま
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.6

公開当時劇場で鑑賞。
グレッグ・モットーラ監督によるサイモン・ペッグ✕ニック・フロストのコンビが脚本を務めた作品。

ポールのキャラが良い。
優しくて、ちょっとおっちょこちょいなところ。
「人生にハプ
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.7

オーヴェは皆に愛されてたな。
こんな尖ってる爺さんなんて近づくのも嫌になりそうだけど。
でも人間そういうところだけを皆が見てる訳じゃないんだ。
回想を見れば見るほどオーヴェの傲慢な態度も納得出来る。
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.6

おじいちゃんが偉大過ぎた。
アンソニー・ホプキンスの貫禄は見応えがある。
教えの数々が人生の指針を示してくれた。
ポールが優等生になれなかったのは、世の中の不条理にいち早く気が付いたからなのかな。
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卒業(1967年製作の映画)

3.3

ミセス・ロビンソンの往生際の悪さとベンの優柔不断な感じがじれったい。
ベンがちょっと突き放すようなことを言うと私可哀想でしょ?と言わんばかりのことを言い、また誘惑される芯の弱さ。
エイレンがベンを好き
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セルピコ(1973年製作の映画)

3.8

正義って何かを考えさせられた。
本来警察って正義の分類なんだろうけれど、その正義を利用して悪事も正当化する。
セルピコの思いだったり、葛藤していたことは極々普通のことなんだ。
悪いことを悪いと言って何
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

セイヤーは何の為にレナードら患者達へ投与を行ったのか始めは疑問だった。
試験的とはいえ、先を見据えたものとは思えず、希望が見えなかった。
かつての姿を取り戻す為というのは理解出来るが、30年という年月
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アンネの日記(1959年製作の映画)

3.9

1945年、ナチス占領下から解放されたアムステルダム。
強制収容所から想い出の屋根裏部屋に戻って来たオットーは、娘アンネの書いた日記を見つける。

アンネやその家族がどんなに辛い思いをしたのか。
映画
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.2

カラムがどうなったのか。
察しは付くが、信じたくなかった。
31歳のソフィは当時の父親の良い面も悪い面も見て、子供の頃に気が付けなかったことを理解し、恐らく答え合わせをしていた。
自分の中での記憶と想
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ファーザー・クリスマス(1991年製作の映画)

3.8

とても可愛いタッチでユーモア満載で描かれるサンタさん。
サンタさんも楽じゃ無いんだね。
サンタさんも人間なんだ。
クリスマスはサンタさんがいてこそ。
皆の幸せを願うと共にサンタさんにも幸せになってほし
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銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

4.0

映画愛を感じる作品だった。
普段観ている映画には、想像している以上に人の心を揺さぶる力がある。
日常に後ろめたさがあろうとも何か自分を変えてくれるようなきっかけを作ってくれるヒントが必ずどこかに潜んで
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ゲッティング・イーブン(1994年製作の映画)

3.5

泥棒の父親と彼を更生させようとする息子の丁々発止のやりとりを描く。

刑務所出だが、ケーキ職人というギャップもあり、何だか今一つ悪くなりきれなかったような父親のレイは、息子のティミーに翻弄されるが、子
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鉄塔武蔵野線(1997年製作の映画)

4.8

夏休み後半、見晴は両親の離婚により新学期から長崎に引っ越すことになるが、友達は旅行や田舎に行ってしまい、見晴は一人で遊んでいた。
見晴は小さい頃千葉に住んでいて、父から鉄塔の下にはパワーがあると知る。
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