Lizさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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アクトレス 女たちの舞台(2014年製作の映画)

3.0

ブラックアウトで場面が切り替わる三幕構成?で、山道を飛ばす映像にハードミュージックが合わさったり、かと思えば最後にかけては盛大にカノンが流れる不思議な流れ。ハイになっているような笑い声が耳に残る。スイ>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

3.2

アウシュビッツを訪れるシーンはかなり厳しい。
誤り歪んだ主張をひたすら大声で叫んでくる、バカみたいなのに効果的な悪意には、証拠と揺るぎない冷静さで立ち向かうべきであるという姿勢が描かれます。裁判の展開
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ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

3.0

観てよかった。彼女の闘い方とバックアップの姿勢が、多くの人の勇気の源になっている理由を少し知れた気がします。

彼女の歌はあまり好みではなく(あくまで音楽的嗜好として)、いつもラジオやインスタで見聞き
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リーマン・ブラザーズ 最後の4日間(2009年製作の映画)

3.0

特に何かを深く理解できるわけではなく、どんな流れの4日間だったかを教えてくれる50分。CDOの作り方がさくっと観られるのはおもしろかった。

フルートベール駅で(2013年製作の映画)

3.2

映画ですが、あくまで映画を観ていましたが、最初に実際の映像が流れたからなのか、その瞬間に「なぜ」と思い固まりました。
今日も、数ヶ月前も、無抵抗の黒人が警官により殺害されるニュースは絶えません。

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BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

3.2

アクティビストの活動内容だけを外側から見ていると、過激だなと思うことが日常の中にもあります。
本作でも飲食物に遺灰を撒くのはどうかと悩みもしますが、強固な態度で望まなければ相手にされない社会や企業への
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ザ・レポート(2019年製作の映画)

3.0

前半、本作の議題であるEITの実行シーンが何度もあり、直視するに絶えません。該当シーンの俳優さんや製作陣の方々には大変申し訳ないですが、あまりにしんどかった。
公表された文書の存在とその内容をさくっと
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.0

時の政権担当者の確執、面目、プライド、司法の腐敗。
近ごろ、米国を中心に不当で歪んだ裁判を題材とする映画がよく目につきますが、これも是非加えてほしい一作。

2020年の今日も世界各地いたるところで、
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.0

人のプライバシーが侵害される発端にはいつも商魂逞しいメディアの扇動がある。
事件解決の判を早く押したいがために警察が、犯人と見立てた人間に対して誘導尋問や疲弊作戦をとるということは昔から耳にしますが、
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.0

全編通して力強く戦っているので、観るだけでも結構気力を消費しました。

報酬も無しに自分のキャリアへ汚点、公的な場での虚偽発言と逮捕歴、なんてものを残してまで今回のキャンペーンに挑んだのは本当にゲーム
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.0

マスクつけて号泣するのはとても大変。
公開おめでとうございます、ありがとうございます。
原作と別の世界軸でのエンディング、こうなるかーという感想です。
なにはともあれ会えてよかった。

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.4

世界中にジャーナリスト、新聞記者、レポーターと呼ばれる人たちがいること、活動していることへの感謝をひしひしと感じるばかりです。

韓国の映画は暴行や負傷、死傷の傷跡をきっちり画面に写すため、観るのに多
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.0

折の整ったきらびやかな生地ではなく、生活感ある布地の衣装と空の色が印象的。
"傷ついたら負けよ"という励まし方は、フェミニズム先駆者としての母を胸に抱いている女性ならではかな、と。かっこいい台詞だと思
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

3.0

海外にはジャーナリストのギルドがある、プレスカードは会社からではなく組合から発行されるんだという話が印象に残っています。

新聞記者(2019年製作の映画)

3.4

本作が、上映を妨げられず、配信も認可される国であることを今は喜ぶばかりです。

スポットライト(聖職者の性加害を告発した米国ボストン紙の映画)にもありましたが、勇気を持って踏み込んだ一紙に他紙が続いて
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

頭の整理がついたので。
本当にずっと待ってたノーラン作品。
コロナ禍により半年ぶりの劇場鑑賞だったので感動もひとしおです。
CGを一切使わない撮影でこの内容、このアクションというだけでも最高。ストーリ
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MEMORIES(1995年製作の映画)

3.2

映像で観る「彼女の想いで」は、大理石とホログラムの描き方が最高にかっこ良くて、とはいえストーリーが間延びしたせいかオチが行方不明。不穏さが足されていたのはゾクッとします。原作を読んでから観るのもおすす>>続きを読む

ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.0

彼の地の諸事情を知らないと、肝心の台詞がただの単語の羅列にしかならず、ひたすら己の無知識を嘆きました。調べるきっかけにはもってこい。調べます。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.0

最初から最後までニュークスがかわいい。現場からは以上です。

6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.8

撮りたいものを撮りたいだけ撮りたいように撮った最高の娯楽作品かと思いきや、段々とキャラクターや話が詰まってきてめちゃくちゃはしゃぎました。ワンカットで追っても余すことなくかっこいい。そしてみんな顔がい>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.2

かなりいろんな種類の体術と的確なヘッドショットが組み合わさって、アクションシーンはスッキリと格好いい。
一方で不死の絶望と尽きない痛みへの恐怖が強い。何度も死んできた分、知っている痛みの数が多いと思う
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.0

"Can't take my eyes off you"のフランキー・ヴァリへ繋がる4人の物語。四角い車と巻髪が映える60年代に響く、ファルセットとコーラスの歌声が素敵。ブロードウェイミュージカル出身>>続きを読む

チリ33人 希望の軌跡(2015年製作の映画)

3.2

助け出された当時のニュースと映像を、いまでも覚えています。
オープニングの雄大な自然が美しい。
自分が好んで身につけている金が、どんな労力と犠牲の上に生産されているのか初めて目の当たりにしました。全員
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.0

最初そうかなーと思ったら違ったのに結局おまえかい!と思わず叫んだのがちょっと悔しい。痛くないしびっくりしないし、真っ直ぐおもしろかったです

アップグレード(2018年製作の映画)

3.1

設定も世界観もSF好きには嬉しいド直球ですが、痛いシーンも画面にド直球なのが困りどころ。街並みやインテリアのデザインがとても好み。機械じみた動きの不気味の谷加減には、一見の価値があると思います。
切っ
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.8

原作漫画に比べると、ストーリーの流れや世界観が分かりやすいのも魅力の一つかなと思う

COWBOY BEBOP 天国の扉(2001年製作の映画)

4.8

"最高にクール"の代名詞。アニメシリーズは言わずもがな、劇場版の今作は人や街並みの表現が段違い。アニメ映画を何か一作、と言われたらパッと頭に浮かぶ作品。

男の親友(2010年製作の映画)

2.9

長い映画の終わりごろだけ切り取ったようなやさしいお話。マダムの煙の吐き出し方がかっこいい

ストローク(2017年製作の映画)

2.8

潔癖で几帳面な男性が猫とたたかう物語。台詞はなくオーケストラの音楽のみで、青みがかった画面がきれい。猫も男性もかわいい。

美味しい美女/グルメな歯医者(2017年製作の映画)

2.4

色とデザインの効いたお洒落なフランス映画。殿方は野菜がお嫌い。

ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

2.5

16分だとは思えないほど濃度が高い。できればペンを噛まないでほしい。