SPNminacoさんの映画レビュー・感想・評価

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プール(2016年製作の映画)

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「うっかり閉じ込められた」のが公営プールの水の中、というのが新しい。けど、そのシチュエイションで「どれだけ膨らませるか」がいささか強引というか、そういう方向へ向けなくても…と。姉妹の確執とかトラウマ、>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

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不意に語り手と視点が変わる、短編の連作集みたいな構成が効いている。ここでは脇役や代役と思われた誰もが主人公。オギーを太陽として回る惑星こと家族やクラスメイトたちが実に魅力的で、みんなの素顔がもっと知り>>続きを読む

68キル(2017年製作の映画)

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出来心カップルがヤバい犯罪に巻き込まれ…展開かと思ったらそうではなく、マシュー・グレイ・キャプラーの女難地獄旅だった。ヤバいのはそっちの意味か!という急展開がなかなか面白く、スプラッターなサイコホラー>>続きを読む

婚約者の友人(2016年製作の映画)

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ヒッチコック風演出のミステリーと身構えて、戦死した婚約者の謎めいた友人の正体やモノクロとカラーの切り替えの意味をあれこれ推理してしまったが(シャマラン的オチまで想像した)、ただ謎解きで終わる訳でなく、>>続きを読む

プライベート・ライフ(2018年製作の映画)

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不妊治療という個人的にデリケートな題材で、他者と自分の不確かな、でも密接な人間関係をじわじわじんわり描き出す。そもそもは他人同士だった夫婦がクリニックでお互いの身体機能をすべて曝け出し、極めてプライベ>>続きを読む

アラサー女子の恋愛事情(2014年製作の映画)

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未だ大人の自覚なく身の置き所なく心許なく、友人の中で1人だけ浮いちゃうし、彼氏のプロポーズからも逃げちゃうし、その場しのぎの嘘で先延ばしばかりのアラサー女子。十代に混じってバカやってるのが情けなくてな>>続きを読む

帰ってきたMr.ダマー バカMAX!(2014年製作の映画)

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5歳児並と言ったら5歳児に失礼なほどのバカ・コンビが下らなすぎる。何のエクスキューズも何の捻りもなく、下らない。しかも20年後だから完全に(自覚的に)おっさん。『ニュースルーム』と同時期に嬉々としてバ>>続きを読む

ザ・リチュアル いけにえの儀式(2017年製作の映画)

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だから道に迷った森の中の小屋には入るなとあれほど…。罪悪感に苛まれる主人公含む、男4人の仲間が彷徨うノルウェーの森。そこに潜むのは心の闇…というシチュエイション・スリラーかと思わせて、ブレア・ウィッチ>>続きを読む

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

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不便で支障を来すのは初日くらいで、意外とすぐ生活の体裁が整っちゃう。なのでいささか拍子抜けするし、言ってみれば、物質主義から合理主義になっただけって気もする。だが、何も持たずにサヴァイバルするのが目的>>続きを読む

いま、輝くときに(2013年製作の映画)

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今さえ楽しけりゃで若さを謳歌してたはずの男子が、真面目で純粋な女子と付き合う中で自分探し。高校卒業前の不安や成長を描いた王道青春映画ではあるけれど、演技と脚本演出はセンシティヴで説得力がある。マイルズ>>続きを読む

バッドガイズ!!(2016年製作の映画)

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兄マクドナーによるバディ・コップ・ムービー。スリーピースのスーツで真顔の悪徳警官ボブ&テリーが小悪党をしばき、大悪党を成敗する。極悪な英国人、お気楽アイルランド人、蘊蓄あるヒスパニック系、アメリカナイ>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

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今回のオリエント急行は雪の鉄橋に停止、列車外での場面が多いのが新しかった。列車内でもカメラワークや構図に凝っていて、長回し横移動や真上視点など、ウェス・アンダーソンみたいな。狭い空間も異国情緒の風景も>>続きを読む

ホールド・ザ・ダーク そこにある闇(2018年製作の映画)

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闇、闇、どこまでも闇。先住民とその社会の闇は『ウインド・リバー』と通じるけど、更に邪悪な心の闇が並行して存在する。妻は闇の中に消え、テロと戦う戦場から戻った夫はテロリストと化し、虐殺の歴史を忘れない先>>続きを読む

ロキシー(2016年製作の映画)

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何がしたいんだか方向性が曖昧なまま、ひたすらゆるくダルい進行。ゾーイ・クラビッツもエミール・ハーシュも出し惜しみしてるみたいでパッとせず。終盤それが全部長すぎる「タメ」というか前振りとわかり、え?ここ>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

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認知症を患う老人セヴは、手紙だけを頼りに使命を果たそうと旅に出る。過去のシーンは全くない現在進行形なのだが、彼にとって過去を旅する道のりは遠い。本名を捨てアメリカ人の名前を持った人々、それぞれに背負っ>>続きを読む

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

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「もしも〜だったら」で始まるエピソードの連作で、やる気だけはある市長が毎回「ダメだこりゃ」ってなる…ドリフか!最後のオチ(ミュージカル!)までクスリと笑えちゃう。地方の文化会館建設計画をめぐり、農村と>>続きを読む

五日物語 3つの王国と3人の女(2015年製作の映画)

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昔々のお伽噺、子供向け童話に翻案される前の原型みたいな3編の物語は、さすがにどれもグロテスク。映画のロケーションもビジュアルもゴージャスでシュールで期待を裏切らない。それぞれの主人公、真紅のドレスで恐>>続きを読む

ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

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捻った構成や展開に翻弄されミスディレクションされつつ、犯人探しとかミステリーよりも3人の女性たちの受難にどんより。アル中演技が凄まじいエミリー・ブラント、心を捨て身体だけのヘイリー・ベネット、貫禄ある>>続きを読む

シャドウ・スナイパー(2014年製作の映画)

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深夜のガソリンスタンドで、謎のスナイパーの標的にされるスペイン映画。思わせぶりで意味不明だったり、主人公がモタモタしてばかりだったり、やりたいことはわかるんだけど、犯人もまあわかるけど、いかんせん中途>>続きを読む

ワン・ナイト/10イヤーズ(2011年製作の映画)

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群像劇オブ高校の同窓会。この顔ぶれがまあ豪華。チャニング・テイタム、オスカー・アイザック、クリス・プラット、アンソニー・マッキー、ジャスティン・ロング、マックス・ミンゲラ、ロザリオ・ドーソン、ケイト・>>続きを読む

リープ・イヤー うるう年のプロポーズ(2010年製作の映画)

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完璧なプロポーズを夢見るアメリカ娘とアイルランドの田舎でパブを営む男のロマンティックなロードムービー。トラブル続きで乗り物を乗り継ぎ喧嘩しながら目指すはダブリン。高飛車キュートなエイミー・アダムズと口>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

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柱時計を解体し、夫婦家族を解体し、家を解体し、記憶を解体し、自分の心を解体する解体映画。バラバラの欠片をモンタージュするかのように、各シーンも敢えて断片的に構成されている。ギラついた眼と狂気のギレンホ>>続きを読む

キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

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デイン・デハーンVSうなぎ!アルプス山麓の美しい保養施設に囚われたデハーンの不思議の国のアリス的スリラーで、凝った映像演出とゴシックな舞台装置はやたらお金掛かってる感じなのに、どうしてこうなった。デハ>>続きを読む

グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)

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双子の兄弟エリアスとルーカスが家に帰ると、そこに居たのは包帯で顔の見えないママ。このママは優しい子守唄を歌うぼくらの本当のママなのか?包帯顔のインパクトから唯ならぬ気配、言葉少なく一切の状況説明なく、>>続きを読む

フォロイング(2017年製作の映画)

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フラグをフル装備した白人カップルがタイ旅行でバチ当たり。バンコクを舞台に、土着的呪いものとジャパニーズホラーの祟りものを強引に合体させた感じ。ヒロインがやたら悲鳴あげて騒ぐのも、律儀に除霊?するのも、>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

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大人になるまで「グリグズビーベア」しか知らずその世界で育った男が初めて外へ。実はまるで『ルーム』みたいな話なんだけど、もともと彼はそれを物語として認識してる。そこがこの主人公をある種のナードとかファン>>続きを読む

ジュリエッタ(2016年製作の映画)

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不意に消えてしまった2人の男、1人の娘。現在のジュリエッタと若き頃の回想にまとわりつく罪悪感と喪失感、疑念。運命が動き出す夜の列車のシークエンスがドラマティックな陰影で印象的だ。その時点では、物語が何>>続きを読む

エヴァの匂い(1962年製作の映画)

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ワンショットでドレスを脱ぎ入浴するまでの長い長いシーンときたら。ジャズのレコードを回し、他人の部屋で気ままに振る舞う姿の様になりようがすべて。この焦らしに焦らした長回しのカメラワークから最後まで、彼女>>続きを読む

好きだった君へのラブレター(2018年製作の映画)

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ちょっと不機嫌な16歳、姉妹とシングルファーザー、偽の彼氏、パーティ、ダイナー…これは韓国系女子をヒロインにしたジョン・ヒューズ『すてきな片思い』!でももっと少女漫画みたいな王道ロマンティックコメディ>>続きを読む

マクファーランド 栄光への疾走(2015年製作の映画)

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左遷されたアメフトコーチと肉体労働かギャングしかない少年たちが、明日を目指して山道を走る。80年代カリフォルニア、メキシコ系生徒で結成したクロスカントリー・チームの実話。キャラクターも展開も王道で定番>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

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面白かった。令嬢秀子、侍女スッキ、そして詐欺師を演じる3人が良い。エキゾティックなプロダクションデザイン、ツイストするコンゲーム的ストーリーだけでも充分惹きつけるけれど、奇抜で濃厚な展開と共に微妙に違>>続きを読む

ラブ・ザ・ドッグ 犬依存症の女(2007年製作の映画)

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愛犬を亡くしたペギーは心の穴を埋めようと新しく保護犬を飼ったり、動物愛護に目覚めたりヴィーガンになったり…まあ、そこまではある話だが、やがて狂気を帯びて行く。人は失望ばかりさせるけど犬は裏切らない、そ>>続きを読む

ファニー・ピープル/素敵な人生の終り方(2009年製作の映画)

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人生に絶望した売れっ子コメディアンと、そのアシスタントになった売れないコメディアン。コメディアンの憂鬱もの映画であり、これもブロマンス映画。けど、ダークサイドのアダム・サンドラーと、ここでは常識的善人>>続きを読む

キカ(1993年製作の映画)

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グラビアみたいにお洒落すぎるタイトルバック、カラフルすぎるプロダクションデザインと、ゴルチェの奇抜すぎる衣装。そしてヒッチコック風味のノワールを下敷きに、縦横無尽に絡みすぎるキャラクターたち。更に漫才>>続きを読む

神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)

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何はともあれファン・ガッティのタイトルバック・デザイン!アルモドバル版『黒い十人の女たち』みたいな感じもするが、クールではなく過剰にハイテンション。書き割りセットの舞台劇みたいと思えば、バイク&カーチ>>続きを読む

善意の向こう側(2010年製作の映画)

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遺品を買い取って商売するヴィンテージ家具店の夫婦は隣人と愛想よく付き合いつつ、その家の婆ちゃんが死ぬのを待ってる。婆ちゃんの孫娘の一人は世話に掛り切りで人付き合いが悪く、もう一人はセクシーだが婆ちゃん>>続きを読む

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