あらゆるスパイダーマンとあらゆるコミック&アニメーションとあらゆるアメリカ映画エンターテイメントを一つに繋いで、しかもちゃんと実写シリーズにも繋がってて、レゴ・スパイディやドナルド・グローヴァーまでい>>続きを読む
現代から80年代へと遡り、怒涛の勢いで展開するジュリオ、パオロ、リッカルド、ジェンマの青春大河ドラマ。
強い父権はファシズムの恐怖支配であり、旧世代の象徴。横暴な父と育ったジュリオ、頼る父のいないパオ>>続きを読む
家にいる七面鳥をイマジナリー・フレンドに、ジャンヌの思春期の通過儀礼が描かれる。序盤はややコミカル、やがてホラータッチに変貌する雌の七面鳥。「その時」が来たら役目が終わる七面鳥は、変化を恐れながら成長>>続きを読む
2人の女が「〜と〜ならどっち?」の選択ゲーム。相手を試す質問とその答えが結構えげつない。そこに親友らしき女同士の信用ならなさを滲ませるところが90年代っぽいかも。
マトリョーシカに封じ込めたトラウマ。柔らかく可愛らしいタッチのアニメーションが、そこだけモノクロの荒々しい線に変わる。その落差でかなりショッキングな演出描写だ。それでも一度開けた記憶を改めてそっと箱に>>続きを読む
アニメーション『ふたりは姉妹』とペアになりそうな、双子兄弟の優しい関係。品の良いピアノが流れ、ずっと向き合って並んできた2人だけに焦点を当てて、その仲睦まじい様子をとてもとても美しく撮っている。それだ>>続きを読む
免許も結婚も色々ダメな主人公の面倒な里帰り。レズビアン・カップルなのは今更トピックでなく、娘や実家家族との関係で自分を受け入れていくよくある話。主人公の髪と胸のボリュームがドタバタ引きずる身体性の重み>>続きを読む
想定外にリゾート地でソロ・キャンプする羽目になった主人公。せっかくのヴァカンスもったいないから来たけど別にやりたいこともないし、他人がいると疲れるわー、めんどいわー。そんな女子にこれまた想定外の出会い>>続きを読む
シンプルな線と色のキャラクターがかわいい。このままグッズにできそう。オタマジャクシくんの成長に笑っちゃった。なのに…おいおい!おい!
パステルタッチの可愛らしい絵柄(みつはしちかこ風)で、小さな妹とお姉ちゃんが元気いっぱいに飛び回るアニメーション。あ、そうだったのかと最後に気付く、優しい世界。
下向いてばかりのジャンくんは隠キャというんでしょうか。でも誘ってくれるルームメイトがいて、外でそれなりに「冒険」を楽しんで、ちょっと変化して。ケミカルな色のカクテル?とポテトが美味しそうに見えた。
ダンスでも演劇でもいい、でもボクシングでなきゃない。ストイックな個人競技だけど、1人1人が集まってコミュニティに、ユニオンになるのだ。労働者組合会館は誰にでも開かれたジムであり、リングであり、居場所。>>続きを読む
パーソナリティよりも音楽そのもの、音楽の講義みたいだった。音楽理論は難しくてピンとこないとはいえ、数々の映画名場面に重ねられるおかげで、なるほどバッハだ!とかわかったりして面白い。
ポップソングから実>>続きを読む
「画家の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて猫を愛するようになったか」…もとい、元祖猫ブームを巻き起こしたルイス・ウェインは、如何にしてあの強烈な猫絵に至ったのか。その物語を語る猫。
伝>>続きを読む
傍若無人な作家マイケル・ケインと、それに振り回されるオーブリー・プラザのブック・ツアー。主体として映画を引っ張るのはオーブリーのエモーショナルに芯の通った演技で、受けるのはケインの方だ。あの睨みの三白>>続きを読む
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』じゃなくて…牧場主さんの仕込んだサイダーは、マルド・サイダーなのかな。
60年以上連れ添った女性カップルのラブ・ストーリー。2人の辿った人生を通じて、様々な景色が見えてくるドキュメンタリーだった。なんとプロ野球選手(リアル『プリティ・リーグ』!)だったテリーさん、交際した>>続きを読む
まだ続くのか!てか、もう何代目?!いい加減マンネリだけど、今回はちょっと原点回帰っぽい印象。特撮にCGI合成とレニーハウゼンのオマージュ、スパイグッズと特訓、ゲームのヴァーチャル世界も若干古い感じなの>>続きを読む
権利を求めてすべてと闘い、怒り、連帯し、愛し合ったパンクなパワーカップル!「社会がマシなら助けはいらない」ほんとそうだけど、お互いにはお互いの助けも必要だよね…。
ドキュメンタリー映像とのブレンドが絶>>続きを読む
本人を投影した『ロッキー』とその背景を、スタローン自身が語る。苦労した生い立ちと無名時代(「イタリアの種馬」時代はスルー)、奇跡のスターダム、その後の失敗、そして息子を敵視し続けた父親の存在。
ロッキ>>続きを読む
大人子供の入れ替わりコメディといえば劇中で触れる通り『13 ラブ 30』『セブンティーン・アゲイン』などある訳だけど、マックGはそれを2組、更に犬まで!しかもクリスマスで惑星直列!ファミリー映画と学園>>続きを読む
あの63年ワシントン大行進の裏側にいた、仕掛け人バイヤード・ラスティン。映画で描かれるバイヤードは、型破りな敏腕プロデューサーみたいでカリスマ的魅力に溢れてる。
彼は「平和への道はない、平和こそが道な>>続きを読む
スウェーデンの女子フットボール映画。チームで一番巧くて気が強いミラは怒ってる。ママはわかってくれないし、大親友キアに彼氏ができて面白くないし、女子選手はどんなに巧くてプロになってもズラタンにはなれない>>続きを読む
なんと22年ぶりの続編!前回は『第十七捕虜収容所』からの『大脱走』、今回は『007』に出てきそうな悪のハイテク養鶏場で『ミッション・インポッシブル』な救出作戦。自由を得たはずのニワトリたちが、楽園を飛>>続きを読む
フランス版チャーリーズ・エンジェルみたいな、メラニー・ロラン監督主演のアクション・コメディ。アデル・エグザルコプロスを相棒に新入りを加えて最後の大仕事…って筋書きはよくある定番。でもアデルの荒っぽいキ>>続きを読む
スポットライトに影は付きもの。レナードとフェリシアは、どちらも影から現れる。晩年のレナード・バーンスタインが想いを馳せる妻の面影から、シルエットで登場する若き日の出会い。語り合う2人は逆光での影、向き>>続きを読む
背丈の違いは身分と器の差。けど、上流階級フェリックスと過剰に下から目線で彼を崇めるオリヴァーは、『太陽がいっぱい』を捻ったような関係だ。フェリックスは身の上話に素直に同情するし、オリヴァーはリプリーじ>>続きを読む
実直で腕の立つ老職人が営む紳士服仕立て店。だがその奥には、アイリッシュ・ギャングの秘密がある…こんなマーク・ライランスが観たかった!しかも50年代シカゴでノワール、少人数キャストで店内セット限定の、ま>>続きを読む
DVDで。育児に心をすり減らしつつ、元住人の忌まわしき事件に脅かされる事故物件ホラー&『ローズマリーの赤ちゃん』。産後鬱らしき主人公エマ・ロバーツが曰く付きと知ってて郊外の一軒家を購入しちゃうもんだか>>続きを読む
一座の紙芝居劇、静と動、緊張と緩和。ショート・ショートとしてはこれが一番面白い。毒とは何か、深い意味がありそうでなさそうで。
今年の〆にパーッと華やかなのを!と観たところ、そんな華やかじゃなかった。『XXL』はどこの奇祭か?とひたすらアゲアゲなテンションだったが、今回ゆっくり停滞して何となく物寂しいのは時節柄のせいか。
でも>>続きを読む
暗黒カップル心理スリラー映画は色々あれど、こういう映画はありそうでなかった。「権力の図式」で言えば、『TAR/ター』より巧く出来ていて面白かった。
昇進した女と部下になった男が抱える愛憎、男社会の枠内>>続きを読む
ボーイ・ミーツ・ボーイ。映画撮影現場で出会って映画館で再会、そこから始まるロマンティックでエロティックでエモいメロドラマ。『グロリア』そっくりな冒頭が既に劇中映画だなと勘でわかるし、映画学生エネアと医>>続きを読む
登山とかこういう長距離遠泳って、身体だけでなく脳も極限まで酷使しながらインナーワールドを冒険する旅だと思う。60歳を過ぎてキューバ〜フロリダ間を泳ぐダイアナ・ナイアドは、過去の栄光や消えないトラウマと>>続きを読む
なるほどこれ、『オーシャンズ11』だ。口達者なクリパはジョジクル、食いしん坊でクールな相棒ミシェル・ロドリゲスがプラピ。アダルトな2人が特技(魔法)を持った仲間を集め、取り戻したい元妻ジュリア・ロバー>>続きを読む
ラテン系俳優として移民として女性として、まさにアメリカ最前線の現場(『雨に唄えば』からワシントン大行進まで!)にいてサヴァイヴしてきた(それを余儀なくされた)ショウビズ界のレジェンド。
以前TVインタ>>続きを読む