翔海さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.4

赦しは魂を自由にする。
憎かった白人を赦すこと、それが国を1つすることに繋がる。

正直、私はあまりマンデラという人物をよく分かっていなかった。笑顔が素敵な大統領の印象はあった。そんなマンデラが大統領
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.5

荒れ狂う女性を宥めることなく、疲れたように座る男性。部屋中の物を外に投げ捨てる。大切な靴を捨てようとしたところで止めに入る。

ジム・ジャームッシュの作品はこれが記念すべき一本目です。作品の傾向や特徴
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

こんなにも尊い作品は初めてです。
人生において1度は確実に見ておくべき作品だと言えます。

難病患者たちは謎の病気により苦しむ日々。医師たちもお手上げの状態だったが、新薬の効果により症状の回復が明白に
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ペネロピ(2006年製作の映画)

3.9

ペネロピは悪くない、呪われてもない。
常識に囚われてる大人が呪われているんだ。

先祖が魔女にかけられた呪いのせいで生まれつき大きなコンプレックスを抱えてきたペネロピ。この呪いを解くには最愛の愛を誓え
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あん(2015年製作の映画)

3.9

じっくり煮詰めてゆっくり待って優しく見守る。

ここで働きたいです。時給は300円でいいです。少し、手が不自由なので。
おばあさんは綺麗な桜並木にある小さなどら焼き屋の店長に言う。店長は面倒なことにな
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.5

昔の人達は自分の悪いところを治すためにその臓器を食べると良くなると信じられていた。

高校のヒエラルキーの中で関わることのない2人は秘密を共有する。恋人でも友達でもない、その彼は重度の病気であることを
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8

荒んだ心に歪んだ正義。

NYの夜の街をタクシーが走る。夜を歩く人々を蔑んだ眼差しで睨めつける。眠れない自分や夜道を歩く人々に嫌気が指していた男は女性にアプローチするも空回り。そんな男は何かに取り憑か
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二十日鼠と人間(1992年製作の映画)

4.7

二人で農場を持つ夢。
風車のある牧場にうさぎを世話するのはレニーの役割。

言葉に現せない感情でいっぱいになる。物語はファンタジーであり、夢を語るジョージとレニーの表情を見るだけで私もその夢を叶える二
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モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

3.5

旅は人生を変えるきっかけになる。
とても旅に出たくなる作品。

医大生の青年は旅で隣国の現状を目の当たりにする。始めは目的地を目指す旅であったが、予期せぬ出来事に彼らの心情も変化してゆく。私には内容が
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卒業(1967年製作の映画)

3.7

開始からサウンドオブサイレンスとダスティン・ホフマンの表情から心奪われる。

過保護に育てられ、パーティは壮大に祝われ、そんな彼は大学生なのに遊ぶこともない真面目である。そんな彼を昔からよく知る親の友
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.7

英語の授業で鑑賞。

劇場で見るべきだった。。
圧倒的される音楽のなか現れたヒュージャックマン。多彩な特技を持つ人々が輝くステージで舞う。ミュージカル映画ってこんなかんじなんだ!って驚かされるばかりで
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

これはファミリー映画でありファミリー映画ではない。

前作に引けを取らないアクションと下品さは相変わらずで最高。終始、劇場にも笑い声が響く。隣の友人もクスクス笑っててつられて笑う。x-menを詳しく分
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.2

流れゆく時間に傷んだ心が癒えてはまた傷つく

消して大きい変化はない。だけど、人々の心の揺れや環境の変化がふつふつと伝わる。叔父からこの作品を薦められた。私は父を早くに亡くしていてパトリックの心情は少
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フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

4.2

ニューヨークの6月が大好きだ。
君は どう?

自分の過ちで人を信用出来なくなった男と過去の記憶を失くしたホームレス。2人の出会いは互いの人生を変えるファンタジーの物語。ジャケットがいい!!ラジオの曲
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カサブランカ(1942年製作の映画)

4.3

これが美しい友情の始まりだな。
2人の男達の後ろ姿はどこか誇らしげであった。

もう誰も愛さないと決めていた男の前にかつて愛していた女性が現れる。これはヨーロッパから出国をしようとする人々が足止めを食
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.5

恋に憧れたことはある?

雰囲気だったり台詞の一つ一つが白黒の世界で輝いてた。世間知らずの令嬢と誰にも媚びない新聞記者。逃亡する二人は次第に惹かれ合う。こんな昔にもラブコメの様な作品があったのかと関心
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.4

子供の引き取り手を決めるのは決して子供ではない現実。

こうゆう社会的な作品は体験してないと全く理解出来ないと思うし近い体験をしていると少し感情移入できる。今回は後者だったからこそリアリティのある様に
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.8

砂漠のカフェ暖かい物語。

バグダッドの中心に位置するカフェを切り盛りするブレンダは仕事で忙しく、苛立ちがちだった。夫は喧嘩の果てに家を出ていく、そんなあるときローゼンハイムから訪れた旅行者ジャスミン
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.2

綺麗な海に美男
ポスターからこんなにも惹かれる作品は少ないと思う。

計画的犯罪から崩れてくる青年の欲望に満ちたサスペンス。彼の行動は徐々に大胆になってゆく。油断大敵とは、この映画のラストのことを言う
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.4

過去の復讐と現在の復讐

突然、誘拐され15年監禁された男は復讐に生きる。犯人は突然現れては消え、ヒントを残してゆく。監禁の謎が解かれてゆき、彼は真実を知ることになる。

ちょいちょいB級なかんじがあ
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.7

ギャロはダメ男。
そう友達から聞いていた。まさにその印象に合う映画。

怒鳴ってばかりのビリーはきっと、怯えてたからだと思う。一歩踏み出せば彼も明るくなれる。レイラは女性的な魅力があり男性目線からする
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.8

失恋と静止した世界

彼女に振られた主人公はショックの余り不眠症になる。そんな彼は夜の時間を埋めるため深夜のスーパーのバイト始める。長い深夜のバイト時間は退屈だったが、時間を止めることができるようにな
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アメリ(2001年製作の映画)

3.6

内気で空想癖のアメリは人の幸せをする可愛い女の子。

彼女の独創的な考えや空想癖は幼少期の影響が大きい。アメリを取り巻く人達みんな特徴的である!popで可愛い世界だしほんとお洒落だな〜笑
ジャケットか
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.5

12年ぶりの帰郷で揺れ動く家族の感情。

この家族には「たかが世界の終わり」なんてことは関係ないってかんじ。それぞれの気持ちがぶつかり合う、きっと彼らはまだ家族ではなかったのかも。
正直、私には難しい
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.1

むかしむかし”円”が一番強かった頃、その街を移民たちは円都と呼んだ。

円に翻弄される移民たち、お金があることが本当に幸せなのか。日本の俳優なのに英語や中国語を話していて少し洋画風な感じもした。物語の
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.3

ある18歳の少年は父親の殺害容疑がかかる。判決を話し合う12人の陪審員たちは真実を追求する。

一人でも疑問に抱く人がいるだけで判定は覆ることもある。偏見や周りに意見に左右されて判決を決めることは、免
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セブン(1995年製作の映画)

3.8

七つの大罪に沿って裁いてく殺人鬼。

被害者たちは変死ばかり、猟奇的な殺人鬼は社会に蔓延る罪な人々を殺人することを生業にする。それを追うベテラン刑事とルーキー刑事の物語。

最後のブラピの演技はとても
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ガープの世界(1982年製作の映画)

4.2

少年ガープの出生にはある事情がある。

父はパイロットで戦死したと言われ、育ったガープは空を飛ぶことが夢。母は男に偏見があり、ガープを過保護に育ってがちであった。そんな環境で育ったガープの世界の物語。
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.7

ある事件で集められた前科持ちの5人。
容疑にかけられるも本題はその事件ではない。

カイザーソゼという男に翻弄されるデカとワル。ラストの展開に影響があるためネタバレは厳禁。よくある話構成だが原点に戻っ
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スティング(1973年製作の映画)

4.0

軽快なあの音楽だれもが聞いたことあるはず。「the entertainer」

詐欺師による騙し合いがシリアスでありながらもpopで終わりかたも爽快な作品。その時代の渋さもあり個人的には雨の街並みが好
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.7

空港のアナウンスは吹き替えにしたかと思わせたが、見たことのある新宿の街並みにこれは東京が舞台だと気づかさせれる。

異国の街に慣れぬ二人の物語。見方を変えるとこう見えるのかと関心するばかりだった。コッ
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.4

子供に付いた嘘が本当になる瞬間。

ナチスによって迫害され、父と息子は収容所に突如連れて行かれる。その状況をユーモアな話一つで子供を楽しませる父親に心動かされる。重いテーマながらも明るく暖かい家族の愛
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.7

ジャズ・トランペッター奏者として一世を風靡したある男の恋と再起を果たすまでの物語。

薬物をやめるほどの恋に落ち、再起不能と思われるほどの怪我を負うも立ち上がる男の姿が心を打つ。ジャズ音楽の静かながら
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.4

高校の授業で見た記憶。

高校のときの音楽の先生は映画が好きでほとんど映画を観る授業だった笑

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.4

9月3日を繰り返す奇妙な子供たち。

予告とかを見て意欲はそそられたが、結局レンタルで見ている自分もいる。ティム・バートンの作品はハマるものとハマらないものがはっきり分かれるが今回は後者だった。
子供
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.6

どこまでも純粋に愛し続ける想いに感銘を受けた。

冒頭から遊園地やノアの服装などその時代の雰囲気は惹き込まれるものが、あった。老いても変わらぬ愛こそ、真実の愛だと思う。歳を取るごとに観ていきたい。