さっこさんの映画レビュー・感想・評価

さっこ

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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.2

ヘンテコなのに
この地球のどこかの夜で
今この瞬間にも起こっていそうな物語たち

フィクションだけど
「事実は小説よりも奇なり」
みたいな気持ちになる

夜を走るタクシーの中の気怠さは
世界共通なのか
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

モノクロからファンタジックな色彩、そして現実味のある色彩への変化でベラの成長や世界の見方が表されていた

己の世界を広げるものはやっぱり未知の環境や他者との交流だよなぁ

ベラが「improve:改善
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

人を殺めること

人を守ること

社会のルールを守ること

ルールを破ってでも人を助けること

見て見ぬふりをしてやり過ごすこと

それぞれの正しさ

それぞれの選択

そんなことにお構いなく

空は
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

静かで 穏やかで 少し寂しい生活

目の前で起こることひとつひとつに
手触りがある

それが良いことでも悪いことでも

色々取りこぼさないように見つめたいけど
すぐ現実に呑まれちゃうよね〜とも思う
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.3

出てくる鳥たちぜんぶ絶妙に描写がかわいくなくて宮崎駿は鳥類に何か恨みでもあるんか…?となった

ストーリーに関しては正直「なんかよう分からん」という気持ち

ジブリ作品それぞれの世界の中で主人公たちに
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

開幕で思ってたより血飛沫ブシャアでちょっとビビった

純然たる特撮と、ライダーの葛藤とか過去とかの内面へのフォーカスと、よく分からんのにやたら説得力のある理論づけと、謎に発音の良すぎる英語みたいなユ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

なんかよう分からんかったけど良かった(語彙力)

過去の選択次第で己の運命は大きく変わってたかもしれなくて、パラレルな自分の能力をインストールできない私たちは今いるところを愛するしかなくて、「こんなは
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

タランティーノ生誕祭にて

登場人物たちが大概ヤバいけどどこか憎めない感じ
人間臭くて好き

世界は概ね秩序立ってるように思うけどいつの瞬間もあちこちで色んなことが起きててみんなわちゃわちゃ生きてるん
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.5

人種とか戦争後遺症とか家庭内不和とかなんかガチャガチャした話だナァと思ったけどそんな時代だからこそ起こった陰謀だったのかしら
というかまぁいつの時代もガチャガチャしてるか

愛は必要とするものじゃなく
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.5

全てを説明しきらずに「結局何だったのかよく分からない」というのがホラーの本質であり、これだけ名作としていろんな考察を呼ぶ所以なんだろうなぁ

時おり差し込まれる「お客さまだよ!」をはじめとするシュール
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.8

「2人は末永く幸せに暮らしましたとさ」
で終わらないところが私は好き

来る(2018年製作の映画)

3.2

原作読了後に見たので あ、そこはそうなっちゃうの???という点がいくつか
映画はエンタメ感強めかもしれん

最後の総力戦ウケてる場合じゃない闘いやったけどウケちゃった

ミッドサマー(2019年製作の映画)

-

思ってたんと違うグロさだった

誰もが村のサイクルの駒でしかない

あの村の人々は何一つ悪いことだとは思ってなくて歴史の中で繰り返される祝祭を祝っているだけだということが恐ろしさの根源かしら

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.0

思想の正しい・正しくないなんて時代や立場ですぐに変わってしまう
貫き通すことって難しいよねぇ
シャオヘイかわいすぎるよシャオヘイ

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.5

終始もにょもにょしながらも最終的に歩を進められててヨカッタナァ…という保護者みたいな気持ち

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

-

巨大長澤まさみ良かったな…

絶体絶命でも最終的にウルトラマンが圧倒的な力でどうにかしちゃうので個人的にはシン・ゴジラの情報過多な総力戦のほうが好き

RRR(2022年製作の映画)

4.2

いや〜〜〜〜〜最高!!!!!

数多の「んなアホな」をぶっ飛ばすド迫力と爽快感!!!

3時間もあるのに無駄なシーンが一切ない

映像体験として濃ゆすぎてところどころわろてまう(褒めてる)

あとシー
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

ソヨンは結局のところウソンをどうしたかったのだろう
「必ず迎えにくる」という手紙を添えながらBOXの外に置き去りにして、かと思えば次の日に引き取ろうと戻ってくる
「ソヨンにも分からなかった」というのが
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

なまじ器用な人って人生の可能性が広がっていくのと同時に限界も見えてしまって
いろいろ手を出してそれなりの成果があったとしても「これじゃない」って手放してしまう感じ。いつまでも自信が持てない。

アイヴ
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリーのようなタッチと
アップのシーンの多さで
首根っこを掴まれて顔を背けることもできず、ただ物語を見つめて飲み込むことしかできないような気持ちになった

セルマにとってのエゴと愛

秘密を
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.2

もうどうしようもないなんて百も承知であっても
人は失わずに済んだかもしれない命を想わずにはいられないらしい

それが結果的に悪いことだったのか良いことだったのかなんて分からないし誰にも決められない
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

ひっでぇ話(褒めてる)

こんなにも幼稚な世界ある??と思いながらもここ数年の世界情勢を見てるとあながちフィクションでもないよなと思う。

コロナ前ならもうちょっとゲラゲラ笑いながら見れたかもしれない
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃかっこいい!!!

ファッションってこんなにワクワクするものだったんだなと思う

生まれながらの才能は神様からの贈り物じゃなくて
自分を捨て最愛の母を殺したサイコ女の遺伝子だった

エステ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

凪沙は求めすぎてしまったのだろうか

一果と出会わなければ
ショーパブでにぎやかに過ごして
ホルモン注射の副作用に時々苦しんで
お金が貯まれば自分のために女になって
もう少し温い人生を送れたかもしれな
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.0

正義とは

希望とは

「君には嘘がつけない」といった優作の堂々たる嘘

大地がゆれ
人々が叫び
火の粉が飛んで
やっと終わった戦争は
優作の悲願だったのだろうか

聡子の望みどおり共に生きることより
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