SadaoMioさんの映画レビュー・感想・評価

SadaoMio

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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

皮肉が効いたコメディ。これは笑えるwww
ポリティカルコレクト、ダイバシティ、人種差別、もろもろを逆手にとって
ネタに落とし込む脚本はお見事
我々日本人にはよくわからないネタもたくさんあったはず
それ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.6

観客が共有する劇場という暗い空間で観てこそ味わえる映画
ネタバレになるので詳しくは省略するが、興味深いある設定がサスペンスを盛り上げる
これはネタバレにならないと思うので書くが、ほとんどのシーンが夜の
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.7

都会の夜を流すタクシーの中で進む、5つのエピソード
車中の会話劇で展開するそれらは、それぞれが滑稽や悲哀やきらめきを放つ

「ちょっと思い出しただけ」の劇中で本作のことが語られていたので見たかった作品
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.8

ブラッドリー・クーパー、次々と良作を世に送り出しています
本作も、バーンスタインとその妻に対する監督の尊敬と愛情が
スクリーンから溢ふれでるかのような、エモーショナルかつ美しい
一作になっています
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

重厚かつパワフル。中世ヨーロッパを再現した見事な美術。性暴力を物語の核として現代に通じる普遍的問題を鋭く投げかけてくる構成。かつ一流の娯楽作品という作品。こんな円熟の職人技とエネルギッシュな感性を併せ>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

3.7

お気楽娯楽作品としておすすめ

38度線をネタにこんな軽妙なブラックコメディを作れる韓国映画界は、懐が深く、層も厚いのだろう

我が国の映画界にも頑張って欲しい

ゴジラ(1954年製作の映画)

3.9

実は未見だった本作
遅ればせながらゴジラ-1.0の感触が新鮮なうちに配信で鑑賞

ゴジラの原点とは何だったのか
1954年にこの作品を作ったことの意味とは

ビキニ環礁の水爆実験がもたらした得体のしれ
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.4

考えさせられるテーマ性をもつ力作だとは思うが、私には響いてこなかった

ドキュメンタリータッチの絵作りはリアリティを高めているのだが、何だろう。途中の展開に現実味が感じられず、主人公の悩みや葛藤に共感
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.5

ベイビーワルキューレのちさととまひろ(の原型)が見たくて鑑賞。

アサシンものという共通点はあるものの、ベイビーワルキューレとはかなり異なるテイスト
コメディ要素や脱力と緊張の落差もなく、全編ひたすら
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.7

2作目にして作品のスタイルが確立され、唯一無二の「笑えるアサシンもの」として、観るのが楽しみなシリーズとなった
キレッキレのアクションと今どきの女子のゆるカワな日常のギャップがなんともユニークで楽しい
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.9

原作は国民的ベストセラーになった当時に読んでいる。トットちゃんが、ちょっと周囲を困らせながら伸び伸びと成長する物語だったと記憶している
本作、その原作のエッセンスを余す所なく、美しく精緻なアニメーショ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

ハリウッド製も含め、数え切れないくらい作られてきたゴジラ
前作シン・ゴジラは、長いゴジラ作品の歴史のひとつの到達点だった
その次を作る、いや創るのは並大抵ではない高いハードル

今作、山崎監督は見事に
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

主役2人のノリ、キレ、脱力の落差が楽しい
前半、おじさんにはリアル女子高生っぽい現代語が聞き取れなかったり、その生態についていけなかったりする
しかし、いつの間にか2人の個性についていけるようになり、
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

自分はLGBTに偏見はない、と自認する人も、ダイバシティという言葉を軽々しく使えなくなる一作

性に対する欲求は誰でも持ちうる人間の根源的欲求だ
しかし、自分のそれが誰にも打ち明けられない「人とは違う
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355(2022年製作の映画)

3.6

女性だけのチームで陰謀に挑むスパイもの、という建てつけが面白い
同じくジェシカが製作もしている女性アサシンもの「エヴァ」よりは
数段出来がよいエンターテイメント

ただ、お目当てのブツの取ったり取られ
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.7

韓国のノワールは面白い作品が多いね
2転3転、4転5転、、、
何本ものストーリーが同時進行しているので
どこでそれぞれが交錯するのか期待しながら観ていって
期待通りに決着していく心地よさ
かなりスプラ
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バレリーナ(2023年製作の映画)

3.7

アサシンものが好きな方にはオススメの一作
ど派手なアクションはないが、肉体を駆使した真剣バトルはなかなかの迫力
韓国の生活感あふれる市井のありふれた場所がバトルの舞台になったり、色彩の使い方や時々登場
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.7

フランス映画っていいなあ、と思える楽しい作品。
主役は女性二人で、終盤さらに一人の女性が加わり、女性3人が主要人物というストーリー
まだまだ女性の地位が低く、男性に従属せざるを得ない女性が多っかった時
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.5

タイムループものがお好きならおすすめです
舞台を、ありふれたオフィス、それもブラックな弱小広告プロダクションの職場にしたのがユニーク

良く練られた脚本を、無名だがリアリティのある演者が演じる心地よい
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6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.5

またまたNETFLIXの潤沢な予算を見せつけられる、ケイパーもののアクション大作。ただし、見終わったら3分でストーリーは忘れている(笑)。
次から次に繰り出されるド派手なアクション場面を楽しんで、あー
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ヴォルーズ(2023年製作の映画)

3.6

大好きなイザベル・アジャーニがでてるので観賞。相変わらずお美しいし、怪演っぷりも健在(笑)

映画はチームプレーにフォーカスしたクライムアクションにコメディ要素を盛り込んだ、最近量産されているジャンル
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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.3

原作のテイストを壊さない無難路線の映画化
なので原作と同じように緊迫感やワクワク感は楽しめる

難点は原作の出だしのほんのわずかで終わること
まるで連続テレビシリーズの初回スペシャルだけを見せられたみ
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

3.0

ジェシカ・チャスティン(製作も兼ねる主演)らしいアサシンもの
しかし、観る側はこういうアサシンものを観たいわけじゃない気がする

自分の仕事に疑問を抱く、別れた男が妹と付き合っていてモヤモヤする、その
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.9

楽しめた。秒殺の腕をますますあげ、一切の迷いなく悪を殺しまくるマッコールおじさん、スカッとします
3作中、一番イコライザーらしいイコライザーが見れたような気がする
原点回帰というか、理不尽をただすとい
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タイトロープ(1984年製作の映画)

2.8

ダメダメなイーストウッド作(笑)

監督のいらない小細工演出が邪魔で本筋に没入できないし
ヒロインを無駄遣いしてるし
テンポ悪いし
見なくてよい作品

コーマ(1977年製作の映画)

3.1

ジェヌビーブ・ビュジョルド目当てに鑑賞(久しぶりに鑑賞した「まぼろしの市街戦」の「関連作品」にでてきたので)

ストーリーはユニークでサスペンスフル。さすが現役ドクターの著作が原作だけのことはある
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ラストベガス(2013年製作の映画)

3.2

豪華キャストの割にはドラマが盛り上がらない感じの凡作。他のレビュアーさんの評価が高いのにビックリ。
昔からよく知っている面々の円熟のおじいさん演技を楽しむのであれば
「ジーサンズ」(モーガン・フリーマ
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

3.9

好きだった過去作をもう一度見てみようシリーズ

登場人物たちが滑稽で愚かで愛しい
戦争の愚を徹底的にカリカチュアして、なおかつブラックなコメディでもあり、ファンタジーでもある傑作

ジュニビエーブ・ビ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.7

映画館で観なくちゃ!配信待ってちゃダメダメ!
というジャンルの一本

世界に何万人もいるプレステのグランツーリスモのプレーヤー
その中のトップオブトップなら、リアルなモータースポーツレースに挑戦しても
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

登場人物全てが芸達者で、さすがと思わせる役作り。メインキャストの安藤さくら、窪田正孝、妻夫木聡らはもちろん、脇役、チョイ役の小藪千豊、清野菜名、真島秀和、河合優実に至るまで、「いったい監督がどんな指示>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.8

ハリウッドってすげーな

ディズニーみたいに、おとぎ話チックにファンタジー路線で映画化するのかと思いきや

これでもか、と辛辣に人間社会を皮肉る仕掛けの数々。もちろんバービーランドのセットは完璧なファ
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ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.4

ジェニファー・ローレンス目当てで鑑賞。

20歳で初主演でオスカーノミネートの演技。さすがです。彼女ってその後様々なキャラクターを演じてるけど、どれも「なりきり」というか、実際にそこにいる感じ?の実在
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キス&キル(2010年製作の映画)

3.3

特に記すべきことなし
可もなく不可もない普通のアクションコメディ

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

少女のサバイバル物語であり、恋愛ものであり、法廷ミステリーでもある、なかなかの傑作
知っている俳優は一人もいないフレッシュなキャストだが、主要な登場人物はみな好演で、ベストセラー小説の映画化のキャステ
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ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

3.8

好きだった過去作をもう一度みてみようシリーズ

世間ではアルマゲドンの方が有名だが、同じ年に公開された「隕石ものハリウッド作2本」では本作の方が断然好き

SFの体をとってはいるが、中身はゴリゴリのア
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.7

いつも通り体を張ったアクションの見せ場のつるべうち、しかしストーリーは「何も始まらない」まま、パート2への期待感マックスでエンディングという(笑)
これぞ「完璧なパート1」ですな

配信作品が映画館か
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