SadaoMioさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.1

今このタイミング(2020年3月)での再鑑賞が必要な1本との思い強く、U-NEXTで視聴。映画ではワクチン開発が4カ月で成功し大量生産が始まるが、今回の新型コロナでは1年とも1年半とも言われている。我>>続きを読む

復活の日(1980年製作の映画)

4.0

世情に影響されやすいので、このタイミングで観たくなり40年ぶりに鑑賞(U-NEXT)。公開当時もスケールはでかいなと思いましたが、今みても木村大作の撮影は見事。そして公開当時もホワイトハウスの描写はち>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

4.1

ニューヨークタイムズに載った「味わい深い実話」が「味わい深い映画」に。
久々にスクリーンで見るイーストウッド御大の、老いてなお凛々しくチャーミングな姿に心もっていかれ、ニヤリとしたりハラハラしたり、考
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.7

潜水艦ものに特殊部隊敵地潜入ものをドッキングさせ、さらにポリティカルサスペンスで味付け、という、戦争アクションジャンル好きにはこたえられない「ごちそうムービー」(笑)
わりと頻繁に「そんなにうまくいく
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.8

好きです、こういうの(笑)
アニメ界から(架空の)発注を受け、マジンガーZの格納庫(見積り)を作る。「大きさ」も「開閉やジャッキアップの速度」も「水の処理」まで。アニメで描かれているとおりに作る、作品
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.8

真面目で気だてがよく温和。がしかし、周囲の人をイライラさせるほど、度を超えた「お人よし」(笑)が主人公リチャード・ジュエルなんだけど。いや、観ていてとにかくリチャード・ジュエルのお人よし度、不器用さ、>>続きを読む

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.0

いくつもの愛!愛!愛!
大人も子供も誰かが誰かを好きで、ちょっと不器用で、とてもチャーミング。そんな群像劇がクリスマスを舞台につづられる。観たあと、ほっこりできるので、時をおいて何回も見たくなる1本。
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.1

お帰りサラ コナー、待ってたよ。
この気持ちが強いので採点は大甘(笑)。そりゃ低評価な意見もわかるよ。ストーリーは焼直しだし、新型も過去作の2体を1体にまとめただけだし、トドメのさし方もご都合主義と言
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美しい星(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

冒頭描かれる「家族で外食」「若い子と不倫」。どちらも中年お天気キャスター(リリーフランキー)が、リアルで実存感のある人間として描かれる。いるいるこういうヤツ、と思わせておいてからの、火星人憑依(笑)。>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

3.6

力作だし、当時のあの場所で起こった異常な出来事を、まるでドキュメンタリーのように、こちらの皮膚がヒリヒリするようなリアルさで再現する手腕はさすがキャスリン・ビグロー。でもこの監督の作品、ゼロダークサー>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

アイデアと見せ方で、低予算でもメジャーな観客を満足させる怖い怖い話が作れるというお手本のような1本。その意味で「ドントブリーズ」と似てる。あっちの方がアイデアは上だけどね。
しかしあの女、味方のフリし
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.9

面白かったけど三谷幸喜に期待する笑いのレベルに十分達しているとはいえない。中井貴一に記憶喪失の総理大臣をやらせるストーリーと、脇を固めるあの芸達者たちを使えば、もっと、どっかんどっかん笑わせることがで>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

4.1

非常によくできたエスピオナージュもの。WOWOWで期待せずに観た思わぬ拾い物(笑)。ジェニファー・ローレンスの体当たりの演技と脱ぎっぷりが素敵。彼女の「パッセンジャー」は好きな映画だが、見終わるまでパ>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

4.7

エルトン ジョン様
40年前からあなたの歌のファンです。でも、こんなにも深い悲しみと、命を削るような依存症の地獄を抱えて、あの数々の名曲を生み出していたことを、今日初めて知りました。
よくぞ死な
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

レオ様とブラピが、楽しそうに、本当に心から自分の役と場面を楽しみながら演じているのを観て楽しむ映画(笑)。
作品の面白さ、満足度でいったら「ジャンゴ」「イングロリアルバスターズ」の方が上。この2作は観
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

さすがです。パルムドールは伊達じゃない。
タイトルの「万引き家族」
観る前は「なんかベタな、ひねりのない、イマいちなタイトル」と思いました
観終わると、この映画にはこのタイトルしかない!となります
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

さんざん作られてきた戦艦大和を描く映画。今度は山崎貴かよ、どうせVFX頼みで、中味は薄いんじゃないの???。なんて思ったわけです鑑賞前は(笑)。
ところが全く違った。
まず戦争映画ではなかった。これは
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.8

発想が面白い。現実に東京ならそこかしこにある「事故物件」。そりゃこんな商売もあるわなあ、と思わせる設定な訳です。
そんな設定と、演者の自然な演技で、気がつけば日常の中のファンタジーの世界に、観る側を連
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ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

3.8

ミュージカル・コメディーって、邦画では難しいジャンルだと思うんです。そこに敢えて挑戦した矢口監督、敢えて挑戦しただけのことはある作品です。
主演の三吉彩花さん、初めて知りましたがなかなかの逸材。
登場
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.0

キャスト、ストーリー、演出、テーマ。どれもが高次元で成功した佳作。いや、傑作といってもいいが、そう讃えるには内包されたものが暗く重すぎる。
観る人によって心に残るものが異なるかも知れない。香取慎吾の見
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.9

大のお気にいり作品。2Dで2回観たあと4DXを観に行ったくらいお気にいり。ちなみに本作を4DX版で観ると、無重力の浮遊感をかなり疑似体験できます。
宇宙空間(といっても地表から400kmしか離れていな
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.8

前作が気に入った人ならきっと満足できる「安心の続編」。いきなりトルコでお仕事など、続編の宿命「スケールアップ」の設定方法も上手。中には無理めのデカイ話を続編に設定して「見たいのはそういうんじゃないんだ>>続きを読む

あの日、欲望の大地で(2008年製作の映画)

4.0

バベルの脚本家の監督デビュー作。個人的には本作の方がバベルより心に残った。
よくできた映画ならではの余韻にどっぷりひたれる。この映画を楽しむコツはただひとつ、あらすじや公式パンフやユーザーレビューを見
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.9

エマ ストーンすごい!可愛い!
映画にしてとどめておくべき歴史上の重要な事実を、適役を配して丹念に描いた良作。

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.8

設定はとてもヘンテコリンな映画なんだけど、意外とマトモ(笑)。怪獣が、負い目、欠点、後悔、嫌いな自分などのメタファーである点がユニーク。アン ハサウェーがダメダメなアル中を演じ、もっとダメダメな存在を>>続きを読む

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

4.7

観たら気に入るって!未見の方は騙されたと思って見て!(笑)
主役の二人はビッグネームではないが無名でもない。ただ、活き活きと、未熟で無鉄砲でチャーミングな役を演じるのにベストなタイミング。そして脇を固
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.6

満足度高し。オーシャンズシリーズの「型」すなわちメンバーを集め、チームプレーで敵を欺き、獲物をゲットするというゲームをスターキャスト映画で楽しむ、という安心のお約束がきっちり守られてます(笑)。女性版>>続きを読む

空母いぶき(2019年製作の映画)

3.4

まじめに、正面から憲法九条と国防のあり方に向き合って作られた良作。原作は未読なので、原作の改変や西島艦長の描き方に対する批判の妥当性はわかりかねますが、原作抜きに一本の映画として評価できる作品じゃない>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.6

ヒーローは特別な人ではない、ごく普通の人が少しばかりの信念と避けられない運命によってヒーローになる。
しかし、このテーマを劇映画で再現しても、役者が演じる時点で普通の人は普通の人ではない。アクターとい
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.6

犯罪により娘を失った母親である主人公の徹底した頑迷ぶりが、全編をグイグイ引っ張っていく。作品の構造をつかさどり、本作を傑作たらしめたフランシス マクドーマンド、オスカーは必然ですな(笑)。映画の前半は>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.8

重層的で多項軸で群像劇で、隠されたテーマがいくつもあって、これぞ映画の醍醐味だよね。一回じゃ消化しきれなかった私は、2回観てやっと作品に追い付けた感じ(笑)。誰でも「あれはかつての自分だ」が作中に見い>>続きを読む

フォーガットン(2004年製作の映画)

3.1

いろんな人に観てほしいなあ(笑)
いやー、前半のサスペンスの盛り上げかたは秀逸。どうなるんだ?手の込んだ陰謀?といった謎で頭の中が一杯になり、観てるこっちも心理的に不安になるほど。
それが後半、、、、
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.0

宮崎アニメが戻ってきてくれた。ナウシカが好きで宮崎アニメファンになった自分にとって、ポニョだのハウルだのは、僕の好きな宮崎アニメではなかった。作家性を追い求めて迷路に入ってしまったような、「ついていけ>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

アメリカ映画に傑作が多い異人種バディものに、またひとつ傑作が加わりましたね。
NYから南部への旅。ディープサウスに行けば行くほど差別が顕在化してくるありさまのグラデーションを、説明台詞ではなく、映像と
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.5

予想はしていたが、おもちゃ箱をひっくり返したような、という印象(笑)
基本骨格はリアルとバーチャルを両立させ、それなりに問題提起もあるが、、
やはり「難しいことは抜きにして楽しもうよ!」感が強い
日本
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