さどたろうさんの映画レビュー・感想・評価

さどたろう

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

ポンジュノは状況や画面、台詞の中にテーマを盛り込むのが巧い。
特にパラサイトはフィクションと現実のバランスもブラックユーモアの入り方も絶妙

隣のカフェのWi-Fiと高い位置のトイレ
家庭教師と教え子
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

4.0

まず触れずにはいられないのは画面の作り方だろう。画面だけでみる価値がある
不必要なものを一切排除したかような、それでいて絵画のような、美しい画面。
絶妙な色使いで輪郭線もなく光と影の二色で描かれている
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

超快作。
誰もが少しは抱えている社会に対するフラストレーションを集めて塊にしたような存在、ジョーカー。
ずっと心にまとわりつくようにしんどさを感じ続けるのは理解できてはいけないような気持ちが理解できて
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ドッグマン(2018年製作の映画)

3.8

味わいある映画。静かな中に突きつけられるものがある。
マルチェロのキャラがなんとも言えずいい。話の通じない相手の理不尽な要求を断りきれず、いいようにされる気の弱い小男。
マルチェロの対応はとても褒めら
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.8

なにも知らないということがいかに無力か
頭で理解していても、それを実際に活かし形にできる人間がどれだけいるだろうか

飢饉恐ろしいと思った直後にマックを食べている自分、不思議な感覚

シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

3.7

ストレートな話しながらインドの女性の置かれた状況にマジかと思わされた
その中で家族のインシアへの想い、インシアの母への想いにグッとくる
インシア、チンタンとものにあたりすぎだよ笑

ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.8

スカーは悪役っぷり迷いなくていい

教科書のような作品
ストレートに誰にでもわかりやすく、一方で動物の中を駆けるシンバとナラ、不気味な沼、影に潜むハイエナ、ヌーの大群、崖、闇夜の火、映像が映える演出が
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

好き

タイムループでもちろん解決を探るわけだが、ただのホラーでなく主人公が変わっていくなかで笑いを入れていて、こうゆう笑いの感覚好き

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

やっぱりトイストーリーいいわぁ
懐かしさと優しさと切なさが出るのはおもちゃという特別なテーマのせいか

フォーキーというキャラに掴まれる
必要とされるゴミと必要とされないおもちゃ
相変わらずとんでもな
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

偏見の描かれ方が素晴らしい。
それを象徴するのがコンスプレー。
ジュディは自分では両親に偏見は良くないと説く。そして、かわいい小動物だから警官としては無能という自分への偏見をはねのけ、功績をあげる。
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アラジン(2019年製作の映画)

3.8

身分の差、権力と器いうテーマの中でアラジンのピュアさとジャスミンの気高さとジーニーとの友情と、3人のキャラクターが好きになった。アラジンとジャスミンのラブストーリーに重点があるのもよかった。魔法の絨毯>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

友達、ヒロイン、先生、キャラクターがみんないい、かけあいがとても心地よく、飛行機のシーンの先生の空気の読めなさなんか最高。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.5

天才ラージクマールヒラニ監督作。
インド映画を踊って歌うんでしょ、なんか、、と観てきていないひとにとりあえず試しでいいから観てほしい人生変わる級の名作。

インドの学歴社会を揶揄しつつ、笑いにしている
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.7

不器用なお父さんがゲームにハマっていくギャップにやられた。普段オンラインゲームやらないけど、楽しさがよく伝わってやってみたくなった。FF14を原作のひとがプレイして演じているらしくそこも斬新。

彼とわたしの漂流日記(2009年製作の映画)

4.5

セリフのひとつひとつ、感情と展開のスムーズさ、イメージを映像で伝える巧みさ、小道具の使い方、全てのシーンでうならされる傑作。